Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

AI活用におけるエンジニアの責務と チームへの浸透戦略 / Responsibilities...

Avatar for nambu nambu
June 26, 2025
630

AI活用におけるエンジニアの責務と チームへの浸透戦略 / Responsibilities of engineers in using AI and strategies for penetration into the team

何を目的にAIを全職種に導入したのか?
という問いへの回答から、それに向けて今エンジニアは何を責務とするのか
その責務を全うするためにどのようにチームに導入したらいいのか

Avatar for nambu

nambu

June 26, 2025
Tweet

More Decks by nambu

Transcript

  1. 開発に関わる情報 6 • 製品要求仕様書 • ユーザー要望 Des PdM Eng •

    ソースコード • インフラ構成図 • コード規約 • ワイヤーフレーム • ユーザーフロー • デザインシステム 全てが揃えばAIを活用してプロダクト開発が可能! 職種でAI活用して作成したいドキュメントは異なる
  2. 開発に関わる情報 7 • BRD • PRD • ユーザー要望 Des PdM

    Eng • ソースコード • インフラ構成 • コード規約 • ワイヤーフレーム • ユーザーフロー • デザインシステム 全てが揃えばAIを活用してプロダクト開発が可能! 職種でAI活用して作成したいドキュメントは異なる ほんとに?
  3. プロダクト開発に必須な情報とその依存関係 9 ユーザー ストーリー 要件‧要求 実装 ビジネス ルール ソ ー

    ス コ ー ド 実 装 設 計 UI/UX設 計 ユ ー ザ ー 要 望 ふるまい定義 全層の情報が依存を表現して揃えばAIが開発可能 クリーンアーキテクチャっぽく整理 • 内側の層は外側の層に依存しない ◦ ビジネスルールは最も安定 • 実装はいくらでも変更可能 ◦ どんな⾔語‧設計にも交換可能 • 開発は要件‧要求から始まる ◦ ビジネスルールを⾒つけ、実装する
  4. プロダクト開発に必須な情報とその依存関係 10 ユーザー ストーリー 要件‧要求 実装 ビジネス ルール ソ ー

    ス コ ー ド 実 装 設 計 UI/UX設 計 ユ ー ザ ー 要 望 ふるまい定義 メンテコストが⾼い ⬛Eng ⬛PdM‧Des ⬛PdM‧Des ⬛PdM 更新責務を負う職種 ※チーム状況による 層ごとに更新責務を負う職種が異なる
  5. プロダクト開発に必須な情報とその依存関係(再掲) 13 ユーザー ストーリー 要件‧要求 実装 ビジネス ルール ソ ー

    ス コ ー ド 実 装 設 計 UI/UX設 計 ユ ー ザ ー 要 望 ふるまい定義 全層の情報が依存を表現して揃えばAIが開発可能 クリーンアーキテクチャっぽく整理 • 外側の層は内側の層に依存しない ◦ ビジネスルールは最も安定 • 実装はいくらでも変更可能 ◦ どんな⾔語‧設計にも交換可能 • 開発は要件‧要求から始まる ◦ ビジネスルールを⾒つけ、実装する
  6. プロダクト開発に必須な情報とその依存関係(再掲) 14 ユーザー ストーリー 要件‧要求 実装 ビジネス ルール ソ ー

    ス コ ー ド 実 装 設 計 UI/UX設 計 ユ ー ザ ー 要 望 ふるまい定義 全層の情報が依存を表現して揃えばAIが開発可能 クリーンアーキテクチャっぽく整理 • 外側の層は内側の層に依存しない ◦ ビジネスルールは最も安定 • 実装はいくらでも変更可能 ◦ どんな⾔語‧設計にも交換可能 • 開発は要件‧要求から始まる ◦ ビジネスルールを⾒つけ、実装する 実装の層はEngに属⼈(?)化
  7. AIの価値を感じてもらう 21 ルール • コードは書かない!全てAIに書かせる! AIペアプロ‧モブプロの実施 AI活⽤に向けた意欲UP↑ • AIに対して抵抗感がある⼈がいる ◦

    AIが書くと⾃⼰成⻑できないという誤解があった • ⾮効率なプロンプトを使っていて、AIを活かせていない⼈がいる ◦ コード書くくらい⽂章を書いていた 気づき
  8. AIを⽤いた開発の夢を⼀緒に描く 23 • 仕様を書けば開発完了! • プランニングの⽇にAIに開 発投げる • 次の⽇にはスプリント ゴール達成!

    短期的な夢 中⻑期的な夢 肌感のある⽬標にまで落ちてモチベーションUP↑ \何を⽬指せばいいんだろう?/
  9. • アジェンダなしで、夢に向かうためにどうしたらいいか話し合う ◦ ドキュメント管理⽅法 ◦ AIの参照するルールの更新 ◦ 開発に不⾜している情報の提起 この回でNext Actionまで出さなくて良い

    →意外と後からこうしたいが出てくる AI活⽤についての振り返りを⽇常に取り込む 25 無理なくトラッキングできる 夢に向かって進めてる? AIブレスト回の実施
  10. • 実装ドメイン ◦ business-rules/: ビジネスルール ◦ user-stories/: ユーザーストーリー ◦ requirements/:

    要件‧要求 ◦ implementations/: 実装設計 • 共通リソース ◦ templates/: 新規仕様作成⽤のテンプレートファイル(全ドメイン共通) • Cursor設定 ◦ .cursor/rules/: Cursor AI⽤のルール定義ファイル格納ディレクトリ ⾃チームでの取り組み 依存関係を表現したドキュメントリポジトリ ユーザー ストーリー 要件‧要求 実装 ビジネ ス ルール イ ン フ ラ 設 計 実 装 設 計 U I/UX設 計 ユ ー ザ ー 要 望 ふるまい定義
  11. 29