Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SEがエンジニアに目覚めデザイナーに転身した冒険譚
Search
camcam_lemon
July 06, 2019
Design
6
1.4k
SEがエンジニアに目覚めデザイナーに転身した冒険譚
Battle Conference Under30の登壇資料です。
camcam_lemon
July 06, 2019
Tweet
Share
More Decks by camcam_lemon
See All by camcam_lemon
iOSのキーボード入力ビューをカスタマイズする
lemon
0
73
視え方と文字の大きさ
lemon
1
310
Yarn WorkSpaces × React Nativeの環境構築
lemon
0
220
フロントエンドにおけるアーキテクチャとの向き合い方
lemon
10
4.6k
UI/UXデザイナーがデザインしてるもの
lemon
2
300
react-reduxで追加されたHooks APIの良い所と使い方
lemon
5
880
ESLintで始めるTypeScriptの静的解析
lemon
8
1.9k
React.lazyとSuspenseで行うLazy Load
lemon
2
380
なんとなくで書かないReact/ReduxのテストTips
lemon
0
310
Other Decks in Design
See All in Design
231129_FOSS4G-ASIA-2023_kato
hjmkth
1
310
ポートフォリオ思考を通じたデザイナーキャリアの形成と未来への展望
recruitengineers
PRO
3
2.4k
PRDがデザインプロセスを高速化した話
tooomo
1
340
生成AIを活用したサービス設計のススメ〜仮説構築編〜
tomo1215
2
910
231206_Book-launch-event_kato
hjmkth
2
1.2k
Data+Diversity: Celebrating W.E.B Du Bois through Data Visualization
ajstarks
0
320
Fooocus(Stable DiffusionXL)で アニメ画像生成の仕方
otanet
0
1.1k
事業戦略と組織のビジョンデザイン〜デザイン的アプローチで事業・組織づくりにどう取り組んでいるかのリアル〜
jdesign_tokyo
1
410
2024デザすぷVol.4 新年会/ Design Sprout Bar vol-4
root_recruit
1
320
#コムデナ vol.2 「初めてのデザインカンファレンス協賛!共有したい3つのやらかし」
kiyoshifuwa
1
340
Apple HIGのススメ
temoki
0
100
デザインに関わる全ての人たちでエベレスト登頂を目指すために取り組んでいること
amishiratori
0
620
Featured
See All Featured
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
323
20k
Navigating Team Friction
lara
179
13k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
228
16k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
275
13k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
45
9.8k
Atom: Resistance is Futile
akmur
260
25k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
8
3.4k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
228
130k
The Mythical Team-Month
searls
217
42k
Building Effective Engineering Teams - LeadDev
addyosmani
32
1.9k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
91
13k
Clear Off the Table
cherdarchuk
85
310k
Transcript
SEがエンジニアに目覚め デザイナーに転身した冒険譚
Name 甲斐田 亮一 Twitter @camcam_lemon Company 日本事務器株式会社 Skills TypeScript, React
/ Figma Occupation フロントエンドエンジニア/デザイナー
「予想」よりも「予測」をもとに仕入れと販売のマッチングを 青果生産者が入荷予定量を入力することで 販売担当者は予想ではなく予測をもとにした提案を fudoloopは適正価格で青果物を販売先へ
皆さんはどうして エンジニアになりましたか?
僕は何となくエンジニアになりました
何となく始まったSE人生 - 特にプログラミングが好きというわけではなかった - 好きな言語もないし、作ってみたいものもなかった - エンジニアとしてこうなりたいとかもなかった - これからずっとExcelで設計書を作り、 プログラムを書いていくんだろうと思っていた
いわゆるSE(職業エンジニア)でした
そんな僕は 部署で一人だけいた フロントエンドエンジニアの 下につくことになりました
本当に色々なことを教えてもらった ESLint
すごいエンジニアと一緒に働くことで 技術力はメキメキついていった だがしかし・・・
< 俺4月からいなくなるから
オワタ・・・
< 明日からはかむかむが 社内で最強の フロントエンドエンジニアだ がんばれ
いつ先輩に会っても胸を張って社内 で最強のフロントエンドエンジニア と言えるようになろう そう決心した
タスキを渡されたことで フロントエンドエンジニア の自分が芽吹き始める
ここから本当の苦悩が始まる
かさばり続ける苦悩 ・正しい実装とは? ・質の良いコードとは? ・もっと良い書き方あるのでは? ・redux-form v6何が起こった!? ・フロントのキャッチアップどうしよ ・マイグレつらい ・聞ける人がほしい ・相談できる人がほしい
・アーキテクトはどう考えれば... ・全然成長できてない気がする
かさばり続ける苦悩 ・相談できる人がほしい 正しい実装とは? ・ 質の良いコードとは? ・ もっと良い書き方あるのでは? ・ ・redux-form v6何が起こった!?
・フロントのキャッチアップどうしよ ・マイグレつらい ・聞ける人がほしい アーキテクトはどう考えれば... ・ ・全然成長できてない気がする
コードの品質は下げたくない 自分の書いてるコードが 正しいのか良い実装なのか わからない に苦しめらながらコードを書いていく 背反 二律
やってきたこと -コードを書きまくる -他社のエンジニアと交流する -あまり多くを学びすぎない(特化する) -Twiiterで有名な人をフォローする -公式リポジトリをwatch -勉強会でLT枠で応募しまくる
後ろを振り返ることなくひたすら勉強していくうちに フロントエンドにハマっていき 気づけば自走できるエンジニアになっていた エンジニアとしての自我が生まれていた
職業エンジニアって変われるの? -難しいと思う -変われるかどうかは結局本人次第 ネガティブなイメージが蔓延してるが 僕は職業エンジニアが悪いことだとは全く思わない -僕たちエンジニアが変わるためのキッカケを与えること はできる
デザイナーに転身してからは ユーザインタビューやジャーニーマップを作ったり よりユーザの近くで イケてるサービスを エンジニアリングするようになりました
イケてる
エンジニア デザイナー ユーザ ユーザ が考える のイケてる感 エンジニア ユーザ が考える のイケてる感
デザイナー
イケてる感はちゃんと一致してる? エンジニア デザイナー ユーザ
UXデザイナーはユーザのシナリオを通して UIデザインに落とし込んでいく シナリオ起こし 機能の洗い出し UIデザイン ジャーニーマップ UIの見た目からだけでは測れない ユーザ像(≒ペルソナ)と一連のストーリーを以って イケてる感をデザインする
慣れ親しんでるアプリやサービスは何か どういう手順で操作しているか なぜその手順なのか 見た目や操作の変化に順応できそうか 操作でつまった時にどう行動しているか 重要なのは見た目じゃなくてユーザへの共感度 ユーザ像やストーリーって?
エンジニアは仕様を固め実装して機能を作ります UXデザイナーはユーザや業界を知り機能を創ります (toBは) サービス寄りの話には ユーザへの共感がないと話についていけない
エンジニアは仕様を固め実装して機能を作ります UXデザイナーはユーザや業界を知り機能を創ります (toBは) サービス寄りの話には ユーザへの共感がないと話についていけない 同じものをつくってるようで 違うものをつくってるな感覚に陥る
エンジニアもサービスに関心 を持つことが大事です サービスが成長していく喜び ユーザに使ってもらう喜び 感じ方変わるかも!?
最後にちょっとエモい話
最近、先輩と仕事する機会ができた 2年ぶりに一緒に仕事をして 2年ぶりにコードレビューをしてもらった
< ほんとに成長したね 感動したわ
タスキはちゃんと 受け継げていたみたいです
僕はこれからも 社内で最強のフロントエンドエンジニア のタスキをかけていきます
ご静聴ありがとうございました!