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AI活用でEnabling SREの加速を模索する
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GLOBIS Digital Platform
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September 24, 2025
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AI活用でEnabling SREの加速を模索する
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September 24, 2025
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Transcript
AI活用でEnabling SREの加速を模索する グロービス・デジタル・プラットフォーム - SRE 会川 ©GLOBIS. ALL Rights Reserved.
株式会社グロービス デジタル・ プラットフォーム SREチーム (2024/05~) 共通インフラ基盤の開発・運用 および、プロダクトチームへの Enabling活動に従事 argoproj/argo-helm のコアメ
ンテナー(2022/06~) @yu-croco / @yaml_villager 自己紹介 会川 (Aikawa) » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 2│
2016年の発足より育成ノウハウやコンテンツのデジタルサービス化をマルチプロダク トで推進しています グロービス デジタル・プラットフォームについて ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 3│
AIを用いてどのようにプロダクト横断でのEnabling SREを進めているか 今日話したいこと ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 4│
グロービス SREチームについて Manifest・Vision » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 5│
グロービス SREチームについて チーム体制 » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 6│
プロダクト開発者にとっては領域外(インフラやSRE領域)のトピックは心理的ハード ルが高い インフラって難しそう... そもそも、どこから手をつければいいんだろう... PR出すのは躊躇するな... 課題感 ©GLOBIS. ALL Rights Reserved.
7│
定型作業については手順化・コード化・自動化を率先的に行う プロダクトチームとのハンズオン会を通して最初の一歩のハードルを下げる SREの基本スタンス ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 8│
さらなる効率化の可能性 AIツールを使うことで、より多様なケースでプロダクトチームへの Enablingを進められるのでは!? » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 9│
AIツールを活用したEnabling 加速を模索する 1. AIツールを用いた仕組み作り » 2. プロダクトチームへの導入アプローチ » 3. AIツールのメリット・デメリット
» 4. 今後に向けて » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 10│
AIツールを活用したEnabling 加速を模索する 1. AIツールを用いた仕組み作り » 2. プロダクトチームへの導入アプローチ » 3. AIツールのメリット・デメリット
» 4. 今後に向けて » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 11│
1. AIツールを用いた仕組み作り 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り » 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入
» ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 12│
1. AIツールを用いた仕組み作り 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り » 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入
» ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 13│
事業・プロダクト横断で導入しやすい 特定のエディタに依存しない Vertex AIなどを経由して導入できるため、アカウント払い出しが容易 当時、社内で一番盛り上がっていたから...!!! 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り Why Claude
Code ? » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 14│
コーディングガイドライン TerraformやKubernetesマニフェストの推奨実装パターン チーム・組織方針 インフラ運用における基本的な考え方や判断基準 チームで定めたADRやセキュリティ規定に則った設定 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り 標準化のためのルールを整備する »
©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 15│
具体的な / ケースをコードでも記載することで精度が上がる(ことを期待してい る) 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り 標準化のためのルールを整備する » ©GLOBIS.
ALL Rights Reserved. 16│
GitHubリポジトリ横断的にルール適応が可能になる プロダクトチームがClaude Codeを使用する際に、既存の知見を自然に取り入れ た実装が可能に! 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り サブモジュール化によりルール参照を可能にする » ©GLOBIS.
ALL Rights Reserved. 17│
1. AIツールを用いた仕組み作り 1-1. Claude Codeによるコーディング支援の仕組み作り » 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入
» ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 18│
GitHub Actionsへの連携が容易 Claude Codeを使うので、Anthropic製で揃えたい 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入 Why Claude
Code Action ? » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 19│
lintやベストプラクティスを加味した自動レビュー Terraform planやKustomize buildの結果を分かりやすい形で要約 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入 Claude Code
Actionの役割 » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 20│
PRレビュー依頼への心理的障壁を下げる 組織コンテキストを踏まえた事前チェックによるレビュー効率化 1-2. Claude Code Actionによる自動レビューの導入 期待する効果 » ©GLOBIS. ALL
Rights Reserved. 21│
AIツールを活用したEnabling 加速を模索して 1. AIツールを用いた仕組み作り » 2. プロダクトチームへの導入アプローチ » 3. AIツールのメリット・デメリット
» 4. 今後に向けて » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 22│
何はともあれ一緒に手を動かす 一人で取り組む場合より心理的ハードルを下げる! 質問がしやすい環境で第一歩を踏み出しやすく! リアルタイムにフィードバックをもらえる 2. プロダクトチームへの導入アプローチ ハンズオンを通して一緒に一歩踏み出す » ©GLOBIS. ALL
Rights Reserved. 23│
「こういった仕組みをリリースしました!」のような一方的なアナウンスでは 自分ゴトになりにくい プロダクトチームの抱える課題に合わせて、ハンズオン会を個別に開催 2. プロダクトチームへの導入アプローチ ハンズオンを通して一緒に一歩踏み出す » ©GLOBIS. ALL Rights
Reserved. 24│
プロダクトチームが「ひとまず試してみたい!」と一歩踏み出したくなる後押しにつ ながった(と信じたい) 2. プロダクトチームへの導入アプローチ プロダクトチームからの反応 » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved.
25│
AIツールを活用したEnabling 加速を模索する 1. AIツールを用いた仕組み作り » 2. プロダクトチームへの導入アプローチ » 3. AIツールのメリット・デメリット
» 4. 今後に向けて » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 26│
プロダクトチームにとって心理的ハードルを下げやすい 初手AIに聞けるので、気兼ねなく素振りできる 幅広いケースに対してより柔軟に対応できる 定型化が難しい領域へも対応できる可能性が高い 3. AIツール導入のメリット・デメリット メリット » ©GLOBIS. ALL
Rights Reserved. 27│
回答精度の揺らぎ AIの回答ニュアンスが異なったり、嘘をつくケースも... AIツールのキャッチアップ・標準化 栄枯盛衰サイクルが早すぎる... 3. AIツール導入のメリット・デメリット デメリット » ©GLOBIS. ALL
Rights Reserved. 28│
AIツールを活用したEnabling 加速を模索する 1. AIツールを用いた仕組み作り » 2. プロダクトチームへの導入アプローチ » 3. AIツールのメリット・デメリット
» 4. 今後に向けて » ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 29│
開発効率化への貢献度(ROI)の可視化 「AI導入で開発生産性上がった...気がする!」で終わらず、施策に説得力をも たせる 継続的な改善のためのフィードバックループの仕組み 「とりあえず施策を実施しました!(けど、その後すぐに下火になりまし た...) 」の次のステップへ SREチームのAIツール活用のスキル向上 仕組みを提供する側のナレッジ強化による効率化の伸びしろ 4.
今後の改善 ©GLOBIS. ALL Rights Reserved. 30│
We are hiring ! プロダクトチームが自律的に開発・運用できる環境・文化を一緒に作りましょう! ©GLOBIS. ALL Rights Reserved.