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なぜチームを増やしても開発は速くならないのか? ― LeSS × SPACE × AIで見え...

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March 10, 2026

なぜチームを増やしても開発は速くならないのか? ― LeSS × SPACE × AIで見えた、生産性を阻害する構造と打破した壁

開発が停滞していた組織において、最大のボトルネックは個人のスキルやツールではなく、「チーム間の壁(サイロ化)」にありました。
本セッションでは、LeSS 導入によって組織構造に手を入れ、チーム間の分断を解消していく過程と、その中で生まれた変化を紹介します。
一方で、変化を感じつつも、チーム内で目標や認識を揃え、組織として説明することの難しさにも直面しました。そこで SPACE フレームワークを用いて開発生産性を可視化したことで、対話・学習・改善がどこで滞っていたのかが明確になっていきました。
また、構造改善を前提として初めて効果を発揮し始めた AI 活用の実例も共有します。
組織・プロセス・AIをどう組み合わせれば、開発生産性を持続的に高められるのか、その再現可能なヒントをお伝えします。

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March 10, 2026

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Transcript

  1. 自己紹介 古賀 みゆき 株式会社デジタルガレージ DG Technology本部 • 新卒入社以来、フルスタックとしてWebアプリケーション開発 • 2025年

    DG参画(フリーランス→正社員) • 現在のミッション: ◦ プロダクト開発の推進(品質・速度・持続性) ◦ 開発プロセス改善(スクラム運用・可視化・継続的改善) • 価値観:心理的安全性を基盤に、アジャイルとAIで成果を最大化 • 一児の母 • 猫が好き 2
  2. デジタルガレージ:会社概要 設立 1995年8月17日 創業者 林 郁 代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO 伊藤

    穰一 取締役 兼 専務執行役員 Chief Architect 所在地 東京都渋谷区(本社) 米国カリフォルニア州サンフランシスコ (米国子会社) 上場市場 東京証券取引所 プライム市場[証券コード4819] 従業員数 1,321人 ※25年3月時点 デジタルガレージ:会社概要 3
  3. LeSS 導入後:組織の劇的な変化 項目 Befor (サイロ化) After (LeSS) 優先順位 チームごとに異なる判断 1バックログで目的を統一

    レビュー 特定シニアに負荷集中 チーム間協働が「日常」に 統合 フェーズ末期の巨大手戻り 常時統合・継続的学習 加速の要因 個人の頑張り 構造改善による自然な加速 14
  4. SPACE: Performance & Efficiency リリース頻度 0.5回 2回 / 月 小刻みなリリースが可能になり、ビジネス要望

    への即応性が向上 平均サイクルタイム 10日 2日 手戻りや待ち時間が減り、着手から完了までの 期間が大幅に短縮 20
  5. SPACE: Communication & Collaboration 1人あたりの1日の会議時間 サーベイ 0.7 時間/日 削減 84

    % 高評価 会議の目的を「共有」から「意思決定」に再定義 し、会議帯を見直し。会議時間を大幅に削減 情報共有の方法やドキュメントの見直しにより、 満足度が向上 21
  6. AI活用事例:テスト 結合テスト × AI • テスト観点を明文化し、品質を標準化 • 要件・ソースコードからテストケースを自動生成 • Markdown形式で出力

    • テスト実行・結果確認までをAI上で完結 E2Eテスト × Playwright × AI • 自然言語でシナリオを指示 • Playwright用テストコードを自動生成 • ブラウザ操作・実行・結果取得を自動化 26
  7. ビジネスとの協働改善 項目 Befor (サイロ化) After (LeSS) 優先順位 声の大きい順 1プロダクト全体での最適化 フィードバック

    数ヶ月後のリリース時 2週間ごとのデモと対話 トレードオフ 不透明で疑心暗鬼 共通認識を持っての判断 28
  8. 進化の軌跡 構造改革 サイロを打破し、LeSS で組織をシンプルに STEP 1 多面的評価 SPACEで健康状態を 正しく測る STEP

    2 文化醸成 心理的安全性を高め、 全体最適を共通言語に STEP 3 技術加速 AIを規約遵守に活用し、 更なるブーストをかける STEP 4 30
  9. 再現するためのヒント 開発は「人数」ではなく 「構造と流れ」 で速くなる 小さく始める 影響可能な範囲から改善 リスクを抑え、確実な成功体 験からスケール 流れを見る 待ち・滞留・手戻りを可視化

    ボトルネックを特定し、リード タイムを最小化 納得で変える 問題が見えた瞬間に振り返る 鮮度の高い課題に対して、チ ーム全員で合意形成 構造を揃える 1プロダクト・1バックログ 優先順位の一元化により、 チームの迷いを排除 前提を定義する 規約・判断基準を揃えてAI活用 標準化されたプロセスが、AIに よる加速の土台 31