Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
デプロイから考える僕のWEBアプリ開発 / Think from deployment
Search
instreest
May 18, 2019
Technology
0
820
デプロイから考える僕のWEBアプリ開発 / Think from deployment
JJUG-CCC 2019 Spring #ccc_m2a
2019-05-18(土) 11:00~11:20
発表で使用したスライドです
instreest
May 18, 2019
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
コミュニティサービスに「あなたへ」フィードを リリースするまでの試行錯誤
takapy
1
150
簡単に始めるSnowflakeの機械学習
nayuts
1
190
地理情報とAPIのトレンド
nagix
0
160
サービス開発を前に進めるために 新米リードエンジニアが 取り組んだこと / Steps Taken by a Novice Lead Engineer to Advance Service Development
nologyance
0
180
クラウド利用者の「責任」をどう果たす?AWSセキュリティ対策のススメ #AWSSummit
hiashisan
0
280
技術負債による事業の失敗はなぜ起こるのか / Why do business failures due to technical debt occur?
i35_267
0
190
コンテナ・K8s研修 - 後半 Kubernetes 基礎&ハンズオン【MIXI 24新卒技術研修】
mixi_engineers
PRO
1
120
[I/O Extended Android 2024] What`s new in Android 2024
kyeongwan
0
220
ソフトウェアエンジニアリングの知見を活かして データ基盤をいい感じにする on Snowflake [MIERUNE BBQ #10]
mtpooh
2
150
ここがすごいよ! AWS Systems Manager!
saichan11
0
1.8k
スレットハンティングについて知っておきたいこと
hacket
0
130
Luupの開発組織におけるインシデントマネジメントの変遷 ver.RoadtoSRENEXT2024
grimoh
1
270
Featured
See All Featured
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
39
47k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
44
4.7k
Unsuck your backbone
ammeep
666
57k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
506
110k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
346
19k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
129
32k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
227
17k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
689
190k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
71
8.8k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
173
9.2k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
353
29k
Side Projects
sachag
451
42k
Transcript
デプロイか ら 考 え る 僕 の WEBアプリ開発 JJUG-CCC 2019
Spring #ccc_m2a 株式会社アーチ 井上 和宏 2019-05-18(土) 11:00~11:20
名前 : 井上 和宏 所属 : 株式会社アーチ システム部 ・業務システム保守エンジニア(33歳) ・入社以来10年ほど開発と保守に携わる
日課 : 息子と『ピタゴラスイッチ』を見ること 2 自己紹介
目次 1.WEBアプリ開発のきっかけ 2.デプロイから考える 3.ビルドから考える 4.そのほか 3
WEBアプリ開発のきっかけ 4
東京公共交通オープンデータチャレンジ HTTPS REST API 鉄道、バス、飛行機のデータを使ったアプリコンテスト アプリケーション JSON 例えば,駅時刻表 路線運行状況 列車走行位置
5
「デプロイから考える僕のWEBアプリ開発」 <はなすこと> WEBアプリのフレームワークとビルドツールについて 選んだ理由とその経緯をご紹介します <おことわり> ・個人的な試行錯誤の経験に基づく私見です ・クラウド と データベース はノータッチです
・このセッションでは 「デプロイ」を本番リリースに近い意味で使います 本日のテーマ 6
7 全体像 本日のセッションでは 黄色 近辺の話をします CentOS 7 Java12 CDN firewalld
VPS API Gradle build SSH SCP Java11 TeraTerm
目次 1.WEBアプリ開発のきっかけ 2.デプロイから考える 3.ビルドから考える 4.そのほか・まとめ 8
サーバーの構築は大変な手間なので極力少なくしたい 9 Apache WEB Tomcat DBMS AP DB Java 開発の課題(1)
そのものずばりの資料が2014年に発表されていました 「Spring Bootで変わるJavaアプリ開発!」 槙 俊明さん(@making)のスライド 2014-08-13 日本スプリングユーザ会 勉強会 https://www.slideshare.net/makingx/spring-boot-java-jsug 開発の課題(2)
10
スライド引用(1) 11 68 of 114
スライド引用(2) 12 70 of 114
APサーバーのインストールが不要になります 構成変更のイメージ Javaアプリケーション APサーバー マシン・OS 13 Javaプログラム フレームワーク 組込APサーバー
スライド引用(3) 14 73 of 114
<メリット> (1) Javaコマンドのみで実行できます (2) SpringBootならではの多くのメリット <デメリット> (1) SpringFramework と実行可能jar (2)
個人的な事情 SpringBoot 15
そこでマイクロフレームワーク 16
(Apache Sparkじゃない方です) 組込APサーバーとしてJettyを同梱し パスルーティング機能に特化したWEBフレームワーク 作成者:Per Wendelさん(@perwendel) 2014-05-11リリース ~ 2019-03-27リリース http://sparkjava.com/
Spark(1) 17
<メリット> (1) Javaコマンドのみで実行できます (2) ドキュメントが大変わかりやすく簡潔でした <デメリット> (1) わりとクセがあります Spark(2) 18
Quick start 19
目次 1.WEBアプリ開発のきっかけ 2.デプロイから考える 3.ビルドから考える 4.そのほか・まとめ 20
実行可能jar を使用しない場合 ⇒依存ライブラリのクラスパス指定が必要です 依存といえばビルドツールで解決です Maven or Gradle デプロイの課題 21
Maven Gradle 設定ファイルがXML 素直に Maven難しいな と感じました 設定ファイルがGroovy コメントも書きやすい Linux用の実行スクリプトを 生成できる
ビルドツール 22
実行スクリプトとすべての依存ライブラリ(.jar)が 圧縮ファイルにまとめて出力されます C:¥workspace¥net.shirokin.odpt¥build¥distributions ┣ net.shirokin.odpt.tar ┗ net.shirokin.odpt.zip ┣ bin ┃
┣ net.shirokin.odpt ・・・Linux用shell ┃ ┗ net.shirokin.odpt.bat ・・・Windows用bat ┗ lib ┣ spark-core-2.9.0.jar ┣ jetty-servlet-9.4.15.v20190215.jar ┣ ・・・ 実行スクリプト生成(1) 23
実行するコマンドは自前で作成します tarを展開してバックグランドで起動します(&, exit) $ tar –xvf net.shirokin.odpt.tar $ export JAVA_OPTS=-Xmx4000m
$ export EXEC_SH=net.shirokin.odpt/bin/net.shirokin.odpt $ export LOG_FILE=`date "+%Y-%m-%d"`_std.log $ sh $EXEC_SH < /dev/null >> $LOG_FILE 2>&1 & $ exit 実行スクリプト生成(2) 24 1 2 3 4 5 6
モジュールパス指定での実行形式には未対応です とはいえアプリ自体もモジュール未対応です ▪クラスパス指定 > java --class-path %APP_HOME%/lib/* net.shirokin.odpt.ApplicationMain ▪モジュールパス指定(の想定) >
java --module-path %APP_HOME%/lib/* --module net.shirokin.odpt/ApplicationMain Gradle:実行スクリプト生成(3) 25
目次 1.WEBアプリ開発のきっかけ 2.デプロイから考える 3.ビルドから考える 4.そのほか 26
あと何分で次の列車が出発するか一覧表示するアプリ https://odpt.shirokin.net/ 開発成果 27
サーバー1台 さくらのVPS 972円 /月 ドメイン取得 さくらのドメイン 1,852円 /年 無料のDNS さくらのVPS
0円 SSL証明書 Let’s Encrypt 0円 外形監視 さくらのVPS 0円 モニタリング Mackerel 0円 維持コスト 28 CDN さくらのクラウド 0円 インバウンド側トラフィック 0円 アウトバウンド側トラフィック 5円 /GiB
29 全体像 CentOS 7 Java12 CDN firewalld VPS API Gradle
build SSH SCP Java11 TeraTerm
<開発の所感> 世の中のソフトウェアはたくさんの人の尽力により 成り立っていると実感しました。 一人でできることには限界がある 仲間を見つけて一緒にやると楽しくなる、と思います 開発の顛末 30
おわりに 31 https://tokyochallenge.odpt.org/