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PantaRhei における Google Cloud 活用術 ~基礎編~

PantaRhei における Google Cloud 活用術 ~基礎編~

オンライン勉強会: Panda勉強会 #02(https://pantarhei.connpass.com/event/394180/) で使用した資料です

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iganari

June 14, 2026

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Transcript

  1. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. アジェンダ PantaRhei が Google

    Cloud を選んだ理由 Google Cloud 組織とリソース階層 セキュリティの基本⽅針 01 02 03
  2. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Who am I 五⼗嵐

    透 ( @iganari_) 新卒 ⾃社サービス運営会社にてオンプレサーバ150台(仮想サーバは 300台以上)超えのサービスをごく少数で 24/265 運⽤を7年経験 2社⽬ ~ MSP(マネージドサービスプロバイダ)にて3⼤海外パブリックク ラウドおよび国産クラウドのインフラ運⽤を経験 現⾏ Google Cloud を扱う SIer にて、伴⾛型⽀援サービスと Google Cloud の公認トレーナーの⼆⾜の草鞋でお仕事中 && PantaRhei にてインフラ構築運⽤から SRE を経て CCoE を担当
  3. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. PantaRhei が Google Cloud

    を選んだ理由 v1 クラウド選定当時に BigQuery や Vertex AI(現 Agent Platform) を CEO が得意だったため データウェアハウス分野において、 当時は(今もですが) BigQuery は⽐類無いサービスです by CEO
  4. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. PantaRhei が Google Cloud

    を選んだ理由 v2 Google が出している技術論⽂は多く、AI 周りも今よりももっと早い段階で着⽬していたため 技術分野の進化をオープンにしているところに惚れた by CEO
  5. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. PantaRhei が Google Cloud

    を選んだ理由 v3 PantaRhei の Google Cloud 組織の設計時に iganari が助⾔ 「Google Cloud は⾃分たちが最⾼だと思うサービスを作っていて(誇張表現あり)、 それをうまく扱えるかは.... CEO 次第です...!」 Google は◦◦ちゃってるよ あいつら未来に⽣きてんな by iganari
  6. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google が出している代表的な技術論⽂ 主要な論⽂ 発表年

    主要な技術論文・研究発表のマイルストーン 現代のIT・AI業界やGoogle Cloudへの影響 2006年 Bigtable 論文の発表 構造化データを数千台のサーバーに分散して保存する大規模ストレージの仕組 みを提唱。 現代のNoSQLデータベース(HBaseやCloud Bigtable)の元祖となり、 ビッグデータ時代の幕を開けました。 2007年 大規模統計的機械翻訳(SMT)システムの洗練化 大量のテキストデータから翻訳パターンを自動学習するシステム研究。 初期「Google翻訳」の精度を劇的に向上させ、データ駆動型アプローチ の優位性を証明しました。 2008年 分散クラスタ管理システム(Borg)の運用・研究 数万台のサーバーを効率的に効率化・オーケストレーションする内部インフラの 基礎研究。 この長年の知見が、のちに世界標準となるコンテナオーケストレーション ツール**「Kubernetes」**として結実します。 2009年 Go言語(Golang)のオープンソース発表 大規模な並行処理と高い生産性を両立する新しいシステムプログラミング言語 の提案。 クラウドネイティブ時代のデファクト言語となり、DockerやKubernetesな どの基盤がGoで構築される 2010年 Dremel 論文の発表 数千台のサーバーを用い、ペタバイト級データに対するSQLクエリを数秒で実行 する分析エンジン。 現在のGoogle Cloudの主力製品であるデータウェアハウス** 「BigQuery」**の心臓部。
  7. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google が出している代表的な技術論⽂ 主要な論⽂ 発表年

    主要な技術論文・研究発表のマイルストーン 現代のIT・AI業界やGoogle Cloudへの影響 2006年 Bigtable 論文の発表 構造化データを数千台のサーバーに分散して保存する大規模ストレージの仕 組みを提唱。 現代のNoSQLデータベース(HBaseやCloud Bigtable)の元祖となり、ビッ グデータ時代の幕を開けました。 2007年 大規模統計的機械翻訳(SMT)システムの洗練化 大量のテキストデータから翻訳パターンを自動学習するシステム研究。 初期「Google翻訳」の精度を劇的に向上させ、データ駆動型アプローチの 優位性を証明しました。 2008年 分散クラスタ管理システム(Borg)の運用・研究 数万台のサーバーを効率的に効率化・オーケストレーションする内部インフラ の基礎研究。 この長年の知見が、のちに世界標準となるコンテナオーケストレーション ツール**「Kubernetes」**として結実します。 2009年 Go言語(Golang)のオープンソース発表 大規模な並行処理と高い生産性を両立する新しいシステムプログラミング言 語の提案。 クラウドネイティブ時代のデファクト言語となり、DockerやKubernetesなど の基盤がGoで構築される 2010年 Dremel 論文の発表 数千台のサーバーを用い、ペタバイト級データに対するSQLクエリを数秒で実 行する分析エンジン。 現在のGoogle Cloudの主力製品であるデータウェアハウス**「BigQuery」 **の心臓部。
  8. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google が出している代表的な技術論⽂ 主要な論⽂ 発表年

    主要な技術論文・研究発表のマイルストーン 現代のIT・AI業界やGoogle Cloudへの影響 2011年 「Google Brain」プロジェクトの始動 分散深層学習フレームワーク「DistBelief」の研究・開発を開始。 後のTensorFlow開発への道筋をつけ、Googleが「AIファースト」企業へと 舵を切るきっかけに。 2012年 ① Spanner 論文の発表 ② Google Brain による「猫の認識」論文 ① 世界規模でACID一貫性を保つ分散DBと、② YouTube動画から自律的に 「猫」を学習したAI。 ① クラウドデータベース「Cloud Spanner」として製品化。 ② データのラベルなし(自己教師あり)学習の可能性を提示。 2013年 word2vec 論文の発表 単語を多次元のベクトル空間に埋め込み、意味の演算(王様 − 男性 + 女性 = 女王)を可能にした研究。 自然言語処理(NLP)における最大の発明の一つであり、現代のLLM(大 規模言語モデル)の重要な土台。 2014年 ① Sequence to Sequence(Seq2Seq)論文 ② GoogLeNet(Inceptionアーキテクチャ) ① 時系列の変換モデルと、② 画像認識用CNN。 ① AI翻訳や対話モデルの基礎骨格となり、② 画像認識コンテスト (ILSVRC)を制覇しビジョンAIを牽引。 2015年 ① TensorFlow のオープンソース化・論文発表 ② 【DeepMind】DQN(Deep Q-Network) ① 深層学習フレームワークと、② 自らゲームの攻略法を学習する深層強化 学習。 ① AI開発の民主化を一気に加速。 ② 「人間を超えるAI」の可能性を示し、世界的なディープラーニングブーム を決定づけ。
  9. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google が出している代表的な技術論⽂ 主要な論⽂ 発表年

    主要な技術論文・研究発表のマイルストーン 現代のIT・AI業界やGoogle Cloudへの影響 2016年 ① 【DeepMind】AlphaGo 論文 ② Google Neural Machine Translation(GNMT) ① 囲碁の世界王者を破ったAIと、② 翻訳システムへのディープラーニングの 全面導入。 ① AIの歴史に刻まれる金字塔となり、② Google翻訳の精度が「人間レベ ル」へ一晩で劇的進化を遂げた裏の技術。 2017年 Attention Is All You Need 論文の発表 再帰型構造(RNN)を排除し、注意機構(Attention)のみで高い並列性能を実 現した**「Transformer」**の提唱。 AIの歴史を完全に塗り替えた論文。 GPTやGeminiなど、現代のすべての 生成AI・LLMの原点。 2018年 BERT 論文の発表 文脈を双方向から理解するTransformerベースの事前学習モデル。 自然言語処理のあらゆるタスクで当時の最高精度を塗り替え、Google検 索のアルゴリズムにも深く統合。 2019年 ① 量子超越性(Quantum Supremacy)の実証 ② T5(Text-to-Text Transfer Transformer)論文 ① 53量子ビットプロセッサの成果と、② テキストタスクを単一の枠組みで扱う モデル。 ① スパコンで1万年かかる計算を200秒で解いたと発表。 ② 現在の「プロンプト」でAIを動かす設計の先駆け。 2020年 ① Vision Transformer(ViT)論文 ② 【DeepMind】AlphaFold 2 の発表 ① 画像処理へのTransformer適用と、② 50年間未解決だった「タンパク質の 構造予測」の達成。 ① 画像認識におけるCNN一強の時代を終わらせた。 ② 生命科学・創薬の研究スピードを何千倍にも加速。
  10. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google が出している代表的な技術論⽂ 主要な論⽂ 発表年

    主要な技術論文・研究発表のマイルストーン 現代のIT・AI業界やGoogle Cloudへの影響 2021年 LaMDA 論文の公開 より自然で安全な対話を実行するための言語モデル(LaMDA)の技術詳細。 対話型生成AI(後のBardやGemini)の直接的な原型。この頃、AlphaFold 2のソースコードも一般公開。 2022年 PaLM(Pathways Language Model)論文の発表 5400億パラメータを持ち、高度な推論、ジョークの解説、コード生成をこなす大 型モデル。 複数のAIチップ(TPU)を数千規模で効率的につなぐ「Pathways」インフラ の有用性を証明。 2023年 Gemini 1.0 論文の発表 テキスト、画像、音声、動画を最初からシームレスに同時処理できるように設 計された、ネイティブ・マルチモーダルAI。 Google ResearchとDeepMindの統合成果。Google Cloudの「Vertex AI」 を通じて企業向け提供を開始。 2024年 ① Gemini 1.5 論文 ② オープンモデル Gemma の発表 ③ AlphaFold 3 論文 ① 最大200万トークンの文脈処理、② 高性能オープンモデル、③ DNAや RNAの相互作用まで予測するAI。 ① 映画1本や分厚いマニュアルを丸ごと読み込めるコンテキスト窓を実 現。AlphaFold開発者はノーベル化学賞を受賞。 2025年 ① Gemini 3 / Gemma 3 論文 ② 推論AI(Deep Think)と自社製推論チップ ① モデル効率の極限化、② 数学やコーディングなどで「じっくり考えてから答 える」自律型エージェントの基盤。 人間のようにステップ・バイ・ステップで論理推論を行う「エージェント型AI」 への完全なシフトを確立。
  11. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google Cloud 組織を使うことで利⽤することが出来るサービス これから導⼊検討しているサービス

    SCC( Security Command Center ) 組織全体の脅威検知プラットフォーム 階層型FW 上位からのルール強制適⽤ 実際に活⽤しているサービス 組織ポリシー 禁⽌操作の⼀元強制 VPC Service Controls 境界セキュリティ 共有 VPC ネットワーク接続の⼀元管理 Asset Inventory 資産情報の統合検索
  12. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google Cloud の組織とリソース階層 階層パターン

    == システムで分けるパターン 少数で複数のシステムを運⽤するのに最適 組織ノード pantarhei 第⼀階層 app ‧外部公開するサービス ext ‧社外の案件 int ‧社内の案件
  13. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google のセキュリティ仕組み「BeyondCorp」を Google Cloud

    でも意識 BeyondCorp とは Google が社内向けに約10年以上かけて開発‧運⽤してきた成果をベースにした、「ゼロトラスト」モデ ルのセキュリティソリューション BeyondCorp の 3 つの基本原則 • 特定のネットワークに依存しない • コンテキスト(状況)に基づくアクセス制御 • すべてのアクセスを認証‧認可‧暗号化する
  14. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Google Cloud の Identity-Aware

    Proxy(IAP)には、保護する対象(リソース)に応じて⼤きく分けると以下の 2 つの種類(ユース ケース) があります。 HTTPS アプリケーションの保護(HTTPS リソース) 対象: Web アプリケーション 概要: App Engine、Compute Engine、GKE、またはオンプレミスで稼働する Web サイトや社内ツール へのアクセスを制御します。 特徴: ユーザーはブラウザから直接 URL にアクセスします。VPN を使わずに、Google アカウントによる認証とコンテキスト(端末の 状態など)に応じた認可を⾏い、安全に Web アプリへ接続させます。 TCP 転送による保護(TCP リソース / SSH‧RDP) 対象: 仮想マシン(VM)への管理接続 概要: Compute Engine などの VM インスタンスに対する SSH や RDP(リモートデスクトップ)接続 を制御します。 特徴: 対象の VM にパブリック IP アドレスを持たせなくても、IAP を経由してインターネットから安全にリモートデスクトップやコマ ンドライン操作ができるようになります(踏み台サーバーが不要になります)。 Identity-Aware Proxy (IAP)
  15. All Right Reserved Panta Rhei Ltd. Cloud SQL Auth Proxy

    とは Cloud SQL インスタンスへ「安全」かつ「簡単」に接続するための公式のローカルプロキシツール 厳格に⾔えば Google の BeyondCorp には⼊らないが、根底の「ゼロトラストネットワーク」の思想は同じ Cloud SQL Auth Proxy の必須化