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分散システム?モジュラーモノリス?モノレポ?全部やってみた結果は?

 分散システム?モジュラーモノリス?モノレポ?全部やってみた結果は?

# アーキテクチャを突き詰める Online Conference
👨‍🏫LT選手権 / 企業事例LTタイムテーブル 16:15~16:25

# 概要
レバテックにおけるオウンドメディアサイトは様々なアーキテクチャの変遷をたどってきました。
モノリスから始まり、分散システム、モジュラーモノリス、モノレポと様々なパターンがあります。
そのアーキテクチャの変遷の中でどんな理由を元に移行してきたのか、その移行の中で気づいたこと・学びについて、ご紹介できればと思います。

Tech Leverages

May 22, 2024
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Transcript

  1. | © Leverages inc. 2 • 所属: ◦ レバテック CTO室 テックリード

    • 経歴: ◦ レバレジーズ株式会社 ▪ 2021年1月〜現在 • 業務: ◦ システム戦略 / アーキテクト / 採用 / 技術広報 ◦ TOPIC:最近はTiDBの移行を進めています • 趣味: ◦ お酒・ゴルフ(ベスト91) 自己紹介 Introduction かわうそ @_syoryu89
  2. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 7 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 7 事業ポートフォリオ Product エージェント プログラミング スクール コンテンツ メディア プラット フォーム ダイレクト リクルーティング ITエンジニア・クリエイターの フリーランス・転職・就職・教育の すべてを備える採用プラットフォーム エージェントを中心に、求人媒体、 プログラミング教育まで IT専門職のキャリアを厚くサポート。
  3. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 8 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 8 事業ポートフォリオ Product エージェント プログラミング スクール コンテンツ メディア プラット フォーム ダイレクト リクルーティング ITエンジニア・クリエイターの フリーランス・転職・就職・教育の すべてを備える採用プラットフォーム エージェントを中心に、求人媒体、 プログラミング教育まで IT専門職のキャリアを厚くサポート。 今日の話のメインはこの部分
  4. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 9 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 9 2. アーキテクチャの変遷と勘所 アーキテクチャの変遷をたどりながら各Pointについてご紹介 (すっ飛ばしている歴史もあるのでご了承ください)
  5. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 10 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 10 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  6. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 11 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 11 1つのモノリスなら余裕だわ時代 いつの時代だろうかw
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    Ltd. 12 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  8. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 14 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 14 • 1チームで1モノリスを開発 ◦ チームに対してシステムが大きすぎることもなかった(はず) • 機能開発を最優先 ◦ 必要な機能のデリバリーを最優先 ◦ 内部品質を向上させたいなぁぐらいのお気持ちはあった(はず) ▪ テーブルをもう少し正規化しておいてほしかったなぁ ▪ テストを書いておいてほしかったなぁ 1つのモノリスなら余裕だわ時代 2. アーキテクチャ変遷とその結果
  9. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 15 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 15 1チームじゃ絶対無理だ時代 キャパオーバー
  10. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 16 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 16 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  11. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 18 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 18 ソースコードとDBを Duplicate(複製)して開発
  12. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 19 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 19 Point ① チームのキャパシティを超えてしまう アーキテクチャは選択しないほうが良い
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    Ltd. 20 • 1チームで4システム(モノリス)を開発 ◦ ソースコードとDBをDuplicate(複製)して開発 ▪ システムが増えてメンテナンスするのも大変になってきた ▪ 言語やフレームワークのバージョンを上げるのもしんどくなってきた • 拡張性を優先して様々な特性を犠牲にした ◦ ある意味、サービス同士を疎結合にしておきたかったんだろう(と仮説) ▪ その代わり重複してしまった重要な機能とデータが誕生してしまう ▪ サービスごとに分散させたくない機能がばらばらに... 1チームじゃ絶対無理だ時代 2. アーキテクチャ変遷とその結果
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    Ltd. 21 TypeScriptの時代がやって来た 人も増えてきた(自分も入社)
  15. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 22 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 22 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  16. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 24 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 24 TypeScriptをベース としたシステムにリプレース
  17. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 25 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 25 • なぜ、TypeScriptにリプレースしたのか? ◦ 偶有的な複雑性を少なくするため ◦ 言語やフレームワークが古くなってしまったため ◦ チームを分散して開発・運用コストを軽減させるため • リプレースしただけでは品質は部分的にしか向上しない ◦ 本質的な複雑性にまだ立ち向かえていない ▪ 立ち向かうための準備はできた状態 TypeScriptの時代がやって来た 2. システム変遷とその理由
  18. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 27 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 27 Backendの周辺で 障害が多い? 互いに DBを直接参照していて 変更を行いづらい?
  19. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 28 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 28 Point ② チーム(システム)が分離した状態では 共通機能の統制は難しい
  20. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 29 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 29 • 複製による設計のダメージがここでもろに来た ◦ 登録周りの仕組みを一部変更 ▪ → 変更できていない仕組みの部分で障害... ◦ マスタ・リファレンスデータ(職種やスキルなど)を変更 ▪ → 他のサービスでは変更されておらず障害に... • チーム(システム)が分散した状態ではなかなか統制が取りづらい ◦ ”共通であるべき”ものを共通化すべき ▪ 共通ライブラリ?マイクロサービス?モジュラーモノリス?モノレポ? TypeScriptの時代がやって来た - リプレース後 - 2. システム変遷とその理由
  21. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 30 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 30 モジュラーモノリスでやってみた時代 まあそうも上手くいかない...笑
  22. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 31 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 31 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  23. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 33 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 33 チーム間で調整業務が 必要になった... 想定していない機能が 本番にリリースされてしまい 障害も度々発生...
  24. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 34 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 34 Point ③ アーキテクチャを変更するときは チームの独立デプロイ可能性も考慮しよう
  25. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 35 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 35 • Backendがモジュラーモノリスになった ◦ 理由 ▪ マイクロサービスやるキャパシティはさすがにない ▪ 共通ライブラリを作成すると管理するチームが必要になってしまう ◦ 方針 ▪ 共通機能はシステム内の共通モジュールを参照する • チームの独立デプロイ可能性の考慮が足りてなかった ◦ リリースのたびにチーム内で調整が必要になってしまった ▪ 時には予期せず機能が本番にリリースされてしまうことも... モジュラーモノリスでやってみた時代 2. システム変遷とその理由
  26. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 36 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 36 理想状態がやっと見えてきた時代 明るい夜明けの予感...笑
  27. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 37 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 37 アーキテクチャの変遷 - 年表 -
  28. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 39 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 39 モノレポ化 プロセスも 分離
  29. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 40 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 40 • モノレポ化によりかゆいところが解消できた ◦ サービスごとにパッケージ化及びプロセスも分離 ▪ 独立デプロイ可能性も向上 ◦ 共通モジュールは共通パッケージ化 ▪ 必要な共通ロジックも同じリポジトリ内で管理 • モノレポ化したけど残ってしまった課題 ◦ 共通パッケージをどこが管理するべきなのか ▪ 暫定で横断チームが管理する形にしました ◦ mainブランチへのマージが各チームで同期してしまう ▪ 他のチームによる変更が起因で障害発生する可能性はある 理想状態がやっと見えてきた時代 2. システム変遷とその理由
  30. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 41 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 41 各サービスのプロセス(gRPC)を管理 内部にはユースケースやインフラの実装 各サービスの共通機能を共通パッケージを管理 キャッシュの仕組みを共通化 共通のドメインオブジェクトなども管理
  31. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 43 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 43 • Point ① ◦ チームのキャパシティを超えてしまうアーキテクチャは選択しない ほうが良い • Point ② ◦ チーム(システム)が分離した状態では共通機能の統制は難しい • Point ③ ◦ アーキテクチャを変更するときはチームの独立デプロイ可能性も 考慮しよう まとめ LAST
  32. | © Leverages inc. 46 • 🔥レバテック開発部 テックブログ🔥 ◦ https://zenn.dev/p/levtech ◦

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  33. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 47 | © 2024 Levtech Co.,

    Ltd. 47 ご清聴ありがとうございました!!!