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今日から始めるチームワーク
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Kozo Taira
October 08, 2025
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今日から始めるチームワーク
JBUG東京#29 Backlogで実現する、健康で文化的な最低限度のチームワーク
https://jbug.connpass.com/event/368898/
Kozo Taira
October 08, 2025
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Transcript
今日から始めるチームワーク 平 光蔵 / i3DESIGN Co., Ltd. 2025.10.8 JBUG東京#29
自己紹介 2 株式会社アイスリーデザイン ゼネラルマネージャー 平 光蔵 クライアントワークでのWebアプリ・モバイルアプリの UI/UXディレクションおよびプロジェクトマネジメント 業務、組織マネジメントを担当。 ※発表内容は個人の見解であり、会社としての公式見解ではありません。
@tckw_flt
Backlog利用歴は約10年 3 「期限日」「マイルストーン」「担当者」といった プロジェクトマネジメントの概念はBacklogで学びました
今日話すこと(アジェンダ) チームワークとは? チームと集団の違い 効果的なチームワークの条件 チームの構成要素 現実の難しさ 忙しい日常業務 認識齟齬による問題 コミュニケーションの課題 今日からできること
Backlogを活用した認知負荷軽減 心がけるマインドセット チームワーク向上のヒント 1 2 3 3
きっかけ(発想の源泉) 4
「チーム」とは、なんなのか 4
チームと集団の違い チームは「目的を持って協力し合う」集団 6 集団 バラバラの目標・行動 チーム 同じ方向に進む集団 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」
↘︎ → ↗︎ ↗︎
7 チームワークの構成要素 チームワークの構成要素 他メンバーと協働して起きる相互作用が「チームワーク」 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」 態度 認知 行動
メンバーの意識・姿勢 (心理的安全性など) チーム・プロセス (タスクの進行・協働など) 知識の共有・活用 (共有メンタルモデルなど)
9 良いチームワークの条件 生産出力(量・質・スピード) 存続可能性(良好な関係・活力維持) メンバー満足度(成長・学び・やりがい) 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」
現実の難しさ 8
11 現実の難しさ モチベはあるし、 やるべきこともわかっている
9 現実の難しさ 会議、資料、レビュー、会議、会議、会議… 「走りながら進める」のは、なかなか難しい
10 実際にあったこと 忙しい中のテキストコミュニケーション 「〇〇します」を「都合の良い解釈」に 気概やモチベでは解決できない現実に直面
現実を受け止め、何ができるか 12 それでも、プロジェクトは続く
今日からできること 11
13 「わかり合えない」を受け入れるところから再出発
17 再出発のキーワード:「認知負荷」 「認知負荷」を下げる 認知負荷とは... 脳が情報を処理するときにかかる負担のこと。 過剰な認知負荷は↓に繋がる コミュニケーションの齟齬 ミスの増加 疲労とストレス 「伝わりにくいポイント」を見つけて減らすことを意識
18 例)認知負荷が高い記載の仕方(あくまでサンプルです)
16 認知負荷を減らす、Backlogの活用
20 (前提)サル先生の「入門編」は(改めて)PJ関係者全員に見てもらう 基本の使い方、考えの共通認識を合わせる工夫をする
14 目的、目標の明記 課題テンプレートで「目的」「目標」を追加することで、「何のための仕事か」を明確化する ※項目は最小限にして登録のハードルを上げない
23 役割分担、担当の明記 WIKIに「RACIチャート」を用いて、あいまいになりがちな役割分担、責任者を明確化する
24 「期限日」「状態」「マイルストーン」は週次のMTGで棚卸しする backlog.com より KPTによる振り返りを実施して、 次週のアクションに繋げる つねに情報登録、メンテナンスがされていることが望ましいが、チームメンバーで棚卸しの場を設ける
25 アイコンのパーソナライズ (デフォルトアイコンも様々な種類がありとても良いのですが)極力ユニークなアイコンにするよう依頼 ↑人が増えたタイミングなどで定期的に案内を実施
17 スターできちんと「感謝」を伝える ルールを強制、監視するのではなく 「感謝」を伝える(スターの活用) 定着そのもの以上に「チームが良い状態」になることを意識 39(サンキュー)、11(いいね)など
27 もちろん、それでも、うまくいかないことはある
28 リレーの「バトンゾーン」に我々はいる 明確に分担しても“あいまい”な部分は残る だからこそ、歩み寄って解決策を探ること が大事
今日からできること 28 目的・目標を明記する 役割を明確にする 期限を棚卸しする スターで感謝を伝える
認知負荷を下げる工夫をする
小さな工夫で、チームワークを 育てることはできる
ご清聴ありがとうございました!