$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Djangoの開発環境で工夫したこと - pre-commit / DevContainer
Search
Hiroki Yoda
November 22, 2024
Programming
1
1.9k
Djangoの開発環境で工夫したこと - pre-commit / DevContainer
2024年11月22日の「Djangoオンラインミートアップ #4」で発表させていただいた際のスライドです。
https://django.connpass.com/event/336744/
Hiroki Yoda
November 22, 2024
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
【Streamlit x Snowflake】データ基盤からアプリ開発・AI活用まで、すべてをSnowflake内で実現
ayumu_yamaguchi
1
120
【CA.ai #3】ワークフローから見直すAIエージェント — 必要な場面と“選ばない”判断
satoaoaka
0
230
Integrating WordPress and Symfony
alexandresalome
0
150
配送計画の均等化機能を提供する取り組みについて(⽩⾦鉱業 Meetup Vol.21@六本⽊(数理最適化編))
izu_nori
0
140
認証・認可の基本を学ぼう後編
kouyuume
0
180
生成AIを利用するだけでなく、投資できる組織へ
pospome
0
240
sbt 2
xuwei_k
0
260
テストやOSS開発に役立つSetup PHP Action
matsuo_atsushi
0
150
複数人でのCLI/Infrastructure as Codeの暮らしを良くする
shmokmt
5
2.2k
社内オペレーション改善のためのTypeScript / TSKaigi Hokuriku 2025
dachi023
1
560
AIコーディングエージェント(Gemini)
kondai24
0
200
ゲームの物理 剛体編
fadis
0
320
Featured
See All Featured
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
18k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.6k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.3k
KATA
mclloyd
PRO
32
15k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.8k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
50
14k
Facilitating Awesome Meetings
lara
57
6.7k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
141
34k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
35
2.3k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
Transcript
Djangoの開発環境で 工夫したこと pre-commit / DevContainer Djangoオンラインミートアップ #4 2024年11月22日 余田大輝
自己紹介 名前:余田大輝(@Hiroki_Yoda) 所属:株式会社スカラコミュニケーションズ 学生時代に初めて触ったFWはDjangoです。 現在の業務でもDjangoを使用しています。 明後日、福島県葛尾村に移住します。 たまにカレー屋さんになります。
1. Linter / Formatter / Type Checker
型の整合性を検証する ⇩ mypy 03. 型チェッカー コードを整形する ⇩ isort / yapf
02. フォーマッター コードの品質を検証する ⇩ Flake8 01. リンター Djangoのプロジェクトで 下記のツールを導入しました
導入と設定 パッケージ管理ツ ールでインストー ルした上で、 各ツールの設定を pyproject.toml に 記載している。 ただし、Flake8を除く
実行方法 下記のコマンドを実行することで、 Flake8 は規約違反を指摘し、 isort & yapf は自動整形してくれる。 ただし、次の部分は手動で変更しました ・コメントアウトに記載している内容
・import json の削除
手動実行で 生じる問題 コードベースにフォーマットがかけられ ていないコードがマージされた場合、 他の人の作業の中で予期しないフォーマ ットが実行されてしまう。 予期せぬフォーマット 01 Flake8 や
mypy に規約違反を指摘されて も無視することが可能であるため、 対応が開発者それぞれに委ねられる。 規約違反の放置 02
2. pre-commit の導入
自動実行を いつする? 最初に試してみたが、保存の度にフォー マットの実行が走るのが鬱陶しかったた め、チームの総意でこちらは却下。 保存時に自動実行 01 フォーマットの他に、規約違反の検証も 含めて、git commit
のタイミングで自動 実行することをチームで合意した。 コミット時に自動実行 02
pre-commit の導入 pre-commit は、Git フックを利用して、 コミット前に自動的に各種チェックやフォ ーマットを実行するためのフレームワーク である。設定ファイルを使用して、実行す るツールやそのオプションを指定する。
導入と設定 パッケージ管理ツールで インストールした上で、 .pre-commit-config.yaml に 各ツールの設定を記載する。 右図は isort / yapf
/ flake8 / mypy の4つを導入した例。
実行方法 普段通りに git commit を 実行すると、右図のように 先ほど手動実行した検証が それぞれ自動実行される。 isort /
yapf は自動でフォーマ ットされ、flake8 / mypy は 規約違反を指摘してくれる。 すべて pass するまで、 commit は完了できない。
3. DevContainer の導入
関連する別の問題 エディターに導入する拡張機能など、 メンバーの開発環境を統一させたい。 私を含めて、経験の浅いメンバーが 多いチームであるため、特に重要。 開発環境の一貫性 01 Docker等を開発に利用する場合、 右図のように、ホスト側からコンテナ内 のPythonパッケージを認識できない
(今回のテーマとの関連は薄い) パッケージの解決 02
DevContainerの導入 DevContainer は、コンテナを開発環境として利用し、ローカルのファイルを マウントしながら、VSCode の全機能を活用できる仕組みである。 出典: "Developing inside a Container",
Visual Studio Code URL: https://code.visualstudio.com/docs/devc ontainers/containers 参照: 2024-11-21
DevContainerの使い方 devcontainer.json に必要な設定(共有で使用したい拡張機能を含む)を 記載して、メニューから「コンテナで再度開く」を選択する。 「コンテナで再度開く」を選択
まとめ
コードのフォーマットや 拡張機能のインストールなど、 開発者で共通の対応をしたいが 手動で各々対応していた部分を pre-commit や DevContainer を用いて仕組みにすることで、 開発者が常に意識をしなくても 一貫性が維持されるようになった。
皆さんが普段使っている リンター / フォーマッター や 開発環境の工夫を教えてください!