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Backlogの運用ルールをチームみんなで決めた話 / JBUG Osaka 2

matsuo
October 10, 2019

Backlogの運用ルールをチームみんなで決めた話 / JBUG Osaka 2

「JBUG大阪 #2 マネジメントを身近に感じて仕事に生かそう!」(2019.10.10)

発表資料です
https://jbug.connpass.com/event/148512/

matsuo

October 10, 2019
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Transcript

  1. Backlog 運用ルールを
    チームみんなで決めた話
    2019.10.10 JBUG 大阪 #2
    まつおひろし @ tambourine.inc

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  2. 自己紹介
    松尾 浩志 @ tambourine.inc
    エンジニア, テクニカルディレクター, 認定スクラムマスター
    - JBUG 神戸に 幻 #0 から参加
    - スクラム道関西 / スクラムフェス大阪 実行委員
    - 過去に PHPカンファレンス関西 スタッフ,
    CoderDojo神戸 メンター など

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  3. もくじ
    1. 何を作ったか
    2. なぜ作ったか
    3. どうやって作ったか
    4. これです (紹介)
    5. そ 後どうだったか
    6. まとめ

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  4. 1. 何をつくったか

    Backlog課題 運用ルール
    をつくりました

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  6. 2. なぜ作ったか (背景)

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  7. とあるプロジェクトにて
    - メンバー全員リモートワーク状態
    - 拠点が違う (東京オフィス, 大阪オフィス)
    - 自宅から (リモート) も複数名
    - 同期コストが高い、お互い 認識合わせが大変……

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  8. 細かいズレが起きる
    - 中でもタスク 「見える化」 Backlog が拠り所
    - Backlog 使いやすいツールだけど、人によって
    使い方がズレてたら不要な混乱を生む
    - ベテランでも、使用法 人それぞれだったり
    - リモートワークで 特に、ちょっとしたすれ違いでも
    収拾に時間がかかりがち

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  9. たとえ
    こんな混乱が

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  10. Backlog あるある
    - 課題って誰が追加する ? 誰でもしていい ?
    - 期限日入ってない
    - 担当者入ってない
    - どうなったら完了な ?
    - 完了にする 誰? 誰でも完了にしていい ?
    - 「処理済み」と「完了」 使い分け ?

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  11. Backlog あるある
    - 確認にまわす時 課題 担当者を変更する?しない?
    - マイルストーンが設定されてたり、されてなかったり
    - 親子課題 使い方
    - カテゴリや種別 使い分けがバラバラ
    - 「メモです」って課題があり…… 放置されており……
    - 通知してくれない問題、あるい 全員宛通知 頻発問題

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  12. カオス

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  13. いってしまえ 初歩的な話かも
    でも、ほっといても改善しない

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  14. 3. どうやって運用ルールを作ったか

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  15. チームで
    「ふりかえり会」
    を実施した

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  16. ふりかえり会 (retrospective) と ?
    - 「ふりかえり」 → 反省会 + よかったことや、
    次こうしていきましょう、ということを話し合う会
    - 進捗や目先 タスク・成果物 話で なく、
    チームとして 仕事 進め方、プロセスに着目する時間
    - 継続的な改善活動やっていき
    - 案件後 もちろん、案件途中に定期的に実施

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  17. ふりかえり時に話題にあがる
    - みんな Backlog 使い方に課題感を持っていた
    - こ へん、まずいよ 〜
    無駄なやりとり出てるよ 〜 という感覚 一緒
    - 運用ルールを作って、使い方を揃えましょうという話に
    - とりあえず、たたき台を一人が作成

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  18. メンバー全員で意見を出し合う
    - プロジェクト管理者ひとりだけ 問題で ない
    - 案件ごとに適切な運用方法も異なるし
    - Backlog 使う目的 ? Backlog を使って、どうしたかった?
    ところから会話を
    - たたき台をベースに話し合い、チームでルールを合意
    - Wiki に貼った

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  19. 4.
    (当日 ここでルールを
    ざっとご紹介しました)

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  20. 5. やってみて、そ 後

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  21. 効果と運用
    - 使い方について話し合えたこと自体がよかった
    - 知らない人 、教えてもらわなけれ 知らないまま
    - ベテランでも、自分 常識が皆と同じと 限らない
    - 誰もわざと変な使い方をしているわけで ない
    - 知る、確認する機会がなかっただけ
    - (これって別に Backlog に限った話で なかった)

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  22. 効果と運用
    - 課題進行 整理などに もちろん役立っています
    - ルールに沿っていない課題を、指摘しやすくなった
    - チームで決めたルールな で、管理者以外 人でも、嫌な
    雰囲気にならずに指摘/自主的に改善できる
    - トップダウンな決め事だと、管理者側が「ルールを守らせる」手
    間が発生しがち

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  23. 効果と運用
    - ルール自体を見直す機会を設けています
    - ふりかえりや、案件が落ち着いたタイミング等で
    - 常に状況 変わる、たぶん「完成」すること ない
    - 新メンバーが入ってきた時 、こ ルールを読み合わせる時
    間を取っています

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  24. 6. まとめ

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  25. まとめ
    - メンバー間 「ツール 使い方」 勝手に 揃わない
    - ツール 手軽さと 別 話
    - なんでBacklog使ってるんだっけ?
    使う目的・意義 ところから腹落ちしたい

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  26. まとめ
    - 今回紹介したルール 内容そ も よりも、
    - まず 明文化して共有
    - トップダウンで強制で なく、チームで合意
    - 随時、見直し 機会を設ける
    こ へんがポイントかも
    - カオス運用で困っている方 一度現場で 対話をぜひ
    - チームで「ふりかえり」いいですよ

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