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避難×感染症対策

Maki
May 28, 2022
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 避難×感染症対策

2022/5/28に一宮市で行った研修の資料です.
感染症と避難行動,避難生活環境についてお話ししています.

Maki

May 28, 2022
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  1. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難×感染症対策 岐阜大学 流域圏科学研究センター 清流の国ぎふ 防災・減災センター 小山 真紀 [email protected]

    https://researchmap.jp/makik https://www.facebook.com/maki.koyama.14 1 2022/5/28 一宮市自主防災リーダー研修会・自主防災講演会 尾西庁舎1階 尾西生涯学習センター講堂・オンライン
  2. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 株が変わろうと,基本的な対策は同じ (今のところ) • マスクの着用,咳エチケット • 大きい飛沫を飛ばさないよう にする •

    しっかり換気 • 空気中に漂うマイクロ飛沫を薄 める • 手洗い,消毒 • 手に付着したウイルスの除去 (直接接触によるウイルスの伝 播を抑止) 2 http://ieei.or.jp/2020/04/expl200415/?fbclid=IwAR3rvVity9n6mSpSULKeJy8ge1dsz1KYN2ilJdjfA7he2a7W2JAk8UijhcU
  3. 清流の国ぎふ 防災・減災センター COVID-19との共存 • 対策は,蔓延している株の特性(重症化率,感染しやすさなど)や 感染者数,重傷者数などに応じて調整する • 現状,蔓延している株は重症化率が低い • 重症化率が低い場合,行動制限撤廃後(感染者数増大時)に,特に問題に

    なるのは感染者数増大による医療の逼迫 4 分類 主な感染症 医療費公費負担 法に基づく入院 就業制限 新型インフルエンザ等 感染症(2類相当) 新型コロナウイルス ◦ ◦ ◦ 1類 エボラ出血熱など ◦ ◦ ◦ 2類 結核,SARSなど ◦ ◦ ◦ 3類 コレラなど × × ◦ 4類 デング熱,日本脳炎など × × × 5類 季節性インフルエンザなど × × ×
  4. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 入院・療養状況 6 0 100000 200000 300000 400000 500000

    600000 700000 800000 900000 2020/04/28 2020/05/28 2020/06/28 2020/07/28 2020/08/28 2020/09/28 2020/10/28 2020/11/28 2020/12/28 2021/01/28 2021/02/28 2021/03/31 2021/04/30 2021/05/31 2021/06/30 2021/07/31 2021/08/31 2021/09/30 2021/10/31 2021/11/30 2021/12/31 2022/01/31 2022/02/28 2022/03/31 2022/04/30 人数 入院者数 宿泊療養者数 自宅療養者等数 療養先調整中の人数
  5. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 一時避難と避難生活の違い • 被災前に行う,命を守るための避難(一時避難)は避難対 象人数が多いが,被害が生じなければ,短期で帰宅でき る • 「危険から一時的に身を守る」ことが大事 •

    浸水しない場所の駐車場を確保し,車避難もあり得る(ただしエコノミーク ラス症候群に注意) • 被災して,自宅で生活することが難しくなった人は長期の 避難生活が必要 • 生活の基盤となるため,劣悪な環境にしてはいけない • 心身の健康を維持できるよう,衛生,食事,居住環境などを良い 状態にすることが大事 • 見なし避難所(見なし仮設住宅)をすぐ提供できる準備をしておく 7
  6. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 考え方の基本 • 直前避難を可能な限り避ける • 避難先の選択肢が狭まるため,3密になりやすい • 前日以上前から避難できれば,選択肢も増える •

    風水害・土砂災害リスクの高い場所で,陽性確認者の自宅療養・宿泊療養 をさせない. • どうしても避けられない場合には,避難対応フロー(保健所等の感染予防系 の動き,防災部局の動き,濃厚接触者等の避難場所の設定と移動方法,避難 所対応者,避難所での対応フローなど)を整理し,療養者に周知のうえ,各自 のタイムラインに落とし込んでおく • 避難所はできるだけ • それが難しい場合には, た上で,少人数ずつに分かれて生 活する • は,スポーツセンターなどで,武漢などの仮設病院 のような設えもありうる 8
  7. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 入院・療養状況 13 0 100000 200000 300000 400000 500000

    600000 700000 800000 900000 2020/04/28 2020/05/28 2020/06/28 2020/07/28 2020/08/28 2020/09/28 2020/10/28 2020/11/28 2020/12/28 2021/01/28 2021/02/28 2021/03/31 2021/04/30 2021/05/31 2021/06/30 2021/07/31 2021/08/31 2021/09/30 2021/10/31 2021/11/30 2021/12/31 2022/01/31 2022/02/28 2022/03/31 2022/04/30 人数 入院者数 宿泊療養者数 自宅療養者等数 療養先調整中の人数
  8. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 自宅療養者・宿泊療養者(陽性確認者)・感染の恐れがあ る人が避難(移動)しないといけない状態を作らない • 自宅療養者・宿泊療養者・感染の恐れがある人(濃厚接触者,風邪 様症状者)は浸水想定区域で療養・隔離させないようにする(浸水 しないフロアで,浸水があっても生活できる場所ならば可) • 自宅が危険地域内にある場合,危険区域外のホテルなどで療養・隔離さ

    せる • やむを得ず危険地域内での療養・隔離をする場合には,避難先(感染者 用)の設定と,対応フロー(保健所等の感染予防系の動き,防災部局の動 き,濃厚接触者等の避難場所の設定と移動方法,避難所対応者,避難所 での対応フローなど)を整理した上で,療養者に周知のうえ,療養者各自 のマイタイムラインを作成する 15
  9. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 平成30年7月豪雨武儀地域の避難開始時刻 • 7/7 • 12:50 大雨特別警報 • 7/8

    • 0:00 津保川氾濫注意水位到達 • 1:45 避難勧告発令(多良木) • 1:45 武儀倉川が溢れ道路冠水 • 2:10 富之保たんど橋付近浸水 • 2:35 避難指示発令 17 3% 1% 0% 1% 1% 0% 1% 1% 3% 3% 4% 4% 11% 21% 37% 12% 4% 0% 10% 20% 30% 40% 7日12時台 7日13時台 7日14時台 7日15時台 7日16時台 7日17時台 7日18時台 7日19時台 7日20時台 7日21時台 7日22時台 7日23時台 8日0時台 8日1時台 8日2時台 8日3時台 8日4時台 H30年7月豪雨の避難時刻(n=79) 関市 平成30年7月豪雨災害検証報告書(案) 「避難指示のサイレンが聞こえた時には既 に道路が冠水していて,外に出られなかっ た.」 「橋が増水により断たれてしまったため,避 難所へ避難できなかった. 」 平成30年7月豪雨の武儀地域の防災情報
  10. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 平成30年7月豪雨時関市の警報(警戒レベル3相当)発表 状況 • 大雨警報 • 6/29 15:03~6/30 2:10

    • 7/1 4:10~7:28 • 7/4 16:05~23:23 • 7/5 1:51~7/7 12:50 • 7/8 13:10~17:19 • 洪水警報 • 7/5 19:35~7/6 7:05 • 7/6 16:45~7/7 4:22 • 7/7 10:28~7/8 15:15 • 特別警報 • 7/7 12:50~7/8 13:10 19 関市:「平成30年7月豪雨災害検証報告書(案)」 気象庁:「平成30年7月豪雨について」より
  11. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 個人で必要なこと • 危険区域内(土砂災害警戒区域,浸水想定フロア)に居住している 人は,自分の健康状況に応じて,前日より前に避難できるよう,個 別避難計画を作成する • 自分にとって,納得できる避難先を予め考える •

    行政が,体調に応じた避難先を決めているかどうか • 自分で避難先を用意できるか(親戚・知人宅,ホテル,車) • 自分が陽性確認者,あるいは感染しているかもしれないと思われる場合,その場所 は,療養できる環境にある場所か,また,人にうつすリスクが低い場所か • 他者からの感染リスクの低い場所か • 心身の状況を踏まえた際に,その場に滞在し続ける事が可能か(要配慮者など) • 避難支援が必要な人で,避難支援が見込めない場合は,出水期中は,危険区域外へ の転居・退避も検討したほうがいいかもしれない(居住環境を変えることのリスクな どもあり,当事者,関わる人が納得できる対策を考える) 21
  12. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 福祉施設の事例から • 施設1 • 重度の要介護者も居住する施設 • 近くの総合庁舎に避難することを事前に調整 •

    2019年の実際の避難では,リフト車が1台しかなく,避難自体に4時間 必要だった.現場での環境整備も,その場で考えて実施する状況だった. • 2020年の実際の避難では,協力施設のリフト車も使って避難.それでも 2時間を要した.現場での環境整備は2019年の経験があったので比較 的スムーズだったが,このやり方でよいのかについて悩みを抱えている. • 滞在期間が長くなると居住者の体力が保たないため,危険度が下がり きっていない時期に施設に戻らざるをえなかった. • 施設2 • 敷地内に居住施設,デイケアなどが併設された施設 • 送迎などがないため,リフト車を持っておらず,施設として避難を行うこ とができなかった.市役所の呼びかけで社協と市役所職員が避難協力を 行った 22
  13. 清流の国ぎふ 防災・減災センター ハザードマップを見るときの注意点 • 洪水ハザードマップ • その地図が,L1(計画規模)なのか,L2(想定最大規模)なのかを確認しま しょう • 中小河川の浸水危険度が含まれているか確認しましょう

    • 内水氾濫の危険度も確認しておきましょう • 土砂災害ハザードマップ • 原則として人が居住している場所のみの危険度が示されているため,人 が住んでいない場所(道路など)では,土砂災害の危険性が高くても,イエ ローゾーン,レッドゾーンになっていないことがあります • 避難経路を考える際,道路については,イエローゾーン,レッドゾーンに なっていないからといって,安全というわけではないことに注意して下 さい 27
  14. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 災害関連死の要因 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%

    初期治療の遅れ:病院の機能停止等 初期治療の遅れ:交通事情等 肉体・精神的疲労:移動 肉体・精神的疲労:生活 肉体・精神的負担:災害 肉体・精神的負担:原発事故 肉体的・精神的負担:ライフライン途絶 介護機能の低下 多量の塵灰の吸引 その他 不明 熊本地震 東日本大震災 40 震災関連死に関する検討会(復興庁)「東日本大震災における震災関連死に関する報告」 熊本県「平成28年熊本地震 熊本県はいかに動いたか 復旧・復興編」に基づいて作成
  15. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 災害関連死の死因 37.9% 27.9% 35.0% 28.4% 0% 20% 40%

    60% 80% 100% 阪神・淡路大震災 熊本地震 循環器系疾患 呼吸器系疾患 消化器系疾患 血液造血器疾患 感染症 内因性の急死・突然死等 腎尿路生殖器系疾患 自殺 その他 41
  16. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 被災後の避難生活に関する対応 • 避難所以外に避難した場合 • 現状の避難者支援対策は,避難所を拠点として行われるため,支援から 漏れやすい • 避難所以外に避難している人(在宅避難,親戚・知人宅避難,車避難・・・)

    の把握ができない • 情報や物資がわたらない • 健康モニタリングができない • 被災した自宅で生活を続けている場合などでは,生活環境が悪化し,関 連死のリスクが高くなる • 要支援者,要配慮者の方は,避難所以外に避難せざるを得ないことが多 い(配慮が必要な人,関連死のリスクの高い人にほど支援が行き渡らな い) 42
  17. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 平時の生活と避難所生活のギャップ 43 「毎日新聞社提供」 昭和5年(1930年)伊豆地震 避難所でざこ寝の被災者 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震 避難所内の様子 財団法人消防科学総合センター

    災害写真データベースより 「日常生活環境はとても変わっている」 のに, 「避難所環境があまり変わっていない」 「日常生活環境とのギャップはむしろ大きくなっている」 著作権の関係で割愛.画像検索 していただくとイメージがわかる と思います.
  18. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 生活環境の設え • できるだけ個室,世帯別の環境とする • 空き家・空き室の活用(見なし仮設住宅の早期適用) • ホテルなどの活用 •

    市町村内だけでなく,近隣市町村とも連携した住宅の提供を可能にして おく • 個室が難しい場合には,完全に空間を分けた上で,少人数ずつに分かれ て生活する.ゾーンを超えて共有する場所は作らない.ゾーン外の人とは 接触しない(感染者が出ても,そのグループだけ隔離すればよい) • 陽性確認者だけの避難所は,スポーツセンターなどで,武漢などの仮設 病院のような設えもありうる 47
  19. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難所運営の考え方 • マスク・手洗い・換気・人との距離の確保など感染防止策の徹底 • 体調管理の徹底(体調よく生活できるような環境作り,健康維持 できるように自己健康管理をしっかり行う,毎日の体温測定と体 調チェックによる,体調不良者の早期発見など) •

    廃用症候群や体調不良につながるような生活環境にしない • これまで以上に,見守りや支援が難しくなるため,環境が悪いとCOVID- 19以外でも体調悪化が続出しかねない上,診療できない状況になりか ねない • オンラインツールの活用 • 陽性確認者が出た場合の対応フロー,一時隔離場所などの設定 48
  20. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難所運営の考え方 • 空間も人(グループ・チーム)も完全に分けることで,感染者が出 た場合の影響範囲を限定する • Aゾーンに関わる人はAゾーンのみ.というように,ゾーン超えで 接触することがないようにする(ゾーン超えでのやり取りはオンラ インや置き配など).

    • 支援者が見込めないので,各避難所に避難している人自身で運 営する体制を検討 • 陽性確認者の避難所(療養所)を作らざるを得ない場合,無症状の人中心 で相互に支援を行うこともあり得る(こういう状況が生じた場合の対策フ ローを事前に保健所と相談しておく). • それ以外のところでは,若い人,体調の良い人優先で運営者を募る.重症 ハイリスク者には,対人対応はさせないなど 49
  21. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 恐怖感による差別や排除行動について • 排除行動は,自分を守りたいために発現しているものと思われる が,実際には逆効果. • 体調不良があっても申告することで差別や排除されることが想 定されるならば,体調が悪いと伝える事は難しくなる. •

    体調が悪い人に対して,安全に療養できる場所を提供することが できないばかりか,感染症であった場合には,早期に適切な感染 防止策をとることができなくなるため,感染症の蔓延を招く事に もなりかねない. • 体調不良者が安心して情報を開示できる環境を作ることが,結局 の所,みんなにとって安全な環境につながる. • 危機管理上,差別や排除は百害あって一利なし. • 大事な事は,適切な行動をとることに対する心理的安全性を確保 すること,適切な行動を取れるような準備(個人レベルの話だけ でなく,仕組みも含めて)をしておくこと. 54
  22. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 災害対策を考える上で・・・ • 絶対大丈夫という方策はない • オミクロン株など,今後も新しい株がでてきたり,ワクチン や薬の開発などで,状況が変化するので,定期的に考え, チェックすることが大切 •

    メリットデメリットを考えて,係わる人が納得できる対策を 考える(地域の中で,計画づくりを相互に支援する) • そこに避難した人で助け合うことが大事 • 排除行動は百害あって一利なし • 感染リスクを下げながら助け合える環境作りを進める • 高齢者・基礎疾患を持つ人には,接触を伴う対応や受け付けなどの 対面での活動以外を担当してもらう • 排除行動が起きやすくなるので,そういう状況を知り,不安を減ら したり,楽しく過ごせる工夫などについて,今から考える 55
  23. 清流の国ぎふ 防災・減災センター コロナ禍での避難所設営 • 内閣府:避難所における新型コロナウイルス感染症対策 関連情 報 • http://www.bousai.go.jp/index.html •

    JVOAD:新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック 第4版 • http://jvoad.jp/wp- content/uploads/2021/06/034d8fbc57a6f206e3b5a4 7cff7a6ebd.pdf • 石川県:新型コロナウイルス感染症と自然災害の複合災害におけ る避難所開設・運営のポイント(動画) • https://www.pref.ishikawa.lg.jp/bousai/hinansyouneishi shin.html 57
  24. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 防災について役立つリンク集 • JVOAD「行政・民間が出している支援や制度に関するガイドライン」 • http://jvoad.jp/guideline/ • 内閣府「避難所の生活環境対策」 •

    http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/index.html • 内閣府「みんなでつくる地区防災計画」 • http://www.bousai.go.jp/kyoiku/chikubousai/index.html • 国土交通省「防災教育ポータル」 • https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/index.html • 気象庁「防災教育に使える副教材・副読本ポータル」 • http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/fukukyouzai/index. html • 文部科学省×学校安全 • https://anzenkyouiku.mext.go.jp/ 58
  25. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 実際の事例に学ぶ • 地域安全学会実務者企画委員会オンライン勉強会シリーズ YouTubeで配信中 • 福祉と防災の連結に向けて:同志社大学 教授 立木茂雄

    • 「福祉」×「防災」~日常の延長にある防災:伊那市総務部危機管理課/人 と防災未来センターDisaster Manager 小松剛 • 福祉防災元年~災害時にも誰一人取り残さないために~:跡見学園女子 大学 教授 鍵屋一 • 平成28年熊本地震~高齢者施設における災害対策とその課題:グリーン ヒルみふね 施設長 吉本洋 • 令和2年7月豪雨災害における下呂市内介護保険施設の避難対応:下呂 市 健康福祉部 高齢福祉課長 田谷諭志 • 他 59 https://www.youtube.com/channel/UCDXIGrVxW FmEU1krBNZ6Iow