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「開発生産性」はエンジニア”だけ” のモノではなくなった? / "Development productivity" is no longer just for engineers?

「開発生産性」はエンジニア”だけ” のモノではなくなった? / "Development productivity" is no longer just for engineers?

2024/2/26 「開発組織から経営層までが開発生産性を考える時代へ - DMMが伝えたい組織づくり」登壇資料

https://developer-productivity-engineering.connpass.com/event/310155/

Masato Ishigaki / 石垣雅人

February 25, 2024
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Transcript

  1. 2 About me
 石垣 雅人
 合同会社 DMM.com 
 
 ・著

    : 『DMMを支えるデータ駆動戦略』(マイナビ出版,2020) 
 ・連載 : 『開発生産性の多角的視点』(CodeZine) 
 ・連載 : 『スモールチームが武器になる時代へ』(ProductZine) 
 ・連載 : 『群知能から紐解く、スケールする“組織“の作り方 』(NewsPicks)
 

  2. 7 - 開発生産性はエンジニア"だけ"のモノではなくなった?
 - 見積もりによる「すれ違い」
 - 開発の費用対効果による「すれ違い」
 - ゼロリスク主義を辞める
 -

    誰のために、何を計測するのか
 - 開発生産性はレイヤーごとに意味が違う
 Outline
 解決策としての
 開発生産性

  3. - 売上損失の最小化ができる
 - 最小限の障害、ロードバックの素早さ
 - サーバー費用の最小化、A/B環境の構築による影響範囲小
 
 - 無駄な開発費用(販管費)
 -

    車輪の再発明、炎上プロジェクトへの人員投下
 12 ❷ 事業的観点での開発生産性向上の効果 
 = 利益損失機会の最小化

  4. 14 見積もりの不完全性による、事業計画のズレ
 
 t
 見積もりの工数
 = 15人月
 実際の工数
 = 20人月


    (工期も1ヶ月ズレ)
 超過分
 ・調子が悪くなる
 └ 設計ミス
 
 ・スコープクリープ
 1ヶ 月
 2ヶ 月
 3ヶ 月
 4ヶ 月
 5ヶ 月
 6ヶ 月
 ・景気よくスタート
 
 工数
 ・見積もり計画

  5. 15 もちろん、早まることもある
 t
 見積もりの工数
 = 15人月
 1ヶ 月
 2ヶ 月


    3ヶ 月
 4ヶ 月
 5ヶ 月
 6ヶ 月
 工数
 見積もりの工数
 = 6人月
 

  6. 16 t
 見積もりの工数
 = 15人月
 1ヶ 月
 2ヶ 月
 3ヶ

    月
 4ヶ 月
 5ヶ 月
 6ヶ 月
 工数
 見積もりの工数
 = 6人月
 
 もちろん、早まることもある
 ただ、早くなった原因は探る
 - 開発速度が早くなった(成長した)のか
 - バッファを積みすぎたのか
 - バッファを積まないといけない現場なのか
 
 パーキンソンの法則もあり、不思議とこの事例は多くない
 ┗ 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

  7. 18 すれ違いの発生箇所
 開発組織
 - 見積もりは、そもそも大小外れるものという共通認識がある
 - 遅れた事実は数値化しやすいが、“なぜ遅れたか”は数値化しにくい。
 - 予算を使い大量投入されても、”人月の神話”状態(課題 !=

    解決策)
 - 内部品質の改善に予算を使いたいが結果がでるのに時間がかかる
 - ┗ やり方によっては効果が出ない可能性も大いにあるため投資に踏み込む べきは組織のスキルを見極める必要あり

  8. 20 見積もり=予測には4つの側面がある
 1. 施策のGoを判断するための「見積もり価値」
 ┗ 特に判断に迷うエンハンス開発に多い。開発がこんなにかかるならやめよう等 
 ┗ 精度は低くてOK。最悪、1人月 or

    10人月 or 50人月程度の精度でもOK 
 2. 設計のセンスやシステムの複雑性を検知するための「見積もり価値」
 ┗ 施策に対して複雑なこと・ムダなことをしようとしていないか 
 ┗ システムの複雑性の説明責任にもなる 
 3. 納期・スケジュールの管理のための「見積もり価値」
 ┗ プロマネ的な進行管理のため。契約状況により納期もあるためバッファを積む考え方もあり。 
 4. 自分たちの予測精度をあげるための「見積もり価値」
 ┗ 自分たちの成長のため。バッファはいらない。失敗することが前提。 
 

  9. 21 見積もりが使われる箇所を理解する
 実施前
 ┗ そもそも、お金を出すべきかを判断したい。 
 1,000万の想定が1億円かかった。実はエンジニアは薄々わかっていた状態の回避 
 1. 施策のGoを判断するための「見積もり」


    2. 設計のセンスやシステムの複雑性を検知するための「見積もり価値」
 開発開始
 リリース後
 ┗ できるだけ設計ミス・漏れをなくすための行動 
 3. 納期・スケジュール管理のための「見積もり価値」
 ┗ 見積もりをもとに計画・イテレーション管理をして予測するため 
 ┗ 契約状況やキャンペーン施策の他ラインとの整合性も考える 
 4. 自分たちの予測精度をあげるための「見積もり価値」
 ┗ 終わった後の振り返り。今後に反省点を次に活かす成長の定量データ 

  10. 22 見積もりが使われる箇所を理解する
 実施前
 ┗ そもそも、お金を出すべきかを判断したい。 
 1,000万の想定が1億円かかった。実はエンジニアは薄々わかっていた状態の回避 
 1. 施策のGoを判断するための「見積もり」


    2. 設計のセンスやシステムの複雑性を検知するための「見積もり価値」
 開発開始
 リリース後
 ┗ できるだけ設計ミス・漏れをなくすための行動 
 3. 納期・スケジュール管理のための「見積もり価値」
 ┗ 見積もりをもとに計画・イテレーション管理をして予測するため 
 4. 自分たちの予測精度をあげるための「見積もり価値」
 ┗ 終わった後の振り返り。今後に反省点を次に活かす成長の定量データ 
 どのレイヤーの「見積もり価値」のことを
 言っているのかを認識し、話し合いをして決定していく

  11. 24 開発の投資対効果を測るのは難しい
 時間軸の違い
 「見えやすく測りやすい」👀
 「見えにくく測りにくい」✘
 ・キャンペーン施策、効果に直結するエンハ ンス開発
 
 リリースした直後に数値(例えば売上)として 跳ね返ってきたり、KPIがLTVでも期間で予算

    のリクープの計算がしやすい
 
 ・リファクタリングやリプレイス、定期的なバー ジョンアップといった内部品質
 
 半年後、1年後、数年後を見据えて「今やって おくべきこと」が多く存在するがリターンも不安 定で不確か
 
 

  12. 営業
 マーケ
 プランナー・PMM
 エンジニア
 デザイナー
 PM・PdM
 単一事業
 
 同じ目線を持てるように
 PdM


    エンジニア
 デザイナー
 PdM
 エンジニア
 デザイナー
 Team
 Team
 Team
 Team
 PdM
 エンジニア
 デザイナー
 Team
 施策の優先順位
 の調整
 ドメインごとのチーム
 システム面の相互利用者

  13. 認知のオーバーラップを意識する
 事業側
 ┗ 営業
 ┗ プランナー・PMM
 ┗ マーケ,etc..
 クリエイター
 ┗

    エンジニア
 ┗ デザイナー
 ┗ EM, PM, PdM等
 
 すれ違いを埋めるのは
 人なのかプロセスなのか体制なのか
 ソフトウェア
 資産を作る
 資産を使って
 売上を作る

  14. ❷事業側はエンジニアに説明責任を果たす
 
 - 理解したほうが、開発側がどこに力を入れるべきかを判断できる
 - ┗ 大きくレバレッジをかけてサービススケールさせる計画がNヶ月にあるのだった ら、内部品質に力を入れてサーバーアーキテクチャをしっかり設計・改善する
 - ┗

    逆に直近はトップラインをあげてcash inを優先しないといけないのであればス ピード感を意識する動きができる
 
 - 現状をわかった上で耐えているのと、情報がなくモヤモヤして内部品質に着手 できないでいる現場では全然違う

  15. 失敗とは、見積もりの失敗である
 納期が遅れたとか、予算がオーバーしたとかでプロジェクトが失敗したと言うよりも、 
 失敗したのは見積もりなのだと言いたい。CHAOSレポートはソフトウェアプロジェクトの失敗の記録では なく、ソフトウェア見積りの失敗の記録なのだ。
 
 何が成功として勘定できるのか。測ることが可能なのであれば、答えは投資へのリターンとなるべきだ。 悲しいかなこれを測ることなど不可能に等しい。
 Rather than

    saying that a project is failed because it is late, or has cost overruns - I would argue that it's the estimate that failed. So the CHAOS report isn't chronicling software project failure, it's chronicling software estimation failure.
 So what counts as success? If we could measure it the answer has to be Return on Investment. Sadly this is usually next to impossible to measure (see my discussion in CannotMeasureProductivity) In the end it's a fuzzy sense of business satisfaction relative to the cost of the project. 
 引用: WhatIsFailure(失敗とは): マーティンファウラー 
 36
  16. - エンジニア目線
 - ┗ GitHub Copilotを入れたい。テストを早くしたい。
 - ┗ フロー状態を長くしたい。技術負債を無くしたい。
 -

    PM / 開発マネージャー目線
 - ┗ 開発プロセスのリードタイムを短縮したい
 - ┗ 予測どおりに仮説検証したい。リソースマネジメントの簡易化
 - 事業 / 経営目線
 - ┗ 早く > 安く > 良いものを出したい。場合によっては外注もあり
 43 生産性を上げたい意味も全然違う

  17. 仮体制図
 Eng Des Eng Eng Des BM BM 経理 経営

    Eng EM PM/Dir 横断組 織 45 開発組織
 
 経営層
 CxO・役員
 (経営企画 / 経理)
 事業責任者
 PdM
 PdM PdM 年商1,000億円
 所属 : 100人
 年商 1億円
 所属 : 10人

  18. 46 開発組織
 
 経営層
 CxO・役員
 (経営企画 / 経理) 
 Eng

    Des Eng Eng Des BM BM 経理 経営 Eng EM PM/Dir PdM PdM 横断 組織 事業責任者
 PdM
 財務諸表
 ・P/L : 販管費への影響度合い 
 ・B/S : 資産、償却、税負担への影響 
 金額
 ・販管費の最適化 
 ※ 同じ単価でも、施策回数と質が違う 
 ※ 生産性が落ちてくると、追加投資額が必要 
 
 工数・工期(計画・ロードマップ) 
 ・生産性が高くなると当初計画よりも短くなる 
 ・もしくは類推見積もりの角度が上がる 
 開発チーム内の向き合い 
 ・ソフトウェアの内部品質、エコシステム 
 ・Four keys, テストカバレッジ 
 数値の流れ
 P/L 販管費 cost(⾦額) cost(⾦額) man-month(⼯数) スループット(1⼈⽉あたりの⽣産性) man-month(⼯数) B/S 資産 / 減価償却 “開発生産性”はレイヤーごとに意味が違う

  19. 事業責任者
 PdM
 Eng Des Eng Eng Des BM BM 経理

    経営 Eng EM PM/Dir PdM PdM 横断 組織 各領域をオーバーラップさせる
 47 事業責任者
 PdM
 開発組織
 
 経営層
 CxO・役員
 (経営企画 / 経理) 
 ・“開発生産性が上げるアプローチと抽象度がレイヤーごとに違う
 ・良いソフトウェアが企業価値を上げるには”接続”してあげる必要がある
 ・ゆえにオーバーラップする部分(接続箇所)の設計が大事になる”

  20. 事業責任者
 PdM
 Eng Des Eng Eng Des BM BM 経理

    経営 Eng EM PM/Dir PdM PdM 横断 組織 48 開発組織
 
 経営層
 CxO・役員
 (経営企画 / 経理) 
 output input 次元を変換して、入力と出力で渡してあげる
 
 output input output input
  21. Eng Des Eng Eng Des BM BM 経営 Eng EM

    PM/Dir PdM PdM 横断 組織 49 開発組織
 
 経営層
 CxO・役員
 (経営企画 / 経理) 
 オーバーラップさせる箇所のモニタリング
 事業責任者
 PdM
 モニタリング基盤を構築して、 
 正しくレポーティング
 Sales Mktg BigQuery man-month (⼯数) スループット (1⼈⽉あたりの⽣産性) cost(⾦額) 経理 資産価値 / 減価償却
  22. 52 BigQuery select
 project_code
 , 工数
 , 工期
 , 実金額


    , 完了予定日
 , 資産計上区分
 where
 {{本部名}} = “xxxxxx”
 and {{部門名}} = “xxxxxx”
 and {{チーム名}} = “xxxxxx”
 ・開発業務区分
 ・開発コード
 ┗ 毎月の工数・金額
 ┗ 毎月の人数
 ┗ 進行ステータス
 ・完了予定日・予実
 ・資産計上区分
 
 内製

  23. Google Apps Script
 にて自動生成
 勤怠ツール
 プロジェクトA
 └ 6時間
 ミーティング
 └

    2時間
 
 施策と工数
 マッピング
 人事データ
 プロジェクト
 データ
 BPM
 システム
 経理・主計
 給与
 DWH
 データパイプライン
 生産性
 レポート
 BigQuery投入
 Google Sheet
 Looker
 56
  24. 
 “数値”を高めると強い組織になるのか、
 強い組織の”状態”が数値を高めるのか
 
 
 
 
 
 58 「グットハートの法則、キャベルの法則」


    組織や制度が数値向上を目的にすると、
 多少なりとも圧がかかり数字を作るためだけに行動する
 
 状態が数値を作り、数値が状態を作るわけではない

  25. 
 まず、アウトプット(出力量)をあげた後に
 アウトカム(価値結果)を考える
 
 59 「開発生産性を上げる vs ムダなものを作る確率を下げる」
  
 -

    もちろん、どっちも大事。
 - エンジニアがどこにコミットし責任がある か掴む。コミットすると責 任がある。 は違う
 - 何を作るべきかは、事業戦略・マーケティングセンス、市場分析など
 やることが沢山ある
 
 

  26. 参考文献
 - MAKER'S SCHEDULE, MANAGER'S SCHEDULE | Paul Graham |

    https://www.paulgraham.com/makersschedule.html
 - DevEx: What Actually Drives Productivity | Abi Noda, Margaret-Anne Storey, Nicole Forsgren, Michaela Greiler | https://queue.acm.org/detail.cfm?id=3595878
 - The SPACE of Developer Productivity | Nicole Forsgren,Margaret-Anne Storey, Chandra Maddila, Thomas Zimmermann, Brian Houck, Jenna Butler| 
 - https://queue.acm.org/detail.cfm?id=3454124
 - How Do Interruptions Affect Productivity? | Duncan P. Brumby, Christian P. Janssen & Gloria Mark | https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-1-4842-4221-6_9
 - 開発生産性の低下による、事業の失敗はなぜ起こるのか | 石垣 雅人 | https://speakerdeck.com/i35_267/productivitypitfalls
 - CHAOS REPORT 2015 | The Standish Group International, Inc.| https://www.standishgroup.com/sample_research_files/CHAOSReport2015-Final.pdf
 - WhatIsFailure | martin fowler | 
 - https://martinfowler.com/bliki/WhatIsFailure.html
 - CannetMeasureProductivity | martin fowler | 
 - https://martinfowler.com/bliki/CannotMeasureProductivity.html
 

  27. 参考文献
 - 著 Christian Ciceri & 他12名 | 「ソフトウェアアーキテクチャメトリクス」
 -

    デュアルトラックアジャイルとの向き合い方。あるいはエンジニアとビジネスの距離感| onk | 
 https://onk.hatenablog.jp/entry/2023/03/10/045349
 - 開発生産性の多角的接点〜1,000名のクリエイター組織 × 開発生産性〜 | 石垣雅人 |
 https://speakerdeck.com/i35_267/multifaceted-touchpoints-of-development-productivity
 - Is High Quality Software Worth the Cost? | martin fowler | 
 - https://martinfowler.com/articles/is-quality-worth-cost.html
 - 著 ジェリー・Z・ミュラー | 「測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?」
 - 著 Jr FrederickP.Brooks | 「人月の神話【新装版】」
 - あらゆるプロセスや方法論は-型-であり-成功を保証するものではない | 石垣 雅人 | 
 https://medium.com/i35-267/eb272f719fe
 - ソフトウェアメトリックス調査2020システム開発・保守調査| 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 | https://juas.or.jp/cms/media/2020/05/20swm_pr.pdf
 - 見積もりをしない | 石垣 雅人 | 
 https://speakerdeck.com/i35_267/jian-ji-moriwosinai
 

  28. 参考文献
 - LeanとDevOps生産性の神話(1) - 11年目のState of DevOps Report | シリコンバレーからのノート|

    https://note.com/ishiguro/n/n12f6ac8a70a9
 - LeanとDevOps生産性の神話(2) - 11年目のState of DevOps Report | シリコンバレーからのノート | https://note.com/ishiguro/n/n08923d170e32
 - LeanとDevOps生産性の神話(3) - 11年目のState of DevOps Report | シリコンバレーからのノート | https://note.com/ishiguro/n/n7c8c21fcffb6
 - Streamlining change approval | DORA | 
 - https://dora.dev/devops-capabilities/process/streamlining-change-approval/
 - アジャイル・DevOpsからDeveloper Productivityへ ~食べログのDeveloper Productivityチームが目指す姿~ | kokotatata | https://kokotatata.hatenablog.com/entry/2021/12/23/051947
 - DPE (Developer Productivity Engineering) & DXE (Developer Experience Engineer) | 雪泥鴻爪--IT技術者の随筆 | https://yinlei.org/it-iot/
 - AccelerateとState of DevOpsをもとにした、DevOps問題意識の移り変わり | Kengo TODA | https://blog.kengo-toda.jp/entry/2023/11/03/201546
 

  29. 参考文献
 - 経営とソフトウェアエンジニアリングの接続 | yasaichi | 
 https://web-salad.hateblo.jp/entry/2022/09/30/130000
 - IT企業4,564プロジェクト

    プロジェクトマネジメントの実践・改善に活かす 最新定量データと分析結果 | IPA | 
 https://www.ipa.go.jp/publish/wp-sd/qv6pgp0000000vv2-att/000069381.pdf 
 - Is High Quality Software Worth the Cost? | martin fowler | 
 https://martinfowler.com/bliki/CannotMeasureProductivity.html