機械学習は実世界の様々なタスクを解くに至っているが,その応用を拡げていくには人間に寄り添ったインタラクションの設計も欠かせない.本トークでは,1)人間の行動や思考のパターンと機械学習モデルの間にはどのようなギャップがあるのか,2)それをどのように機械学習モデルやそのインタラクションの設計に取り入れていくのかについて,音楽やデザインの領域を対象にした具体例を含め提示する.そして,1つの強力なモデルでできることの範囲が広がっている中で,人間を起点に新たな応用を探るというアプローチの可能性について議論する.