A ⊂ B かつ B ⊂ A ならば A = B • A ⊂ B かつ A ≠ B ならば AはBの真部分集合という A∩B:={x|x∈Aかつx∈B}を集合Aと集合Bの共通部分という A∪B:={x|x∈Aまたはx∈B}を集合Aと集合Bの合併(和集合)という A - B :={x|x∈Aかつx∉B}をAとBの差という 7 部分集合・共通部分・合併・差 部分集合 共通部分 合併 差 A B A B A B A B
B} 対応 • A, Bを2つの集合とし、ある規則Γによって、Aの各元aに対してそれぞれ1つずつBの部 分集合Γ(a)が定められているとき、その規則ΓのことをAからBへの対応という • 規則Γによってa∈Aに対して定まるBの部分集合Γ(a)を、Γによるaの像という • Γ(a)は∅でも、Bと等しくてもよい 写像 • 対応の特別なケースで任意のa∈Aに対してΓ(a)の要素数(#Γ(a))が1であるとき、そ の対応(規則)を写像という 1 2 a b c 対応 A B 10 直積集合・対応・写像 1 2 a b c (1, a) (1, b) (1, c) (2, a) (2, b) (2, c) 直積 A B Γ(1) Γ(3) 1 2 a b c 写像 A B 3 Γ(2) 3
→ f(a) Aは写像fの定義域という 対応のグラフ、写像のグラフ 対応Γ:A → Bのグラフとは直積A×Bの部分集合 G(Γ)={(a, b) ∈A×B| b ∈ Γ(a)} 写像 f:A→ Bのグラフも直積A×Bの部分集合 G(f)={(a, b) ∈A×B| b ∈ f(a)} 11 対応・写像についてもう少し 11 1 2 a b c (1, a) (1, b) (2, c) 対応ΓのグラフG(Γ)⊂A×B A B 3 1 2 a b c (1, a) (3, a) (2, c) 写像fのグラフG(f)⊂A×B A B 3
≠ bならばa ∩ b=∅ 対応・写像の制限 対応Γ:A → Bに対して、Aの部分集合であるA‘に対して対応Γ:A’ → B を考えたとき、この対応をΓのA’への制限といい、Γ | A’ と書く。写像 についても同様 14 直和分割 直和分割 1 2 a b c 対応の制限 A B Γ(1) Γ(3) 3 Γ(2) A‘