Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
AIの精度と正義の話
Search
IQBocchi
April 22, 2026
Technology
350
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
AIの精度と正義の話
IQBocchi
April 22, 2026
More Decks by IQBocchi
See All by IQBocchi
AIの精度と正義の話 - データ界隈LT祭 ver
iqbocchi
0
9
JAWS_ICEBERG_BASECAMP
iqbocchi
2
140
JAWS_事前確認用
iqbocchi
0
30
20240624 - なんでもCopilot 登壇資料
iqbocchi
0
52
AIには考えられないことを考えられる人になるために
iqbocchi
1
260
NiFiフローのバージョン管理
iqbocchi
0
310
細かすぎて伝わらないAAあるある
iqbocchi
0
1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIに攻撃される前に、AIに攻撃させる
tsuchikazu
0
150
生成AIで高い生産性を求められて、 悩み、乗り越えた話
mot_techtalk
2
130
ai_cording_with_k8s_knowledge.pdf
mochizuki875
1
280
AI 時代の Azure エンジニアリング ~ 私たちは何を磨き、何を任せるのか ~
chack411
1
450
KanaAI
shreyas1009
0
150
[2026-09-30]ロックンロールは鳴り止まないっ - 信頼性かまってちゃん - 「データ駆動を投げ捨ててまで。」追いかける信頼性改善に向けた取り組みの話
tosite
0
200
事業活動を AI Ready にする攻めと守りのデータエンジニアリング / data-engineering-for-ai-ready-business
pei0804
1
210
今こそ知りたいAmplifyGen2
mkdev10
2
150
データ品質を壊しながらSnowflakeのAIに分析させてみた
kawanago
0
510
ビジネスを止めない技術的負債の返済のための戦略とその手法 - 技術的負債と向き合う / Complexity and Simplicity
soudai
PRO
3
550
Datadog の学び方 - あるいは、オブザーバビリティを学ぶとは何か
mananyuki
1
450
【データ横丁主催】AI Agentがコンテキストを使って仕事をした後、何が残るのか― 組織の経験を次の判断に引き継ぐ「Agent Memory」
shisyu_gaku
2
330
Featured
See All Featured
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
28
3.7k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
230
23k
What the history of the web can teach us about the future of AI
inesmontani
PRO
1
720
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
1
570
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
3.2k
Lessons Learnt from Crawling 1000+ Websites
charlesmeaden
PRO
1
1.6k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Music & Morning Musume
bryan
48
7.4k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
211
25k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
287
14k
Self-Hosted WebAssembly Runtime for Runtime-Neutral Checkpoint/Restore in Edge–Cloud Continuum
chikuwait
0
860
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
10k
Transcript
AIの 精度 と 正義 の話
自己紹介
全米ベストセラー(原題:Unmasking AI) 『AIの仮面を剥いでやる』の翻訳者 ▲表紙イメージ ▲原著者のジョイ・ブオラムウィニ博士 (本書内のエピソードにも登場する美容広告ポスター) https://www.amazon.co.jp/dp/429502368X/ わたし 佐野千紘(さのちひろ) Twitter(現X)
@IQ_Bocchi
物語としても楽しく読める 『AIの仮面を剥いでやる』 わりとよく売れていて嬉しい・・・!
AIと社会
本書(原書)の内容が社会に与えた影響 • アメリカの「AI権利章典」成立を後押し • 欧州AI法の内容にも影響 • 総務省・経産省の「AI事業者ガイドライン」 https://www.amazon.co.jp/dp/429502368X/ 事業としてAI(モデル、アプリ)を 提供する人や
事業のためにAIを利用する人が 守るべきガイドライン!
「AI事業者ガイドライン」の一部 AIに「バイアス」が含まれるって どういうこと?
AIと “バイアス” に なんの関係が?
この本の物語のはじまり ▲原書の表紙 ジョイ博士(当時は修士の学生)が授業の課題で、顔認識AIを使ったアプリを作成中に… 自分の顔が AI に 認識されない 仮面をつけたら 認識された。 …なんで??
顔認識の精度は、なぜ人種で違うのか? 白人 30人 有色人種 70人 世界がもし100人の村だったら ▲の世界に対して、顔認識の学習・検証用データセットを作るとしたら? 白人 30% 有色人種
70% 白人50% 有色人種 50% ※ 多種多様な「有色人種」をひとくくりにしていいのかという問題は残る 実際の学習・検証用データセットの内訳 白人 83.5% 有色人種 16.5%
さらに、性別を加えると 人口の比率を考えれば・・・ 白人 83.5% 有色人種 16.5% 男性 女性 実際には・・・ 白人
83.5% 有色人種 16.5% 男性 77.5% 女性 22.5%
その結果どうなったか 白人男性に対しては 高い精度が出るが・・・ 有色人種の女性に対しては 精度が出ない 『AIの仮面を剥いでやる』 184ページの図
なぜ気づけなかったのか? 白人 83.5% 有色人種 16.5% 女性 22.5% 男性 77.5% このエリア(白人男性)の精度さえよければ・・・
性能を検証するための “標準” となるテストデータに、白人男性が多く含まれていた。 そのため・・・ このエリア(有色人種女性)の 精度が低くても・・・ ▲全体をおしなべると、精度が高く見えてしまう
日本の我々と なんの関係が?
“データの偏り” と精度の問題 オーロラ出ない 99.999999…..% オ ー ロ ラ 出 る
「日本でいつ、オーロラが観測できるか」を予測するシステムを作る場合 普通にテストデータを集めると オーロラが出るケースが稀すぎて学習がうまくいかない なので、こうする オーロラ出る オーロラ出る 稀な方のデータを「水増し」して、だいたい半々くらいの学習・検証データを作る
AIの 精度 と 正義 の問題 – 根は共通 AIが扱う中で、学習用のデータに含まれていない (数が少なすぎる)カテゴリがある場合 例:黒人、オーロラ
精度が出ない 不公平・不平等 → 正義 が損なわれる 十分に学習していないデータをAIはうまく処理できない
そもそもなぜ、“標準” のテストデータに こんな偏りが生じたのか? 白人 83.5% 有色人種 16.5% 女性 22.5% 男性
77.5% 書籍に詳しく 描かれているので お楽しみに … !! https://www.amazon.co.jp/dp/429502368X/
精度 がよく 正義 に適った AI社会を築こう