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進化計算を用いた二次元バイナリ マニピュレータの設計 / Design of a two-di...

konakalab
August 20, 2022

進化計算を用いた二次元バイナリ マニピュレータの設計 / Design of a two-dimensional binary manipulator using genetic algorithm

トラス構造の二次元バイナリマニピュレータの構造(伸縮長)の設計法を提案し,数値例により検証しました.手先到達点の集合の評価として,最大空円およびコルモゴロフ・スミルノフ統計量を利用しています.

電子情報通信学会第35回回路とシステムワークショップ(https://www.ieice.org/~kws/) で発表しました.

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August 20, 2022
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Transcript

  1. KS統計量 𝐷 = max 𝑥 ෠ 𝐹 𝑥 − 𝐺(𝑥)

    作業領域の中心からバイナリマニピュレータの手先の到達点 までの距離𝑥に対する累積分布関数 作業領域の中心から作業領域内で発生させた一様分布の各点 から得られる距離𝑥に対する累積分布関数 ෠ 𝐹 𝑥 𝐺(𝑥)
  2. 評価関数 𝐽 = 𝑤1 × 𝑟𝑚𝑒𝑐 + 𝑤2 × 𝐷

    最大空円の半径 KS統計量 𝑤1 , 𝑤2 > 0 𝑤1 +𝑤2 = 1 𝐽の値が小さくなるほど、手先の到達点の 分布が作業領域内をくまなく均一に覆う ことを表している
  3. 5.数値実験 𝐵 = 4のバイナリマニピュレータの伸縮長を求める 実験条件 作業領域 中心(0,12)の半径4の円 バイナリアクチュエータの基準長を4、伸縮の範囲を(0,2) 𝐽 (=

    𝑤1 × 𝑟𝑚𝑒𝑐 + 𝑤2 × 𝐷)の重みを𝑤1 = 0.75、𝑤2 = 0.25 初期集団の個体数 𝐼 = 50 、突然変異の確率 𝑚 = 0.01 、 終了条件の世代数 𝐺 = 200
  4. 実験結果(比較) 𝑟𝑚𝑒𝑐 = 0.24723, 𝐷 = 0.34912, 𝐽 = 0.2727

    𝑟𝑚𝑒𝑐 = 0.38133, 𝐷 = 0.60596, 𝐽 = 0.43749 第1世代 第200世代