Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Go To トラベルの 電子クーポンでも利用された、 ブラウザでの2次元コードリーダーの 開発と将来について

Kento
June 26, 2021

Go To トラベルの 電子クーポンでも利用された、 ブラウザでの2次元コードリーダーの 開発と将来について

松島健人(kento matsushima)/株式会社ギフティ
PWA Night Conference 2021 @オンライン 登壇資料
https://conf2021.pwanight.jp/

Kento

June 26, 2021
Tweet

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 自己紹介
 松島健人(Matsushima Kento)
 
 ECサイト運営会社 ▶ 2019年 株式会社ギフティ入社
 – 1993年生まれ

    / 群馬県出身
 – ソフトウェアエンジニア
 – Go To トラベルの 電子クーポンを担当 

  2. QRコードリーダーを採用した理由 01 非接触で利用できるチケットが求められていた 
 - ユーザーが店頭のQRコードを読み取るだけなので、接触がない 
 02 ブラウザAPIが発達してきた
 -

    以前は「カメラアプリを起動してファイルをアップロードする」しか方法がなかった 
 - 上記は、ネイティブアプリで解決できるが、インストールのハードルが高い 
 03 コード決済アプリの台頭
 - コード決済アプリが広まり、ユーザーのQRコード読み取りへのリテラシーが高まった 

  3. 補足: 社内での端末検証 ・43端末中、1件のみ「例外制御」すら不可能
 - Android: 5.0.2 / Chrome Version: 39.0.2171.93

    
 ・実装後、Go To トラベル 電子クーポンの利用件数: 約1,000万件
 - QRコードリーダーに関しての目立ったお問い合わせはなかった 
 
 ・対応ブラウザ外の端末で成功する例、対応ブラウザ内で失敗する例が存在
 - しかし42端末すべてQRコードリーダーの立ち上げ、もしくは例外制御は可能 

  4. ブラウザAPIの将来 Shape Detection API(safari 未対応)
 - face tracking
 - バーコードの読み取り


    - テキストの解析
 いつの間にかライブラリなしでQRコードリーダーが実装できるようになっていた! 
 ブラウザAPIの進化は速いので、情報をしっかりキャッチアップしよう 👀