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ACES Meet の「2025年」を振り返る

ACES Meet の「2025年」を振り返る

「Geeks Who Drink in Fukuoka ~2025年を振り返る(誤字じゃないよ!)~」というイベントで発表しようとしていた内容です。
ref. https://nulab.connpass.com/event/339775/

Masashi Fukuzawa

December 24, 2024
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Transcript

  1. 2 CONFIDENTIAL 自己紹介 福澤 将史 Masashi Fukuzawa 所属: 株式会社ACES /

    AIソフトウェア事業部 ポジション: テックリード (サーバーサイド) 出身: 福岡 好きなラーメン屋: 一九ラーメン (粕屋店) その他: 最近はポケポケにハマってます!
  2. 7 CONFIDENTIAL 2025年もACES Meetの開発チームとして、様々なことに挑戦しました! LTでは全てを語り切れないので、詳細はQ&Aと懇親会の時間で話しましょう! 先に結論 1. PMF (Product-Market Fit)

    を達成! ACES Meet、大好評でバンバン売れてます!ご興味のある方は是非ご連絡を! 2. 採用も強化! エンジニア正社員5人で、登壇25件・テックブログ50本を達成!チームで頑張りました! 3. 大型の技術負債を返済! とはいえ、まだまだ課題は沢山あるのでまだまだ戦いは続く! 4. 「Developer eXperience AWARD 2025」ランキング に選出!...はならず! TOP30入りならず!2026年こそは名を轟かせます!目指せ甲子園!(違)
  3. 8 CONFIDENTIAL 「フィードバックサイクルの高速化」をキーワードに、 開発文化・開発思想・開発プロセスを愚直に改善し続けた結果が実った! ▪ フィードバックサイクルを高速化するための取り組み - 初期アイデア段階からの設計レビュー - 小さなPull

    Requestの徹底 - CIの高速化 - デプロイプロセスの改善 ▪ フィードバックを最大化するための取り組み - ワークショップの開催 - リリース前の検証 - MVPのリリース - ユーザーインタビュー PMFを達成! 詳細は フィードバックサイクルを高速化するACES Meetの開発哲学 でも紹介しています!
  4. 9 CONFIDENTIAL 「フィードバックサイクルの高速化」をキーワードに、 開発文化・開発思想・開発プロセスを愚直に改善し続けた結果が実った! ▪ フィードバックサイクルを高速化するための取り組み - 初期アイデア段階からの設計レビュー - 小さなPull

    Requestの徹底 - CIの高速化 - デプロイプロセスの改善 ▪ フィードバックを最大化するための取り組み - ワークショップの開催 - リリース前の検証 - MVPのリリース - ユーザーインタビュー PMFを達成! 詳細は フィードバックサイクルを高速化するACES Meetの開発哲学 でも紹介しています! 出典: https://dora.dev/research/
  5. 10 CONFIDENTIAL 「フィードバックサイクルの高速化」をキーワードに、 開発文化・開発思想・開発プロセスを愚直に改善し続けた結果が実った! ▪ フィードバックサイクルを高速化するための取り組み - 初期アイデア段階からの設計レビュー - 小さなPull

    Requestの徹底 - CIの高速化 - デプロイプロセスの改善 ▪ フィードバックを最大化するための取り組み - ワークショップの開催 - リリース前の検証 - MVPのリリース - ユーザーインタビュー PMFを達成! 詳細は フィードバックサイクルを高速化するACES Meetの開発哲学 でも紹介しています! 出典: https://www.linkedin.com/pulse/mvp-bike-car-fred-voorhorst
  6. 13 CONFIDENTIAL エンジニアリングロードマップを策定し、計画的に技術負債を返済! 今回の対応が数年後には逆に負債に繋がっている不安もあるが、現時点での最適解を 選択できたはず!(むしろこの選択を正とできるかは今後の自分達自身次第のはず!) ACES Meetには大分類で7つの大きな負債 (通称: ドラゴンボール) が存在しています。

    その内、大きく以下の2つの対応を実施することで、その内の4つの負債に対して効果的な施策を打つことができました! 1. 音声・動画推論のワークフロー管理化 2. 認可の設計・実装の見直し 大型の技術負債を返済! - Zoom, Teams, GoogleMeet, ... と推論パターンが複数あり、前処理や後処理がそれ ぞれ微妙に異なる & 初期から積み上げられた実装であることが相まって、if文の嵐に なっていた部分に遂にメスを入れた。 - 具体的には、 AWS Step Functions でワークフロー管理することで、全体像を可視化・ 共通処理のモジュール化・エラー特定の容易化を実現。また、将来的に推論パターンが増え た時にも拡張しやすくなった。 - 一方、ACES Meetのコア機能である推論処理が AWS にベンダーロックインされる形に なったので、今後別のベンダーに移行したくなった時は逆に負債になりそう。(Airflowに すべきか悩んだが、現状からの移行コストや移行後の費用面でStep Functionsを選択)
  7. 14 CONFIDENTIAL エンジニアリングロードマップを策定し、計画的に技術負債を返済! 今回の対応が数年後には逆に負債に繋がっている不安もあるが、現時点での最適解を 選択できたはず!(むしろこの選択を正とできるかは今後の自分達自身次第のはず!) ACES Meetには大分類で7つの大きな負債 (通称: ドラゴンボール) が存在しています。

    その内、大きく以下の2つの対応を実施することで、その内の4つの負債に対して効果的な施策を打つことができました! 1. 音声・動画推論のワークフロー管理化 2. 認可の設計・実装の見直し 大型の技術負債を返済! - プロダクトが成長していくにつれ & エンプラ利用が増えてくるにつれ、より柔軟な権限管 理 (認可) の仕組みが求められるようになってきた。また、それに伴い認可の実装が複雑 化し、可読性やメンテナンス性を低下させる要因になってしまっていた。 - そこで、認可基盤として、Auth0/Oktaによって公開されている OpenFGA を採用。認 可ロジックをOpenFGAに寄せることで、柔軟な権限管理に対応できるようになり、また、 開発者は認可ロジックに悩まされなくなった。 - 一方、コストの都合上、SaaS版の利用は難しく、自分達でセルフホストした都合上、今後ト ラフィックが増えてきた時に可用性を担保できるのか? (単一障害点になりそう) などの 懸念も存在する。
  8. 16 CONFIDENTIAL 2026年の大躍進にも乞うご期待! まとめ 1. PMF (Product-Market Fit) を達成! ACES

    Meet、大好評でバンバン売れてます!ご興味のある方は是非ご連絡を! 2. 採用も強化! エンジニア正社員5人で、登壇25件・テックブログ50本を達成!チームで頑張りました! 3. 大型の技術負債を返済! とはいえ、まだまだ課題は沢山あるのでまだまだ戦いは続く! 4. 「Developer eXperience AWARD 2025」ランキング に選出!...はならず! TOP30入りならず!2026年こそは名を轟かせます!目指せ甲子園!(違)