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短距離走チームから長距離走チームへの移行プロセス.pdf

nagaakihoshi
March 13, 2021
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 短距離走チームから長距離走チームへの移行プロセス.pdf

nagaakihoshi

March 13, 2021
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Transcript

  1. 短距離走チームから長距離
    走チームへの移行プロセス
    2021.03.13 @PO祭り2021Spring
    ユアマイスター 株式会社 星 永亮
    1

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  2. あらすじ
    去年からチームでロードマップ策定、運用フ
    ロー・ルールなどを1から考えて動かし始めま
    した。その取り組みと、やってみながら発生し
    たいろいろな問題と対応策をシェアしたいと思
    います。
    2

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  3. 自己紹介
    3
    @inase17000
    星 永亮(ほし ながあき)
    ● ユアマイスター株式会社 プロダクト部部長
    ● 東大→楽天→ユアマイスター→2021年4月か
    ら東工大MOT
    ● もともとエンジニア、いまはプロダクトマネー
    ジメント+ピープルマネージメントがお仕事
    ● ポッドキャスト(小粋fm)やってます!
    ● 2児の父(新小3・新小1)、趣味はラグビー
    観戦

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  4. 会社・サービスのこと
    4
    ユアマイスターはサービス産業のIT化プラットフォームを開発・運営し
    ています。
    “サービスのマーケットプレイス” “職人さんたちの業務支援SaaS”

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  5. 2020年8月、創業から4年
    5
    短期的な目標達成に効果が高そうな開発を、事業メンバーと一緒になっ
    て毎週毎週スプリントをまわしてきた。

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  6. 10人もいない少人数チームで
    6
    複数のシステムにおびただしい量のリリースを繰り返してきた。

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  7. 心の声
    7
    スピードは正義だ

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  8. 8
    ※ゴルゴ13(さいとう・たかを著)より引用

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  9. 随所に現れてくる課題
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    ● お客様に価値を感じてもらえていない
    ● 完成形が見えず、同じ箇所の改善の繰り返し
    ● いくら作っても効果がどうなのかわからない
    ● 採用がなかなかうまく進まない
    スピードを追求すれば、少しずつ正解に近づいていくものだと思ってい
    たけど、どうやらそうではないらしい。
    その他にも多数の課題が...

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  10. そして気づいた
    10
    短期的な成長を積み上げていくだけの延長線上
    に、ぼくたちが目指すプロダクトはない。
    向かうべきは、ビジョンとミッション、事業戦
    略を成し遂げる方向。

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  11. 短距離走チームから長距離走チームへ
    11
    チームの使える筋肉を変えて、もっとお客様に喜ばれるものを作りた
    い!
    短距離走チーム 長距離走チーム
    短距離走チーム 短距離走チーム
    ● 積み上げ型スコープ
    ● 月次計画
    ● 逆引き型スコープ
    ● 四半期・半期計画
    ● プロダクト戦略
    ● ロードマップ
    ● プロダクトバックログ

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  12. 長距離走チームになる筋肉
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    チームでの共通言語をつくる作業をはじめた。
    プロダクト戦略 ロードマップ プロダクトバックログ

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  13. 13
    戦略をつくり、
    実現方法を検討し、
    計画を立てて、
    実行するチームの
    第一歩を踏み足した🎉

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  14. 14
    筋肉痛

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  15. 筋肉痛
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    「遅延」が流行語

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  16. 「遅延」が流行語
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    ● エイヤーで立てた見積もりが機能せず
    ● スケジュールについてのコミュニケーションであふれた
    ● どうスケジュールに間に合わせるかという思考回路に
    ● 結果的にプロダクトが届けたい価値や、ありたい姿、ユーザーにつ
    いての会話や考える時間が減った
    ● 計画の精度を求めるよりも、変化に強いチームに向かうべき

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  17. 17
    ロードマップは
    プロジェクトマネジメント
    のためのものではない

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  18. 軌道修正
    18
    ● どんな状態を目指しているのか、プロダクトごとのWhy部分をディ
    スカッションする時間を増やす、推奨した
    ○ 目的を大切にする
    ● 次クウォーターの開発アサインをあらかじめおおまかに決め、工数
    見積もりをエンジニア・デザイナーに相談
    ○ スケジュールの不確実性を本人のコントロール下に

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  19. 学び
    19
    ● プロダクト戦略があることで抽象的なプロダクトのストーリーを可
    視化できた
    ○ メンバーが会話で使う名付けができた
    ● ロードマップはコミュニケーションのためのツール
    ○ プロダクト戦略を時間軸に落とし込み、ステークホルダーと認
    識を合わせていくためのもの
    ○ スケジュールのコミットメントが主目的ではない
    ● プロダクトバックログたちを事前にリリーススケジュールは完璧に
    はできない
    ○ メンバー本人たちに見積もりをしてもらい、変化に備える

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  20. まとめ
    20
    去年からチームでロードマップ策定、運用フロー・ルールな
    どを1から考えて動かし始めました。
    向かう方向を示すツールとしてのプロダクト戦略。
    伝えるツールとしてのロードマップ。
    実行するツールとしてのプロダクトバックログ。
    これからも失敗しながら、軌道修正してお客様に喜ばれるプ
    ロダクトづくりをやっていきます💪

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  21. 仲間求ム
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    <主な募集職種>
    ● プロダクトマネージャー
    ● フロントエンドエンジニア
    ● バックエンドエンジニア
    ● アプリエンジニア(iOS/Android)
    ● アソシエイトプロダクトマネージャー
    ● UI/UXデザイナー ...etc
    ピンときた方は、採用ページで詳細をご覧くだ
    さい!!
    ユアマイスターではプロダクトマネージャーを積極的に募集中です!
    ※現在、PdMチームの爆誕直後のため、まだまだこれから!!

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