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Yappli流! 「プロダクト改善」の進化といま / Yappli style! Evolu...
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Megumi Nakamichi
December 12, 2025
Programming
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Yappli流! 「プロダクト改善」の進化といま / Yappli style! Evolution and current state of “product improvement”
自社イベントで発表した「プロダクト改善」についての資料です。
PdM向けナレッジ。
▼イベントはこちら
YapTech Playground #3
Megumi Nakamichi
December 12, 2025
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Transcript
Yappli流! 「プロダクト改善」の進化といま 株式会社ヤプリ 仲道愛美
1. 自己紹介・経歴 2. 今日話したいこと 3. ヤプリの改善の進め方 4. 解決方法の模索 5. よかったこと・改善点
6. まとめ
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま ⾃⼰紹介‧経歴
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 自己紹介・経歴 新卒でアプリ開発ベンチャーに入社し、アプリデザイナー・ アシスタントプロデューサーを経て、 2017年にヤプリへ入社。 アプリデザイナーとして従事後、 2020年よりプロダクト開発本部の PdMとしてキャリアチェンジ。 以降、サービスを「使う」側の経験を活かし、使いやすく続けやすい サービス設計を意識した
PdMを目指しています。 最近の趣味は、編み物( 1ヶ月目)、 得意なことは、飲み会やイベントの企画 株式会社ヤプリ プロダクト開発推進本部 開発企画部 PdM 仲道 愛 美 Nakamichi Megumi
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 主務 兼務 自己紹介・経歴 入社時 2018年〜 2020年〜 2021年〜 アプリデザイナー
アプリデザイナー アプリデザイナー PdM PdM 自己紹介・経歴 なし 「土井善晴の和食」チーム PdM、「土井善晴の和食」チーム アプリデザイナー、「土井善晴の和食」チーム 「土井善晴の和食」チーム 2025年現在
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 自己紹介・経歴 - 開発ディレクターになった背景 自己紹介・経歴 • アプリデザイナーは「Yappli」を使って、クライアントへ提供するアプリを 作成する部署。デザイン作成/コンテンツ実装/クライアントへのレクチャー/ 運用代行など、アプリ制作〜カスタマーサクセスまで 多岐に渡って関わる。
• 自社製品を使って日々アプリ制作を行なっていた経験から、サービス要望や 不具合に気づきやすく、業務の中で製品開発に興味を持っていた。 • 次第に「Yappliを使う側の経験を開発に生かしたい!」 と思い、 当時の上長に相談してジョブチェンジ、開発企画部へ社内移動した。
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今⽇話したいこと
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今日、話したいこと 「 プロダクト改善の推進 」
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今日、話したいこと - 「Yappli」について 今日はここの話!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 新規開発 (戦略的な開発) 保 守 (不具合対応) 改 善 (プラットフォーム強化) 今日、話したいこと
- 「Yappli」の開発と改善の歴史
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今日、話したいこと - 「Yappli」の開発と改善の歴史 • CMSやアプリに寄せられる 要望・アイディア・技術負債 などを 総評して「 改善
」と呼んでいる • 「改善」といっても、軽微な文言調整・調査・部分開発 など、 対応範囲・規模が様々 • チケット管理は、 JIRAを使っている
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 「改善」を推進するイベントの企画・運営を、 PdM内で実施! 「改善」が社内でも定着し、全社的にも大切な文化の 1つに! 2018年 ・改善に集中的に取り組む日 「YappdateDay(ヤップデートデー) 」を開始! 2019年
・社内からの要望を収集できる 「 ideabox(アイディアボックス) 」を開始! ・改善に関するアイディアを全社に向けてプレゼンするイベント 「ヤプリク」を開始! 2022年 ・8月に「YappdateDay」は 100回目 に到達! ・「ヤプリク」も 全社員の50%以上 が参加するイベントに! 今日、話したいこと - 「Yappli」の開発と改善の歴史 note ▶
自己紹介・経歴 Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 社内的にも「改善」が盛り上がる中、 すこし気になることも出てきた 👀
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今日、話したいこと 改善がなかなか進まない …!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 今日、話したいこと - 当時、起こっていたこと 当時のヤプリで実際に起こっていたことの振り返り • JIRAのチケットが減らない、むしろ増え続ける。 • アサイン以降、工程が進まないチケットがある。 •
SV・iOS・Androidのリリースがばらける。 • 社内外要望についての問い合わせが積まれ、対応が追いつかない。 • リリースタイミングで告知を出し忘れる。 改善やってもやっても 終わる気がしない… 終わりがないのが終わり…
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま STEP3 やったこと - 2024年の改善チケット推移
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま ヤプリの改善の進め⽅
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 凡例 ヤプリの改善の進め方 Yappedia ideabox 開発相談 【PO/TAM】 不具合 仕様の確認 不具合?
開発内で 仕様を確認 【サポート/CRE】 仕様と異なる 仕様である 回答 【サポート/CRE】 OK 仕様を 変えてほしい 内容の精査 【PdM】 PJに取り込む (検討含む) 改善 やるべきだが 規模が大きい 規模が小さい 今はやらない 【PO+PdM】 プールする STOP 仕様決め 【PdM】 実装&QA &リリース 期限付き? 本体でやる 【PO】 TAMがやる 期限がない場合 PJに 割り振る 【PO】 入り口 出口 ※社内質問窓口 ※社内要望窓口 仕様決めが不要
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま ヤプリの改善の進め方 - 考えられる原因 量が多い タイムラグ 担当者不在 リソース不足 優先度 対応難易度
考えられる原因
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 量が多い タイムラグ 担当者不在 リソース不足 優先度 対応難易度 未着手チケットが、 600枚以上蓄積している …😭
優先度や難易度がバラバラ … チケットが止まっていたり、アサインが半年以上空くことも 年々要望が増え、通常業務・改善対応のバランスが取りにくい状態に <Yappliの場合> ヤプリの改善の進め方 - 考えられる原因
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま どうしてもこうなりやすい > 改善要望 リリース ヤプリの改善の進め方
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま >>> クライアント・他部署 ・要望をもっと叶えて欲しい! ・使いにくい! ・色々やりたいのにできない! 開発チーム ・時間がかかりすぎてる? ・リリースが目立たない? ・要望に答えられていない?
この溝が深くなっていくと・・・ チャーンの可能性・ 他部署からの信頼低下 開発者のモチベ低下 改善要望 リリース ヤプリの改善の進め方
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま PdMとして解決方法を探ることに 👀 ヤプリの改善の進め方
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決⽅法の模索
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 量が多い タイムラグ 担当者不在 リソース不足 優先度 対応難易度 未着手チケットが、600枚以上蓄積している…😭 優先度や難易度がバラバラ…
チケットが止まっていたり、 アサインが半年以上空くことも 年々要望が増え、通常業務・改善対応の バランスが取りにくい状態に <Yappliの場合> やったこと 正しい数かを確認 認識を整える チケットの状況・担当 を把握する 対応する タイミングを調整
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 正しい数かを確認 認識を整える チケットの状況・担当 を把握する 対応する タイミングを調整 PdMがチケット診断者 になる!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 チケット状況を把握する ( = ノイズを減らす ) やらないものを決める ( =
不要を減らす ) PdMがチケット診断者 になる!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 チケット状況を把握する ( = ノイズを減らす ) やらないものを決める ( =
不要を減らす ) PdMがチケット診断者 になる!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 - チケット状況を把握する • JIRAに作成されている改善チケットのメンテナンスする ◦ 週1の定例を組み、1年かけて改善チケット全体の確認会 を行う ◦
PdM 2名以上で、対話型 でチケット整理 ▪ 1名がファシリでチケット読み上げ → 判断提起 → もう1名が確認して双方判断 ◦ チケットのコメント欄に、 PdMが判断した内容の記載を残す。(判断ログ) ステータス確認 チケット担当者へ 状況確認の連絡 優先度付け 下記の対応もあわせて進める
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 - チケット状況を把握する 2023年 PJ内で対応中(アサイン待ち) 2024年 PJ内で対応中 2025年 PJ内で対応完了
残作業は別チケットへ移動の指示
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 チケット状況を把握する ( = ノイズを減らす ) やらないものを決める ( =
不要を減らす ) PdMがチケット診断者 になる!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 - やらないものを決める • ステータスの再整理 ◦ 起票から2年以上経っているチケットについては、内容をみて 「改善」から外す判断 •
工数見積もりによる区分け ◦ YappdateDayで対応検討 → 小規模 ( 〜3ヶ月以内 ) ◦ ヤプリク・PJで対応検討 → 小規模〜中規模まで( 〜半年以内 ) ◦ LKZN(ラージ改善) → 大規模以上 ( 半年以上〜 )※「改善」から外す判断
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま PDM クライアント ・相談窓口 ・改善要望の整理 エンジニア QA ・ステータス状況不明 ・チケット重複 ・担当者不在
・対応できないチケットもある カスタマーサクセス セールス 要望 都度、対応チケットを確認 ブラックボッ クス化 Before(PdMが診断していない時) 対応 QA中 対応中 検討中 ▼ 改善チケットボード
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま PDM QA中 対応中 検討中 ・相談窓口 ・改善要望の整理 ーー Before(PdMが診断している時) 要望
状況共 有 状況確 認 エンジニア QA 対応 PdMがハブになる! ▼ 改善チケットボード クライアント カスタマーサクセス セールス
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 解決方法の模索 - まとめ 改善チケットの定期的なメンテナンス + PdMによる判断 で、やるべき改善チケットだけを把握できる!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま よかったこと‧改善点
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま よかったこと • チケットが整理され、 着手の優先順位 や増減傾向が分かりやすくなった! • やるべきチケット だけがある、健全なチケットボードができた! •
PdM内で改善全体の状況把握 や、他部署への連携 がスムーズになった!
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま 改善点👀 • 人力なので時間がかかる … ◦ <対策> ◦ PdMが交代で、週1 x
1時間程度のMTG内でまとめて確認する。 時間は1年かけて年度が古いものから整理する。 ◦ 今後、AI(Rovo)などの活用ができないかを模索中。 • ずっと滞留し続ける、動かせないチケットがある … ◦ <対策> ◦ 各PJ内に混ぜ込み、対応検討できるタイミングにまとめる。 ◦ 2年以上経ったチケットは思い切って STOPする。
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま まとめ
Yappli流!「プロダクト改善」の進化といま まとめ • 改善チケットを 定期的に見直し 、 情報のアップデート をし続けながら管理できるフローを作る。 • PdMが改善チケットの
診断者となり、状態把握と対応判断を行う。 • PdMが判断できる情報 を作り、判断ログとしてまとめる。 • フロー整備 だけでなく、社内への 周知や声掛けも行う。
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