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受託開発からtoCプロダクトへ 〜変わったこと・変わらないこと〜 #事業を動かすエンジニア

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March 04, 2026

受託開発からtoCプロダクトへ 〜変わったこと・変わらないこと〜 #事業を動かすエンジニア

「エンジニアが事業を動かす ─ 金融・不動産Techのプロダクト開発」(2026/03) での登壇資料です。
https://layerx.connpass.com/event/383094/

登壇者:柴 太城(しば たいき)
株式会社LayerX Fintech事業部 EM / PdM

受託開発からtoCプロダクト開発へのキャリア転換を通じて、「変わったこと・変わらないこと」をテーマにお話しました。

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March 04, 2026
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Transcript

  1. © 2023 LayerX Inc. 2 Fintech事業部 EM / PdM 柴

    太城(しば たいき) 略歴 • ⼤学卒業後、シンプレクスに⼊社 • 複数の株取引アプリの導⼊から運⽤保守を経験 • 証券会社‧アセットマネジメント会社‧エンジニア組織が⼀体となっ たMDMのビジネスモデルに魅⼒を感じ、2022年3⽉よりLayerXへ⼊社 • オルタナの⽴ち上げ‧リリースを経験 • 現在は、証券の基幹システム全般をEMとして管掌 趣味 • テニス、ゴルフ、筋トレ、お酒
  2. 3 © LayerX Inc. 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、AI SaaSとAI DXの事業を展開 事業紹介 バクラク事業 企業活動のインフラとなる業務を

    効率化するクラウドサービス Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジ メント‧証券事業を合弁会社にて展開 Ai Workforce事業 社内のナレッジやノウハウをデータ ベース化するAIプラットフォーム AI SaaSドメイン AI DXドメイン
  3. 受託開発(顧客主導) スケジュール: 顧客の希望‧制約に依存 予算: 顧客が確保した予算内で実⾏ 要件: 顧客の要望をベースに策定 ゴール:顧客の事業成功 事業会社(⾃社決定) スケジュール:

    ⾃社の戦略に基づき決定 予算: ⾃社の投資判断で決定 要件: 市場とユーザーを⾒て⾃社で決定 ゴール:⾃社の存続と成⻑ 受託開発と事業会社の違い(⼀般論)
  4. B (Client) クライアント企業への システム提供と業務改善⽀援 C (End User) 最終的な投資家‧ユーザーの UX向上と利益に直結 顧客の成功のその先

    BtoBtoCのビジネスとして理解し、エンドユーザへの提供価値最⼤化が顧客の事業成功につながる
  5. 受託開発の評価軸 品質 (Quality): 瑕疵のない確実な納品物 納期 (Delivery): 約束したスケジュール の厳守 コスト (Cost):

    予算内でのプロジェクト 完了 最優先:要件の遵守 事業会社の評価軸 タイミング: それは「今」やるべき課題 か? インパクト: 事業成⻑にどれだけ寄与す るか? スコープ制御: ミニマムで価値を出せる 適切な範囲か? 最優先:優先順位 意識‧評価軸の根本的なシフト
  6. 受託開発で得たスキル クライアントワーク: 顧客の課題を理解 し寄り添い解決ために伴⾛する 意思決定⽀援: 複雑な要件を整理し、決 断を促す合意形成⼒ キャッチアップ⼒: 様々な企業で様々な プロジェクトで即戦⼒として活躍する⼒

    事業会社で得たスキル 事業視点: プロダクトを通じて利益を⽣ み出すマインドセット 優先度設計: 限りあるリソースを最⼤化 するための取捨選択⼒ やらない意思決定:やらないことを決め ることで価値を出す。 環境別‧獲得スキルの対⽐
  7. QCDバランス感覚 状況に応じて品質‧コス ト‧納期の最適解を⾒つ け出すプロジェクトマネ ジメントの基礎。 リスク管理能⼒ プロジェクトの潜在的な 課題を先回りして検知 し、事前に対策を打つ ⼒。

    確実なデリバリー⼒ 不確実性の⾼い状況下で も、約束した価値を最後 までやり遂げ、届ける ⼒。 環境が変わっても通⽤するプロジェクトマネジメントスキル
  8. 変わったこと 思考軸のシフト: QCD‧要件遵守から、 優先度と事業インパクトを問う思考へ。 責任の所在: ⾔われたものを作るのでは なく、⾃ら意思決定する全責任を負う環 境へ。 変わらないこと 事業を軸に仕事をする姿勢:

    クライアン トの事業から⾃社の事業へ⽬線が変わっ ただけで、技術で事業に貢献する本質は 不変。 プロマネの普遍性: リスクを管理し確実 にデリバリーするプロジェクトマネジメ ント⼒は事業会社でも重要なスキル。 まとめ