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full scratch mysql storage engine

C0699dfab8761ccede864ec5079519d7?s=47 kentsu
January 18, 2020

full scratch mysql storage engine

C0699dfab8761ccede864ec5079519d7?s=128

kentsu

January 18, 2020
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Transcript

  1. 自作ストレージエンジンから見る MySQL の内部実装 2020/01/18 @lrf141

  2. 自己紹介 - けんつ (@lrf141) - DBMS, 分散システム - Go /

    PHP / C - MySQL はフェチ - 社会性がたりない
  3. こっち読むと幸せになれる

  4. 始める前に

  5. None
  6. 24 枚 / 10 分

  7. 38 枚 / 5 分

  8. 今日話すこと

  9. 今日話すこと - OSS としての mysql-server コード・リーディング - 既存の SE 実装

    - 内部実装を支えるシステムコール - MySQL Internal Manual - Source Code Documentation
  10. 今日話すこと - OSS としての mysql-server コード・リーディング - 既存の SE 実装

    - 内部実装を支えるシステムコール - MySQL Internal Manual - Source Code Documentation
  11. 今日話すこと - ストレージエンジンを支える仕組み - テーブルファイル作成時の処理 - テーブルファイル読み込み時の処理 - SELECT, INSERT

    時の処理
  12. 資料 - MySQL Internal Manual - MySQL 8.0.18 Source Code

    Documentation - Connpass に掲載したブログ - Github mysql-server
  13. ストレージエンジンを支える仕組み

  14. ストレージエンジンを支える仕組み - Pluggable Storage Engine - Handlerton - Handler -

    Share - Lock
  15. Pluggable Storage Engine - MySQL はストレージエンジンをプラグインとして扱う - 共有ライブラリ(.so)形式で /usr/lib/mysql/plugin 以下にあるものが対象

    - 動的に設定可能 - mysqld は ha_hoge.cc|.h で宣言、実装されている API を呼び出す
  16. None
  17. handlerton - Handler Singleton - 各ストレージエンジンにつき1つのみの生成 - ストレージエンジンの定義を保持 - メタ情報と

    API を実装したメソッドポインタ
  18. None
  19. Handler - テーブル、コネクション毎に作成される - データストレージ、インデックス、行操作 - ロック等、同時実行制御に関する処理も保持 - MySQL Server

    と実際に通信するのはこれ - SQL 操作以外にも統計情報系もここ
  20. None
  21. Share - テーブルのメタデータを保持する - インスタンスはテーブル間で共有される - ロックに関するメンバを持つ - ファイルディスクリプタはここで持つと良い?

  22. None
  23. Lock - Share にマスターロック(THR_LOCK)、ハンドラにロックインスタンス (THR_LOCK_DATA) - ロックインスタンスが他のハンドラに対して有効なロックを持つ - Posix Thread

    ベース - デフォルトで SELECT は共有ロック、INSERT 等は排他ロック - 内部ロックはロックインスタンスを利用
  24. class Gambit_share : public Handler_share { public: THR_LOCK lock; const

    char *name; … } class ha_gambit : public handler { THR_LOCK_DATA lock; ///< MySQL lock Gambit_share *share; ///< Shared lock info Gambit_share * get_share(); ///< Get the share
  25. TABLE 作成時の処理

  26. Table 作成時の処理 - /var/lib/mysql 以下にデータベース名でディレクトリが存在する前提 - テーブル毎にディレクトリが作成される - ha_hoge::create を実装する

    - open システムコールのラッパーである my_create を使用する - sdi ファイルも同時に生成される - 作成時にオプションを変更可能
  27. int ha_gambit::create (const char *name, TABLE *, HA_CREATE_INFO *, dd::Table

    *) { DBUG_TRACE; File create_file; DBUG_ENTER("ha_gambit::create" ); if ((create_file= my_create(name, 0, O_RDWR | O_TRUNC, MYF(0))) < 0) DBUG_RETURN(-1); if ((my_close(create_file, MYF(0))) < 0) DBUG_RETURN(-1);
  28. TABLE 読み込み時の処理

  29. Table 読み込み時の処理 - ha_hoge::open を実装する - SELECT, INSERT, etc… 時に走るためロックが必要

    - ファイルディスクリプタは share でもっておくのが良さそう?
  30. int ha_gambit::open(const char *name, int, uint, const dd::Table *) {

    DBUG_TRACE; File open_file; if (!(share = get_share())) return 1; thr_lock_data_init(&share->lock, &lock, NULL); if (!(open_file = my_open(name, O_RDWR, MYF(0)))) return 1; share->table_file = open_file; share->name = name; return 0; }
  31. SELECT, INSERT 時の処理

  32. 共通の前提 - Share(TABLE_SHARE) がテーブルのメタデータを保持 - TABLE_SHARE は各フィールドの情報を持つ Field も保持 -

    各フィールドは String(sql_string.h) というバッファを利用 - ロックが走る - 内部フォーマットの先頭はカラム数分の Null ビットマップ
  33. for (Field **field = table->field; *field; field++) { const char

    *p; const char *end; … }
  34. INSERT 時の処理 ひたすら Field から String バッファに値を格納して my_write するだけ!!!!

  35. SELECT 時の処理 - Field の値を引数である buf に格納 - 値の実体は Field->ptr

    - buf にコピーするべきだが Field->ptr と buf は参照先が同じ - store メソッドで Field->ptr に値読み取った値を格納する
  36. おわりに

  37. おわりに - MySQL 内でストレージエンジンが担保する機能は少ない - SE は Handler が肝 -

    ロックに関することがわかると大体いける - 全て実装依存 - コードはドキュメント