Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
サービスと共にチームも成長する 〜New Relicを利用したサービスとチームの定量化〜
Search
Hiroki Otsuka
March 24, 2023
Technology
0
1.5k
サービスと共にチームも成長する 〜New Relicを利用したサービスとチームの定量化〜
Hiroki Otsuka
March 24, 2023
Tweet
Share
More Decks by Hiroki Otsuka
See All by Hiroki Otsuka
PHP_LaravelのプロダクトでのNew_Relic活用事例
hirokiotsuka
0
450
大規模プロダクトにLinterを導入し運用している話
hirokiotsuka
0
950
Other Decks in Technology
See All in Technology
絶対に失敗できないキャンペーンページの高速かつ安全な開発、WINTICKET × microCMS の開発事例
microcms
0
310
ヘブンバーンズレッドのレンダリングパイプライン刷新
gree_tech
PRO
0
350
DeNA での思い出 / Memories at DeNA
orgachem
PRO
6
1.9k
Figma + Storybook + PlaywrightのMCPを使ったフロントエンド開発
yug1224
10
3.4k
ヒューリスティック評価を用いたゲームQA実践事例
gree_tech
PRO
0
340
7月のガバクラ利用料が高かったので調べてみた
techniczna
3
780
役割は変わっても、変わらないもの 〜スクラムマスターからEMへの転身で学んだ信頼構築の本質〜 / How to build trust
shinop
0
140
つくって納得、つかって実感! 大規模言語モデルことはじめ
recruitengineers
PRO
31
11k
シークレット管理だけじゃない!HashiCorp Vault でデータ暗号化をしよう / Beyond Secret Management! Let's Encrypt Data with HashiCorp Vault
nnstt1
2
130
「魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra」の必殺技演出を徹底解剖! -キャラクターの魅力を最大限にファンに届けるためのこだわり-
gree_tech
PRO
0
340
Microsoft Fabric のネットワーク保護のアップデートについて
ryomaru0825
1
120
Grafana MCPサーバーによるAIエージェント経由でのGrafanaダッシュボード動的生成
hamadakoji
1
810
Featured
See All Featured
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
229
22k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.2k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
23
1.4k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
302
21k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.8k
Code Review Best Practice
trishagee
70
19k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.8k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Designing for Performance
lara
610
69k
Transcript
https://www.dip-net.co.jp/ 1 サービスと共にチームも成長する 〜New Relicを利用したサービスとチームの定量化〜 大塚ひろき / @ohiro88
https://www.dip-net.co.jp/ 2 • ディップ株式会社 • PHP/Laravel • 2020年9月入社 • PHPer歴もうすぐ6年目
• 好きなこと • 車 • バイク • キャンプ 大塚ひろき(@ohiro88)
https://www.dip-net.co.jp/ 3 ディップについて
https://www.dip-net.co.jp/ 4 ディップについて 人材サービス事業 DX事業
https://www.dip-net.co.jp/ 5
https://www.dip-net.co.jp/ 6 アジェンダ • New Relic導入の経緯 • New Relicで見えてきたもの •
サービスのパフォーマンス • 開発チームのパフォーマンス • 今後の展望
https://www.dip-net.co.jp/ 7 New Relic導入の経緯
https://www.dip-net.co.jp/ 8 New Relicとは 【出典:New Relic様提供資料】
https://www.dip-net.co.jp/ 9 オブザーバビリティとは オブザーバビリティは、メトリクス、イベント、ログ、トレースすべてを能動的に 収集、可視化し、インテリジェンスを適用して、複雑なデジタルシステムの動 態を把握できるようにします。 【出典:オブザーバビリティとは? | New Relic(https://newrelic.com/jp/topics/what-is-observability)】
https://www.dip-net.co.jp/ 10 内製化を進めるためガンガン開発できる 200人体制の構築を目指す
https://www.dip-net.co.jp/ 11 解決したい3つのポイント 現状はシステム全体が監視が できておらず、専任のエンジニ アが問題の特定を手作業で行 う負担あり 調査のための人的コスト 01 組織の成長が数値として推移
が追いかけにくい、エンジニア 組織内製化の効果や成果が見 えにくい状態 エンジニア貢献度が定性的に なりがち 02 全てのエンジニアが利活用で きる状態に至っておらず、ツー ルに関するサポートもあまりで きていない。 ツールが複数だと運用しにくい 監視ツールの浸透 03
https://www.dip-net.co.jp/ 12 解決したい3つのポイント 現状はシステム全体が監視が できておらず、専任のエンジニ アが問題の特定を手作業で行 う負担あり 調査のための人的コスト 01 組織の成長が数値として推移
が追いかけにくい、エンジニア 組織内製化の効果や成果が見 えにくい状態 エンジニア貢献度が定性的に なりがち 02 全てのエンジニアが利活用で きる状態に至っておらず、ツー ルに関するサポートもあまりで きていない。 ツールが複数だと運用しにくい 監視ツールの浸透 03 New Relicを導入することにより これらを解決したい!
https://www.dip-net.co.jp/ 13 New Relicで見えてきたもの
https://www.dip-net.co.jp/ 14 サービスのパフォーマンス
https://www.dip-net.co.jp/ 15 APM
https://www.dip-net.co.jp/ 16 • 「トランザクションタイム」「Apdexスコア」などを可視化 → サービスの基本的な数値を確認することで、アプリケーションの動態 を把握 • 各指標にアラートを柔軟に設定可能 →
NRQLを用いることで、柔軟なアラート設定が可能 → 急な数値の変動を検知 APM
https://www.dip-net.co.jp/ 17 • はたらこねっとではデイリースクラムで確認することで、サービスに異常 が無いかを確認 • 異常が確認されたら、分散トレーシングやログなどを確認し、必要があ れば修正のチケットを作成して対応 • デプロイメントマーカーという機能で、デプロイがサービスのメトリクスに
影響を与えていないかを確認 APM
https://www.dip-net.co.jp/ 18 分散トレーシング • 異常があったトランザクションの処理を追うことが可能 • APIなど複数のサービスを経由している場合も、1トランザクションとして 確認することが可能
https://www.dip-net.co.jp/ 19 Key Transactions • サービス上重要な画面であったりパフォーマンスの悪いページのトラン ザクションをモニタリングすることが可能 • 指定したトランザクションの一覧をみることができるので、特定の画面で の障害時などの調査も迅速に行うことが可能
• アラートやApdexスコアの閾値も個別に設定することが可能
https://www.dip-net.co.jp/ 20 Key Transactions • transaction timeやApdexスコアを画面毎に確認
https://www.dip-net.co.jp/ 21 Key Transactions • はたらこねっとでは、お仕事一覧や応募関係の画面を設定
https://www.dip-net.co.jp/ 22 Service Levels • SLI/SLOを用いてサービスの品質を観測できる機能
https://www.dip-net.co.jp/ 23 独自の活用方法
https://www.dip-net.co.jp/ 24 ダッシュボードの活用 • New Relicの各指標を独自のダッシュボードにまとめることが可能
https://www.dip-net.co.jp/ 25 ダッシュボードの活用 • CWVなどユーザーの体験を可視化
https://www.dip-net.co.jp/ 26 New Relicアプリケーションの活用 • New Relic上で独自のアプリケーションを作成することが可能 • 入力欄を設けたり、独自のチャートなどを作成することが可能
https://www.dip-net.co.jp/ 27 New Relicアプリケーションの活用 • 入力に応じてダッシュボードの内容を変更するアプリケーションを作成 • 「dip newrelic 独自App」で検索
https://www.dip-net.co.jp/ 28 • 「newrelic_add_custom_parameter」という関数でトランザクションに独自 のパラメータを付与することが可能 カスタム属性の付与
https://www.dip-net.co.jp/ 29 • APMなどの様々な機能を利用しサービスの状態を可視化 → サービスの動きを把握しそのまま調査を行えるのでよりシームレスな 動きが可能に • 特定の機能や画面毎のデータの可視化・分析 →
機能や画面毎の問題の切り分けが可能に • 様々なカスタマイズが可能 → 痒い所に手が届く! サービスのパフォーマンスまとめ
https://www.dip-net.co.jp/ 30 開発チームのパフォーマンス
https://www.dip-net.co.jp/ 31 DevOps 4Keysの可視化 • 開発チーム用ダッシュボードを作成 • 「デプロイ頻度」「リードタイム」「変更障害率」「復旧時間」
https://www.dip-net.co.jp/ 32 Pull Requestの可視化 • PR、PRのレビュー数を表示
https://www.dip-net.co.jp/ 33 開発チームのパフォーマンスデータの収集 • GitHubからActionsを使用してNew Relicにデータを送信
https://www.dip-net.co.jp/ 34 開発チームのパフォーマンスまとめ • DevOps 4KeysとPRのデータを可視化 → 4Keysの各指標とPRの関連性が見えるように • サービスのパフォーマンスと開発チームのパフォーマンスの関連性を可
視化する土台に → サービスとチームのパフォーマンスを結びつけることで、エンジニア 貢献度の定量化に近付いた
https://www.dip-net.co.jp/ 35 今後の展望
https://www.dip-net.co.jp/ 36 サービス品質基盤の構築 • New Relicで可視化できる指標をKPIとして設定 → 目標を設定しサービスの品質を上げるために改善を繰り返す • 各指標にアラートを設定し、異常値を検知
→ 現状はNew Relicを見て動きを見ているが自動で検知出来る様に • 他システムに分散したデータを統合 → 企画部門・SEO部門などのデータをNew Relicに統合することで同じ データで会話を出来る様に
https://www.dip-net.co.jp/ 37 開発チームのパフォーマンス向上 • 開発チームの各指標をKPIとして設定 → 目指すべき姿を明確にし改善を繰り返す • 開発チームのパフォーマンスを測る指標を追加 →
エンジニアの行動を可視化する材料を増やしより分析しやすく • 他チームにドヤれる様になりたい → 開発チームの成果をアピール
https://www.dip-net.co.jp/ 38 New Relicをより活用するために • 他プロダクトへ横展開 → バイトルなどの開発チームとNew Relicのノウハウを共有し、ディップ として活用を加速
• New Relic勉強会・利用推進チームの発足 → New Relicの知識を増やし、出来ることを増やす
https://www.dip-net.co.jp/ 39 解決したい3つのポイント 現状はシステム全体が監視が できておらず、専任のエンジニ アが問題の特定を手作業で行 う負担あり 調査のための人的コスト 01 組織の成長が数値として推移
が追いかけにくい、エンジニア 組織内製化の効果や成果が見 えにくい状態 エンジニア貢献度が定性的に なりがち 02 全てのエンジニアが利活用で きる状態に至っておらず、ツー ルに関するサポートもあまりで きていない。 ツールが複数だと運用しにくい 監視ツールの浸透 03
https://www.dip-net.co.jp/ 40 最後に • 調査のための人的コスト → New Relic上で見れるデータが増え、New Relicだけで調査が完結す るケースが増えた
• 監視ツールの浸透 → ツール統合に向けて頑張ってます • エンジニア貢献度が定性的になりがち → DevOps 4Keysの可視化などで定量的に見れるようになってきた
https://www.dip-net.co.jp/ 41 カジュアル面談やってます • 選考ではないので、お気軽にご応募ください! • 3/25にはブースもありますので、 お話ししましょう!
https://www.dip-net.co.jp/ 42 ご清聴頂きありがとうございました