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1人目PdMによるロードマップ作成と PdMチーム発足
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松野広志
April 11, 2023
Business
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1人目PdMによるロードマップ作成と PdMチーム発足
1人目PdMの入社後の状況整理とロードマップ作成の取り組みについて
松野広志
April 11, 2023
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Transcript
1人目PdMによるロードマップ作成と PdMチーム発足 〜 組織の力を結集したプロダクト戦略とロードマップの作成 〜 24.Nov.2020- Hiroshi Matsuno(@hiroshimatsuno)
松野 広志 2022年3月 株式会社ROXXに入社 back checkの1人目PdMとして、プロダクトマネジメントの実践とPdMチームの発足に取り組む 2 自己紹介 はじめに back
check事業部 / PdMチームリーダー
会社と事業のご紹介
4 会社概要 会社紹介
5 事業概要 会社紹介 人材紹介会社の収益化に特化した 業界唯一の経営支援プラットフォーム 前職での働きぶりや実績の取得と 犯罪歴や反社チェックをおこなうSaaS 時代の転換点を創る 2つのHRテクノロジーサービスを運営する事業会社
back checkでは採用に関する全てのリスクを確認できます プロダクト概要 会社紹介 6 状況 • xxxx • xxxx
• Xxxx リファレンスチェック ・前職で実績を出していたか ・活躍する環境はどのような環境か ・ストレスを感じる場面はどのような場面か ・パワハラ、セクハラ等の問題を起こしてないか 候補者と一緒に働いたことがある上司・同僚から第三 者評価を得ることで自社で活躍できるかを確認する 1 手順 • xxxx • xxxx • Xxxx コンプライアンスチェック ・反社会的勢力に関与していないか ・犯罪歴、破産歴等がないか ・申告している履歴書が正しいか ・SNSで問題発言をしていないか 公的公開情報・web情報・個別調査によって候補者申 告に虚偽の情報がないか、コンプライアンスリスクが ないか等を確認する 2
7 リファレンスチェックとは 会社紹介 人材募集に応募してくださった 「候補者の評判」を前職の同僚や上司に照会するサービス 書類選考や面接ではわからない、 候補者の人物像や、前職での仕事ぶりを 同僚や上司といった第三者に確認 ミスマッチを防ぐ
8 横領・背任 ハラスメントによる懲戒処分 なぜコンプライアンスチェックをするべきか 反社会的勢力との関わり SNS上の攻撃的な書き込み 経歴詐称 犯罪事件との関与 反社チェックは上場企業には必須 ミスマッチによる無駄なコスト
会社としての社会的信用損失リスク 勤務態度・素行の悪さ 上場準備会社 :上場審査時にチェック状況を審査される 上場会社 :内部監査や監査役監査で確認される 問題のある社員採用時の採用費用、問題発生時に対応する社員の人件費、 在籍期間中の給与が全て無駄なコストとなる 一人の社員の問題行動により会社が風評被害を受け、社会的信用を失っ てしまう 機密情報や個人情報の漏洩 コンプライアンスチェックとは 会社紹介 候補者の「詐称」「反社」「犯罪歴」を調査するサービス 1 2 3
事業部の当時の状況
会社紹介を聞いて、どう思われましたか? 10 内情 事業部の状況 事業もプロダクトも順調そう
11 内情 事業部の状況 中は、簡単な状況ではありませんでした
12 プロダクトマネジメント 事業部の状況 プロダクトのマネジメントを複数人がカバー PdM 事業責任者 CTO PO
13 プロダクトマネジメント 事業部の状況 プロダクトのマネジメントを複数人がカバー 150 リクエスト フィードバック バグ報告 新機能開発 企画検証
技術負債脱却
1. 事業部全体がアウトカムベースで考えられるようにする 2. 来期のロードマップを策定する 14 1人目PdMに課せられたメインミッション 事業部の状況 組織の力を結集しプロダクト戦略とロードマップの作成する
15 事業部の状況 取り組んだ内容 顧客の解像度を高める 市場や競合 ドメイン知識の理解を深める プロダクトの現状を理解し ソリューションを立案 検証しニーズの高いものを選定 する
16 事業部の状況 取り組んだ内容 3.戦略とロードマップの合意形成 アップデート ・ロードマップ更新 ・チーム行動変容 ステークホルダー ・レビュー ・調整
全体公開 ① ② ③ 2.アライメント ロードマップ素案 ・プロダクト戦略 ・ロードマップ ・FLYWHEEL グループワーク ・優先課題出し ・改善要望出し ディスカッション ・価値基準の優先事項 ・ビジョン投資 ・課題投資 1.情報収集と整理 課題ヒアリング ・事業責任者 ・Biz ・Dev 現状整理・資料化 ・Vision/Mission ・自社分析(WPC) ・その他 分析 情報収集と整理 ・顧客要望 ・インタビューログ ・商談ログ
①課題のヒアリング
18 ①課題のヒアリング ヒアリング 事業責任者 Sales Mark CS Dev 顧客 新規顧客
新規顧客 既存顧客 既存顧客 要望 非連続な成長 競合差別化 顧客の利便性向上 開発優先順位 プロダクトに対する要望は 各チームの目標達成の阻害要因により多様化
②現状整理・資料化
20 事業部の状況 取り組んだ内容 3.戦略とロードマップの合意形成 アップデート ・ロードマップ更新 ・チーム行動変容 ステークホルダー ・レビュー ・調整
全体公開 ① ② ③ 2.アライメント ロードマップ素案 ・プロダクト戦略 ・ロードマップ ・FLYWHEEL グループワーク ・優先課題出し ・改善要望出し ディスカッション ・価値基準の優先事項 ・ビジョン投資 ・課題投資 1.情報収集と整理 課題ヒアリング ・事業責任者 ・Biz ・Dev 現状整理・資料化 ・Vision/Mission ・自社分析(WPC) ・その他 分析 情報収集と整理 ・顧客要望 ・インタビューログ ・商談ログ
状況 • xxxx • xxxx • Xxxx 21 ②現状整理・資料化 Vision/Mission
面接で見える姿 質問で答えられること (顕在意識1-5%/自己認識) 面接 真の姿 back checkとは 「候補者の真の姿を映す鏡」 状況 • xxxx • xxxx • Xxxx Vision(一言で表すと) Mission 割愛させていただきます
22 ②現状整理・資料化 自社分析:キャズム理論 導入期 成長期 成熟期 衰退期 アーリーマジョ リティ レイトマジョリティ
ラガード 普及率 時間 キ ャ ズ ム アーリー アダプター イノベーター 我々は、今どのステージにいるのか
23 ②現状整理・資料化 自社分析:Whole Product Canvas 例:xxxx様、xxxx様、xxxx様 例:xxxx様、xxxx様、xxxx様 例:xxxx様、xxxx様、xxxx様 例:xxxx様、xxxx様、xxxx様 例:xxxx様、xxxx様
分類 Lv1:イノベーター Lv2:アーリーアダプター Lv3:アーリーマジョリティー Lv4:レイトマジョリティー 圏外:ラガード リ | ン キ ャ ン バ ス 顧客セグメント xxxxxxとしてxxxxxxのボリュームが増え、xxxxxxの採 用が増えた急成長のxxxxxx系企業・xxxxxx系企業 xxxxxxが主力商品のxxxxxx系企業・xxxxxx系企業 xxxxxx系企業・xxxxxx系企業 xxxxxxが主力商品のxxxxxx系企業・xxxxxx系企業 xxxxxx系企業・xxxxxx系企業 xxxxxxのxxxxxx系企業・xxxxxx系企業 課 題 課題 xxxxxxをxxxxxxでxxxxxxをxxxxxxにしたい xxxxxxのxxxxxxをxxxxxxしたい xxxxxxしたい→xxxxxxやxxxxxxが大きい xxxxxxがない・xxxxxxがない xxxxxxを楽にしたい xxxxxxを下げたい xxxxxxがない・xxxxxxがない xxxxxxをxxxxxxしたい xxxxxxがxxxxxx 代替品 xxxxxx xxxxxx xxxxxx xxxxxx 価値提案 xxxxxx xxxxxx xxxxxx xxxxxx ホ | ル プ ロ ダ ク ト コア xxxxxx上でxxxxxxがおこなえる。 xxxxxx体験 xxxxxxとxxxxxxのxxxxxx提供 xxxxxx xxxxxx、xxxxxx機能 xxxxxxがxxxxxxできる xxxxxxがxxxxxxしたxxxxxxできる 期待 xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx 拡張 xxxxxx連携(xxxxxx等)、xxxxxx xxxxxx連携(xxxxxx等)、xxxxxx xxxxxx連携(xxxxxx等)、xxxxxx xxxxxx連携(xxxxxx等)、xxxxxx 理想 xxxxxx連携、xxxxxx分析 xxxxxx連携、xxxxxx分析 xxxxxx連携、xxxxxx分析 xxxxxx連携、xxxxxx分析 顧 客 体 験 xxxxxx認知度 x-xx% xx-xx% xx-xx% xx-xx% xx-xx% xxxxxx xx-xx% →xxxxxxxx xx-xx% →xxxxxxxx xx-xx% →xxxxxxxx xx-xx% →xxxxxxxx xx%- xxxxxx xxxxxxxxxxxxxxx xxxxxxxxxxxxxxx xxxxxxxxxxxxxxx xxxxxxxxxxxxxxx キャズム
24 ②現状整理・資料化 その他 分析 フレームワークを活用し、矛盾がないか確認 1. ペルソナ 2. カスタマージャーニー 3.
ユーザーストーリーマッピング 4. バリュープロポジションキャンバス 5. 3C・4P etc
③ロードマップ素案
26 事業部の状況 取り組んだ内容 3.戦略とロードマップの合意形成 アップデート ・ロードマップ更新 ・チーム行動変容 ステークホルダー ・レビュー ・調整
全体公開 ① ② ③ 2.アライメント ロードマップ素案 ・プロダクト戦略 ・ロードマップ ・FLYWHEEL グループワーク ・優先課題出し ・改善要望出し ディスカッション ・価値基準の優先事項 ・ビジョン投資 ・課題投資 1.情報収集と整理 課題ヒアリング ・事業責任者 ・Biz ・Dev 現状整理・資料化 ・Vision/Mission ・自社分析(WPC) ・その他 分析 情報収集と整理 ・顧客要望 ・インタビューログ ・商談ログ
27 ③ロードマップ素案 プロダクト戦略 リソースの投下先・順序・理由を明確にする
28 ③ロードマップ素案 ロードマップ xxxxxx (xxxxx) xxxxx(xxxxx) xxxxxx xxxxxx レポートの読み解きやすさ向上 レポートを候補者の段階と内定後で表示内
容を分けることで、レポートの読みやすさを 向上し、オンボーディングでの用途を提案す る。 (bcはレポートの合否が判明する) xxxxxx 1Q(10,11,12月) 2Q(1,2,3月) 3Q(4,5,6月) 4Q(7,8,9月) xxxxxx xxxxxxxxxx xxxxx xxxxxxxxxx xxxxx xxxxxxxxxx リファレンス チェック コンプライアンス チェック ディスカバリー xxxxxxxxxx xxxxxxx (xxxxxx 等) xxxxxxx (xxxxxx 等) 例: ・xxxxxxx ・xxxxxxx(xxxxxxx) xxxxxxx (xxxxxx 等) xxxxxxx xxxxxxx xxxxxx 顧客への提供価値を表現 → 機能も記載
29 事業部の状況 取り組んだ内容 3.戦略とロードマップの合意形成 アップデート ・ロードマップ更新 ・チーム行動変容 ステークホルダー ・レビュー ・調整
全体公開 ① ② ③ 2.アライメント ロードマップ素案 ・プロダクト戦略 ・ロードマップ ・FLYWHEEL グループワーク ・優先課題出し ・改善要望出し ディスカッション ・価値基準の優先事項 ・ビジョン投資 ・課題投資 1.情報収集と整理 課題ヒアリング ・事業責任者 ・Biz ・Dev 現状整理・資料化 ・Vision/Mission ・自社分析(WPC) ・その他 分析 情報収集と整理 ・顧客要望 ・インタビューログ ・商談ログ
30 ③ロードマップ素案 その後 ロードマップ作成後の組織の変化 Good:遅延や差し込み案件が発生しても、ロードマップを基準に関係者と会話ができている Good:不確実性が高い施策への検証と見直しが早目にできている More:ロードマップが目立ち、フィードバック、技術負債への取り組みが評価されにくく後回しになりがち Good:リリースタイミングを意識したPR施策が立てられている More:開発に遅延や前倒しが発生することに振り回される Good:見込み顧客のニーズを先のロードマップ案件として組み入れる提案が出はじめている
More:開発との連携を一層強めたい 開発 マーケ セールス Good:開発チーム主導で、顧客への提供価値を高める新機能の検証活動が実施できている More:CSチーム主導で、開発チームを巻き込んだ課題解決をおこないたい CS
PdMチームの組成
過去 顧客 Biz 要望 PO Dev PM Design Discovery 32
PdMチームの組成 並行してPdMチームを組成 なぜ作るか、何を作るか どう作るか
現在 33 PdMチームの組成 並行してPdMチームを組成 顧客 Biz 要望 PdM Design Discovery
なぜ作るか、何を作るか PO Dev なぜ作るか、どう作るか
34 PdMチームの組成 並行してPdMチームを組成 User Users Business Product Designer Engineer BizDev
まとめ
入社や異動から間もないPdMが 短期間でプロダクト戦略とロードマップを完成させるには 36 結論 まとめ 一人で抱え切れない場合には 組織の力を引き出す方法を試してみてはいかがでしょうか。 多様なメンバーで構成するPdMチームを組成する選択肢
状況 • xxxx • xxxx • Xxxx ROXX採用ページ https://careers.roxx.co.jp/ メインテーマ
組織の力を結集したプロダクト戦略とロードマップの作成 Twitter @hiroshimatsuno 37 さいごに ご清聴ありがとうございました