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「深層学習による自然言語処理」読書会 第5章5.1

「深層学習による自然言語処理」読書会 第5章5.1

「深層学習による自然言語処理」読書会
第5章5.1

Kei Shiratsuchi

September 08, 2017
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Transcript

  1. ࣗݾ঺հ • 名前:⽩⼟ 慧 • 年齢:33歳 • 所属:株式会社レトリバ(2016年4⽉〜) • 職業:エンジニア

    • ⾃然⾔語処理:⼤学の授業レベル。 • 深層学習:⼊社してから少しだけ案件で。 © 2017 Retrieva, Inc. 2
  2. <એ఻> • WEB+DB PRESS Vol.100 に、弊社 のメンバーが特集記事を書きまし た。 • 特集1

    作って学ぶ⼈⼯知能 • 第1章 ⼈⼯知能とはどんな技術なの か? • 第2章 ⾃然⾔語処理 • 第3章 機械学習 • 第4章 深層学習とニューラルネット ワーク • 明⽇ 8/24 発売! © 2017 Retrieva, Inc. 3
  3. ൣғ • 5.1. 機械翻訳 • 5.1.1 「統計」翻訳と「ニューラル」翻訳 • 5.1.2 典型的なモデル構成

    • 5.1.3 ⼊出⼒の処理単位/未知語に対する改良 • 5.1.4 被覆に対する改良 • 5.1.5 今後の発展 • 付録: GitHub に公開された Chainer による NMT の実装 © 2017 Retrieva, Inc. 4
  4. యܕతͳϞσϧߏ੒ • 注意機構付き系列変換モデルが、ニューラル翻訳を含めた機械翻訳 のベースラインと考えられるようになってきた • GroungHog(RNNSearch) • 現在メンテナンスは終了 • GroungHog

    は⼆種類あるが、RNNSearch は注意機構付き • OpenNMT • 現時点で速度、メモリ使⽤量、最終的な翻訳精度で優れていると⾔われる • 本節ではOpenNMTで採⽤されているモデルを解説する © 2017 Retrieva, Inc. 6
  5. యܕతͳϞσϧߏ੒ʢ෮߸Խ෦෼ɺධՁ࣌ʣ • 正解がわからないので、前 の時刻 j-1 の予測を利⽤し て j の予測を⾏う •

    EOSが出⼒されるまで繰り 返す • ビーム探索を⽤いて処理を ⾏うことが多い © 2017 Retrieva, Inc. 10
  6. ඃ෴ʹؔ͢Δվྑ • ニューラル翻訳の既知の弱点 • 繰り返し⽣成する、過剰⽣成問題(Over-generation) • 必要な語やフレーズを無視する、不⾜⽣成問題(Under-generation) • 被覆(Coverage)概念を導⼊する •

    統計翻訳時代には普通に使われていた • 注意機構で計算される注意確率の合計が、復号化器の処理が終わった 際に何らかの値(全て1のベクトルなど)になるよう学習させる © 2017 Retrieva, Inc. 13