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【Oracle Cloud ウェビナー】製造業に向けたクラウドファーストの提言 ~ “Fact...

【Oracle Cloud ウェビナー】製造業に向けたクラウドファーストの提言 ~ “Factory-ONE 電脳工場“にOracle Cloud Infrastructureを採用した理由 ~

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Oracle Cloud ウェビナーシリーズ情報: https://oracle.com/goto/ocws-jp
セッション動画: https://go.oracle.com/ocws-jp-ondemand

oracle4engineer

March 02, 2023
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  1. Oracle Cloud ウェビナー 【エクス × Oracle ウェビナー】 製造業に向けたクラウドファーストの提⾔ ~ “Factory-ONE

    電脳⼯場“にOracle Cloud Infrastructureを採⽤した理由 ~ 堀川 隆治 ⽇本オラクル株式会社 ISV SaaS営業本部 本部⻑ 2023年2⽉22⽇
  2. オンプレミスかクラウドか、IT資産の最適化が進んでいる パブリッククラウド市場は拡⼤するも、オンプレミス回帰の傾向も⾒られる 出典:国内パブリッククラウドサービス市場 産業分野別予測、 2022 年〜2026年, IDC Japan 2022 出典:

    2022年 国内エンタープライズインフラトランスフォーメーション調査, IDC Japan 2022 成⻑率低下・市場は拡⼤ パブリッククラウドサービスへの移⾏実績 国内パブリッククラウドサービス市場 売上額予測 オンプレ回帰を決断する企業が⼀定数ある Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 2
  3. 2025年の崖 クラウド移⾏の背景にある障壁 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 3

    経済産業省の「DXレポート」で提⽰された「2025年の崖」では、多くの経営者がDX(デジタルトランスフォーメーション)やデ ジタル化の重要性を理解しつつも、さまざまな課題により、DXやデジタル化を推進できていないと指摘されています。 複雑化 サポート終了 ⽼朽化 ブラックボックス化 エンジニア不⾜ 運⽤コスト増 2025
  4. クラウド移⾏時に直⾯した課題 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 4 ON

    PREMISE CLOUD • 物理的な監視対象を減らしたい • コストを削減したい • 運⽤管理者の作業負荷を減らしたい • 移⾏、運⽤のコスト増 • セキュリティの確保 • クラウドエンジニアの不⾜ COST SECURITY Cloud Engineer 変化する ビジネス環境 働き⽅改⾰ デジタル化 業務改⾰ DX推進 DX化
  5. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 5 ¥ 67%

    低価格 ¥ 98% 低価格 ¥ 96% 低価格 圧倒的なコストパフォーマンス 利⽤頻度の⾼いサービス3つ、全てにおいて”低価格”を実現 Virtual Cloud Network Virtual Machine Persistent Volume COST Oracle の強み Oracle 他社クラウド Compute ü 同⼀リソースを低価格 で提供 ü CPU/メモリを柔軟に 選択可能 (フレキシブ ル・シェイプ) ¥41.44/時 Compute (VM.Standard.E4; 16vCPU, 64GB, Linux) ¥125.44/時 仮想マシン (16vCPU, 64GB, Linux) Storage ü 他社標準ストレージ価 格で、⾼性能ストレー ジを提供 ü 性能に対するSLAあり ¥5,950/⽉ Block Volume (1TB, 25K IOPS) ¥278,880/⽉ ブロック・ストレージ (1TB, 25K IOPS) Network ü AD間無償 ü 10TB/⽉まで無償 ü 閉域網接続時はデータ 転送無償 ¥22,134/⽉ FastConnect (1Gbps, 100TB) *閉域網接続 ¥603,686/⽉ 接続サービス (1Gbps, 100TB) *閉域網接続
  6. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 6 0 50

    100 150 200 250 300 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 千円/月 送信データ(TB/月) Oracle 他社 OCIメリット1︓ 最初の10TBまで無償 (他社では100GBまで) OCIメリット2︓ 単価が安価 (3円/GB) (他社の1/3-1/4) OCIメリット3︓ 閉域網接続では課⾦なし (接続ポート料⾦のみ) 100GBまで無償 10TBまで無償 ¥12-16/GB ¥3/GB 外部へ(アウトバウンド通信)のデータ転送コスト あるお客様の声 クラウドに移⾏して1年間ほど運⽤ したが、データ転送費⽤が クラウド費⽤全体の80%を占める ほどになってしまった ⾒落とされがちな、クラウドから外部へのデータ転送コスト
  7. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 7 FORTINET 2022年クラウドセキュリティレポートより

    cont. なぜ設定ミスが起こりやすいのか︖ 1.クラウドに精通したエンジニアが不在 2.クラウドサービスは正直設定が分かりにくい 3.セキュリティ対策はクラウド事業者任せでいいという誤認 引⽤︓https://www.fortinet.com/jp/blog/industry-trends/2022-cloud-security-report 引⽤: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/04/news155.html
  8. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 8 より堅牢なセキュリティの実現 標的型攻撃対策に必要なセキュリティ

    カテゴリ 機能 機能名 単価 セキュリティ・ バイ・デザイン 強⼒、完全なテナント分離 Isolated Network Virtualization / Bare Meta 標準機能 強制的な暗号化 Encryption by Default 標準機能 階層型権限管理 Compartment 標準機能 ⾃動化された セキュリティ管理 リスクのある設定を⾃動検知 Cloud Guard 無償 ユーザーの振る舞い検知 Oracle Cloud Guard Threat Detector 無償 SaaSユーザーの利⽤状況の監視 Oracle Cloud Guard Fusion Applications Detector 無償 脅威インテリジェンスの集約・管理 Oracle Threat Intelligence Service 無償 ポリシーの⾃動適⽤ Security Zones 無償 脆弱性スキャン Vulnerability Scanning 無償 オンラインでの脆弱性パッチ適⽤ Autonomous Database 無償 (*1) ⾃動化されたログ分析 Logging Analytics 10GBまで無償 データ中⼼の 多層防御 DBセキュリティ対策の⾃動化 Data Safe 無償〜 (*2) 特権ユーザー管理 Database Vault DBCS HP 〜 (*3) 多要素認証、リスクベース認証 IAM Identity Domains 無償〜 (*4) ボット対策とWAF Web Application Firewall 無償〜 (*5) 次世代FW Network Firewall 有償 *1 Autonomous Database 利⽤時に無償で利⽤可能 *2 Oracle Cloud Databaseの利⽤でサービスを無償提供。監査記録の蓄積は100万レコード/ターゲット/⽉まで無償 *3 DBCS High Performance以上で利⽤可能 *4 無償で利⽤できるユーザー数や機能に制限あり *5 1インスタンス、1000万インカミングリクエスト/⽉まで無償。価格単位 : ¥72 [1,000,000インカミングリクエスト/⽉]、¥600[インスタンス/⽉] SECURITY
  9. ミッションクリティカル・システムでのOracle Cloud Infrastructure活⽤の広がり クラウド移⾏の成功事例 商業施設運営業務を⽀える⼤規模基 幹システムをOracle Cloud Infrastructureへ移⾏ 三井不動産 様

    全社デジタル・トランスフォーメーション 推進に向け、⼤規模基幹システム基盤 にOracle Cloud Infrastructure を採⽤ ⼤⽇本印刷 様 Oracle Dedicated Region Cloud@Customerを⼤阪データセ ンターにも導⼊し、分散クラウド環境を 構築、資産運⽤ソリューション「T- STAR」を稼働開始 野村総合研究所 様 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 9 ERPマネージド・サービスHUE Classic Cloudの基盤としてOracle Cloud Infrastructureを採⽤ 新サービス SKYDIV Desktop Client Remote Access Services をOracle Cloud Infrastructureで 実現 ⼩売業向け販売管理システム提供基盤を Oracle Cloud Infrastructureで構築 経営基盤ソリューション SuperStream-NXでOracle Cloud Infrastructure を採⽤ ワークスアプリケーションズ 様 Sky 様 NECネクサソリューションズ 様 スーパーストリーム 様 ビジネスプロセスの再構築、データ ドリブン経営の促進、より俊敏で 洗練された財務報告・計画・分析の 実現を⽬指す Panasonic 様
  10. 株式会社ジーシーシーと⽇本オラクル、⾃治体システムのガバメントクラウド移⾏に向け 連携を強化 (2/3 プレスリリース) Copyright © 2023, Oracle and/or its

    affiliates 10 ガバメントクラウド対象クラウド サービス一覧 • Amazon Web Services • Google Cloud Platform • Microsoft Azure • Oracle Cloud Infrastructure ⽇本オラクルのコンサルティング・サービス部⾨が OCIによる基幹システムのクラウド移⾏で培った ⾼パフォーマンス、⾼セキュリティ、コストの最適化 を実現するアーキテクチャの設計⽀援体制を強化します。
  11. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 11 Oracle Cloud

    Infrastructure の原理原則 ⼤幅にシンプルなクラウド・インフラストラクチャ 柔軟性 より良いコストで市 場投⼊までの期間 を短縮 使いやすい 迅速なソリューション の利⽤開始 セキュア リスクを軽減し、 変化する規制に対 応 ⾼パフォーマンス 製品開発を迅速化 し、需要に合わせて 拡張
  12. Copyright © 20223, Oracle and/or its affiliates 12 株式会社エクス 様

    ご講演のポイント DXへの⼿引き クラウドサービスに対する懸念 セキュリティ・コスト・性能 ︖
  13. Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 13 oracle.com/jp/contact-us Webフォーム、チャットでのお問い合わせは

    050-3615-0035 受付時間 ⽉〜⾦ 9:00-12:00 / 13:00-17:00 (祝⽇および年末年始休業⽇を除きます) Oracle Digitalはオラクルの製品やクラウドサービスのご購⼊・ご導⼊に関するご相談窓⼝です。 お問い合わせ後はお客様ごとに担当営業が付き、オラクル製品/サービスの導⼊をご⽀援します。
  14. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 2
  15. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 3
  16. 4 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 会社概要 :

    株式会社エクス : 代表取締役社長 抱 厚志 : 1994年 9月 1日 : 10,000万円 : 129名(2023年 1月現在) : 製造業向け業務パッケージ「Factory-ONE 電脳工場」シリーズ の開発、販売 中小企業共通EDI対応「EXtelligence EDIFAS」の開発、販売 : 大阪オフィス 〒531-0072 大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー20F (本社) TEL : 06-7711-1161 FAX : 06-7663-3470 東京オフィス 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-9-2 PMO神田岩本町ビル4F 名古屋オフィス 〒461-0004 名古屋市東区葵1-19-30 マザックアートプラザ3F 福岡オフィス 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-18-30 八重洲博多ビル6F 沖縄オフィス 〒900-0015 那覇市久茂地1-7-1 琉球リース総合ビル2F 東大阪サテライトオフィス 〒577-0013 東大阪市長田中2-2-30 長田エミネンスビル6F 6D号室 社 名 代 表 設 立 資 本 金 従 業 員 事 業 内 容 拠 点
  17. 5 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 現実味を帯びる日本の後退国化 失われた20年では日本経済は事実上の成長なし

    他国の成長と比すると日本経済は事実上の後退といえる 日本の後退国化に歯止めをかけるには、国を挙げたDXへの取り組みが重要である
  18. 6 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 第4次産業革命=Industry4.0とは「製造業」だけの革命ではない 第4次産業革命

    デジタル(IT・IoT・AI) 第3次産業革命 コンピューター 第2次産業革命 電力 第1次産業革命 蒸気機関・水力 非製造業 製造業 デジタル(IT・IoT・AI)により、 製造業と非製造業の境目がなく なる =全産業に影響が及ぶ 出典:プレジデント社 『Why Digital Matters? “なぜ”デジタルなのか』
  19. 7 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 2025年は企業経営の分水嶺 ⚫

    人口の高齢化 ⚫ 労働人口の激減 2025年問題 ⚫ レガシーシステムの刷新 ⚫ 進まないデータ利活用 2025年の崖 ⚫ 最新のテクノロジー ⚫ データドリブンな経営 DX2.0 推進の必要性 ⚫ ニューノーマルへの対応 ⚫ 新しい働くかたち アフターコロナ ⚫ Industry4.0 ⚫ Society5.0 ⚫ SDGs 社会構造の変化 2025年は日本企業にとって盛衰の分水嶺である
  20. 9 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 強いDXに必要なPDAAサイクル(PDCAの限界) Predict

    (予測) Decide (意思 決定) Analysis (分析) Action (対策) 全社的にはPDAAサイクルでデータドリブンな意思決定を行う 蓄積したデータから 精度の高い予測を行い、 計画を立案する 予測に基づいて 最適な意思決定を行う 分析結果に基づいて アルゴリズムを 更新する 行動や活動の 成果分析と評価を実施する
  21. 10 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 3階層のマネジメントサイクル(トリプルループ) Plan

    (計画) Do (実行) Check (確認) Action (対策) Predict (予測) Decide (意思 決定) Analysis (分析) Action (対策) 経営全般の管理は自社リソース中心のPDCAから、 データドリブンなPDAAとアジリティに優れたOODAの トリプルループへ Observe (みる) Orient (わかる) Decide (きめる) Act (うごく) 経営層 PDAA マネジメント層 PDCA 現場層 OODA
  22. 11 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. DXの次に来るもの 現在のDX1.0はデータドリブンなDX2.0へ進化し、

    10年後にはデータとAIを軸とするDominationへと変質する DX1.0 VX (Virtual Transformation) IR (Infrastructure Reorganization) データガバナンス 戦略 (Data Governance) AIX (AI Transformation) DGE (Digital×Green ×Equity) 2023年 2025年 2030年 テクノロジー 基 盤 ビジネス DX2.0
  23. 12 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. DX2.0(強いDX)に求められるもの ①AR、VRなどを利用したCPS(CYBER

    PHYSICAL SYSTEM) ②データサイエンスに基づいたデータの利活用 ③デジタル化された企業間連携や取引 ④判断業務のAIへの移行 ⑤IoT、ロボットなどでデジタルネットワーク化されたトリプルループ ⑥データサプライヤーの活用 これらがクラウドネットワーク上で提供されることが重要 可用性 拡張性 性能保証 サービスの 種類 国内法の 適用 クラウドベンダーの選択条件
  24. 13 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 生産管理システム「 電脳工場

    for Windows」は1995年にリリース パートナー様による間接販売を展開 2013年頃からクラウド(IaaS)が普及 AWSを採用するユーザ様が増加 Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 パートナー様がSaaSビジネスに取り組む動きは見られず!! 1998年 OracleDB採用 パートナー様がAWSやAzureをインテグレーションしてSaaSビジネスが展開できるよう 2016年サブスクで提供する「Factory-ONE 電脳工場SC R1.0」をリリース 2018年にはPostgreSQLに対応した「Factory-ONE 電脳工場SC R2.0」をリリース
  25. 14 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. パートナー様がSaaSビジネスに取り組まれない主な要因 •パートナー様(Sier様)は、売上高を稼げるオンプレサーバ、パッケージ買取型を優先

    •サブスクは高いというイメージが、パートナー様にもお客様にも染みついていた •オンプレサーバに比べるとクラウド基盤は高い (単純な5年使用時のコスト比較で不利) •パートナー様やエクス社内にもクラウドに精通したエンジニアがいない •ユーザ数や運用形態により、どのスペックのクラウドを選んでいいかわからない •中堅・中小製造業様では、自社のデータをパブリッククラウドに置くことに強い抵抗感
  26. 15 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    SaaS化に向けた対策 対策① パートナー様が安心してクラウドを提案できるよう主要なパブリッククラウドを比較検証 検証結果 ※Factory-ONE 電脳工場をリモートデスクトップで稼働させた場合の結果 各社パフォーマンスは問題無く、コスト面ではA社とI社が有利
  27. 16 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    SaaS化に向けた対策 対策② SaaSビジネスを展開する上で、クラウド基盤のコスト抑制が必要 2020年11月に富士通様のFJcloud-Oが大幅な価格改定を実施 A社に比べて45%以上のコストダウンが可能に 対策③ クラウド導入に纏わるパートナー様の負担を軽減する必要 ・導入前のネットワーク相談 ・クラウド環境の構築 ・稼働後の24時間365日の監視サービス ・障害発生時の対応 OCIもA社に比べ50%~70%以上のコストダウンが可能に OCI、FJcloud-Oに精通したサポートベンダー2社との提携
  28. 17 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    SaaS化に向けた対策 対策④ クラウド技術者の育成 オラクル社が提供する無償のE-ラーニングを活用 OCI Certified Architect Associate等の資格に32名が合格 Factory-ONE 電脳工場パートナー会で、日本オラクル様にご登壇頂きOCIの優位性をアピール 対策⑤ 高負荷の処理時やクライアント台数が増えた場合のレスポンスの不安を解消する必要 最大40名を投入した大規模な負荷テストを実施しレスポンスを検証 ユーザ規模に応じた最適なクラウドをエクスがワンストップで提供可能に 日本オラクル様の手厚いご支援もあり 「Factory-ONE 電脳工場 on Cloud」をリリース
  29. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 18
  30. 19 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    on Cloudのご紹介 サービス概要 データベースとクラウド基盤が異なる2つのラインナップで提供 •富士通のクラウドIaaS「FJcloud-O」にFujitsu Enterprise Postgresを搭載した 「Factory-ONE 電脳工場 on FJO」 ※同時に接続するユーザが20台前後のお客様に向けたサービス •中大規模なお客様にも対応可能な、 柔軟でパフォーマンスの高い「OCI-VMS」と「OCI-Database」を組み合わせた 「Factory-ONE 電脳工場 on OCI」
  31. 20 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    on Cloudの特長 •クラウドならではの早期稼働と可用性を実現 •お客様ごとに個別のクラウド環境をご用意しますので安心、安全 •24時間365日システムを監視 •お客様のデータは毎日夜間にバックアップを実施し複数世代を保持 •ストレージの暗号化や冗長化、通信の暗号化などセキュリティ対策も万全 •オンプレミスと同等の柔軟なカスタマイズが可能 •FJO、OCI共にお客様の規模に合わせた2種類の標準構成をご用意 •システムの拡張にも柔軟に対応 •初期費用を抑えたシステム導入が可能
  32. 21 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    on Cloud 全体システム関連図 生産管理と販売管理が一体と なったシステム 豊富なオプションをご用意 クラウドEDIサービス EXtelligence EDIFASも標準 で利用が可能 受発注をはじめ各種データを デジタルで連携、管理が可能 インボイスや 電子帳簿保存法にも対応
  33. 22 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場

    on Cloudのラインナップ 製造品 在庫品 購入品 受給品 在庫品 在庫品 購入部品 在庫部品 購入材料 加工 部品 組立 部品 製造品 受給品 在庫品 在庫品 購入部品 在庫部品 購入材料 加工 部品 組立 部品 個別生産品 繰返生産品(MRP) ハイブリッド生産 繰返半製品 業種・業態に広く対応するために、管理手法の異なるラインナップを4つご用意 • 一品個別生産への対応 • 受注してから生産する 自社ブランド品(繰返し品)への対応 【製番管理版】 • 繰返受注生産、見込生産への対応 • 標準仕様を基に個別に仕様が異なる生産への対応 【MRP版】 • 繰返生産品と一品個別生産品が並存する 形態への対応 • BTOへの対応 【ハイブリッド版】 個別受注ユニット • 製造業に適した販売管理機能と手配管理機能を含む 【販売・手配管理版】
  34. 23 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. Factory-ONE 電脳工場MF/SCの導入実績

    2022年12月末時点 構成比 (%) 食料品製造業 畜産食料品製造業、水産食料品製造業、調味料製造業、製穀・製粉業、パン・菓子製造業、動植物油脂製造業など 43 2.4% 飲料・飼料製造業 清涼飲料製造業、酒類製造業、茶・コーヒー製造業、 飼料・有機肥料製造業など 6 0.3% 木材・木製品製造業 製材業、木製品製造業、建築用組立材料製造業、木製容器製造業など 21 1.2% 家具・装備品製造業 家具製造業、宗教用具製造業、建具製造業、オフィス家具製造など 29 1.6% パルプ・紙・紙加工品製造業 紙・パルプ製造業、加工紙製造業、紙製品製造業、紙製容器製造業など 46 2.6% 出版・印刷・同関連産業 印刷業、製版業、製本業、印刷加工業など 20 1.1% 化学工業 油脂加工製品・石鹸・合成洗剤・界面活性剤・塗料製造業、 化粧品製造業、医薬品製造業、樹脂コンパウンド製造、塗料・顔料製造など 64 3.6% プラスチック製品製造業 プラスチック板・棒・管・継手・異形押出製品製造業、 工業用プラスチック製品製造業など 134 7.5% ゴム製品製造業 ゴムベルト・ゴムホース・工業用ゴム製品製造業、 タイヤ・チューブ製造業など 38 2.1% 鉄鋼業 精鋼・精鋼圧延業、鍛鋼・鍛工品・鋳鋼品製造業、銑鉄鋳物製造業など 36 2.0% 非鉄金属製造業 非鉄金属・同合金圧延業、非鉄金属鋳物製造業、電線・ケーブル製造業など 58 3.3% 金属製品製造業 金属プレス製品製造業、暖房装置・配管工事用付属品製造業、 建設・建築用金属製品製造業、厨房金属器具製造など 272 15.2% 一般機械器具製造業 金属加工機械・ボイラー・原動機・一般産業用機械・民生機械器具 ・繊維機械製造業など 269 15.1% 電気機械器具製造業 通信機械器具・電子機器・通信機器用部品製造業、産業用電機機械器具製造業など 275 15.4% 輸送用機械器具製造業 自動車・同付属品製造業、鉄道車両・同付属品製造業、自転車・同付属品製造業、エレベータ部品、航空機部品製造など 153 8.6% 精密機械器具製造業 光学機械器具製造業、眼鏡製造業、医療用機械器具製造業、 計器盤・測定器・分析機器・試験機製造業など 124 7.0% その他の加工業 ガラス製品、精密模型、文房具、ニット製品、砥石など 50 2.8% その他の組立業 玩具、コンタクトレンズ、楽器、安全保護具など 24 1.3% その他の製造業 不織布、装身具、道路標識、釣具、看板、塗装、刃物など 114 6.4% 教育機関 ポリテクカレッジ等 8 0.4% 合計 1,784 導入業種 実際の製造物例など 累積本数 Factory-ONE 電脳工場シリーズ全体では 導入実績 1900本以上 国内出荷実績 第2位!!
  35. 25 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 中小企業共通EDIに準拠したクラウドEDIサービスをバンドル ⚫

    EDIFASは無料トライアル(最大約2ヶ月)環境をそのまま本番へと継続利用可能 ⚫ 生産管理システムの標準機能をそのまま利用することで早期に運用開始 ⚫ サプライヤー1社当たり月額基本利用料 ¥2,000(税別)から ⚫ 利用無料の「EDIFAS FREE 」(受注納期回答機能のみ)をご用意 ⚫ 生産計画・見積・受発注・入出荷などのデータをシームレスに連携しSCM環境を構築 ⚫ CSV連携やAPI機能を利用するとサプライヤー側の他基幹システムとも簡単に連携 《つながる》 サプライヤーに対してBCP チェック 回答データを数値化 取引企業同士での 掲示板を利用した情報交換 ※サーバーライセンスにEDIFASが2IDバンドルされています※ 安く 早く 簡単に
  36. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 26
  37. 27 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. クラウド基盤としてOCIを選択した理由 中小製造業様にSaaS提供をするには、クラウド基盤のコストは極力抑制が必要

    4 vCPU メモリ32GB Windows OS A社 1 OCPU メモリ32GB Windows OS OCI 2 OCPU メモリ32GB Windows OS 仮想マシン ストレージ 月額費用 :100% 月額費用 :30% 月額費用 :50% 月額費用 :100% データ 転送量 無料適用は少量 月額費用 :20%以下 月10TB無料 IPSec-VPN無償 コストの安さ
  38. 28 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. クラウド基盤としてOCIを選択した理由 CPU

    1 OCPU、メモリ 1GB単位で増設可能 インスタンスの入れ替えが必要 スモールスタートの提案が実現。増設を行った場合の費用も抑制 月額の利用料も一気にアップ 必要な分だけ増設できるので オーバースペックを回避しコストを適正化 柔軟性 他社 OCI
  39. 29 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. クラウド基盤としてOCIを選択した理由 OCIは堅牢なセキュリティが標準で数多く用意されており、

    セキュリティ対策にかけるコストも他のクラウドに比べて有利であった ✓ 強制的にデータが暗号化 ✓ 必要とされるセキュリティ機能は全て標準装備 (無償) ✓ セキュリティの標準構成が予め設定済み ✓ 管理者は、Webコンソールから簡単にセキュリティログを監視 ✓ 設定ミスを未然に防ぐ機能が無償で利用可能 強固なセキュリティ
  40. 30 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. クラウド基盤としてOCIを選択した理由 Factory-ONE

    電脳工場をリモートAPPで稼働させた場合の負荷テストを実施 ✓ 負荷の高い業務を選択 ✓ 20名のSEが30秒間隔もしくは一斉にシステムを操作 ✓ 最終の業務が終了するまでの時間を測定 ✓ OCIのみ40名が一斉にシステムを操作する検証も実施 ▪他社クラウド VS OCI ・VM1台にPostgreSQL(BYOL) VS OCI-VMS+OCI-Database SE ・VM1台にPostgreSQL(BYOL) VS OCI-VMS1台にPostgreSQL(BYOL) パフォーマンス E社のユーザ事例:オンプレから「Factory-ONE 電脳工場 on OCI」にレベルアップ 従来は所要量計算処理に1時間10分程度かかっていたが、OCIでは約10分に短縮
  41. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 31
  42. 32 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 他社クラウドとの性能比較 プラット

    CPU OS割当 DBMS 4vCPU/32GB 他社 4vCPU 32G 5G 1OCPU/32GB OCI 1OCPU 32G 15G 2OCPU/64GB OCI 2OCPU 64G 15G 検証環境として他社クラウドとOCIは2環境を用意 計測ポイント 20クライアント 40クライアント (一覧画面~終了メッセージ表示) 1 1 (条件抽出~表示完了) 1 2 (条件抽出~一覧画面)(一覧画面~プレビュー表示) 1 3 (条件抽出~一覧画面) 1 6 (条件抽出~一覧画面)(一覧表示~エクセル出力) 1 6 (OKF10~プレビュー表示)※1クライアントで3画面立ち上げ、3発注をエントリ 6 9 (OKF10~プレビュー表示)※1クライアントで3画面立ち上げ、3受注をエントリ 6 9 (条件抽出~帳票選択)(帳票選択~プレビュー) 1 1 (条件抽出~帳票選択)(帳票選択~プレビュー) 1 1 (第一画面~第2画面)(一覧~更新完了・プレビュー) 1 2 受注照会 発注入力 受注明細入力 在庫締更新 請求締更新 発注データ取込処理 処理クライアント数※3 処理対象 所要量計算 在庫推移照会 発注伝票発行 発注照会 検証方法 下記の各処理を30秒毎に処理が重複するように順次処理/OCIのみ一斉処理も実施 処理クライアント数
  43. 33 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 処理時間1 処理時間2

    02:26 01:15 00:07 01:12 02:04 00:07 01:20 00:49 00:30 00:24 00:10 00:03 00:44 00:05 00:11 2OCPU/32(OCI-VMS) PostgreSQL BYOL 11:27 テストケース (CPUタイプ/OS割当メモリ) 処理対象 処理時間1 処理時間2 処理時間1 処理時間2 処理時間1 処理時間2 所要量計算 02:40 02:17 02:02 在庫推移照会 02:10 00:25 00:28 発注伝票発行 00:11 03:12 00:02 01:05 00:02 01:02 発注照会 02:02 00:09 00:08 受注照会 00:05 01:46 00:04 00:58 00:05 00:55 発注入力 01:42 01:52 01:51 受注明細入力 01:15 00:29 00:40 在庫締更新 00:29 00:25 00:16 00:06 00:21 00:07 請求締更新 00:05 01:46 00:02 00:18 00:02 00:26 発注データ取込処理 00:07 00:15 00:11 00:30 00:14 00:28 合計時間 4vCPU/32 (他社VM 1台) 1OCPU/32 (OCI-VMS+OCI-DB) 2OCPU/64 (OCI-VMS+OCI-DB) 18:10 08:44 08:51 他社クラウドとの性能比較 1OCPU、2OCPU共に 他社比50%短縮 他社比 37%短縮 クライアント1台で30秒の間隔をあけて処理した場合の結果
  44. 34 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. 処理時間1 処理時間2

    10:54 02:33 00:43 00:34 03:45 01:38 03:44 01:42 01:57 04:30 00:23 00:43 01:18 06:32 00:53 (OCI) 一斉 41:49 2OCPU/64/40 処理時間1 処理時間2 04:31 02:52 00:46 02:10 01:36 00:38 03:19 02:03 01:44 02:16 00:16 00:18 04:05 00:25 01:10 一斉 (OCI) 28:09 1OCPU/32/20 処理対象 処理時間1 処理時間2 処理時間1 処理時間2 所要量計算 02:46 02:35 在庫推移照会 06:19 00:31 発注伝票発行 00:12 05:03 00:22 01:33 発注照会 03:04 00:27 受注照会 00:20 04:41 00:14 03:12 発注入力 03:17 01:22 受注明細入力 02:55 01:24 在庫締更新 01:24 00:59 00:33 00:05 請求締更新 00:16 03:20 00:04 06:17 発注データ取込処理 00:27 00:31 00:08 00:50 合計時間 (OCI) 35:35 19:37 テストケース (CPUタイプ/OS割当メモリ/クライアント数) (他社) 30秒毎 4vCPU/32/20 1OCPU/32/20 他社クラウドとの性能比較 クライアント20台で30秒の間隔をあけて処理した結果 他社比 45%短縮 クライアント40台 一斉処理結果 他社の20台 とほぼ同等 一斉でも 25%短縮 クライアント20台 一斉処理結果
  45. Agenda Session1 • 製造業が取り組むべきDX Session2 • Factory-ONE 電脳工場をSaaSとしてリリースした背景 • Factory-ONE

    電脳工場 on Cloudの紹介 • クラウド基盤としてOCIを選択した理由 • 他社クラウドとのパフォーマンス比較 • まとめ 35
  46. 36 Copyright © 2023 EXcorporation. All Rights Reserved. まとめ •負荷テストの結果からも、OCIの圧倒的なパフォーマンスが証明され、

    参加したSEからも安心して提案できると評価 •メジャー各社のパブリッククラウドを検証した中では、 可用性、コストパフォーマンス、セキュリティ、サポート面で、 現時点ではOCIはベストな選択だと考えています •「Factory-ONE 電脳工場 on OCI」の新規商談も増えており、 既存オンプレユーザがOCIにリフトアップするケースや、 AWSで稼働中のユーザがOCIにリプレースするケースも増加しています 引き続きOCIの普及に貢献したいと考えております