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なでしこ入門
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自然言語処理研究室
July 02, 2013
Programming
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自然言語処理研究室
July 02, 2013
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Transcript
なでしこ入門 山本 和英 長岡技術科学大学
このスライドは、 • 日本語プログラミング言語「なでしこ」を紹介 します。 • プログラミングを全くやったことがない人が対 象です。
「なでしこ」って何? • 日 本 語 で 書 く プ ロ
グ ラ ミ ン グ 言 語 で す。Windowsで動きます。 • http://nadesi.com で誰でもダウンロードで きます(フリーソフト)。 • 非常に高度なこともできますが、 このスライドでは最低限の説明のみ 行います。
[使い方] ここにプログラムを書いて 三角を押すだけ!
なでしこプログラムのルール ▼全角と半角は両方OKです。 ▼#をつけるとコメントです。 ▼活用は無視します。例えば「言う」という命令 は、「言え」「言ってね」「言っちゃえ」と書いても 同じです。
第1課: 表示 「たぬき」と表示 ▼「...」と表示命令で「...」の中が表示されま す。 ▼文字の大きさも変えられます。 文字サイズは100 「でかい」と表示
第1課 補足 ▼表示の他に言う命令もあります(画面の出方が ちょっと違います)。 「たぬき」と言う ▼文字サイズは変更するまで同じサイズで表示さ れます(同じサイズなら何度も指定する必要はあり ません)。 [練習] 好きな文字を好きなサイズで表示してく ださい。
第2課: 計算 3+5を表示 ▼計算させる時は「...」がいりません。 ▼+-×÷のほか、かっこ(...)も使えます。 3×(4+7)を表示
第2課 補足 ▼かけるは×の代わりに*、割るは÷の代わりに/を 使っても構いません。 4*(21/7)を表示 [練習] 好きな計算をやってみてください。
第3課: 乱数 10の乱数を表示 ▼乱数を表示させるには~の乱数と書きます。1 0の乱数と書くと0~9(10は含みません)までのど れかの数が表示されます(毎回結果は違いま す)。
第3課 補足 ▼特になし [練習] サイコロ(1~6までの数)を作ってくださ い。
第4課: 変数 大根は100 トマトは50 買い物は大根+トマト 買い物を表示 ▼大根という名前の箱に100が入っていると考え てください。この箱を変数と言います。 ▼変数に数字を入れる(代入)時は「は」を使いま す。
▼トマト、買い物も変数です。
第4課 補足 ▼変数の名前は自由ですが、使えない単語がい くつかあります。例: 変数、名前、表示、整数、 数値、ループ、エラー、グループ ▼変数名にひらがなや数字も使えますが、「の」 「は」「を」「と」を含んだ名前は使えません。 [練習] 大根を1本、トマトを3個買った時の計 算をさせてください。
第5課: 文字列 夕食は「カレー」 夕食を表示 「今夜のメニューは{夕食}よ」と表示 ▼変数には数字だけでなく言葉(文字列)も入れ ることができます。 ▼変数の内容を表示させるには「...」の 中で{変数名}とします。
第5課 補足 ▼特になし [練習] 一つの表示命令で二つの変数の内容 を表示させてみてください。
第6課: 入力 「年齢は?」と尋ねる 年齢はそれ 「あなたは{年齢}歳です。」と表示 ▼尋ねるを使うと入力ができます。 ▼入力した内容はそれという変数に入ります。
第6課 補足 ▼それも変数なので、他の変数と同じ使い方が できます。ただし尋ねるごとにそれの内容が変 わっていくので注意してください。 「年齢は?」と尋ねる 「あなたは{それ}歳です。」と表示 [練習] 身長と体重を聞いて表示させてくださ い。
第7課: 条件分岐 「年齢は?」と尋ねる もし、それが20以上ならば 「まいど!」と表示 違えば 「ビールはだめよ。」と表示 ▼もしと違えばを使って条件によって違う動作を させることができます。 ▼もし/違えばどうするかの内容(下線部)は必ず
字下げください。
第7課 補足 ▼字下げとはタブや空白を入れて行の書き始め を引っ込めることです。 ▼タブや空白は(もし/違えばの行よりも引っ込ん でいれば)いくつでも構いません。 [練習] 数字を入力して、その数字が0かどうか を表示してください。
第8課: 二択 「あなたは20歳以上?」と二択 もし、それが、はいならば 「まいど!」と表示 違えば 「ビールはだめよ」と表示 ▼「はい」か「いいえ」を聞くだけなら、二択で聞 くことができます。
第8課 補足 ▼特になし [練習] 元気かどうかを二択で聞いて、回答に よって違う返事をしてください。
第9課: 繰り返しその1 3回 「まいど!」と表示 ▼何回繰り返すか決まっている時は~回命令を 使います。 ▼繰り返す内容は次の行から字下げして書きま す。
第9課 補足 ▼例えば1行に10個♪を表示させるには、下記の ように書きます。継続表示命令は、表示した後に 改行しません。 10回 「♪」を継続表示 改行を継続表示 [練習] 上のプログラムを参考にして、~回命令 を使って♪を100個(10個を10行)表示してくだ
さい。
第10課: 繰り返しその2 数で1から10まで繰り返す 数を表示 ▼何かの変数の値を変化させながら 繰り返す時は~で~から~まで繰り返す を使います。 ▼こうすると、最初は数が1、次は数が2、最後は 数が10というように自動的に変化していきます(10 回繰り返します)。
第10課 補足 ▼特になし [練習] 1から100までの数字を全部足した結果 を表示してください。
第11課: 条件付繰り返し 人数は0 (人数が5未満)の間 人数=人数+1 「1人増えて{人数}人。」と表示 「5人になりました。」と表示 ▼回数ではなくある条件になるまで繰り返す時は ~の間と書きます。上のプログラムでは、最初人 数が0で、5未満であれば何回でも繰り返しま
す。
第11課 補足 ▼特になし [練習] 1~100までの数字を~の間を使って表 示してください。
第12課: 無限繰り返し オンの間 「やめる?」と二択 もし、それがはいならば、終わる ▼無限ループを作りたい時はオンの間命令を使 います。ループの内容は字下げします。 ▼ある条件でプログラムを終了したい時は終わる 命令を使います。
第12課 補足 ▼プログラムを終了させるのでなく、繰り返しだけ やめたい時は抜ける命令を使います。 オンの間 「やめる?」と二択 もし、それがはいならば、抜ける 「やっと終わった。やれやれ。」と表示 [練習] 上のプログラムで、10回以上「いいえ」 の時だけ「やれやれ」を表示するように変更してく
ださい。
おわり スライド内容に誤りや権利侵害等の問題がありましたら、お手 数ですが下記にご連絡ください。すぐに対応いたします。 山本 和英
[email protected]