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AIがたまにバカになるのはなぜなのか? — akarenga LT vol.45

AIがたまにバカになるのはなぜなのか? — akarenga LT vol.45

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NKMAK

May 17, 2026

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Transcript

  1. 02 / 前提 長いコンテキストの限界 最近の AI は、本一冊レベルの長い文脈 を扱える。 数十万〜100万トークン規模。モデル仕様は更新 されるため、具体的な数値は公式ドキュメントを

    参照。 でも — 「たくさん渡せる」と 「全部うまく使える」は別。 Source: Anthropic, "Effective Context Engineering for AI Agents" akarenga LT vol.45 02 / 12
  2. 03 / なぜ有限なのか アテンション予算 LLM には 「どの情報をどれくらい重く見るか」 の予算がある。 ※「予算」は説明用の比喩。実体は注意配分の制約。 Source:

    Anthropic, "Effective Context Engineering for AI Agents" 長い文章を渡しても、出力生成時に十分に重みづ けされないことがある。 どの情報も同じ精度で使えるわけではない。 akarenga LT vol.45 04 / 12
  3. 04 / 仕組み トークンとペア関係 AI はトークンとトークンの関係を見ている。 例:「犬が猫を追う」 犬 が 猫

    を 追う どのトークンとどのトークンが、どう関係しているか。 これを取り違えると「猫が犬を追う」になってしまう。 akarenga LT vol.45 05 / 12
  4. 05 / 関係性の爆発 n × n の関係性 n 個のトークン →

    n² 個のペア関係 文章が長くなると、関係性は乗数で増える。 どの情報を重く見るべきかの 判断が難しくなる。 8 × 8 = 64 通りの関係 akarenga LT vol.45 06 / 12
  5. 07 / なぜ長文で壊れるのか コンテキスト長の壁 学習した範囲を超える位置は、モデルが見たことがない。 位置 → 学習済み: 0 〜

    2048 未学習: 2048 〜 4000 ? 30センチの定規で、60センチのものを測ろうとしている、みたいな話。 「位置3000ってどんな感じ?」を、モデルは一度も見たことがない。 Source: Anthropic, "Effective Context Engineering for AI Agents" akarenga LT vol.45 08 / 12
  6. 08 / 解決のしかた 位置エンコーディング補間 定規を伸ばすのではなく、目盛りを詰める。 学習済みの目盛り (0〜2048) 補間後: 位置 4000

    を「位置 2000」として扱う → 同じ範囲に倍の目盛り 代わりに、位置の解像度が少し下がる。 「100トークン離れ」と「101トークン離れ」の区別が、ちょっと鈍る。 akarenga LT vol.45 09 / 12
  7. 09 / 明日からできること できること 01 ノイズが 混ざっていないか 見る 今のタスクに関係ない情報は、コン テキストから外す。

    02 必要なら 新しいセッション に 切り替える 古い文脈を引きずらせず、リセット する勇気を持つ。 03 そもそも ノイズを入れない ように 意識する 説明に関係ない背景や過去の話を持 ち込まない。渡す前に一度選ぶ。 akarenga LT vol.45 10 / 12
  8. ありがとうございました akarenga LT vol.45 / 中村旭良 REFERENCES Effective Context Engineering

    for AI Agents anthropic.com/engineering/effective-context-engineering-for-ai-agents