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カスタマーサポートから運用までみんなでやってるうちのチームのスクラム

bayashi
November 06, 2021

 カスタマーサポートから運用までみんなでやってるうちのチームのスクラム

Scrum Fest Sapporo2021登壇資料です。

bayashi

November 06, 2021
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Transcript

  1. カスタマーサポートから運用までみんなで
    やってるうちのチームのスクラム

    Scrum Fest Sapporo 2021

    2021/11/6 Kei Ogane


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  2. ばやし@bayashimura
    フォースタートアップス株式会社
    エンジニア
    札幌出身、真駒内公園の近くに住
    んでました(今は東京在住)
    自己紹介


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  3. エンジニア組織 テックラボ

    CTO
    PO

    STARTUP DB
 CTO直下組織

    デザイナー
 SRE
 採用

    タレントエージェンシー支援プロダクト

    PO

    自分


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  4. エンジニア組織 テックラボ

    CTO
    PO

    STARTUP DB
 CTO直下組織

    デザイナー
 SRE
 採用

    タレントエージェンシー支援プロダクト

    PO

    自分


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  5. 今日話す内容

    チームでカスタマーサポートから運用まで 

    全部やっています。

    こういうスタイルの

    - 良いところ

    - 大変なところ

    - 大変をどうにかしているところ 

    紹介します。

    仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート


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  6. タレントエージェンシー支援プロダクト

    転職を支援する人

    (ヒューマンキャピタリスト)

    転職したい人

    情報を管理したい、

    必要なときに必要な 

    アクションをうちたい 

    良い求人を紹介してほしい 


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  7. タレントエージェンシー支援プロダクト

    転職を支援する人

    (ヒューマンキャピタリスト)

    転職したい人

    情報を管理したい、

    必要なときに必要な 

    アクションをうちたい 

    良い求人を紹介してほしい 

    CRM/SFA
 求人表示/応募

    タレントエージェンシー 

    支援プロダクト


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  8. 仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート

    インフラ担当 
 QA

    開発者

    企画

    CS


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  9. 仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート

    インフラ担当 
 QA

    開発者

    企画

    CS

    でもなく


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  10. 仕様検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート

    なんでもやる人たち


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  11. プロダクトオーナーも

    メインの 開 発 に 携 わらないけど、 


    カスタマーサポートも 障 害 対 応 も 


    細かいバグ修正もリリースもやる。 


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  12. このスタイルのいいところ


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  13. それぞれのプロセスでの学びを


    プロダクト開発に活かせる


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  14. 開発と問い合わせ担当が分かれている場合


    使いづらい機能

    開発者
 ユーザ

    カスタマーサポート


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  15. 開発と問い合わせ担当が分かれている場合


    使いづらい機能

    開発者
 ユーザ

    カスタマーサポート

    大量の問い合わせ


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  16. 開発と問い合わせ担当が分かれている場合


    使いづらい機能

    開発者
 ユーザ

    カスタマーサポート

    大量の問い合わせ

    フィードバックを受ける人 

    作った人


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  17. 運用も同じこと言える

    アラート出しまくる機能 

    開発者
 プロダクト

    運用担当者

    大量のアラート

    フィードバックを受ける人 

    作った人


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  18. 生のフィードバックが届かない

    現実を味わった人

    作った人

    この機能問い合わせ多いなー 

    みんな使い辛そうにしてる... 

    いやー良い機能作ったなー! 


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  19. 開発とカスタマーサポートが


    分かれていない場合


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  20. 自分が出した機能の結果を自分で受ける

    使いづらい機能

    大量の問い合わせ

    現実を味わうのもこの人 

    作ったのはこの人


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  21. 接してるから分かること

    前作った機能、問い合わせ多いしみん
    な使いづらそうにしてたな。 

    ああいう機能ってああ受け取られちゃ
    うんだな...改修しよう 

    作った人


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  22. POも接してるから分かる

    プロダクトオーナー

    前作った機能、問い合わせ多いしみん
    な使いづらそうにしてたな。 

    ああいう機能ってああ受け取られちゃ
    うんだな...改修しよう 

    作った人

    めっちゃわかる。

    バックログの一番上 

    置いとくわ


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  23. ユーザにとってのメリットもある

    問い合わせ

    あれ、何でそうなってるんだろ? 

    ソースコード確認して... 

    うわ!条件文間違えてるじゃん。 

    これ完全にバグだし直さないと。 


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  24. ユーザにとってのメリットもある

    修正して、自動テスト流して...お、もうレ
    ビューでOKもらえた!じゃあリリースし
    よう。


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  25. ユーザにとってのメリットもある

    迅速な修正完了報告 

    すみません、バグでした。 

    もう直っておりますので、 

    ご確認ください。


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  26. - ユーザからの問い合わせを聞いて、困り事がすぐさま理解できるか 


    - みんなが全体のソースコードを把握しているか 

    把握していないところでも読めばわかる状態になっているか 


    - 修正は容易な状態になっているか 


    - デグレを検知できる仕組みはあるか 


    - チームがレビューに献身的か 


    - エラーの原因が把握しやすい状況になっているか 


    - すぐにリリースができるか 

    背後に潜む色んなプロセスの高度化

    仕様

    開発

    設計

    試験

    レビュー

    運用

    リリース


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  27. カスタマーサポートを良くしようとすると


    結局全部良くしていくことになる


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  28. 〇〇を良くしようとすると

    結局全部良くしていくことになる


    どこがボトルネックか解像度高く理解しながら

    改善していける


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  29. 全部のプロセスを担当し、開発するスタイル。 

    ただしんどいことももちろんあって... 

    仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート


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  30. まとまった時間が全然取れない

    ※イメージ図です


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  31. まとまった時間が全然取れない

    ※イメージ図です

    単純にToil多い!


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  32. まとまった時間が全然取れない

    ※イメージ図です

    単純に多い!

    コンテキストスイッチの 

    切替しんどい!


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  33. Toil

    Toilとは、手作業、繰り返される、自動化が可能、戦術的、長期的な価値がない、サービスの成長に比例して増
    加する、といった特徴を持つ作業です。 

    Toilの例

    ● 重要性の低いモニタリングアラートの確認 

    ● ある作業をすれば直るエラーの対応 

    ● 何度ももらう同じような問い合わせ 

    https://cloud.google.com/blog/ja/products/gcp/identifying-and-tracking-toil-using-sre-principles

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  34. やる範囲多すぎて大変

    仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート


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  35. やる範囲多すぎて大変

    仕様
    検討

    設計

    開発

    試験

    リリース

    運用

    カスタマー

    サポート

    学習せねば!


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  36. まとまった時間を確保する営み


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  37. Toilの総量を減らす(問い合わせの例)

    社内ユーザ

    slackでやり取りしてると情報として

    全然蓄積されないな...

    slackで問い合わせ

    slackで返答


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  38. Toilの総量を減らす(問い合わせの例)

    社内ユーザ

    スタックオーバーフローみたいなやつ立て
    よう!

    slackで問い合わせ

    slackで返答


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  39. 毎週金曜日はToilを減らしましょうDay

    Toilの解消は大事。

    だけどやっぱり目の前の開発に追われちゃう
    し、過去の負債多すぎ... 

    もう曜日を区切って、毎週金曜日はToilを減ら
    すことにみんなで専念。 


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  40. エラー

    チーム全員に通知

    問い合わせ

    コンテキストスイッチの切り替えを減らす


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  41. コンテキストスイッチの切り替えを減らす

    あ、ユーザの問い合わせがその間に来た
    からそれを先にやって...あ、〇〇さんが問
    い合わせ対応してくれてるから、えっと... 

    今作ってるやつのテストコケてるけど 

    なんでコケてるんだろ。調べたいけど、先に
    さっき発生したエラー対応しなきゃだし... 


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  42. これじゃあ開発できないよ!


    しんどいので週替り問い合わせ担当制度の導入


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  43. コンテキストスイッチの切り替えを減らす

    エラー/問い合わせ

    エラー担当週替り


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  44. 集中してやる人と並列で回す人を分離する

    集 中 して 開 発 に 没 頭 する 人 と、 

    問い合わせやエラー対応を並列で回す人を明
    確に分けることで、コンテキストスイッチの切 替
    をできるだけ減らす

    エラー担当は、メインの開発に参加せず問い合
    わせやエラーの恒久対応に全力を尽くす 


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  45. 学習する営み


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  46. ユーザのこと理解するDay

    プロダクトを使っているところ、使っていないと
    ころをじっと見つめたり 
 ランチ行ったり
 話を聞いたり


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  47. 専門家に学ぶ

    監視の仕組みイケてないなー 

    でもどうやっていいかもわからな
    いし...

    開発者


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  48. 専門家に学ぶ

    一緒に良い監視の仕組み検討し
    ましょう。私に良いアイディアがあ
    りますよ

    SRE(高度なインフラ知識を持つ人) 
 開発者


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  49. 専門家に学ぶ

    専門家に任せずに、一緒に検討、作業する。 

    その中で学習し、次からは自分たちだけで実施でき
    ることを目指す。

    すべてを任せると自分たちのプロダクト、プロセスに
    対 してオーナーシップが 失 われるためできるだけ 避
    けている。


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  50. 輪読会

    週に一回みんなで本を読んでいる。今年読んだ本達。 



    - UNIXという考え方


    - プロダクトマネジメント 


    - rubyで作るruby


    - SQLアンチパターン


    - 入門 監視


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  51. 支えているもの


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  52. SaaS(とOSS)の最大活用

    人数が少ない、出来ることはもっと少ない。 

    スケールするために、SaaS(とOSS)に任せよう。 


    - Mackerel

    - redash

    - CircleCI

    - discourse

    - rollbar

    - AWSの各種サービス 

    - Sendgrid

    - Slack

    - etc...


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  53. プロダクト中心の人達

    Q. 「そんな色んなプロセスやってエンジニアは嫌にならない?」 



    A. このスタイルが良いプロダクト作りに寄与していると理解しているし、 

    良いプロダクトを作る能力を得ることをポジティブに捉えている。 


    幸いなことに程度の差はあれど、みんなそういう考え方をしている。 

    (そういう人しか採用していない) 


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  54. 最後に

    今はソースコードの規模も小さいし、 

    メインユーザも社内なので、できてる部分は正直ある 


    ただ海外の事例*などで、もっと大規模なプロダクトでもこ
    のやり方をしているところもあるし、筋は悪くなさそう 


    ここからはスケールする中で、どこまでこのやり方を継続
    できるかの勝負ですね 

    *https://netflixtechblog.com/full-cycle-developers-at-netflix-a08c31f83249

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