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プロジェクトをデザインする
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Kozo Taira
March 11, 2025
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プロジェクトをデザインする
https://spctrm.design/jp/events/spectrum-tokyo-meetup-17/
Kozo Taira
March 11, 2025
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Transcript
プロジェクトを デザインする 2025.3.11 Spectrum Tokyo Meetup #17 平 光蔵 / i3DESIGN Co., Ltd.
©i3DESIGN Co.,Ltd. はじめに 2 自己紹介 株式会社アイスリーデザイン PM/ディレクター 平 光蔵 印刷会社、Web制作会社を経て、株式会社アイスリーデザイン 入社。
現在は、Webアプリ・モバイルアプリのUI/UXディレクションおよび プロジェクトマネジメント業務と組織のマネジメントを担当。 ※発表内容はあくまで個人の見解であり、会社としての公式見解ではありません。
プロジェクトのデザイン 私が今、やっているのは
©i3DESIGN Co.,Ltd. 「プロジェクト」のデザイン 4 ゴールに向かうための道筋づくり プロジェクトのデザインとは • プロジェクトは定型業務と異なり「前回と全く同じ」はない • 不確実性と向き合い「意思」を持って進むべき方向を定める
• ビジネス、ユーザー、チームの「三方良し」を目指す
1. 目的 2. プロセス 3. コミュニケーション デザインの対象
©i3DESIGN Co.,Ltd. 6 目的・プロセス・コミュニケーションのデザイン 1. 目的のデザイン • ビジョンとKPIの明文化 • QCDの優先度の整理
• 前提となる「スタート地点」整理 ステークホルダーの目線と脳内を把握する (この段階で無理に揃わなくて良いが「把握」が重要)
©i3DESIGN Co.,Ltd. 7 目的・プロセス・コミュニケーションのデザイン 2. プロセスのデザイン • 目的達成のための手法を選定 • WF
or アジャイルは目的による • フレームワークは最大限活用 プロセスはあくまで目的達成の手段 「やることが目的」「作ることが目的」にならないようにする
©i3DESIGN Co.,Ltd. 8 目的・プロセス・コミュニケーションのデザイン 3. コミュニケーションのデザイン • チームの関係性は非常に重要 • 利用ツールと会議体の設計
• 顧客含めた「ワンチーム」を意識 (個人的に)関係性が悪い状態で成功したプロジェクトはない どうやったらチームの力が最大化できるかを考え、手配する
©i3DESIGN Co.,Ltd. 9 目的・プロセス・コミュニケーションのデザイン 不確実性が高いからこそ「デザイン」が重要 「何となくの雰囲気」「出たとこ勝負」で進めると、ほぼ間違いなくグダグダになる (=結果、チームの負担も増え、ゴールへの道のりも遠くなる)
プロジェクトの失敗 (とある日本の古い映画を思い出した話)
©i3DESIGN Co.,Ltd. 11 プロジェクトの失敗 映画「八甲田山」(1977年)に学ぶ、プロジェクトの失敗 実話を元にした日本の山岳遭難事故を描いた映画。 計画、判断のミスから大事故に至る様子が描かれている。 • 思いつきからの安易なPJ開始 •
目的、ゴールのずれ • 直前での前提条件の変更 • ステークホルダーの介入 • コミュニケーションの混乱
©i3DESIGN Co.,Ltd. 12 プロジェクトの失敗 実際、何度もプロジェクトを 「遭難」させている 😢 🥶 過去の失敗経験があるからこそ、どうやったら安全かつヘルシーに、 プロジェクトがゴールへ辿り着けるか、根気強くPDCAを実施(継続中)
まとめ
©i3DESIGN Co.,Ltd. まとめ 14 まとめ • プロジェクトは常に挑戦 • 目的、プロセス、コミュニケーション •
「意思」を持って取り組む
ご清聴ありがとうございました!