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クラシフィケーションツリー技法
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nihonbuson
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December 21, 2025
Technology
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47
クラシフィケーションツリー技法
WACATE 2025 冬の投影資料です。
nihonbuson
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December 21, 2025
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Transcript
クラシフィケーション ツリー技法 ブロッコリー
自己紹介 • 風間裕也(ブロッコリー) • 株式会社10X 品質管理チーム • 副業…B-Testing(個人事業主)として ◦ 株式会社MonotaRO(テストコンサルタント)
他数社でお手伝い • 社外活動 ◦ WACATE実行委員長 ◦ JaSST Review実行委員長 ◦ Developers Summitコンテンツ委員 ◦ SReEE(ソフトウェアレビューを エンジニアリングっぽく捉える会)リーダー SNS上の アイコン
クラシフィケーション ツリー技法
クラシフィケーションツリー技法とは何か クラシフィケーションツリー技法 ブラックボックステスト技法のひとつ。クラシフィケー ションツリーを使用してテストケースを設計する。 クラシフィケーションツリー技法 - ISTQB Glossary クラシフィケーションツリー テスト対象のテストデータ領域を表す
ツリーダイアグラム。 クラシフィケーションツリー - ISTQB Glossary
クラシフィケーションツリーの完成イメージ コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル
用語の説明 コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル クラシフィケーション
用語の説明 コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル クラス
クラシフィケーション ツリーの作り方
説明に使うお題 とあるコーヒーショップでは、ブラックコーヒー(¥500) もしくはカフェラテ(¥650)のカスタマイズができます。 • ホイップクリーム追加(+¥70) • チョコチップ追加(+¥50、ダブルの場合は+¥80) 2種類両方のカスタマイズを追加することも可能です。 カフェラテの場合、以下のカスタマイズもできます •
ミルクの種類…通常orアーモンドミルク(+¥40) この時、コーヒーの価格に関するテストをしたい
1.確認したいことを一番上に書く コーヒーの価格 一番上に書くクラシフィケーションのことをルートと呼ぶ
2.テストに使う条件を書く コーヒーの価格 コーヒーの種類 トッピング 「ミルクの種類」は、コーヒーの種類が 前提条件となるので、この段階では書かない 「トッピングの内容」も、トッピングがある場合が 前提条件となるので、この段階では書かない
3.テストに使う条件に対応する要素を書く コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ トッピング なし あり ルートを除いて、
クラシフィケーション(テストに使う条件)は、 必ずクラス(要素)を持つ
4.手順2と3を繰り返して完成させる コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり
4.手順2と3を繰り返して完成させる コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ
4.手順2と3を繰り返して完成させる コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル
最下層のクラス(要素)がテストで使う値 コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル
ワーク
ワーク 非公開
クラシフィケーション ツリーの テストケースの作り方
1.最下層のクラス下に直線を引く コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 1つのテストケースで 同じ線は一度しか通らない
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 1つ上に戻す 2
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 今までと別の線に進む 2
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 1つ上に戻す
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 今までと別の線に進む 複数選択も別の線と捉える
2.取りうる組み合わせに点を打って表現する コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク
トッピング なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 1つ上に戻す
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 今までと別の線に進む
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 1つ上に戻す
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 他の線が見当たらないので さらに1つ上に戻す
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 今までと別の線に進む
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 1つ上に戻す
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6 今までと別の線に進む
コーヒーの価格 コーヒーの種類 ブラックコー ヒー カフェラテ ミルクの種類 通常 アーモンド ミルク トッピング
なし あり トッピング内容 ※1つ以上選択 ホイップ クリーム チョコチップ チョコチップ量 シングル ダブル 1 2 3 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 4 5 6
ブラックコー ヒー 通常 アーモンド ミルク なし ホイップ クリーム シングル ダブル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ミルクの種類 チョコチップ量 トッピング内容 ※1つ以上選択 2.取りうる組み合わせに点を打って表現する 同様の組み合わせを 繰り返して点を打つ
ワーク
ワーク 非公開
網羅基準によって テストを剪定する
• Each Choice ◦ 値を最低1回は使っている • Pair-Wise(二因子間網羅) ◦ 2種類の値の組み合わせを最低1回は使っている •
t-Wise ◦ t種類の値の組み合わせを最低1回は使っている • All Combinations(全組み合わせ) ◦ 全ての値の組み合わせを最低1回は使っている 主な網羅基準 少 多 ケース数 (網羅率) 紹介のみ
• Each Choice ◦ 値を最低1回は使っている • Pair-Wise(二因子間網羅) ◦ 2種類の値の組み合わせを最低1回は使っている •
t-Wise ◦ t種類の値の組み合わせを最低1回は使っている • All Combinations(全組み合わせ) ◦ 全ての値の組み合わせを最低1回は使っている 主な網羅基準
ブラックコー ヒー 通常 アーモンド ミルク なし ホイップ クリーム シングル ダブル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ミルクの種類 チョコチップ量 トッピング内容 ※1つ以上選択 全3ケース
• Each Choice ◦ 値を最低1回は使っている • Pair-Wise(二因子間網羅) ◦ 2種類の値の組み合わせを最低1回は使っている •
t-Wise ◦ t種類の値の組み合わせを最低1回は使っている • All Combinations(全組み合わせ) ◦ 全ての値の組み合わせを最低1回は使っている 主な網羅基準
ブラックコー ヒー 通常 アーモンド ミルク なし ホイップ クリーム シングル ダブル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ミルクの種類 チョコチップ量 トッピング内容 ※1つ以上選択 全10ケース
• Each Choice ◦ 値を最低1回は使っている • Pair-Wise(二因子間網羅) ◦ 2種類の値の組み合わせを最低1回は使っている •
t-Wise ◦ t種類の値の組み合わせを最低1回は使っている • All Combinations(全組み合わせ) ◦ 全ての値の組み合わせを最低1回は使っている 主な網羅基準
ブラックコー ヒー 通常 アーモンド ミルク なし ホイップ クリーム シングル ダブル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ミルクの種類 チョコチップ量 トッピング内容 ※1つ以上選択 全18ケース
網羅基準の応用 重要だと考えたテストケースを厚めに行う調整ができる。 例えば、 • アーモンドミルクのカスタマイズは All Combinations(全組み合わせ)で確認する • ブラックコーヒーや通常のミルクのカスタマイズは Each
Choiceで確認する としてテストケース数を調整できる。 調整する機会の例…アーモンドミルクを新発売した場合
ブラックコー ヒー 通常 アーモンド ミルク なし ホイップ クリーム シングル ダブル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ミルクの種類 チョコチップ量 トッピング内容 ※1つ以上選択
クラシフィケーション の注意点
以下をクラシフィケーションで解くと…? とあるコーヒーショップでは、 コーヒーが¥500で売られています。 本日2回目以降のコーヒー購入で、かつ 一緒にクロワッサンを購入すると、 会員の場合は、コーヒーが¥50引きになります。 この時、コーヒーの価格に関するテストをしたい
クラシフィケーションで解いてみる コーヒーの価格 購入回数 1回目 クロワッサン購入 あり 2回目以降 なし 会員? 会員
非会員
クラシフィケーションで解いてみる コーヒーの価格 購入 回数 1回目 クロワッサン 購入 あり 2回目 以降
なし 会員? 会員 非会員 1 2 3 4 5 6 7 8
Pair-Wiseでテストを剪定してみる コーヒーの価格 購入 回数 1回目 クロワッサン 購入 あり 2回目 以降
なし 会員? 会員 非会員 1 2 3 4 5 6 7 8
期待結果を見ると… コーヒーの価格 購入 回数 1回目 クロワッサン 購入 あり 2回目 以降
なし 会員? 会員 非会員 ¥500 ¥500 ¥500 ¥500 ¥450 ¥500 ¥500 ¥500 1 2 3 4 5 6 7 8
条件の掛け合わせによって変わっている 購入回数 × セット購入 × 会員かどうかの 組み合わせによってコーヒーの価格が変わる。 → 条件の掛け合わせによって出力が変わるものを 有則という。 有則な関係に対してテストする場合には、
デシジョンテーブルテストなどが効果的 (組み合わせテストで行うべきではない)
今までのお題は各条件間に影響がない コーヒーの種類、ミルクの種類、トッピングの それぞれの条件が他の条件に影響しない → 条件の掛け合わせをしても何の影響もないものを 無則という。 無則な関係に対してテストする場合には、 クラシフィケーションツリー技法などの 組み合わせテストなどが効果的 (デシジョンテーブルテストで表現しても良い)
有則、無則と各技法の適性 デシジョンテーブル テスト 組み合わせ テスト 有則な関係 ⚪ ✖ 無則な関係 △
⚪
有則、無則と各技法の適性 デシジョンテーブル テスト 組み合わせ テスト 有則な関係 ⚪ ✖ 無則な関係 △
⚪ クラシフィケーションツリー技法 直交表、PICT(ツール)など…
まとめ
まとめ • クラシフィケーションとクラスを連ねていくことで クラシフィケーションツリーを作成する • 取りうる組み合わせに点を打つことで テストケースを表現する • 網羅基準を用いることでテストを剪定する •
有則・無則を意識し、 クラシフィケーションツリー技法を含む 組み合わせテスト技法と デシジョンテーブルテストを使い分ける