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[SODA'18読み会資料] Juntaの性質検査について

Kentaro Minami
February 20, 2018

[SODA'18読み会資料] Juntaの性質検査について

Kentaro Minami

February 20, 2018
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  1. Tolerant Junta Testing and the Connection to Submodular Optimization and

    Function Isomorphism 南 賢太郎 東⼤ 情報理⼯ 数理4研 D2 2018/2/23@SODA’18 Reading Group 1
  2. 読む論⽂ Eric Blais, Clément Canonne, Talya Eden, Amit Levi, and

    Dana Ron. “Tolerant Junta Testing and the Connection to Submodular Optimization and Function Isomorphism” 2
  3. 読む論⽂ 1. 何の論⽂? • 分野: 性質検査 (property testing) • 貢献:

    ブール関数がk-juntaかどうかの寛容検査のアルゴリズム 2. テクニック • サイズ制約劣モジュラ関数最⼩化に関する検査 • 発表の⽬標: 性質検査とどう関係があるか理解する 3. 応⽤ • 同型性の検査 (今回は紹介しない) 3 注: 発表者は素⼈
  4. 発表の流れ 1. 背景 & 問題設定 • 性質検査とは? Juntaとは? • 既存研究:

    Juntaであることの検査 • 寛容検査 • 問題: Juntaであることの寛容検査 2. 主定理 3. Theorem 1.1のアイデア • (A) に依らないサイズの問題へのランダム帰着 • (B) 劣モジュラ関数最⼩化による検査 4
  5. ブール関数の性質検査 : −1, 1 ( → {−1, 1} ブール関数 ⽬標:

    がある性質を満たすかどうかを少ないクエリで判定したい : 性質をもつ の全体 例: 線形関数,単項式,s項からなるDNF,-junta 5
  6. ブール関数の性質検査 定義: 性質検査アルゴリズム • ∈ (0, 1) とする • アルゴリズム

    が性質 の-testerであるとは, に対するクエリアクセスに基づいて {受理,棄却} を (ランダムに) 答えるアルゴリズムで,以下を満たすもの: 1. ∈ であるならば,確率 2/3 以上で受理 2. がから-farであるならば,確率 2/3 以上で棄却 10
  7. ブール関数の性質検査 定義: 性質検査アルゴリズム • ∈ (0, 1) とする • アルゴリズム

    が性質 の-testerであるとは, に対するクエリアクセスに基づいて {受理,棄却} を (ランダムに) 答えるアルゴリズムで,以下を満たすもの: 1. ∈ であるならば,確率 2/3 以上で受理 2. がから-farであるならば,確率 2/3 以上で棄却 11 どちらでもない は存在 (0 < dist , ≤ ) à その場合は特に何も 要請しないのがポイント
  8. Junta 定義: (Junta) : −1, 1 ( → {−1, 1}

    が -junta である >?@ B , … , ( の値が⾼々 個の引数にしか依存しない 語源(?) 12
  9. 寛容検査 (Tolerant testing) (1/3) 14 -juntas ブール関数全体 -juntaから-far である関数 à

    ⾼確率でリジェクトしてほしい ( + 1)-junta à 動作未定義 -junta à ⾼確率でアクセプトしてほしい
  10. 寛容検査 (Tolerant testing) (2/3) 何が問題か • はとても⼤きく, ≪ とする •

    ( + 1)-juntaである関数を -juntaだと思うのは「おしい」(distが⼩さい) • おしい場合に対する挙動が未定義だと,おしい間違いに対する トレードオフについて理論的な⽰唆が得られない 15
  11. 寛容検査 (Tolerant testing) (3/3) 16 -juntas ( + 1)-junta 定義

    が に -close >?@ dist , ≤ 定義 (寛容検査) 1M. が に M-closeならば⾼確率で受理 2. が から-farならば⾼確率で棄却
  12. 問題設定まとめ Juntaの検査 要件 • が-juntaのとき⾼確率で受理 • が-juntaから-farのとき⾼確率で棄却 クエリ数 • 上界

    (/ + log ) (Blais 2009) • 下界 Ω() (Chockler & Gutfreund 2004) Juntaの寛容検査 要件 (B < N ) • が-juntaから -closeͷͱ͖⾼確率で受理 • が-juntaからN -farのとき⾼確率で棄却 クエリ数 • 上界 B = N として (exp(/N )) (Chakraborty+ 2012) 17
  13. 問題設定まとめ Juntaの検査 要件 • が-juntaのとき⾼確率で受理 • が-juntaから-farのとき⾼確率で棄却 クエリ数 • 上界

    (/ + log ) (Blais 2009) • 下界 Ω() (Chockler & Gutfreund 2004) Juntaの寛容検査 要件 (B < N ) • が-juntaから -closeͷͱ͖⾼確率で受理 • が-juntaからN -farのとき⾼確率で棄却 クエリ数 • 上界 B = N として (exp(/N )) (Chakraborty+ 2012) 18 問題意識: • について指数は必要? • への依存性は?
  14. 発表の流れ 1. 背景 & 問題設定 • 性質検査とは? Juntaとは? • 既存研究:

    Juntaであることの検査 • 寛容検査 • 問題: Juntaであることの寛容検査 2. 主定理 3. Theorem 1.1のアイデア • (A) に依らないサイズの問題へのランダム帰着 • (B) 劣モジュラ関数最⼩化による検査 19
  15. Theorem 1.1 ∈ (0, 1), ≥ 1 とする. 関数 :

    −1, 1 ( → {−1, 1} へのクエリアクセスが与えられたもとで, 以下を満たすアルゴリズムが存在する: • が-juntaから/16-closeであれば,確率2/3で受理する • が4-juntaから-farであれば,確率2/3で棄却する クエリアクセスの回数は poly(, 1/) となる. 20
  16. Theorem 1.1 ∈ (0, 1), ≥ 1 とする. 関数 :

    −1, 1 ( → {−1, 1} へのクエリアクセスが与えられたもとで, 以下を満たすアルゴリズムが存在する: • が-juntaから/16-closeであれば,確率2/3で受理する • が4-juntaから-farであれば,確率2/3で棄却する クエリアクセスの回数は poly(, 1/) となる. 21 注1: ではなく4 注2: Y(NZ/Z + N[)
  17. Theorem 1.2 ∈ (0, 1), ≥ 1, ∈ (0, 1)

    とする. 関数 : −1, 1 ( → {−1, 1} へのクエリアクセスが与えられたもとで, 以下を満たすアルゴリズムが存在する: • が-juntaから/16-closeであれば,確率2/3で受理する • が-juntaから-farであれば,確率2/3で棄却する クエリアクセスの回数は \ ]^_ \ `a Bba c となる. 22
  18. 主定理について わかったこと • 寛容検査でもクエリ数が の多項式オーダーのものが作れる • B = N のとき,のクエリ数への依存性は

    B a Bba c • ( ↓ 0 でも悪化するのは不思議…) 証明⽅針 • Theorem 1.2はTheorem 1.1とは異なる⽅法で証明される • 本スライドではTheorem 1.1 についてのみ紹介 (⻑いのでここで⼀旦終わり) 23
  19. 発表の流れ 1. 背景 & 問題設定 • 性質検査とは? Juntaとは? • 既存研究:

    Juntaであることの検査 • 寛容検査 • 問題: Juntaであることの寛容検査 2. 主定理 3. Theorem 1.1のアイデア • (A) に依らないサイズの問題へのランダム帰着 • (B) 劣モジュラ関数最⼩化による検査 24
  20. 記号: 部分割り当て • : −1, 1 ( → {−1, 1}

    • ⊆ , ∈ −1, 1 h, ∈ −1, 1 ( ∖h • ( ⊔ ) ⼊⼒の第成分に, ∈ ならば m , ∉ ならば m を 割り当てたもの 25
  21. 集合のinfluence 集合 以外への割り当て を固定して, ( ⊔∗) が れだけ変動しやすいか測ったものをinfluenceという ఆٛɿ Set-influence

    : −1, 1 ( → {−1, 1} に対して,集合 ⊆ [] のset-influenceを次で定義する ただし, ∼ Unif −1, 1 ( ∖h , , ∼ Unif −1, 1 h 26
  22. 集合のinfluence Influenceの性質 (1) 1. ある ⊆ [] が存在して, ≤ かつ

    @ ∖ = 0 ⇔ は -junta 1. ある ⊆ [] が存在して, ≤ かつ @ ∖ ≤ ⇒ ある-junta が存在して dist , ≤ よって,このような がひとつでも⾒つかれば-juntaに-close 27
  23. 集合のinfluence Influenceの性質 (2) • ⾮負性 @ ≥ 0 • 単調性

    ⊆ ⇒ @ ≤ @ • 劣モジュラ性 @ + @ ≥ @ ∪ + @ ∩ • see e.g. Goldreich (2016) Lecture Notes on Testing Dictatorships, Juntas, and Monomials http://www.wisdom.weizmann.ac.il/~oded/PDF/pt-junta.pdf 28
  24. 集合のinfluence まとめると,サイズ制約劣モジュラ関数最⼩化問題 の解が, • N より⼤きければ-junta から N -far, •

    B 以下であれば B -close 30 問題点 (1) Influenceの厳密計算は 2( à 少ないクエリから 推定量を作る 問題点 (2) 制約のサイズが に依存 à もっと⼩さい問題に 帰着したい
  25. Theorem 1.1の証明 ロードマップ (A) にしか依らないサイズの問題に帰着 • 変数をランダムに (N) 個のグループに分け, それぞれのグループへの

    依存性を調べる (B) 劣モジュラ関数最⼩化 (SFM) についての検査 • サイズ制約SFM (hard) の最⼩値が閾値を超えるかどうかの検査アルゴリズムを, 制約なしSFM (多項式時間) によって作る 31
  26. (A) サイズ (N) の問題へのランダム帰着 • [] をランダムに⾼々 ℓ 個のグループ B

    , … , ℓ に分割する 各 ∈ [] は確率 1/ℓ でグループ … ( ∈ ℓ ) に属するようにする • ⊆ [ℓ] に対して,ℎ() を次で定義 • ↦ ℎ() は劣モジュラ 32 変数をグループごとに まとめて ON / OFF
  27. (A) サイズ (N) の問題へのランダム帰着 「粗いjunta」のような概念を考える (-part junta) 定義 1. が

    -approximate being -part juntaであるとは, = ℓ − である ⊆ [ℓ] が存在して ℎ() ≤ 2 が成り⽴つこと 2. が -violate being -part juntaであるとは, = ℓ − であるような 任意の ⊆ [ℓ] に対して ℎ > 2 が成り⽴つこと 33
  28. (A) サイズ (N) の問題へのランダム帰着 Lemma 3.3 は -junta から -close

    であるとする.ℓ ≥ グループへの任意の分割 について, は -part juntaを 2-approximateする Lemma 3.2 (Blais 2012) が -junta から -far であれば,ℓ = 24N 個のグループへのランダムな 分割に関して,確率 5/6 以上で -part junta を /2 violateする 34
  29. 補⾜: 指数時間アルゴリズム = ℓ − である集合を総当たりすれば, クエリが(exp((1 + (1) log

    )) / N) 回のアルゴリズムは作れる 作り⽅のイメージ • ⊆ [] に対して,独⽴に クエリ投げて平均をとることで, となる推定量 ‹ が作れる. ただし,Hoeffdingの不等式より = ℓ ]^_ ℓ `Œ ととれば⼗分 35
  30. 補⾜: 指数時間アルゴリズム • の ℓ ℓ − 個の候補すべてについてこれを計算する Union boundより,確率

    5/6 ですべての について /6 近似できている • ランダム分割がうまく取れる確率が 5/6 以上であるから, 全体としては確率 2/3 以上で (棄却 / 受理) を正しく⾏える • 総クエリ数は 36
  31. サイズ制約SFMの最⼩値の検査 与えられていると仮定するもの 1. : 2 ℓ → ℝ の近似オラクル ‘

    ±(, , ) • 任意の , ∈ (0, 1) と ⊆ [ℓ] に対して,確率 1 − 以上で − • ≤ となるような推定値 •() を出⼒する 2. 近似SFMアルゴリズム (ASFM) • 1. に繰り返しアクセスし,確率 1 − で − min˜ ≤ となる 最⼩値の推定値 を出⼒する 39
  32. サイズ制約SFMの最⼩値の検査 与えられていると仮定するもの 1. : 2 ℓ → ℝ の近似オラクル ‘

    ±(, , ) • 任意の , ∈ (0, 1) と ⊆ [ℓ] に対して,確率 1 − 以上で − • ≤ となるような推定値 •() を出⼒する 2. 近似SFMアルゴリズム (ASFM) • 1. に繰り返しアクセスし,確率 1 − で − min˜ ≤ となる 最⼩値の推定値 を出⼒する 40 Influenceのときは 作れる あとで作る
  33. サイズ制約SFMの最⼩値の検査 Algorithm 1 Input: š ±(, , ): ℎの近似オラクル,ASFMアルゴリズム Output:

    {accept, reject} 1. ASFMで右の問題の最⼩値の推定値 を作る ( š› ± , , = š ± , , − ` \ || を使う) 2. ≤ 2 + ℓb\ \ ならばaccept. そうでなければreject. 41
  34. サイズ制約SFMの最⼩値の検査 Theorem 4.1 (Algorithm1の妥当性) 1. もし ≥ ℓ − かつ

    ℎ ≤ である ⊆ [ℓ]が存在するならば Algorithm 1は確率 1 − 以上でacceptを出⼒する 2. もしすべての ⊆ [ℓ] s.t. ≥ ℓ − 4 に対して ℎ ≥ 4 が成り⽴つならば Algorithm 1は確率 1 − 以上でrejectを出⼒する • 証明は略 • 定数4は変更できるが⾒た⽬は複雑になる 42
  35. 著者 計算量 備考 (連続最適化?) 1. Grötschel, Lovász, Schrijver (1981, 1988)

    Y(•EO + ) 楕円体法 2. Cunningham (1985) (¡ log ⋅ EO) 3. Schrijver (2000) ([ ⋅ EO + £) 4. Iwata, Fleischer, Fujishige (2000) (• ⋅ EO log ) ( log ⋅ EO) 5. Iwata, Fleischer (2000) ( ⋅ EO + [) 6. Iwata (2003) ((Z ⋅ EO + •) log ) ((¡ ⋅ EO + ) log ) 7. Vygen (2003) ( ⋅ EO + [) 8. Orlin (2007) (• ⋅ EO + ¡) 9. Iwata, Orlin (2009) ( Z ⋅ EO + • log ) ( • ⋅ EO + ¡ log ) 10. Chakrabarty, Jain, Kothari (2014) ( •EO + N) ( の定義略 ) Fujishige—Wolfe 11. Lee, Sidford, Wong (2015) (N log ⋅ EO + ¥ log¦ B ) (¥ logN ⋅ EO + Z log¦ B ) 切除平⾯法 12. Chakrabarty, Lee, Sidford, Wong (2017) Y(¥ ⋅ EO) 勾配降下法 制約なしSFMのアルゴリズムたち : 2 ( → [−, ]
  36. 著者 計算量 備考 (連続最適化?) 1. Grötschel, Lovász, Schrijver (1981, 1988)

    Y(•EO + ) 楕円体法 2. Cunningham (1985) (¡ log ⋅ EO) 3. Schrijver (2000) ([ ⋅ EO + £) 4. Iwata, Fleischer, Fujishige (2000) (• ⋅ EO log ) ( log ⋅ EO) 5. Iwata, Fleischer (2000) ( ⋅ EO + [) 6. Iwata (2003) ((Z ⋅ EO + •) log ) ((¡ ⋅ EO + ) log ) 7. Vygen (2003) ( ⋅ EO + [) 8. Orlin (2007) (• ⋅ EO + ¡) 9. Iwata, Orlin (2009) ( Z ⋅ EO + • log ) ( • ⋅ EO + ¡ log ) 10. Chakrabarty, Jain, Kothari (2014) ( •EO + N) ( の定義略 ) Fujishige—Wolfe 11. Lee, Sidford, Wong (2015) (N log ⋅ EO + ¥ log¦ B ) (¥ logN ⋅ EO + Z log¦ B ) 切除平⾯法 12. Chakrabarty, Lee, Sidford, Wong (2017) Y(¥ ⋅ EO) 勾配降下法 制約なしSFMのアルゴリズムたち : 2 ( → [−, ] Noisy separation oracleを 作ることができれば動く à 今回の⽤途に適する!
  37. Lovász拡張 • ℎ: 2 ℓ → ℝ 劣モジュラ関数 • ℒš

    (): [0, 1]ℓ→ ℝ 凸関数 • 性質: à 最⼩値に興味があるならば,連続凸関数が最⼩化できればよい 46 B # ≥ N # ≥ ⋯ ≥ ℓ # と並び替える
  38. 近似オラクル à 近似separation oracle 定義:Lee, et al. (2015) のseparation oracle

    Input: ℒ: 0, 1 ℓ → ℝ 凸関数, ∈ 0, 1 ℓ, , ≥ 0 Output: 1. ℒ ≤ min¬ ℒ + であるかどうか答える 2. そうでなければ,半空間 ≔ : ° ≤ ° + で, ∈ 0, 1 ℓ: ℒ ≤ ℒ ⊂ となるものを出⼒する. ただし, ∈ 0, 1 ℓ, ≠ 0 かつ ≤ N を満たす. 47
  39. 近似オラクル à 近似separation oracle Lemma 5.3 (noisy separation oracle) •

    , ∈ (0, 1) separation oracleのパラメータ • ∈ (0, 1) 確率パラメータ • ≔ min /4ℓ, /2ℓ とおく š ±(⋅, M, ) の呼び出しにかかる時間を EO(M, ) とおく. このとき,計算時間が ℓ ⋅ EO / ℓ, + ℓ log ℓ のアルゴリズムで, 確率 1 − 以上でseparation oracleの定義を満たすものが作れる 48
  40. 近似オラクル à 近似separation oracle 作り⽅ (Algorithm 2) 1. š ±(/ℓ,

    N/2) に ℓ 回アクセスして,関数値の推定量 を得る ( = 1, … , ℓ) 2. Lovasz拡張の推定量を作る 3. もしすべての = 1, … , ℓ について | •m | < であれば ℒš ≤ min ¬ ℒš + であると判定する. そうでなければ ≔ : •° ≤ ℒ ´ š + 2ℓ • N を出⼒する. 49
  41. 近似separation oracle à SFM ノイズなし separation oracleがあるとき à 切除平⾯法 (Lee,

    et al. (2015)) Theorem (Lee, et al. (2015), Theorem 42) • 凸関数 ℒ: 0, 1 ℓ → ℝ のseparation oracleが与えられているとする • 与えられた ∈ (0, 1) と > 0 に対して, を満たす ∈ 0, 1 ℓ を出⼒するアルゴリズムで,実⾏時間の期待値が 次のものが存在 50
  42. 近似separation oracle à SFM ノイズあり separation oracleがあるとき Theorem (Lee, et

    al. (2015), Theorem 42) • 凸関数 ℒ: 0, 1 ℓ → ℝ のseparation oracleが与えられているとする • 与えられた ∈ (0, 1) と > 0 に対して,確率 1 − 以上で を満たす ∈ 0, 1 ℓ を出⼒するアルゴリズムで,実⾏時間の期待値が 次のものが存在 51
  43. 近似separation oracle à SFM ノイズあり separation oracleがあるとき Theorem (Lee, et

    al. (2015), Theorem 42) • 凸関数 ℒ: 0, 1 ℓ → ℝ のseparation oracleが与えられているとする • 与えられた ∈ (0, 1) と > 0 に対して,確率 1 − 以上で を満たす ∈ 0, 1 ℓ を出⼒するアルゴリズムで,実⾏時間の期待値が 次のものが存在 52 SO呼び出し回数だけ Union boundで保証する 「⾼確率で」に直せる (Markov不等式)
  44. まとめ Torelant testing for -juntas ↓ Testing for -part juntas

    = Testing for cardinality constrained SFM ↓ Unconstrained ASFM ↓ poly , B ` algorithm 53 Random reduction to size (N) Algorithm 1 Cutting plane method
  45. 参考⽂献 ࿦จ • Eric Blais, Clément Canonne, Talya Eden, Amit

    Levi, Dana Ron (2018). Tolerant Junta Testing and the Connection to Submodular Optimization and Function Isomorphism. In SODA 2018. • Eric Blais (2009). Testing juntas nearly optimally. In STOC 2009. • Yin Tat Lee, Aaron Sidford, Sam Chiu-wai Wong (2015). A Faster Cutting Plane Method and its Implications for Combinatorial and Convex Optimization. In FOCS 2015. ੑ࣭ݕࠪͷνϡʔτϦΞϧ • Dana Ron (2010). Algorithmic and analysis techniques in property testing. http://www.eng.tau.ac.il/~danar/Public-pdf/fnt-tcs.pdf 54