Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
クライアントワークにおける UXリサーチの実践
Search
Kozo Taira
February 19, 2025
Design
1
850
クライアントワークにおける UXリサーチの実践
https://research-conf.connpass.com/event/342277/
Kozo Taira
February 19, 2025
Tweet
Share
More Decks by Kozo Taira
See All by Kozo Taira
今日から始めるチームワーク
kozotaira
0
220
PM視点で見る、デザイン組織と共走の変遷
kozotaira
0
140
プロジェクトをデザインする
kozotaira
0
42
Backlogに登録するタスクの大きさについて
kozotaira
0
300
ノンデザイナーがUI/UXディレクションをする際に心がけていること
kozotaira
0
42
Other Decks in Design
See All in Design
【MIXI MEETUP!ー TECH & DESIGN DAYー】【工数98%削減】Xでモンストを話題にせよ!生成AIの活用で日本トレンド6位を獲得した企画の設計&デザイン術
mixi_design
PRO
0
170
Installing and Running decksh/pdfdeck
ajstarks
1
900
Meet, Learn, Grow × AI ― コミュニティで加速するスキル循環 「コミュニティと関わり方」
tame
0
330
AI時代に問われる、リサーチの感受性──地域⇄大企業の現場から見えた「違和感」との向き合い方
muture
PRO
0
340
見過ごさない誠実さ_アクティブバイスタンダーとIntegrityが支えるアジャイル文化 / integrity-and-active-bystander
spring_aki
1
240
これからの「Webデザイン」の話をしよう~デザイナーの私が考えるブロックテーマへの対応で変わりゆくデザインの価値~
ds35mm
0
440
8_8_リサーチカンファレンスプレイベント.pdf
muture
PRO
2
600
Emmy's Artwork
mcksmith
0
180
ユーザー像を「みてね」らしく可視化する 家族アルバムみてねUXリサーチチームの取り組み
mixi_design
PRO
3
540
decksh object reference
ajstarks
2
1.5k
Ana Cortes Visual Development Portfolio 2025
haruanleb
0
140
アイデアを加速させる!Firefly ボードで発想の幅を広げよう
connecre
1
220
Featured
See All Featured
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
174
15k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
50
14k
Docker and Python
trallard
47
3.7k
Navigating Team Friction
lara
191
16k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
710
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.2k
The Invisible Side of Design
smashingmag
302
51k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
196
70k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
186
22k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
32
2.8k
Transcript
クライアントワークにおける UXリサーチの実践 2025.2.19 RESEARCH Conference Lightning Talk2025 #1 平 光蔵(株式会社アイスリーデザイン)
©i3DESIGN Co.,Ltd. はじめに 2 自己紹介 株式会社アイスリーデザイン PM/ディレクター 平 光蔵 印刷会社、Web制作会社を経て、株式会社アイスリーデザイン 入社。
現在は、Webアプリ・ネイティブアプリのUI/UXディレクションおよび プロジェクトマネジメント業務と組織のマネジメントを担当。
©i3DESIGN Co.,Ltd. はじめに 3 こんな会社で働いています 株式会社アイスリーデザイン ※発表内容はあくまで個人の見解であり、会社としての公式見解ではありません。 • 青山一丁目にオフィスがある、社員数 約70名の会社です。
• クラウドネイティブ開発、ソフトウェアのUI/UXデザイン、 システム内製化支援などを行なっているテック企業です。
©i3DESIGN Co.,Ltd. はじめに 4 本日のテーマ 現在、当社のプロジェクトの上流工程においてはUXリサーチを実施することが定着し、 またプロセスも型化されてきましたが、決して最初からできていたわけではありません。 「クライアントワークにおけるUXリサーチの実践」 ※発表内容はあくまで個人の見解であり、会社としての公式見解ではありません。 どのようにして、UXリサーチのプロセスが定着し、
サービスとして提供できるようになったかお話したいと思います。
©i3DESIGN Co.,Ltd. はじめに 5 アイスリーデザインが実施している「UXリサーチ」の例 Google Analyticsなどの計測ツールによる利用状況 把握や、専門家視点のヒューリスティック評価、 ユーザーテストなど複数の角度から既存システムの 持つ課題を見つけ出します。
プロダクト評価 ユーザー理解 ユーザーの利用状況や課題・要求事項を理解するた めにインタビューや実地調査を行い、ステークホル ダー間での共通認識を得られるよう、整理・分析し ます。 ↑本日はこちらの内容を中心にお話しします
UXリサーチが定着する前の状況
©i3DESIGN Co.,Ltd. 7 UXリサーチが定着する前の状況 • 「鶏が先か卵が先か」 リサーチの機会がない → ナレッジ不足のループ •
営業段階で提案に含められていないため、当然、予算も確保されない 社内の状況 単発のプロジェクト単位では、パートナーに協力いただく形でリサーチの実施はしていたが、 メンバーの入れ替わりや期間の隔たりもあり、プロセスの型化までは至らなかった
©i3DESIGN Co.,Ltd. 8 UXリサーチが定着する前の状況 まずは(できることから) やってみよう! 👨 当時の上司(デザインマネージャー)からのアドバイス デザインマネージャー
できることから、やってみた
©i3DESIGN Co.,Ltd. 10 できることから、やってみた • 顧客には「話聞ける人いたら聞いてみますねー」と一言伝えた上で、インタビュー実施 • 外部の募集サービスを使うと、なんだかんだユーザー集めはできた • 最小のインタビュー時間・人数であれば、どうにかプロジェクト予算の範囲で実施できた
①BtoCサービスの場合:自主的にユーザーインタビューを実施した やるとやらないとでは、ユーザーに対する解像度が 全く違うことを身をもって実感できた
©i3DESIGN Co.,Ltd. 11 ②(インタビューに慣れるため)外部のインタビューに参加することで、コツを掴んだ できることから、やってみた • 自身もモニターとして外部のサービスに登録して、募集要項の記載含めコツを掴んだ • 外部のインタビューを受けてみると「ラポール形成」の意味が実体験として理解できた とにかく数をこなすことで、
徐々にインタビュー自体は慣れることができた
©i3DESIGN Co.,Ltd. 12 できることから、やってみた • 「現場を見せて欲しい、勉強させて欲しい」と依頼すると基本的に歓迎していただけた • システム化する対象業務そのものだけではなく、電話の様子、営業の方の振る舞い、座席 の配置、使われている言葉、利用ツールなど含め、目に入るもの全てをインプットした ③BtoB業務システムの場合:シンプルに「現場を見せて欲しい」と依頼した。
業務を観察することで、UI/UX検討における、 「運用のポイント」も見えるようになってきた
やり続けた結果
©i3DESIGN Co.,Ltd. 14 やり続けた結果 プロジェクト を通した実践 実践を 元にした提案 次のプロジェクト に繋がる
振り返り ブラッシュアップ 実践→提案→実践の繰り返しで、ポジティブなループに入った
©i3DESIGN Co.,Ltd. 15 やり続けた結果 何より、ユーザーへの価値提供に繋がった あくまでリサーチは手段であり、 実際に影響があったかどうかが重要
©i3DESIGN Co.,Ltd. 16 やり続けた結果 結果的に、サービスの一つとして提供できるようになった
まとめ
©i3DESIGN Co.,Ltd. まとめ 18 まとめ 1. 「まずはやってみる」マインドを大切に 2. 限られた予算/時間で、できることを最大限やる 3.
ユーザーへの価値提供が重要(リサーチはあくまで手段)
©i3DESIGN Co.,Ltd. 最後に 19 自社メディアで情報発信しています & 個人でXもやっているので、ぜひ情報交換させてください @tckw_flt https://www.i3design.jp/in-pocket/
ご清聴ありがとうございました!