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tatsuaki watanabe
November 11, 2021
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tatsuaki watanabe
November 11, 2021
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Transcript
グスコーブドリは、イーハトーヴの大きな森のなかに生まれました。おとうさんは、 グスコーナドリという名高い木こりで、どんな大きな木でも、まるで赤ん坊を寝かし つけるようにわけなく切ってしまう人でした。 ブドリにはネリという妹があって、二人は毎日森で遊びました。ごしっごしっとおと うさんの木を挽ひく音が、やっと聞こえるくらいな遠くへも行きました。二人はそこで 木いちごの実をとってわき水につけたり、空を向いてかわるがわる山鳩やまばとの 鳴くまねをしたりしました。するとあちらでもこちらでも、ぽう、ぽう、と鳥が眠そうに 鳴き出すのでした。 おかあさんが、家の前の小さな畑に麦を播まいているときは、二人はみちにむし ろをしいてすわって、ブリキかんで蘭らんの花を煮たりしました。するとこんどは、も
ういろいろの鳥が、二人のぱさぱさした頭の上を、まるで挨拶あいさつするように鳴 きながらざあざあざあざあ通りすぎるのでした。 ブドリが学校へ行くようになりますと、森はひるの間たいへんさびしくなりました。 そのかわりひるすぎには、ブドリはネリといっしょに、森じゅうの木の幹に、赤い粘土 や消し炭で、木の名を書いてあるいたり、高く歌ったりしました。 ホップのつるが、両方からのびて、門のようになっている白樺しらかばの木には、 「カッコウドリ、トオルベカラズ」と書いたりもしました。