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Dynalystにおける動的な画像生成
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Kurochan
March 21, 2017
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Dynalystにおける動的な画像生成
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March 21, 2017
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Transcript
CyberAgent, Inc. All Rights Reserved Dynalystにおける動的な広告の 画像生成 黒崎 優太 @kuro_m88
黒崎 優太 @kuro_m88 • 株式会社サイバーエージェント ◦ AdTech Studio / Dynalyst
エンジニア • 新卒2年目 • Scala, AWS, 自宅サーバ 査読に参加しました 今日書き終えました
今日話すこと • 自分から見たScala ◦ 初心者的な話 • 動的な広告の画像生成 ◦ Scalaを使ってどのようにして実現したか (募集ページより)
自分から見たScala
Scalaを始めたきっかけ • 配属されたチームがScalaしか使ってなかった ◦ 社歴 = Scala歴 • 聞いたことはあったかもしれない…? •
Go言語も2010年くらいに力説された事があった ◦ こんなに流行るならやっとけばよかった • 今覚えるならScalaかGoかRust
なぜScalaなのか • インタビュー記事が! ◦ アドテクスタジオのエンジニアに聞くScalaの魅力 http://gihyo.jp/dev/serial/01/cyberagent/0063
なぜScalaなのか • チャレンジ (今は普通?) • 可読性、メンテナンス性が高い • パフォーマンス • Javaの資産が使える
• 社内コミュニティ
なぜScalaなのか • 弊社Scala Girlからの回答
なぜScalaなのか • 弊社Scala Girlからの回答
Scala Meetup • 社内勉強会を定期的に開催
Scalaをやってみて • 書いて実際に使ってみないと良い書き方がわからない ◦ 既存のコード、チームのレビュー環境のおかげ • 並行、並列処理が書きやすい • よく言われるデメリット的な物はあまり感じない or
工夫次第 or 慣れ ◦ 例: コンパイル遅い、検索しにくい ◦ スペック低めの環境で開発つらいのはどうにかしたい ◦ ハマるのはだいたいJavaっぽい箇所 • モックをすぐ作って動かす!みたいな用途には向いてなさそう
朗報: ググラビリティ問題は解決しました • Google先生の圧倒的成長により解決 • こういうやつ
朗報: ググラビリティ問題は解決しました
Scalaのコンパイル
参考: Scalaプロダクトのビルド高速化 • https://speakerdeck.com/kurochan/scalapurodakutofalsebirudogao-su-hua
動的な広告の画像生成
• Dynamic Retargeting for Games • Dynamic Personalized Ads
• 100+ sbt subprojects • 400K+ lines • 18K+ builds
(50 builds / day) • Running on AWS (US, JP)
配信している広告の例 • こんな感じです
生成している画像 • こんな感じです
動的な部分 • ユーザによって色々違う
構成
そもそも画像を生成する理由 • HTMLとかSVGで重ねればよいのでは? ◦ ディスプレイ広告だけなら可能 ◦ ネイティブ広告に対応できない
Scalaで画像合成 • 画像パーツとテキストを合成
Scalaで画像合成 • ほぼJavaの標準クラスライブラリを利用 ◦ javax.imageio ▪ ImageIO • 画像の入出力 /
圧縮フォーマット変換 ◦ java.awt ▪ image.BufferedImage • 画像をメモリに展開して操作するバッファ ▪ Graphics2D • 画像の操作
Scalaで画像合成 • 便利なライブラリ ◦ rkalla/imgscalr ▪ 画像のリサイズに利用 ◦ sksamuel/scrimage ▪
画像の操作がひととおり用意されている(今回は自作) 画像フィルタもある
テキストのアウトライン描画 • アウトラインがあると文字がくっきりする
Scalaでアウトライン描画 (一部簡略化)
透過情報付き画像がJpegに書き出せない • 透過なしの画像バッファを用意してそこに再描 画
日本語/中国語/韓国語が描画できない • いわゆるCJKフォント • PCで動くのにサーバでレンダリングされない • フォントサイズを変えてもフォントの幅が0px • OracleJDKをOpenJDKに変えたらなおった… ◦
JVMの実装依存 ◦ 手元と環境揃えるの大事
気になりそうなところ • 画像をメモリ上で扱うので容量が気になる ◦ バランス的にメモリよりもCPUを使うのでイン スタンスサイズ的に問題なかった • 生成速度を上げられるのか ◦ Kinesisを使ってるので生成サーバを増やせ
ば水平スケール可能
Scalaの強みが活かせそうなところ • 別々に画像を生成してそれらを重ねる
どうやって開発したのか • 開発期間: 1ヶ月程度 • 他に配信のためにデータの連携する部分とか • コンポーネントごとに分担して開発
まとめ • 入社して初めてScala触った人の体験談 • Scalaで画像生成するサーバを作った話 ◦ 他にも色々新機能追加しています