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ゼミにおける質疑(2022年度版)

imash
May 24, 2022
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 ゼミにおける質疑(2022年度版)

北海道情報大学・情報メディア学科 伊藤正彦ゼミ
2022年度ゼミ資料

imash

May 24, 2022
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  1. 【2022年度版】
    ゼミにおける質疑
    2022年5月24日
    伊藤正彦
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  2. 【再掲】コミュニケーション能力とは
    他人に未知の事柄を説明するという能力である
    1. 自分の知ったもの、感情、考えを他者に伝えることがで
    きること
    2. 他者の知ったもの、感情、考えを受け取ることができる
    こと
    人当たりが良いとか、友達が多くいるとか、そういう能力ではない
    2
    日本でコミュ障とよばれる人が、海外で活躍できる理由 とか面白いことを言っています

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  3. 全体ゼミでの心得
    • 質問・コメントするべし

    • 「質問しないゼミは参加する意味なし」位の気持ちで

    • 必ず質問するつもりで聞くと頭に入りやすい

    • 質問が出なければ指名していくので常に考えながら発表を聞くこ
    と

    • 「緊張状態で理路整然と話す訓練」のうってつけの場

    • 相手の返事に応じて応答も変わるので臨機応変に話す訓練にも
    なる

    • みんなで研究を育てていく場


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  4. 質問する奴は偉い
    • 初めに質問する奴は偉い

    • 次の人が続きやすくなる

    • 馬鹿な質問をする奴は偉い

    • 質問の内容のハードルを下げる

    • 関係ない質問をする奴は偉い

    • 話が広がる

    https://togetter.com/li/1603943
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  5. 何考えて聞いてれば質問できるんですかね?

    何を質問すればいいんですかね?

    • 他人の考えと自分の考えを反芻しながら人の話を聞く

    • 「俺はこう考えてるから、お前の考え聞いたらこういうこと考えた
    んだけど、どう思うんだい?」(by 落合陽一先生)

    • 相手にとって「役立つ質問」をする

    • 良い点を掘り下げる

    • 新しい知見や発見を引き出す(ことが理想)

    • 悪い点の指摘は改善案とセットで(が理想)

    • 相手が話したくなるような質問↓

    • 「何の役に立つか」ではなく「どこが面白いポイントか」と尋ねた方が楽しく"
    役に立つ"話をたくさん聞ける(by 稲見昌彦先生)
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  6. 【再掲】
    テクニカルライティングのためのフォーマット
    背景・前提
    ● 従来どうだったか?
    ● 前回まで何が進んでいたか?
    ● 何が前提となっているか?
    課題
    ● いま直面している課題は何か?
    ● なぜそれを課題ととらえているか?
    ● 課題に対する仮説は何か?
    手段・アプローチ
    ● どう解決しようとしているか?
    ● なぜその手段を採用するのか?
    ● それはどんな意味を持つのか?
    効果・結論
    ● 結果から何が言えるのか?
    ● なぜそれが言えるのか?
    ● 次はどうするつもりか?
    しかし





    だから
    インパクト
    オリジナリティ
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    結果を生み出すテクニカルライティング/藤田 肇 より
    質問するときも意識することは同じ!

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  7. 質問された側はどう受け止めるか
    • 「質問≠否定」「質問≠攻撃」です!

    • カッカしない

    • 必ずメモする

    • 質問を分類する(by 伊藤貴之先生@お茶大)

    • 採用する意見

    • とりあえず調べておく意見

    • 忘れていい意見


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