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OpenShift 101 入門 / Dojo OpenShift101 2020Apr22

OpenShift 101 入門 / Dojo OpenShift101 2020Apr22

2020/01/22(水) IBM Developer Dojo OpenShift 入門
の資料です。

Kyoko Nishito

April 22, 2020
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Transcript

  1. IBM Developer Dojo OpenShift 101 ⼩薗井 康志 (Yasushi Osonoi) Sr.

    Developer Advocate Developer Advocacy Tokyo Client Team, IBM @osonoi ⻄⼾ 京⼦ (Kyoko Nishito) Developer Advocate Developer Advocacy Tokyo City Team, IBM @KyokoNishito #IBMDojo #OpenShiftWorldTour
  2. 小薗井 康志 日本IBM Developer Advocacy Group, Client Developer Advocate ブログ:

    https://qiita.com/osonoi (Qiita) https://blogs.itmedia.co.jp/osonoi/ (IT Media) Twitter: @osonoi Facebook: @osonoi 珍しい名前なのでたいがい “osonoi”で発見できます。
  3. City Leader AKIRA ONISHI City Team TAIJI HAGINO KYOKO NISHITO

    AYA TOKURA NORIKO KATO Program Manager TOSHIO YAMASHITA Client Team YASUSHI OSONOI JUNKI SAGAWA DEVELOPER ADVOCATE in TOKYO Tokyo Team is a part of Worldwide Developer Advocate Teams!
  4. ü コンテナは仮想マシン(VM)に⽐べてリソース効率がよい ü スケールアウトが簡単 VM(仮想マシン)とコンテナ VM(仮想マシン型) コンテナ型 システム基盤 ホストOS 仮想化層

    ゲストOS ゲストOS ゲストOS Bin/Libs Bin/Libs Bin/Libs App1 App2 App3 システム基盤 ホストOS コンテナ・エンジン Bin/Libs Bin/Libs Bin/Libs App1 App2 App3
  5. コンテナを使った開発の流れ Dockerfileなど Docker イメージなど コンテナ レジストリ マニフェストで コンテナ⾃体の 詳細を記述 開発者

    コンテナ イメージ作成 イメージの 登録 開発者 アプリ実⾏ アプリ開発 3段階のプロセス
  6. dockerを使った例 利⽤ Build Docker Runtime ソースや 構成情報 内部リポジトリー コンテナ・イメージ Pull

    run/exec dockerHub コンテナ dockerHub オンライン上にイメージを保管しておくコンテナレジストリの1種です。 様々なイメージの取得、⾃作イメージの保管ができます。 Dockerの操作は、提供されているDocker コマンド(CLI)を活⽤します。ユーザーは、 元になるDocker imageをコンテナ化することで、アプリケーションとして利⽤するこ とができます。
  7. コンテナレジストリ Container Registryはコンテナ・イメージを保管しておくための領域であり、Docker Hubはそのうちの ⼀つです。Container Registryは様々な種類があり、環境・⽤途によって使い分けが可能です。 種類 概要 例 Docker

    Hub 様々なイメージが保管・公開されている。 公開されているイメージを取得したり、作成したイメー ジを保管したりすることができる。 料⾦を⽀払うことで、privateなレジストリとしても利⽤ 可能。 - クラウド・サービス 様々なクラウド・ベンダーなどが提供しているサービス。 各ユーザーのPrivateな領域として利⽤可能。 料⾦によって、サイズやアクセス回数の制限がある。 IBM Cloud Container Registry Amazon ECR GCP Container Registry Azure Container Registry OSS ユーザー固有の環境に独⾃で作成するRegistry。 環境・導⼊作業などは必要だが、基本的に⾃由に利⽤可 能。 NEXUS OCR (OpenShift Container Registry) また、各イメージはContainer Registryに作成された領域であるリポジトリ内に保存され、形式は下記の通りです。 <リポジトリ名>/<イメージ名>(:<tag>) (例: ibmcom/websphere-liberty → ibmcomリポジトリ内のwebsphere-libertyイメージ)
  8. dockerコマンド操作 イメージをdocker hubからpull > docker image pull gihyodocker/echo:latest イメージをコンテナ化して実⾏ >

    docker container run -d -t -p 9000:8080 gihyodocker/echo:latest -d:バックグラウンドで実⾏ -p:ポートフォワーディング コンテナを停⽌ > docker container stop <コンテナID> コンテナを削除 > docker container rm <コンテナID> イメージを削除 > docker image rm <イメージID>
  9. dockerコマンド集(主なもの) 概要 コマンド オプション イメージ取得 image pull {image}:{tag} イメージビルド image

    build {image}:{tag} イメージ⼀覧 image list タグの付与 image tag {image}:{tag} {image}:{新tag} イメージ削除 image rm {image id} コンテナ起動 container run {image}:{tag} -p {host port}:{container port} ポート公開 -d バックグラウンド起動 --rm 停⽌時にコンテナ削除 コンテナ⼀覧 ps -a 停⽌状態含む全てのコンテナを取得 コンテナ停⽌ container stop {container id} コンテナ削除 container rm {container id} コンテナ内でコマンド実⾏ container exec {container id} {command} -it インタラクティブに操作 ステータス確認 stats --no-stream ⼀回のみ表⽰
  10. コンテナのポータビリティ ! アプリケーション稼働に必要な依存ファイルを パッケージングできる ! 物理サーバーに固定されない → 同じアーキテクチャの環境であれば ポータビリティが存在する 「僕の環境では動いた」

    問題が発⽣しない システム基盤 (クラウド) ホストOS システム基盤 (オンプレミス) ホストOS コン テナ エン ジン App1 Bin/Libs App2 Bin/Libs App3 Bin/Libs コン テナ エン ジン App3 Bin/Libs
  11. コンテナーの運⽤実⾏と管理を⾏うオーケストレーションツール • コンテナーが⼤量になってくると管理しきれない部分をカバー • 複数のDockerホストの管理 • 死活監視 • スケジューリング •

    スケーリング • 障害時のリカバリー • アプリ実⾏に必要なインフラリソースを管理 • 永続的なストレージ • ネットワーク • クレデンシャル情報 etc… • 宣⾔的設定モデル • 「あるべき状態」を記述すると、それを実現し続けようとしてくれる • 障害時も⾃動で復旧作業を実施 Kubernetesの特徴
  12. Kubernetesで覚えておきたい概念 Pod Kubernetes における最⼩の管理単位 - Podの中には 1つ以上 の コンテナが含まれる -

    Pod単位でスケールイン・スケールアウトする - PodごとにIPアドレスがアサインされる Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.128
  13. Kubernetesで覚えておきたい概念 Node Port Kubernetes外から TCP/IPでアク セスするための定義 - K8Sクラスタ内で⼀意となるポートがアサイン される -

    K8Sクラスタのどのノードからアクセスしても 当該サービスにルーティングされる Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.110 ノード ノード 30010 30010
  14. Kubernetesで覚えておきたい概念 Deployment ワークロード定義体 - Pod - ReplicaSet - ClusterIPs -

    NodePort - (Ingress) Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.110 Cluster IP 10.0.0.142 169.56.42.73 Ingress IP Deployment
  15. OpenShiftのしくみ OpenShift 4 Platform ⚓ 統合と⾃動化 ⚓ シームレスなKubernetesデプロイ ⚓ インストールの⾃動化

    ⚓ 1クリックでのプラットフォーム更新 ⚓ クラウドリソースのオートスケーリング
  16. OpenShiftのしくみ 1. カタログからApacheを選んで、ウイザードに沿ってデプロイを指定します 2. OpenShiftは⾃動的にgithub上に格納されているテンプレート定義ファイル(json)を⼊⼿します 3. ⼊⼿したテンプレートの指定に沿って、Dockerhub上に公開されているApacheのコンテナイメージを pullします 4. ウイザードで指定された名前や環境などを加味してイメージをbuildのうえ、OpenShiftの内部レジスト

    リーにpushします 5. 引きつづき、OpenShiftはテンプレートの指⽰に沿ってイメージ・ストリームをpodにデプロイするよう K8s(のReplication Controller)に指⽰します 6. 最後にserviceやrouteを構成して外部ユーザーがアクセスできるようにします K8s イメージ・ストリーム ユーザー dockerHub Github等 内部レジストリー 利⽤ Build Deploy あなた integrated docker registry. コンテナイメージをビルドして実⾏(デプロイ)する、という点は Dockerの時と同じですね。ただしK8s基盤上で動かすことで コンテナの運⽤周りが⾶躍的に便利になってます。
  17. Build Deploy K8s Runtime ソースや 構成情報 イメージ・ストリーム 利⽤ Build run/exec

    Docker Runtime ソースや 構成情報 内部レジストリー イメージ ユーザー Pull dockerHub Github等 内部レジストリー 利⽤ ← 素のKubernetesの守備範囲 → dockerとOpenShiftの処理の流れの対⽐
  18. OpenShiftへの⼊⼒は様々なパターンがあります K8s Deploy Dockerhub等 Build docker レジストリ Dockerfile ソースコード (Java,

    js, Py..etc) Catalog template (JSON/YAML) S2I Build Github等 file clipboard (folder) 【Dockerfile,ソース,Templateの置き場所】 公開されているイメージをそのまま 取り込む ⾃作イメージを取り込む (OpenShift上でBuild) 既存イメージにソースを注 ⼊ 直接実⾏ カタログに登 録 DevOps Pipeline アプリやミドルウエアといった直接的なソー スではなく、アプリやミドルウエアを OpenShift上どう動かすか、という構成/定義 類を雛型として記述したものです OpenShiftへの様々な⼊⼒のパターン
  19. OpenShiftコマンド操作 OpenShiftへログイン > oc login -u <ユーザーID> -p <パスワード> プロジェクト新規作成

    > oc new-project <プロジェクト名> アプリケーション作成 > oc new-app <コンテナイメージ> アプリケーションを公開 > oc expose svc/<アプリケーション名> アプリケーションを削除 > oc delete all -lapp=<アプリケーション名> プロジェクトを削除 > oc delete project <プロジェクト名> OpenShiftからログアウト > oc logout
  20. OpenShiftコマンド集(主なもの) 概要 コマンド オプション ログイン oc login -u developer -p

    hoge ログイン oc login -u developer -p hoge プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> アプリケーションの作成 oc new-app <app-name> アプリケーションの作成 oc new-app <app-name> サービスの公開 oc expose svc/<app-name> サービスの公開 oc expose svc/<app-name> ステータス表⽰ oc status ステータス表⽰ oc status オブジェクトの詳細表⽰ oc get all オブジェクトの詳細表⽰ oc get all デプロイメント構成(dc) の詳細表⽰ oc describe dc open-liberty デプロイメント構成(dc)の 詳細表⽰ oc describe dc open-liberty アプリケーション⼀式の 削除 oc delete all -lapp=<app-name> アプリケーション⼀式の削 除 oc delete all -lapp=<app-name> プロジェクトの削除 oc delete project <project-name> プロジェクトの削除 oc delete project <project-name> プロジェクトのリスト oc projects プロジェクトのリスト oc projects ログアウト oc logout ログアウト oc logout ログイン oc login -u developer -p hoge ログイン oc login -u developer -p hoge プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> プロジェクトの作成 oc new-project <project-name>
  21. OpenShiftは、Kubernetesとの互換性を維持しながら、CICD機能を強化、開発者に代わって、ビルド、 リポジトリ登録、デプロイを⾃動実⾏します。 KubernetesとOpenShiftの違い OPENSHIFT 機能拡張 OpenShift CICD利⽤ アプリケーション (コンテナ) Kubernetes

    アプリケーション (コンテナ) Ubuntu / CentOS… Linux Kubernetes アプリケーション (コンテナ) コンテナ ランタイム Kubernetesの標準機能 で構築したアプリケーション どちらでも 動作可能 RHEL / RHCOS コンテナ ランタイム
  22. • Node-RED on OpenShift Workshop starter (日本語版) https://qiita.com/yamachan360/items/786f70cb532443f38c16 • RedHat

    Japanのハンズオントレーニング ⽇本語訳 複数コンテナの連携: https://github.com/osonoi/minishift/tree/master/lab1 様々なデプロイメント⼿法: https://github.com/osonoi/minishift/tree/master/lab2 追加ハンズオンワークショップ
  23. • OpenShiftは、Kubernetesに、Red Hat社独⾃の拡張を加え、さらに、Red Hat のソフトウェア保守とウェブや電話での問い合わせ対応 サービスを提供する企業向けKubernetesのプラットフォーム • OpenShiftは、Red Hat社が提供する有償サービス(サブスクリプション)のもとで 利⽤できるソフトウェア

    • OpenShiftの学習やローカルの開発環境⽤に無償で提供されるのが、Minishift (OpenShift 3.11に相当) 「MiniShiftに関する疑問の整理、「 Dockerから⼊るKubernetes」執筆打明け話とか、OKDやCRCとの整理など」 https://qiita.com/MahoTakara/items/3c1c208640518e832660 より抜粋 Appendix: Minishift とは
  24. Setup 1 「仮想化環境を構成する」の⽇本語版はこちら」 • Windows: ibm.biz/Bdz39H • Mac: ibm.biz/Bdz39E Setup

    2 MinishiftのインストールおよびOpenShiftサーバーを開始し、 Lab1から順番に進める。 ibm.biz/openshift1 Appendix: Minishift ワークショップ101
  25. 2020 Call for Code グローバル・チャレンジ 今回のテーマは「気候変動」と「COVID-19」 • IBM Cloudを活⽤したアプリ開発コンテスト •

    「⼀般向け*」と「IBMer向け」に開催 4/27 (⽉) ⼀般 COVID19 早期締切 3/22 (⽇) 応募受付 開始 審査期間 8〜9⽉ 10⽉ 最優秀賞 チーム発表 6/30 (⽕) IBMer 応募受付 最終締切 7/31 (⾦) ⼀般 応募受付 最終締切 * IBM Corporationとその法⼈、それらが所有する⼦会社の51%以上および、 Red Hat Inc.とそのすべての⼦会社は「⼀般向け」Call for Code 2020には 参加できませんのでご注意ください。IBM社員は詳しくは社内w3サイトで。 #CallforCode