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エンプラ系⼤企業でソフトウェアエンジニアリング⽂化を広めるには / To expand the...

iwashi
October 29, 2022

エンプラ系⼤企業でソフトウェアエンジニアリング⽂化を広めるには / To expand the culture of software engineering in enterprise company

July Tech Festa 2019 での講演資料です。
https://2019.techfesta.jp/speakers#E40

iwashi

October 29, 2022
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Transcript

  1. ⼤企業病の症例: • 失敗を避ける / リスクをとらない • 情報は社内に閉じる • お客様をみているようで、実は社内を⾒ている •

    現場とトップとの距離が遠く トップが何を考えているかわからない • 部署をまたぐと交流・会話がガッツリ減る • 意思決定に時間がかかる、決定権があっても委ねる • 既存事業と衝突すると調整が⾮常に⼤変
  2. ⼤企業病の症例をすべて反転してみる • 失敗を恐れず挑む / リスクをとる • 社外に情報を出す • 社内よりもお客様をみる •

    現場とトップの距離が近く トップの考えを理解している • 部署をまたいだ交流・会話が盛んである
  3. ⼤企業病の症例をすべて反転してみる • 失敗を恐れず挑む / リスクをとる • 社外に情報を出す • 社内よりもお客様をみる •

    現場とトップの距離が近く トップの考えを理解している • 部署をまたいだ交流・会話が盛んである • 意思決定が早い、⾃ら決める
  4. ⼤企業病の症例をすべて反転してみる • 失敗を恐れず挑む / リスクをとる • 社外に情報を出す • 社内よりもお客様をみる •

    現場とトップの距離が近く トップの考えを理解している • 部署をまたいだ交流・会話が盛んである • 意思決定が早い、⾃ら決める • 事業がカニバっても挑戦(淘汰されれば良い)
  5. 余談: ⾃⾝の判断基準 ・何かの選択肢をあったとき その選択肢は A. ⾃社でよく進む選択肢か? B. それとも⾃社っぽくない選択肢か? ⇒ [B]

    を選ぶことが多い (⼤企業の反対になることが多いので) ⼤企業病の症例を反転したやつが[B]の選択肢になることが多かったです。
  6. 経営者の 理解・信頼を得るためには SWで儲かっている プロダクトが必要 SWプロダクトを開発できる ⽂化・組織 ⼈材(採⽤・育成)が必要 ⽂化・組織・⼈材のためには リソース(ヒト・モノ・カネ)の 投資が必要

    リソースへの投資には 経営者の理解・信頼が必要 永久ループ! やれる範囲から 少しずつ進めるのみ! 少しずつできる限りで進めるというのは、ある書籍でもパターンとして⾔及されており…
  7. 研修プログラム ・Day1: テスト駆動開発ワークショップ ・Day2: アジャイル開発ワークショップ ・Day3: IaaS、カオスエンジニアリング、 障害注⼊型ISUCON ・Day4: CaaS、docker、kubernetes、GKE

    ・Day5: FaaS、AWS lambda、Serverless framework 5⽇間のプログラムで構成しました。実際に社内プロダクトで使われる技術を取り⼊れています。前半と後半で狙いがあり…
  8. 研修プログラム ・Day1: テスト駆動開発ワークショップ ・Day2: アジャイル開発ワークショップ ・Day3: IaaS、カオスエンジニアリング、 障害注⼊型ISUCON ・Day4: CaaS、docker、kubernetes、GKE

    ・Day5: FaaS、AWS lambda、Serverless framework ・社外のエキスパートから学ぶ ・モチベーションを上げ社外から学ぶことを体感 ・社内のエキスパートから学ぶ ・社内にこんな⼈達が活躍していることを知る ・社内でのコミュニティを作る
  9. チューニング対象 Webアプリ ISUCONとは? ・Iikanji Speed Up CONtest の略、LINE社主催 ・何でもありのWebアプリケーションの チューニングコンテスト

    ・基本はどれだけリクエストをさばけたか ベンチマーカー (負荷試験 クライアント) チューニング対象 Webアプリ チューニング対象 Webアプリ
  10. 再掲: ⽬指したい価値観 / ⾏動 • 失敗する / リスクをとる • 社外に情報を出す

    • 社内よりもお客様をみる • 現場とトップの距離が近く トップの考えを理解している • 部署をまたいだ交流・会話が盛んである • 意思決定が早い、⾃ら決める • 事業がカニバっても挑戦(淘汰されれば良い) この辺の価値観は、実は次に紹介する有名なマニフェストの原則にも書いてあります…