I N S I G H T PA P E R 0 1 英⽂開⽰は着実に進んでいる 88% 英⽂開⽰が改善したと答えた割合 東証の調査では英⽂開⽰が進展。⼀⽅、実施 率は全⽂翻訳率を⽰しません。回答40件の投 資家調査も全体の傾向を代表するものではあ りません。 出所:東証「英⽂開⽰実施状況調査」(2026年1⽉)∕「海外投資家アンケート」(2025年9⽉) 2
I N S I G H T PA P E R 0 1 英⽂IRサイトの確認をやめた投資家 東証の2025年調査では、シンガポール拠点のヘッジファンド担当者が、英⽂補⾜資 料の不⾜や公開の遅れを理由に、⽇本語を理解できる担当者を中⼼に調査するよう になったと報告しています。これは⼀回答者の経験であり、⼀般的な傾向を⽰すも のではありません。 3
I N S I G H T PA P E R 0 1 業績の「結果」と経営判断の「理由」 主要な業績資料から分かること 補⾜説明から理解できること • 売上⾼‧利益の計画達成状況 • 業績の変化を⽣んだ要因 • 事業別の主要KPI • その要因の持続性 • 収益性の変化 • 今後の資⾦配分の⽅針 • 開⽰済みの業績⽬標 • 経営陣が判断した理由 4
I N S I G H T PA P E R 0 1 英⽂IRで情報が不⾜する3つの状況 情報の有無、翻訳での意味の保持、原⽂の説明内容は分けて確認します。 01 02 03 英語版に情報がない 訳⽂で意味が弱まる 原⽂にも説明がない 状況 状況 状況 ⽇本語Q&Aに説明がある。 判断の根拠が曖昧になる。 ⽇本語にも必要な理由がない。 対応 対応 対応 英語での提供範囲を⾒直す。 ⽇英の意味と条件を照合する。 開⽰内容そのものを検討する。 5
I N S I G H T PA P E R 0 1 英⽂IR改善を進める3つの段階 各社の体制に合わせ、必要な改善から取り組むための実務上の整理です。 01 02 03 忠実な英⽂開⽰ 情報の範囲を⾒直す 投資家向けに整える 優先事項 優先事項 優先事項 数値‧⽤語‧意味を確認する。 Q&A‧補⾜資料を確認。 判断の背景を明確に伝える。 確認対象 確認対象 確認対象 原⽂との照合‧承認体制。 提供範囲‧公表の時期。 戦略の論理‧表現の適切さ。 6
I N S I G H T PA P E R 0 1 どのIR資料から点検すべきか 経営判断の背景が⽰される資料を選び、英語版との違いを確かめます。 日本語の資料 探す説明 英語版での確認 決算説明会 Q&A 業績の要因・次期見通し 資料の有無・公開時期 中期経営計画 成長領域・資本配分の理由 条件・論理関係 経営者メッセージ 経営判断・戦略上の優先順位 判断の強さ・意味の保持 7
I N S I G H T PA P E R 0 1 ⽇英開⽰ギャップ 点検ワークシート 資料を1件選び、確認事項と次の対応を右欄に記⼊してください。 確認事項 調べる内容 情報の有無 日本語にある説明が英語でも読めるか 意味の保持 数値・根拠・条件が維持されているか 次の対応 追加英訳・訳文修正・原文の補足など 結果・メモ 8