Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Goで作るChrome Extensions / Fukuoka.go #21
Search
yukyan
March 11, 2025
Programming
3.1k
2
Share
Goで作るChrome Extensions / Fukuoka.go #21
https://fukuokago.connpass.com/event/344467/
でLTした時のスライドです。
yukyan
March 11, 2025
More Decks by yukyan
See All by yukyan
ソースコードのEUC-JP、全部抜く大作戦 / BuriKaigi2026
n3xem
1
2.5k
Let's Vibe Coding Mini Apps
n3xem
0
55
Perplexity Slack Botを作ってAI活用を進めた話 / AI Engineering Summit プレイベント
n3xem
0
980
短期間での新規プロダクト開発における「コスパの良い」Goのテスト戦略」 / kamakura.go
n3xem
2
490
Other Decks in Programming
See All in Programming
運転動画を検索可能にする〜Cosmos-Embed1とDatabricks Vector Searchで〜/cosmos-embed1-databricks-vector-search
studio_graph
3
960
AI Agent と正しく分析するための環境作り
yoshyum
2
540
検索設計から 推論設計への重心移動と Recall-First Retrieval
po3rin
5
1.7k
サークル参加から学ぶ、小さな事業の回し方
yuzneri
0
210
Agent Skills を社内で育てる仕組み作り
jackchuka
1
2.1k
20年以上続くプロダクトでも使い続けられる静的解析ツールを求めて
matsuo_atsushi
0
150
【ディップ|26年新卒研修資料】TDD実装演習
dip_tech
PRO
0
200
ビジネスモデルから紐解く、AI+型駆動開発
hirokiomote
0
380
iOS26時代の新規アプリ開発
yuukiw00w
0
150
PHPでローカル環境用のSSL/TLS証明書を発行することはできるのか? #phpconkagawa
akase244
0
370
Migrations : C'est une question d'hygiène !
vinceamstoutz
0
680
PHPでバイナリをパースして理解するASN.1
muno92
PRO
0
460
Featured
See All Featured
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.6k
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
0
230
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
210k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
183
10k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Evolving SEO for Evolving Search Engines
ryanjones
0
200
We Are The Robots
honzajavorek
0
230
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
2
370
More Than Pixels: Becoming A User Experience Designer
marktimemedia
3
410
Paper Plane (Part 1)
katiecoart
PRO
0
7.6k
Jamie Indigo - Trashchat’s Guide to Black Boxes: Technical SEO Tactics for LLMs
techseoconnect
PRO
0
140
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Transcript
1 Goで作るChrome Extensions ⼤浦 優太郎 EC事業部プロダクトチーム 2025.03.11 Fukuoka.go#21
2 ⾃⼰紹介 EC事業部 プロダクトチーム 2022年 新卒⼊社 ⼤浦 優太郎 Oura Yutaro ロリポップ‧ムームードメイン事業部でロリポッ
プ! for Gamersの⽴ち上げ‧開発‧運⽤に携わる。 1⽉から異動し、ECサイト構築サービス「カラー ミー」の開発に携わっている。浜松⽣まれ。ララン ドのラジオが好き。漫画も好き。 • X : @yukyan_p • Instagram: @yukyan_p
3 アジェンダ 1. はじめに 1.1. モチベーション 2. Go x WASMでChrome
Extensionを作りたい 3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 4. おわりに
1. はじめに 4
1. はじめに 5 モチベーション
1. はじめに 6 • Goでなんでも作りたい!!!! モチベーション
1. はじめに 7 • Webサーバー • CLIアプリケーション Goでなんでも作りたい!
1. はじめに 8 • Webサーバー • CLIアプリケーション • モバイルアプリ(gomobile) •
IoT(gobot) Goでなんでも作りたい!
1. はじめに 9 • Webサーバー • CLIアプリケーション • モバイルアプリ(gomobile) •
IoT(gobot) • Chrome Extensions ⇦ …? Goでなんでも作りたい!
1. はじめに 10 Chrome ExtensionsからGoのロジックを 呼び出す⽅法があるらしい!!
1. はじめに 11 • Webサーバー • CLIアプリケーション • モバイルアプリ(gomobile) •
IoT(gobot) • Chrome Extensions ⇦ New!! (ロジックを呼び出せる) Goでなんでも作りたい!
2. Go x WASMで Chrome Extensionを作りたい 12
13 • WebAssembly • Native Messaging GoでChrome Extensionsを作る 2. Go
x WASMでChrome Extensionを作りたい
14 • WebAssembly • Native Messaging GoでChrome Extensionsを作る 2. Go
x WASMでChrome Extensionを作りたい
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 15 > Go 1.11 で
WebAssembly への実験的な移植が追加されました。Go 1.12 ではその⼀部 が改善され、Go 1.13 でさらなる改良が期待されていました。Go 1.21 では、新たに WASI システムコール API を対象としたポートが追加されました。(ChatGPTによる翻訳) Go Wiki: WebAssembly - The Go Programming Language Goは 1.11 からWebAssemblyをサポート
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 16 > Manifest V3 拡張機能の
content_security_policy 宣⾔に wasm-unsafe-eval を含める ことができるようになりました。この変更により、Manifest V3 拡張機能で WebAssembly を使⽤できるようになります。(Cloud Translation APIによる翻訳) What's new in Chrome extensions Chrome Extensionsは Manifest V3 でWebAssemblyをサポート
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 17 GoがWebAssemblyをサポート + Chrome ExtensionsがWebAssemblyをサポート
つまり、 GoでChrome Extensions を書ける!
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 実際に作ってみた 英単語で絵⽂字を検索して置き換える拡張機能 turtle という絵⽂字を検索できるGoのパッケージを使⽤ 18
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 実際に作ってみた 英単語で絵⽂字を検索して置き換える拡張機能 turtle という絵⽂字を検索できるGoのパッケージを使⽤ 19
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 20 main.wasm backend.js import wasm_exec.js
content.js call go func 実際に作ってみた Message passing js.Global .Set() 全体像
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 21 main.wasm main.go GOOS=js GOARCH=wasm
go build 実際に作ってみた wasmのビルド
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい main.wasm backend.js import wasm_exec.js call
go func 実際に作ってみた js.Global .Set() wasm_exec.jsをbackend.jsがimportしている 22
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 23 実際に作ってみた • wasm_exec.js ◦
GoのWASMをJSから扱うためのヘルパー関数を定義している ◦ $(go env GOROOT)/lib/wasm/wasm_exec.js にある
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい main.wasm backend.js call go function
実際に作ってみた js.Global .Set() backend.jsがGoの関数を呼び出している 24
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 25 実際に作ってみた • syscall/js パッケージ
◦ js/wasmアーキテクチャを使⽤する際に、WebAssemblyのホスト環境へ のアクセスを提供してくれる ◦ DOM操作、JS関数の呼び出しなど ◦ js.Global.Set() ▪ JavaScriptのグローバルオブジェクトにGoの関数を設定することが できる
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 26 main.go 実際に作ってみた Goの関数 `ProcessTextElements`
をjsのグローバルオブジェクトに登録
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 27 実際に作ってみた backend.js グローバルオブジェクトに登録してるので、そのまま呼び出せる
2. Go x WASMでChrome Extensionを作りたい 28 すごい! Goのロジックを使えて嬉しい!
3. Go x Native Messagingで Chrome Extensionを作りたい 29
30 • WebAssembly • Native Messaging GoでChrome Extensionsを作る 3. Go
x Native MessagingでExtensionsを作りたい
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 31 • ユーザーのPCにインストールされたネイティブアプリケーションとChrome拡張機 能間でメッセージ交換を可能にする、Chrome Extensionsの機能
◦ ネイティブアプリをネイティブメッセージングホストとして登録することで利 ⽤できるようになる Native Messagingとは?
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 32 • ユーザーのPCにインストールされたネイティブアプリケーションとChrome拡張機 能間でメッセージ交換を可能にする、Chrome Extensionsの機能
◦ ネイティブアプリをネイティブメッセージングホストとして登録することで利 ⽤できるようになる → Goで書かれた ネイティブアプリケーションを呼び出せる! Native Messagingとは?
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 33 実際に作ってみた GitHubのリポジトリページにエディタを開くボタンを設置する拡張機能
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 34 実際に作ってみた
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 35 実際に作ってみた
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 36 main(binary) backend.js content.js 実際に作ってみた
repo info Cursor exec content.jsの情報をもとに実⾏ファイルからCursor(エディタ)を起動
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 37 main(binary) backend.js 実際に作ってみた backend.jsと実⾏ファイルがやり取り
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい backend.js 実際に作ってみた 38
3. Go x Native MessagingでExtensionsを作りたい 実際に作ってみた main.go 39
4. おわりに 40
4. おわりに 41 GoでChrome Extensionsを 実装できて嬉しい!!!! (ロジックを呼び出すという形だが) まとめ
4. おわりに 42 • WASMは注意点もあるが、DOM操作やJSの関数を使え て便利 ◦ mainパッケージしかコンパイルできない(Go 1.23.7 時点)
◦ コンテンツスクリプトからは基本呼べない • Content-Security-Policyの問題 まとめ
4. おわりに 43 • Native Messaging は便利に使えそう ◦ 実⾏ファイルでできることだったら基本なんでもでき る、コマンドの実⾏など
◦ ブラウザからシームレスにオペレーションに⼊れる仕 組みを作って社内に配布したりもよさそう まとめ
44 Thank you!
おまけ:注意事項 • Go 1.24.0 (GOOS=js, GOARCH=wasm)でWASMをビルドするとう まくいかない 😢 ◦ 外部パッケージの読み込みがコードに含まれている場合、う
まくいかないことがある ◦ 1.23.7 では⼤丈夫なので、GOTOOLCHAIN=go1.23.7 をつける とよい ◦ 原因はわかっていない ここに注釈を⼊れることができます 45 45
おまけ:注意事項 • content.js から使うのは難しそう ◦ サイトで使うにはContent-Security-Policy(CSP)で script-src 'wasm-unsafe-eval' などでWASMの実⾏を明⽰的に許可する必要がある ◦
この設定がないサイトがほとんど ◦ background.jsのロジックをcontent.jsから呼ぶようにすると よい(Message passing) ここに注釈を⼊れることができます 46 46