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業務理解のためにあえて開発をとめてエンジニアが実際にアセットマネジメント業務をやってみた話
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Taisuke Fujita
May 24, 2024
Technology
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業務理解のためにあえて開発をとめてエンジニアが実際にアセットマネジメント業務をやってみた話
Taisuke Fujita
May 24, 2024
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Transcript
業務理解のためにあえて開発をとめて エンジニアが実際に アセットマネジメント業務をやってみた話 2024年5月24日 三井物産デジタル・アセットマネジメント 藤田泰介
Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD. ALL
RIGHTS RESERVED. 2 • 2021年5月LayerX入社 • 2023年3月から三井物産デジタル・アセットマネジメントに出向 • 前職はタクシー配車サービスのバックエンドエンジニア • その前はソシャゲーの開発など 自己紹介 三井物産デジタル・アセットマネジメント(MDM) 藤田泰介 プロダクトエンジニア
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ALL RIGHTS RESERVED. 三井物産デジタル・アセットマネジメントについて
4 Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD.
ALL RIGHTS RESERVED. ①ALTERNA事業(証券業) 事業内容 ②アセットマネジメント事業(運用業)
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RIGHTS RESERVED. 5 ODXチームの紹介(ODX = Operation DX) ミッション • 生産性が最も高いアセットマネジメント及び証券会社を作る ドメインエキスパートとソフトウェアエンジニアが在籍 • 会計開示のエキスパート2名 • アセマネ運用エキスパート1名 • エンジニア5名
6 Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD.
ALL RIGHTS RESERVED. AM事業は複雑、ステークホルダーがいっぱいいる ファンドにより関わるステー クホルダーが微妙に違うこ とがあるが概ねこんな感じ 法令及び契約で定められた 仕事がたくさんある
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RIGHTS RESERVED. 7 アセットマネジメントをDXする 効率化によって投資家もMDMも幸せに
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RIGHTS RESERVED. 8 開発しているプロダクトについて 物件 ソーシング 投資家 マーケ・営業 契約等 クロージング 期中運用・IR ディスポジショ ン 素早いファンド組成 → 有 利な物件獲得 より少人数での運用 → 低い運用コスト → 高い利回り
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RIGHTS RESERVED. 9 • ファンドを運用しているアセットマネージャ(=MDM社員) • 物件を管理している管理会社様 • 社内システム+αなイメージ DAMの利用ユーザ DAM 管理会社様 運用担当 決算開示担当 MDM社員
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ALL RIGHTS RESERVED. ① どの時間軸にフォーカスを当ててどの順序で課題を解いていくべきか • 立ち上げ → 急成長中のフェーズで開発を実施した結果、作ってもあまり使われない( or すぐ不要になっ た)ケースが発生 • 業務のあるべき姿や効率化された X年後の理想の姿を描ききれてなかった ② 全体最適を意識したヒアリングや分析 • 現場: 多忙で時間を割けない、課題を課題と感じていない • 開発チーム: 聞いた内容を整理するための知識や視点が不足 ◦ 担当者毎の違い、ファンドや物件の個別性、業界慣習、 ...etc • As Isや個別タスクのみへの最適化に陥らないためには ....? 起きた問題(ちょうど一年前)
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ALL RIGHTS RESERVED. 作ってもあまり使われない 業務のあるべき姿や 効率化されたX年後の理想の姿を描けない 業務ヒアリングだけで開発をすすめることの限界 本当の業務の姿が見えてこない
12 Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD.
ALL RIGHTS RESERVED. 自信を持って開発を続けるために 開発を止めて アセットマネジメント業務を実際にやってみることに ※社長から業務やってみればいいのではと提案があった
13 Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD.
ALL RIGHTS RESERVED. • 一部業務を体験するレベルではなく日々の運用業務から決算・開示まで全部やる ことに • 日々の運用業務(毎月やること) ◦ 管理会社とのやりとり ◦ 信託銀行、レンダー(お金を借りている銀行)とのやりとり • 決算・開示(半年ごと) ◦ 不動産鑑定会社とのやりとり ◦ 仕訳データの作成、決算書の作成 ◦ 有価証券報告書の作成 ◦ 会計事務所・弁護士事務所とのやりとり • 1人1ファンドを担当する ◦ エンジニア5人中4名が運用担当、残り1名がDAMのメンテナンス • 期間は約5ヶ月(2023/11 - 2024/03)、中には半年以上運用やったメンバーもいた ファンドの運用業務を一通りやってみる 半年に1度ファンドごとの運用 状況を開示する必要がある(法 令及び契約で定められている) とファンド横断業務の分析
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ALL RIGHTS RESERVED. 担当した業務範囲 法令及び契約で定められた 仕事がたくさんある 今回担当した範囲
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ALL RIGHTS RESERVED. • 大量の契約書を読む必要があった(日本語なのに全然わからない) • 業務の全体像がわかってないからタスク漏れがないか毎日不安だった • 手順書的なものがなく手探りでドメインエキスパートに質問しながらタスクを こなした • なんとかやるべきことは理解できたが必要な書類がどこにあるかわからな い(Googleドライブの共有フォルダと格闘の日々) • 慣れないメールや電話でのやりとり(たまにFAXも) • 担当者の裁量で決めて良いことと稟議が必要なことの差がわからない 実際に業務をやってみて苦労したこと
16 Copyright © MITSUI & CO. DIGITAL ASSET MANAGEMENT LTD.
ALL RIGHTS RESERVED. • 質問攻めをしてもドメインエキスパートの方は嫌な顔一つせず丁寧に業務について 教えてくれた。周りがみんな協力的だった • 日々の業務をこなすなかで業務改善のタネが見つかり実際に改善できた • ファンド横断の業務をいくつかやって手順書を整備することができた • 日々の業務をこなすなかで少しづつ契約書の内容が理解できるようになってきた • 素人ながら有価証券報告書まで作成でき自信につながった • システム化できるところできないところが少しづつ見えてきた(チームの共通認識が できてきた) 実際に業務をやってみてよかったこと
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ALL RIGHTS RESERVED. 業務を実際にやってみて少しずつ輪郭がはっきりしてきた
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ALL RIGHTS RESERVED. • 業務改善ができてないのに理想の業務のありかたから逆算してシステムを 開発していた • システムに合わせて業務改善をするのは難しい • 小さな業務改善の積み重ねからシステム化のポイントが見えてくる • 理想のデータではなく使えるデータを生成しないと意味がない • 作るべきものは作った、使わない方が悪いという理屈は通用しない(使わ れないシステムを作ってはいけない) 開発がうまくいかなかった当時を振り返ってみて
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ALL RIGHTS RESERVED. 管理会社様とのメールの削減から取り組み始めました 目標は会計データの自動生成 最近のDAM開発について
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ALL RIGHTS RESERVED. ご清聴ありがとうございました!