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潜在的課題探索活動の近況報告 / Exploration of latent challenges

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September 25, 2025

潜在的課題探索活動の近況報告 / Exploration of latent challenges

秋のSRE談義 〜現場の知見 収穫祭!〜
https://mixi.connpass.com/event/368391/

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September 25, 2025
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Transcript

  1. 2 ©MIXI About Me Kohei SUGIMOTO 株式会社MIXI • 2022/04 ~

    『家族アルバム みてね』SRE X / @kohbis
  2. 5 ©MIXI 「ユーザー体験」「開発者体験」? そもそも「体験」「体験向上」とはなんだろう? • 「⼤多数のユーザーが問題なく使えている」≠「体験がよい」「課題がない」 • SREのプラクティスでも⾒えてくるものはあるが「それでよいのか?」 • Critical

    User Journey(CUJ) • SLI / SLO • 体験を捉える視点はいくつかあるが、「体験」は定性的(になりやすい) • 定性的 … ユーザーヒアリングやフィードバック • 定量的 … ⾏動計測や可視化ダッシュボード プラクティスを実践するもっと前のレイヤーで みてねにとっての体験を探索してみよう!
  3. 6 ©MIXI 「みてねのユーザー」の場合 アプローチ • UXリサーチチームとの連携 • 過去のインタビューからユーザーフィードバックを⾜がかりにする • CS/CREチームの知⾒を得る

    • 過去のお問い合わせ傾向からユーザーのペインを⾒つける • ユーザーフィードバック(定性的)から関連する機能の分析 • 問い合わせに現れない課題も存在 • ⼀⽅で問い合わせをするのはごく⼀部のユーザー まずはスコープをしぼったCUJを策定してみる
  4. 7 ©MIXI 「開発者(みてねをつくるひとたち)」の場合 アプローチ • 「企画/検証 → 要件定義 → 開発

    → リリース → フィードバック」までの流れを イベントストーミング ※1 で整理 • デザイナー‧QA‧PdMも含めた全体フローへの展開を検討 • 開発フロー可視化ワークショップの開催 • 複数の開発チームに協⼒してもらい実施、ホットスポットをラベリング • 例)インフラ領域の開発(Helm / Terraform)の学習コストの⾼さ • 例)データ分析ツールの複雑化 複数チーム実施 ➡ 組織共通の課題を抽出 ※1 https://www.eventstorming.com/
  5. 9 ©MIXI 今後の活動予定 次のステップ • 定性的な声やフィードバックを定量化 • 各領域の課題を分析し、チームタスクとして着⼿可能なかたちに分解する • 巻き込み対象拡⼤

    • 他チーム(ドメイン‧PdM‧デザイナー)も含め、組織横断的に探索活動を 広げる 「みてねユーザー」と「開発者」の「体験」を「向上」する施策を 中⻑期ロードマップに反映するサイクルへ