2022/12/10 Spectrum Tokyo Design Fest 2022 https://fest2022.spctrm.design/ の登壇資料です。
「つくりたい体験」からはじめるプロダクトデザインTomohiro Nozaki & Yuki Mihashi
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野崎 智弘nztm_twtwitterService Designer Design Engineer三橋 優希twitter YukiMihashi
企画 デザイン 開発デジタルプロダクトの企画〜制作まで手掛けている2年前から『Nucumo』として二人で活動
Hyogo Tokyoフルリモートで頑張っています!
今日のテーマ「つくりたい体験」からはじめるプロダクトデザイン
デジタルプロダクトをつくる
そのためには、様々なデザインが必要UI グラフィック機能設計 ライティング ビジネス
どうやって進めていけばよいのか
「プロダクトはユーザーの ためのもの」課題を解決するよく言われること
「ユーザーの課題を探して どう解決するか考えましょう」
課題を解決することばかり考えているとこうなってしまうことも…しかし
例えば、ダイエットアプリの 「日々の運動を継続できない」という課題同じ課題を解決する3つのアイデアランキング フレンドとの協力 ポイントが貰えるA B C
うまく決められない…実装コスト的にはA案…収益的には C案…デザイン的には B案…
チームそれぞれで考えていることが違ってアウトプットの方向性がバラバラに…
「これもあれも課題を解決するから取り入れよう!」お客さんが「これが困るからこの機能が欲しい」って言ってたこういう機能があれば儲かりそう競合サービスはこの機能があるうちも追加しよう
これってユーザーにとって良いもの?本当に作りたかったもの?その結果…
課題の解決を最終目標にするといろんな方向に進むことができてしまう
どうしたらユーザーにが作れるのか正しく価値を届けられ 愛されるプロダクト
「つくりたい体験」から考える
プロダクトづくりは新しい体験を世の中に提案していくこと
どんな体験をつくりたいかを考えて目指していく
目指す体験までの過程にあるのが課題課題
課題はあくまで通り道目指す体験によってさまざま課題課題課題課題
だから課題の解決だけではなくに向き合うことが大切「つくりたい体験」の実現課題課題課題課題
ランキング フレンドとの協力 ポイントが貰えるA B C例えば、ダイエットアプリの 「日々の運動を継続できない」という課題同じ課題を解決する3つのアイデア
「つくりたい体験」があると意思決定がしやすくなる運動が日常の楽しみになることを目指しているから「フレンドとの協力」案がいいかな
チームでの認識が揃って進めやすくなり一貫したアウトプットができるように
さらに に近づける「つくりたい体験」
「つくりたい体験」を実現するための機能設計やデザインをすることで…
ユーザーから愛される唯一無二のプロダクトとなっていく
どうやって を目指してプロダクトを作っていくのか「つくりたい体験」
共同編集ができるオンラインブレインストーミングツールで、同じ場所でも、リモート環境でも、チームで集まってアイデア出しができます。チームのブレインストーミングをもっと楽しく、もっとカジュアルに
ブレインストーミングとは複数人で自由にアイデアを出し合うことで連鎖的に多くの発想を生み出す方法
プロジェクトのきっかけ特にオンラインだとうまくいかないどうにかできないか…
どんなブレインストーミングが理想なのか?それを通してどうなってほしいのか?つくりたい体験を考える
このプロダクトでつくりたい体験みんなで一緒に楽しくできる誰でも気軽に取り組めるアイデアと会話がたくさん生まれる
その体験を実現するために 解決すべき課題を考える課題
このプロダクトで解決したい課題インターフェース1進行が難しい2アイデアが出ない3
みんなで一緒に楽しくアイデアを出し合い会話が生まれるこのプロダクトでつくりたい体験
既存のホワイトボードツールだとアイデアが追加される様子が見づらい記録までの操作が多い会話やアイデアの便乗が起きづらい
チャット感覚で書けるインターフェース
画面右下の入力欄にアイデアを書いて投稿1全員のアイデアが 入力欄上に連なって表示2しばらく経つと中央に移動・配置3チャット型インターフェース
誰でも気軽に取り組めるこのプロダクトでつくりたい体験
アイデア出し 整理や絞り込み混ざってしまう…うまく進められない…ファシリテーションが難しい…
段階ごとに分かれたステップ
難しいファシリテーションをシステムで置き換え誰でもみんなで気軽に取り組めるように各ステップに適した機能を提供進め方などの案内を表示アイデア出し グルーピング ディスカッション クロージングリアクション
しばらくすると煮詰まってしまうそもそもアイデアが出ないアイデアが出なくて 会話が減ってしまう
AIにアイデアを出させればいいのでは?
人間がAIに頼って思考しなくなってしまうこれはつくりたい体験ではない…
AIでアイデアのヒントを提示して人間の思考や発想を促す仕組みを考えた
AIでアイデア出しや会話が活発になるよう支援する機能
ひらめきワードの生成発想を広げるメッセージ
課題の解決だけで終わらないための工夫「つくりたい体験」に近づける
みんなで集まって同時にはじめられるように
みんなで助け合ってワークを進められるように
みんなでワークを振り返られるようにワードクラウド結果レポート
時間やアイデアの個数をお知らせ投稿の連続で大きくなる炎たくさんのアイデアが生まれ会話が活発になるように
アバター・アイコンUI要素楽しさを表現するポップなビジュアル
複数人の思考や会話の交わり炎=発想やコミュニケーションが活発な様子たくさんのアイディアが活発に生まれる場でありたい情熱を持てるプロジェクトが始まるきっかけをつくりたい12ロゴとネーミング
このまま進めてよいのかわからなくなることも
ユーザーに実際に使ってもらう
「つくりたい体験」に近づいているかそれがユーザーに受け入れられるのか確かめる
hidaneもユーザーテストを何度も実施
まとめ
課題の解決だけでなく、その先にある を考えて共有しその実現を目指してプロダクトを作る「つくりたい体験」
正しく価値を届けられ、愛されるプロダクトに一貫したデザインがしやすくなるチームの意思決定の軸ができるそのプロダクトらしさや世界観が生まれる「つくりたい体験」を目指すことで
nztm_twtwitter twitter YukiMihashiThank you for listening!つづきはAMAで!