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個人でWebサービスを開発する際のWeb技術紹介

koda
January 19, 2019

 個人でWebサービスを開発する際のWeb技術紹介

2019-01-19 GDG信州でLTした資料です。

koda

January 19, 2019
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Transcript

  1. 自己紹介 KODA (@koda3t) • 「Web」とか「Cloud」とかの技術者 • 某メーカーの中でアプリ開発 • 家で自分が使いたいなというサービスを創るのが趣味 ◦

    OSSで情報共有サービスの「Knowledge」を公開 • プログラミングと温泉を愛してます • 地方在住(長野県)
  2. 個人開発 • 好きなことができる ◦ 仕様は自分で決める ◦ 忖度しなくて良い • 車輪の再開発もできる ◦

    不効率な事でも試せる • アウトプットできる ◦ 個人の認知度が向上 圧倒的なスキルアップ
  3. 個人開発の課題 • 圧倒的に時間が無い • 圧倒的にやることが多い ◦ デザイン ◦ フロントエンド開発 ◦

    バックエンド開発 ◦ インフラ構築 ◦ テスト ◦ 作ったものの宣伝 ▪ KPI監視も
  4. 個人開発の課題 • 圧倒的に時間が無い • 圧倒的にやることが多い ◦ デザイン ◦ フロントエンド開発 ◦

    バックエンド開発 ◦ インフラ構築 ◦ テスト ◦ 作ったものの宣伝 ここの部分をどうしているか Appendixに、その他の部分で私が何を使っているかを掲載しています。 時間があればそれも説明します。
  5. インフラの効率化 • 開発環境(ローカル)も本番環境もDocker化しよう! • Docker + Docker-compose ◦ 最近の開発は frontend

    / backend / batch / database / redis と複数のコン テナを起動して行う事が多いので、Docker化してDocker-composeでまとめ て起動する ◦ 本番環境も普段開発で使っているものをそのまま起動すればOK! ◦ Docker-compose から Kubernetes(k8s) への変換ツールもあるので、大規 模にサービス展開する場合は、Kubernetesでオーケストレーションすると良 さげ(→Kubernetes勉強中)
  6. テストの効率化(CI環境) • 個人開発でもCIは回そう • オススメはGitLab.com (+GitLabCI) ◦ Privateなリポジトリ無制限 + CIが付いてくる

    ◦ 業務でもGitLabを使っているため、GitHubより慣れた ◦ 意外とCIの設定は癖があるので、業務で使っているものと同じにしておいた 方が良い ◦ GitHub+Travis CI,Circle CIを使っていたけどはGitLabに落ち着いた感じ
  7. テストの効率化(開発スタイル) • できる限りテストを書くために、以下のような開発スタイル • 作る機能をIssue登録 • そのIssueの対応を始める前にMerge requestを作る ◦ GitLabのCreate

    merge requestボタンを押す(ブランチとMRを作成) • CIでコードスタイルや自動テストを実施し、失敗したらマージしない ◦ 個人開発といえど品質はある程度確保するようにしている 便利!
  8. Sentryって? • Sentryとは. 様々な言語から送信されたイベントログを表示してくれるやつ • OSSで公開されている • サービスでも提供されている • 作ったものを社内で使うことも考えて、全てオンプレで閉じた環境も構築できるよう

    に周辺のツールを選択している ◦ 自由にCloudのServerlessなものが使える環境がうらやましい、、、 ◦ お金がかからないことも重要 • 自分のサーバーに立てて使っている(もちろんDockerで)
  9. Sentryの利用 import Vue from 'vue' import * as Sentry from

    '@sentry/browser' import { getConfig } from '@/api/system' import logger from '@/util/logger' let sentry = { init: () => { return getConfig().then(result => { logger.debug('config:' + JSON.stringify(result.data)) if (result.data.sentry && result.data.sentry.dsn) { logger.info('set up sentry. dsn:' + result.data.sentry.dsn) Sentry.init({ dsn: result.data.sentry.dsn, integrations: [new Sentry.Integrations.Vue({ Vue })] }) sentry.captureMessage = Sentry.captureMessage.bind(Sentry) } }) }, captureMessage: (str) => {} } export default sentry • Frontend(browser)では'@sentry/browser'を読み込んで設定しておくだけ この例では、backendでon/offを切り替えられるようにしている Backendも似たような感じで簡単に使える(割愛)
  10. Frontend • Vue + Vuex ◦ Reactと迷ったのだけど、Vueの方が学習コストが低かったので • Vuetify ◦

    そろそろちゃんとMaterial Designで作ってみたい(Bootstrap飽きた) • Babel + ES6 + (JSDoc) ◦ Typescriptと迷ったけど、個人の開発であれば「型」が無くても平気 ◦ 型定義のようなチェックが欲しい箇所は、JSDocをちゃんと書く(VScodeで チェックできるらしい) • Stylus ◦ Sassより良いと評判なので(あんまり使いこなせてない)
  11. Frontend • Standard ◦ コードスタイルはStandardが慣れると楽 • Jest + Cypress ◦

    e2e test は Nightwatch を少し使って、大変だったので Cypress を使ってみ る(使いこなせてない / Cypressもやっぱり大変そう) • PWA ◦ Vue cliでセットアップだけ完了(インストールしただけ)
  12. Backend • Node.js + Express ◦ Front がJavascriptなので、同じ言語で開発の方がやっぱり楽 • Babel

    + ES6 + (JSDoc) + Standard.js ◦ コーディングのスタイルはフロントもバックも同じ • Restful API ◦ GraphQLが流行り始めているが、今の所はRESTで充分かな • OAuth ◦ 最近は他のサービスと連携する事が多いので、連携先のサービスのOAuth で認証する(結局連携するために必要だし) ◦ 連携が必要なければ Firebase が良いと聞く
  13. Backend • Sequelize ◦ ORMapping / 昔は微妙だったけど、安定してきた ◦ パフォーマンスの確保のため、生のSQLを書くことが多い ▪

    ER図をちゃんと書きたい派 • ULID ◦ データの主キーは分散できるようにUUIDに似たULIDを使う(時刻情報を 持ってる) • Jest ◦ バックエンドの方は、ちゃんとテストを書いている
  14. その他 • Docker + Docker-compose ◦ 最近の開発は frontend / backend

    / batch / database / redis と複数のコン テナを起動して行う事が多いので、Docker化してDocker-composeでまとめ て起動する ◦ Docker-compose から Kubernetes(k8s) への変換ツールもあるので、大規 模にサービス展開する場合は、Kubernetesでオーケストレーションすると良 さげ(→Kubernetes勉強中)
  15. その他 • PostgresSQL、MySQL ◦ PostgreSQLのほうが採用することが多い(個人的な趣味 • Redis ◦ セッションとかの保持に便利 •

    Sentry ◦ アプリのクラッシュ情報の収集などで利用 • Maildev ◦ 開発用のメールサーバー(外部に送らない / ブラウザで内容確認)
  16. その他 • Let's Encrypt ◦ 個人のサービスのhttps化 • Cloud Flare ◦

    CDNだけど、ReverseProxyのように使っている
  17. 開発ツール • Visual Studio Code ◦ 昔はATOM(GitHub)とBrackets(Adobe)でいろいろ迷ったけど、Javascript の開発なら、Visual Studio Codeが一番書きやすい

    • A5M2 ◦ ER図のエディタ / Windowsでしか動かないのがネックだけど、これを超える ものが見つけられない(誰かオススメあったら教えて!) • DBeaver ◦ DBの中身確認(いろんなDBに接続できて便利) • Postman ◦ Web APIの動作確認
  18. 開発ツール • Metabase ◦ KPIの可視化(データベースの情報の可視化) ◦ OSS • Matomo ◦

    Google Analyticsのようなもの(オンプレでホストできる) ◦ OSS