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可視化からはじめる開発生産性向上への道のり

ham
October 25, 2023

 可視化からはじめる開発生産性向上への道のり

Qiita Conference 2023 Autumn 1日目
「可視化からはじめる開発生産性向上への道のり」
ファインディ株式会社
フロントエンドエンジニア/ テックリード:新福 宜侑
エンジニアマネージャー:浜田 直人

https://increments.connpass.com/event/294310/

浜田が発表したスライドです。

ham

October 25, 2023
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Transcript

  1. Findy Team+(チームプラス)とは?
 3
 開発生産性の可視化、開発プロセスの伸びしろの発見、継続的な改善をサポート 生産性可視化 生産性向上 事業開発スピード加速 (開発スピードの向上により、仮説検証スピードも加速) 開発プロセス改善 (開発フロー・配置・ツールの伸びしろを可視化・最適化)

    文化づくり・自己組織化 (メンバーの自発的な改善促進、改善を称賛する文化作り) 継続的な生産性向上サイクル データ 連携 Biz Engineer Engineer 開発組織ブランディング (エンジニアは、開発生産性が高い組織で働きたい) Recruit
  2. 目次
 a g e n d a 7
 1. 開発生産性を測る指標

    2. Findyが開発生産性を向上させるために重視する指標
  3. 10
 コードの行数に よる生産性管 理
 目標
 1日500行!
 隣のチームは
 1日800行
 隣のチームと 同じくらいコー

    ド書けない の?
 本質的ではない 対策でコード量 をかさ増し
 労働時間で
 生産性をカバー

  4. 11
 コードの行数に よる生産性管 理
 目標
 1日500行!
 隣のチームは
 1日800行
 隣のチームと 同じくらいコー

    ド書けない の?
 本質的ではない 対策でコード量 をかさ増し
 労働時間で
 生産性をカバー
 ・開発生産性はコード量では測れない!
  ・同じ1行でも内容によって重みが全然違う
 ・コード量で考えると、本質的な改善ができない
  ・時間でカバー
  ・同じ意味だがコード行数が増える書き方をする
   ・三項演算子禁止など
 
 ⇨ 生産性を測る指標が間違っている!

  5. • 障害が発生しづらく、発生してもすぐに解決できる ◦ 1回のパッチサイズが小さいため変更を起因とした障害が発生しづらい ◦ 障害が発生してから対応完了までの時間も速い ▪ Findyの場合、対応完了まで平均1.2時間 ◦ 変更に対する心理的安全性が高まり、価値提供を高める挑戦がしやすい

    ◦ 変更障害率はエリートでも5% ▪ 一定数の障害が起きることは問題ではない ▪ いかに速く検知して復旧させるか(平均修復時間)が重要 Four Keysの数値が良いと...
 19
 プロダクトの性質によるが、デプロイは絶対に失敗できないものと考 えると、デプロイに対するハードルが上がり身動きが取りづらくなりま す。
 
 スピードと品質のバランスを取ることでデプロイをカジュアルにしてい くことが大事です!

  6. 指標(2) プルリクエストの作成数とマージまでの時間 
 • なぜ? ◦ Four Keysだけでは不十分 ▪ チームのパフォーマンスを測るのには適しているが、個人のパフォーマ

    ンスは見えづらい ▪ 結果指標なので改善の結果が反映されるまでタイムラグがある ◦ チームだけではなく個人のアウトプット量とスピードがわかる ◦ 改善結果がすぐに反映される ◦ パフォーマンスが高いエンジニアのマネがしやすい ▪ ロールモデルの方をベンチマークして目標にできる ◦ Four Keysのデプロイ頻度やリードタイムの向上につながる 20

  7. プルリクエストの粒度が小さくマージまでの時間が速いと...
 • 開発がサクサク進む ◦ Findyでは、1人あたり1日3プルリクエスト作って、ほぼその日中にマージされる ◦ 本番で使われなくても既存に影響がなければガンガン mainブランチへマージ • レビュー時間が短く、手戻りが少ない

    ◦ Findyでは、プルリクエストあたりの平均行数は 200行前後 ◦ レビュアーの負荷も軽減。素早くレビューできる ▪ レビュー依頼からレビュー完了まで平均 3時間以内 ◦ 細かくレビューするので手戻りが少ない • コンフリクトがほぼ起きない ◦ Findyでは、平均10時間以内にマージされる ◦ コンフリクトの解消からの解放! 21

  8. プルリクエストの粒度が小さくマージまでの時間が速いと...
 • 開発がサクサク進む ◦ Findyでは、1人あたり1日3プルリクエスト作って、ほぼその日中にマージされる ◦ 本番で使われなくても既存に影響がなければガンガン mainブランチへマージ • レビュー時間が短く、手戻りが少ない

    ◦ Findyでは、プルリクエストあたりの平均行数は 200行前後 ◦ レビュアーの負荷も軽減。素早くレビューできる ▪ レビュー依頼からレビュー完了まで平均 3時間以内 ◦ 細かくレビューするので手戻りが少ない • コンフリクトがほぼ起きない ◦ Findyでは、平均10時間以内にマージされる ◦ コンフリクトの解消からの解放! 22
 プルリクエストの粒度が小さく
 マージまでの時間が速い開発はかなり快適です!
 
 半信半疑の方もだまされたと思って
 ぜひ一度お試しください〜!!