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1年で人数1.5倍、PR数5.5倍増。 品質とアウトカムはどうなったか、 何が効いたか
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ike
June 27, 2026
Programming
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1年で人数1.5倍、PR数5.5倍増。 品質とアウトカムはどうなったか、 何が効いたか
ike
June 27, 2026
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Transcript
1年で⼈数1.5倍、PR数5.5倍増。 品質とアウトカムはどうなったか、 何が効いたか プロダクトヒストリーカンファレンス 2026 株式会社カウシェ 池松恭平
池松 恭平 / ike @ike002jp 2021/05〜 カウシェ Backend Engineer ➝ EM
/ PdM ➝ CTO 2014/04〜 DeNA Backend Engineer ➝ EM
野菜が無料でもらえる。 SNSのように毎⽇開きたく なるECアプリ。 ※FY23.8⽉→FY26.1⽉⽐較 GMV 30倍 ※FY23.8⽉→FY26.1⽉⽐較 売上総利益 252倍 ※FY26.3⽉時点
ダウンロード 600万 ※FY23.8⽉→FY26.1⽉⽐較 DAU 68倍 累 計 突 破
お客様(ユーザー)の平均滞在時間は サービスの総利⽤時間(お客様数×滞在時間)は 主要SNS級に成⻑ AI×EC×ソーシャルで次世代のビジネスモデルを構築 約38分/1⽇、20⽇/1⽉訪問
技術職系は30名。1チーム数名の⼩チームが複数ある体制で運営。 Ad/UX Team プロダクト部 所属 (8名) テクノロジー部 所属 (28名) 正社員:PdM
(ex:DeNA) 正社員:PdM 新卒 業務委託:PdM (ex:DeNA) 正社員:Design 業務委託:Design 正社員:Backend (ex:Showcase Gig) 正社員:Mobile EM (ex:スタンバイ) 業務委託:Backend 正社員:Backend EM (ex:サイバーエージェント) 業務委託:QA (ex:LINEヤフー) 業務委託:Data 正社員:Backend (ex:Speee) 正社員:Mobile (ex:サイバーエージェント) 正社員:Backend EM (ex:ラクスル) 業務委託:Backend (ex:HRBrain) 業務委託:Backend 業務委託:Backend 業務委託:Mobile (ex:サイバーエージェント) 業務委託:QA (ex:LINEヤフー) 業務委託:ML (ex:モノタロウ) 正社員:Backend (ex:ミツカリ) 正社員:Mobile EM (ex:メルカリ) 業務委託:Backend (ex:freee) 業務委託:Mobile (ex:DeNA) 正社員:CTO (ex:DeNA) 正社員:Backend (ex:フラー) 業務委託:Backend (ex:DeNA) 正社員:PdM 新卒 Farm Team ※ 内部で仮想的に2チームで運⽤ 正社員:Backend (ex:HRarain) 正社員:Backend (ex:DeNA) 業務委託:Backend 業務委託:Backend 業務委託:Mobile 業務委託:QA (ex:SHIFT) 正社員:QA (ex:マネーフォワード) 業務委託:Backend (ex:DeNA) EC Team ※ 内部で仮想的に2チームで運⽤ 新規 Team ML / Data Team Platform Engineering Team
技術職系は 19 ➝ 30⼈(1.5倍) Merge PRは⽉に 252 ➝ 1,400件(5.5倍 )
中以上障害は⽉に1-6件で横ばい 1⼈あたり売総は1.6倍
⼈数が増え、 デリバリの総量 & 効率が上がり、 プロダクトの品質が維持され、 ⼀⼈あたりアウトカムは増えた
要因はいくつか存在 PRの83%をAIで⾃動Review ➝ デリバリ量増 ⼩さい変更をこまめにDeploy ➝ 品質維持 少数チームでPdMとの分担体制 ➝ アウトカム寄与
…
⼈数増とデリバリ量増の両⽴に効いた、 AIがあるからこその 知能労働のモニタリング について話します
知能労働のモニタリング • 開発は様々なプロセスを伴う、⾼度な知能労働 • それを定量化して、モニタリング • そして改善ポイントを⾒つけ、アクションする活動 ※ AI登場以前から、⾏っている組織も多い活動
知能労働のモニタリングコストは圧倒的に安くなった • AI前 ◦ 「ほどほど」で⽌まりがち ◦ e.g. Four Keysとその周辺を⾒る •
AIによる変化 ◦ 数値取得‧分析‧可視化の実⾏コストが⼤きく減少 ▪ 現実的にモニタリング可能な指標が⼤幅に増加 ▪ 徹底的な深堀りが可能に
カウシェでこの1年で、モニタリング対象となった指標の例 • AI起点のPull Requestの割合 • Pull Requestのうち、設計系のPull Requestのリードタイム • AIのみで(⼈介在なしで)レビュー完結しているPull
Requestの割合 • 施策の実装の計画書と、実際どうだったかの乖離率 • Pull Requestの1commit率 • … ※ 今までも⾒ようと思えば⾒れていたものも多いが、 コスト(⼿間)が⼤きすぎて、損益分岐点を超えていた
改善していくための、徹底的な深堀りが可能に • 新規加⼊者のXX数値は‧‧‧ • 新規加⼊者を除いた、チームごとのXX数値は‧‧‧ • レビューリードタイムは全体の課題なのか、 特定個⼈、あるいは特定集団の課題なのか? • PR数伸びているが、Skill改修等、
機能開発ではないPRの増加で開発⼒が薄まっていないか? • 現時点でReview時間が⻑い⼀部のPRの、特徴や共通点は何? 平均じゃなくて、中央値は? 90パーセンタイルは? • ⼈がReviewしているPRとして残っているのは、想定通りの特徴のPRが残っている?
• ⼈数が増える中で、本当は何に課題があるのかの特定 ◦ 様々なカットで様々な指標を定期的に確認 ▪ ⼈別、チームごと、技術領域別(Backend, Mobile, …)、 PR種類別(実装, 設計,
テスト, リファクタ, …)、etc ◦ 確認したうえで、原因を仮説化 ▪ オンボーディングなのか • タスクのアサインができていない? ▪ 1チームのサイズなのか • メンターに負荷集中してて、開発時間が減少? ◦ ⼈が増える過程でも、どのチームで何が起こっているか、 ⼈に聞かずともわかりやすい 以前は諦めていた計測‧分析の例1
• AIのみReview完了率 ◦ レビューのボトルネックを解消したくて設定 ◦ 単純な指標に⾒えるが… ▪ 多数のbotがいるので、どれがAIかの判定 ▪ approveの順序やrejectの考慮
(⼈があとからapproveしたら?) ▪ 集計対象メンバーの管理 ▪ etc ◦ 結果 ▪ Reviewの⾃動化に改善アクションが集中 ▪ PRの83%がAI⾃動でReveiw ➝ Mergeされる状態に 以前は諦めていた計測‧分析の例2
最近設定している計測指標の例 • 施策の実装の計画書(planのようなもの)と、 その後に実際に⽣成されるPR数の乖離率 ◦ 良質なplanを作る、というゴールのために設定 ◦ 仮説 ▪ planが良質なら、AIが正確に⻑時間、⾃⾛できる
▪ そうなると、⼈のまとまった思考時間を⽣み出せるので、 複数案件の並列化、⾼度な設計など、並列度上昇が容易になる
決まった指標は、解釈付きの定常レポートを⽣成して議論
モニタリング体制や議論のサイクル • CTO + EM(+Lead)がメインでモニタリング • 週次で解釈付きレポートを⽣成 ◦ それをもとに更にふかぼり、対応を議論 •
Qごとに、次のQの改善指標を決定 ◦ 決定にあたって、各種数値‧仮説を深堀り
モニタリングを簡易にはじめるには? 最初から作り込むと⼤変なので、 ローカルでのSkill等を⽤いた分析から実施 • 取得したいメトリクスを⽣に近い形で、CSVで落とせるようにする (スクリプトなどを実装する) • 分析のSkillを作る ◦ DuckDB等で、CSVをそのままローカルで分析する
(リファレンスクエリをいくつか作ると精度が上がる) • Skillを改良して、レポートも作れるようにする ◦ Weekly、Monthlyなどで、htmlで作成 ➝ Gitにコミット
AI前提での、指標化 & モニタリングのメリット • ⼈が増える過程でも、どのチームで何が起こっているか、 ⼈に聞かずともわかりやすい ◦ 全体の構造的な課題なのか ◦ 特定チーム、特定個⼈に起因する課題なのか
• 改善ポイントの仮説強度を上げられる ◦ 「たぶんここが課題かな…」 ➝ 「ここしかなくない…?」 ◦ ⼈数が少ない中だと、改善を外すわけにもいかないので重要 • 結果、AI活⽤のリソース投下場所を絞れる ◦ 各々の思う改善を⾊々やっていく、よりも、 フォーカスができて成果が得られやすい
まとめ • AIによって知能労働は、モニタリング可能な指標が⼤幅に増加 (≒ モニタリングの損益分岐点が⼤きく変わった) • 製造業は、様々な⼯程をモニタリングして世界を変えてきた • 知能労働もモニタリングして、 改善ポイントに対してAIというリソースを投下していくことで、
効率性を新しい次元に引き上げていくことができる
まとめ • 「モニタリング」というと⼈間が監視される感覚もあるが、 AIが主で稼働する領域が増えているので、 「AIのパフォーマンスの監視」に近づくのだと思っている • カウシェの場合でも、計測すべき指標は継続模索中で、 より適切な指標を随時⾒つけていこうとしている状態 ◦ 要件定義レイヤのアウトプット‧クオリティの観測
◦ Pull Requestごとの事業寄与度 ◦ QAレイヤの観測 ◦ …
告知 • 📣 採⽤中 📣 ◦ Backend、Mobile、Platform、ML/DS、Data、EM、VPoE、PdM、Designer … • 📣
7/17 (⾦曜)、7/24(⾦曜) 1930〜 渋⾕カウシェオフィスにてMeetUpを開催 📣 ◦ 「カウシェって実際どんな感じなのか」 ◦ 「中の⼈に直接はなしを聞いてみたいな」