Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
登壇の自信を奪う3匹のオバケ / 3 Ghosts That Rob You of You...
Search
Pauli
September 15, 2026
Technology
1.5k
10
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
登壇の自信を奪う3匹のオバケ / 3 Ghosts That Rob You of Your Confidence in Public Speaking
「【Speaker Bootcamp】伝わる発表は準備が9割 ―自信を持つためのワークショップ」にて登壇
https://findy.connpass.com/event/402618/
Pauli
September 15, 2026
More Decks by Pauli
See All by Pauli
転んだ話が背中を預ける理由になる / A_story_about_falling_down_gives_you_a_reason_to_watch_each_other_s_backs.pdf
pauli
3
390
カンファレンスに参加した後の浮遊感とセルフケア
pauli
0
330
勉強会企画をアプリで構造化してみた 〜そこで見えた、AIとの付き合い方〜 / I've structured a study group plan using an app.
pauli
0
530
建設的な現実逃避のしかた / How to practice constructive escapism
pauli
5
780
「任せる」をちゃんとする / To delegate effectively
pauli
0
170
そんなのおかしいよ! 高い椅子に座って、素敵な事業開発に<中略>... それがどれだけ幸せなことか、 わかってるぅ!? / That is ridiculous! Sitting in a high-end chair, contributing to wonderful business development, using tools in an enterprise environment... do you have any idea how lucky you are!?
pauli
2
170
「決め方」の渡し方 / How to hand over the "decision-making process"
pauli
11
4.5k
新任部長から学ぶ 1on1 / Learning 1-on-1 Techniques from a New Department Head
pauli
1
180
好奇心という宝石 / The jewel of curiosity
pauli
1
130
Other Decks in Technology
See All in Technology
20261017福岡devIO 「AIは"良いダッシュボード"を作れるか?
jtakeda
0
240
freeeにおける AI を用いた ブラウザ動作確認の自動化の取り組み
freee
PRO
0
160
ソフトウェア ファクトリー - 再現性のあるソフトウェアの工場づくり / Software factory
iktakahiro
7
5.3k
AWS DevOps Agentはどこまで任せられるか 〜機能の現在地と、機能拡張の実践〜
nyankotaro
0
160
DBについての基礎説明(MySQL編) - コロプラ 2026年度 新卒研修
colopl
0
170
Temporal 最高!でも改めて「日付」について調べたら人類の負債すぎる件
riyaamemiya
0
220
sue445's proposals 2026
sue445
0
130
Steerable Visual Representations
sansantech
PRO
0
200
オントロジーって 結局なにもの? AI エージェントに「意味」を渡す知識設計の話
greenmidori
0
260
Refining Active Record
shugo
0
190
企画を Software Factory-ready にする——開発が高速になったとき、PdMの仕事はどう変わったか
yachibit
1
150
野良MCPサーバーを排除せよ!MCPサーバーのガバナンス
yukiogawa
1
160
Featured
See All Featured
New Earth Scene 8
popppiees
4
2.7k
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
320
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
32
3.1k
How Software Deployment tools have changed in the past 20 years
geshan
2
35k
Skip the Path - Find Your Career Trail
mkilby
1
260
brightonSEO & MeasureFest 2025 - Winning Strategies for Black Friday CRO & PPC - Christian Goodrich
cargoodrich
3
870
Collaborative Software Design: How to facilitate domain modelling decisions
baasie
1
350
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
62k
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
3.2k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
4k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.9k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
85
9.7k
Transcript
登壇の自信を奪う 3匹のオバケ 名前がつけば、打つ手が決まる 株式会社ビットキー / パウリ © 2026 Bitkey Inc.
本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。
自身で作った障壁を壊そう。 自信を作って登壇に臨もう。 © 2026 Bitkey Inc. 2 / 21
今日のconnpassページに、 「登壇は筋トレと同じ。鍛えれば、誰でもできるようになる。」 今日はその1回目で手が止まる理由と、 1回目をどう始めるかを話す。 © 2026 Bitkey Inc. 3 /
21
>「AIによってタイトルやスライドは以前より手軽に作れるようになりました。 > しかし、だからこそ『何を伝えるのか』 『どう届けるのか』という心構えと準備が、 > 聞き手の心に残る発表になるかを大きく左右します」 「何を伝えるのか」 ← 今日はこちらを話す 「どう届けるのか」
この2本で話したので、今日は話さない LT資料作成の基礎 LTでの伝え方基礎 speakerdeck.com/pauli/basics-of-lt-slide-prep speakerdeck.com/pauli/basics-way-of-commu aration nicating-in-lt AIで手軽に作れるようになったのは型なので、型を扱う人の話をする。 © 2026 Bitkey Inc. 4 / 21
パウリ EM / 技術広報 etc… ビットキー エンジニアリングマネジメント室(EMO) @pauli_agile © 2026
Bitkey Inc. 本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。 5 / 21
「自信が持てない」には 2 つある A B まだ出していない。出す前に手が止まる。 出してはいる。でも、これでいいのか分からない。 登壇する自信がない 登壇はしているけど毎度自信がない 今日は、そのどちらにも触れる。
© 2026 Bitkey Inc. 6 / 21
1. 登壇を阻む高いカベ © 2026 Bitkey Inc. 本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。 7 / 21
登壇の基準が高すぎるかも? 「私に登壇ネタあるかな?」 「 登壇できる内容ってありますか?」 と考えたり聞かれると、たいてい何も出てこない。 基準が高そうに見えてしまう。 「失敗して直したことってありますか?」 これなら、誰にでもある。 実際私もここから登壇歴(仮)がスタートした。 もうひとつ、置き換える
これを知らなかった頃の自分に、何を教えるか ここに当てはまるものは、あなたが一度詰まって、抜けたところ。 © 2026 Bitkey Inc. 8 / 21
2. 登壇する自信を挫く 3匹のオバケ © 2026 Bitkey Inc. 本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。 9 /
21
登壇を阻むこわーいオバケたち この3匹のうち、心当たりがある人? 私なんてオバケ 1 「私なんかが話すことじゃない」 こんなの知ってるオバケ 2 「こんなの、 みんな知ってる」 かんぺきオバケ
3 「まだ完成していないから出せない」 © 2026 Bitkey Inc. 10 / 21
1匹目:私なんてオバケ 「私なんかが話すことじゃない」「たまたまうまくいっただけ」 The imposter phenomenon in high achieving women: Dynamics
and therapeutic intervention. 目的 高い実績を持つ人が、なぜ自分の成功を自分の実力だと思 えないのかを、臨床経験から概念として整理する 結論 客観的な成果があっても、本人は自分を「知的な偽者」だと 感じ、成功を運・タイミング・他者を欺いた結果に帰属する Impostor Phenomenon in Software Engineers. 目的 ソフトウェアエンジニアにこの現象がどれだけ見られるか を、判定尺度で測る 結論 26カ国624名のうち、インポスター症候群の尺度の基準 を超えたのは 52.7% オバケに繋がる示唆 この感覚は成果の量とは別のところで起きている。成果を足しても消えず、実績のある人ほど報告されてきた。つまり「私なんて」は、 実力の判定結果ではない。 打つ手 教える側に立たない。 「やってみた人」として話す。 Clance, P. R., & Imes, S. A. (1978). The imposter phenomenon in high achieving women: Dynamics and therapeutic intervention. https://doi.org/10.1037/h0086006 Guenes, P., et al. (2024). Impostor Phenomenon in Software Engineers. ICSE-SEIS '24 https://doi.org/10.1145/3639475.3640114 © 2026 Bitkey Inc. 11 / 21
2匹目:こんなの知ってるオバケ 「こんなの、みんな知ってる」「自分には当たり前すぎる」 The Curse of Knowledge in Economic Settings: An
Experimental Analysis. 目的 情報を多く持つ人が、情報を持たない人の判断をどれだけ正しく予測できるかを、市場実験で測る 結論 多くを知っている人は、知らない人の判断を予測するときに自分の知識を切り離せない。繰り返し取引して利害もフィードバッ クもある状況でさえ、このずれは約半分に減るだけで、消えなかった オバケに繋がる示唆 「こんなの知ってる」は知ってしまった側からの見え方で、聞き手の状態ではない。しかもこのずれは慣れや経験では補正しきれな い。だから「気をつける」では直らず、宛先そのものを差し替える。 打つ手 宛先を「みんな」から「1年前の自分」へ置き直す。 Camerer, C., Loewenstein, G., & Weber, M. (1989). The Curse of Knowledge in Economic Settings: An Experimental Analysis. Journal of Political Economy, 97(5) https://doi.org/10.1086/261651 © 2026 Bitkey Inc. 12 / 21
3匹目:かんぺきオバケ 「まだ完成していないから出せない」「もう少し検証してから」 The dimensions of perfectionism. 目的 完璧主義を複数の次元に分けて測れるようにし、どの次元が不適応と結びつくのかを見分ける 結論 6次元に分かれた。「高い個人基準」と「秩序・整理」は達成志向とポジティブに関連する一方、不適応と強く結びつくのは「ミス
への過度な懸念」の次元だった オバケに繋がる示唆 手を止めているのは「基準の高さ」ではない。 「ミスへの過度な懸念」のほうだ。この2つは別の次元なので片方だけ下ろせる。高 い基準を捨てなくても、出せるようになる。 打つ手 WIP(進行中)・個人の感想として出す。 出す時点を、基準を満たした後から、途中に移すだけ Frost, R. O., Marten, P., Lahart, C., & Rosenblate, R. (1990). The dimensions of perfectionism. Cognitive Therapy and Research, 14(5) https://doi.org/10.1007/BF01172967 © 2026 Bitkey Inc. 13 / 21
3. あなたの N=1 © 2026 Bitkey Inc. 本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。 14 /
21
「入門記事なら他にいくらでもある」で止まる この事業で、このチームで、この自分がスクラムをやってみた 事業・プロダクトの性質 チーム構成 自分のスキルと立場 この組み合わせは 世界に1つ DDD、チームトポロジー、スクラム、...型はもう十分ある。足せるのは N=1 のほうだ。
© 2026 Bitkey Inc. 15 / 21
読む側は、型の解説よりも、 自分と条件が近い誰かの実例 を探している。 N=1は、なんぼあってもいい。 © 2026 Bitkey Inc. 16 /
21
番外編:機会から省みる © 2026 Bitkey Inc. 本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。 17 / 21
準備の最初の一歩が、一番重い ネタを決めて、資料を作って、練習して……という順番を思い浮かべる。 機会 (場) 締切・枠・相手 → ネタ 書くこと・話すこと 先に場を取ると、ネタのほうが動きはじめる ネタが揃ってから場を探すのではない。
先に場を取る。 © 2026 Bitkey Inc. 18 / 21
機会の取り方や取るまでの準備 処方 1 処方 2 処方 3 CFP・LT枠・社内発表・勉強会の1 枠。締切は、意欲の代わりを 雑談で話す。書きかけのまま同僚に
共有する。人に一度話した話は、二 度目から急に軽くなる。 5分のLTなら、伝えることは1つで足 りる。「全部入り」をやめると、準備は 一気に短くなる。 締切のある場に、 先に申し込む してくれる。 © 2026 Bitkey Inc. 完成前に、 見せる 完成の基準を、 下げる 19 / 21
機会を先に取ると、出す量が決まって、仕上げる量も決まる。 そして今日、目の前に機会があります。 ぜひこの機会を利用してください。 見守り枠の方へ:出さない選択も、ちゃんとしたスタンスです。 他の人の取り組みを俯瞰して学ぶこともあります! © 2026 Bitkey Inc. 20
/ 21
自身で作った障壁を壊そう。 自信を作って登壇に臨もう。 パウリ(@pauli_agile)/ #speakerbootcamp_findy © 2026 Bitkey Inc. 21 /
21