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安心・迅速な VMwareシステムのクラウド移行における7つのポイント

安心・迅速な VMwareシステムのクラウド移行における7つのポイント

DXを実現するためには、既存システムのクラウド移行および活用がかかせません。しかし、オンプレミスと同様の高パフォーマンスと安定稼働が求められる基幹システムにおいては、クラウドへの移行が難しく、想定よりも時間やコストが高くなってしまうことがあります。

Oracle Cloud VMware Solutionを活用することで、既存VMware環境をアプリケーションの変更無く、迅速にクラウドに移行することができます。

本ウェビナーでは、実際に移行で考慮するべきポイントを「アプリケーション」、「セキュリティ」、「管理性」、「可用性」、「拡張性」、「パフォーマンス」、「クラウド・サービスとの連携」の視点から解説します。

oracle4engineer

November 22, 2021
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  1. 1. オンプレミスの構成例、クラウドでの構成例 2. Oracle CloudのVMwareサービス - Oracle Cloud VMware Service

    - 3. クラウド移⾏における7つのポイント 4. Oracle Cloud VMware Serviceの価格とコストのポイント 5. Oracle Cloud VMware Solution CTCの取り組みのご紹介 - 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ⼭中 智裕 様 - 6. Oracle Cloud Lift Servicesのご紹介 7. まとめ 本⽇のアジェンダ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 2
  2. オンプレミスでのシステム構成例 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 3 仮想化基盤(VMware)

    Web アプリ アプリ DB DB アプリ Web アプリ DB DB アプリ VLAN アプリ Web アプリ DB 仮想化基盤(VMware) Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ VLAN VLAN アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB オンプレミス
  3. クラウドでの構成例 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 4 仮想化基盤(VMware)

    Web アプリ アプリ DB DB アプリ Web アプリ DB DB アプリ VLAN アプリ Web アプリ DB 仮想化基盤(VMware) Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ VLAN VLAN アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB Web アプリ アプリ DB DB アプリ Web アプリ DB DB アプリ アプリ Web アプリ DB Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB オンプレミス クラウド
  4. クラウドでの構成例 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 5 仮想化基盤(VMware)

    Web アプリ アプリ DB DB アプリ Web アプリ DB DB アプリ VLAN アプリ Web アプリ DB 仮想化基盤(VMware) Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ VLAN VLAN アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB アプリ アプリ アプリ DB アプリ アプリ アプリ 既存アプリ アプリ アプリ DB DBサービス オンプレミス クラウド サービス 機能拡張 サービス
  5. Oracle Cloud VMware Solution • 完全に制御可能でセキュアな専有VMware環境 • VMware環境をお客様が専有でき、他のユーザーと完全に分離 • 管理者アクセス、rootパスワードなどVMware管理権限を

    ユーザーが完全に所有(ベンダーと共有しない) • オンプレミスと同様に使⽤でき、あらゆるツール、ソフトウェア、VMをその ままクラウドでも稼働可能 • エラスティックで、ハイパフォーマンスなクラウド・インフラ • 新規VMware環境は2時間強、拡張・縮⼩は数⼗分で⾏えるため、 ワークローロの変化に迅速に対応可能 • HWおよびVMwareライセンスを従量課⾦で使⽤でき、 インフラ・コストの最適化が可能 • ⾼速で容易なクラウド・サービスとの連携 • VMwareからクラウド・サービスを容易に使⽤でき拡張できる • VMwareとクラウド・サービス間を低遅延で接続し、システムを⾼いパ フォーマンスで安定して稼働 ORACLE CLOUD INFRASTRUCTURE 10ʼs to 1,000ʼs of VMs ORACLE CLOUD VMWARE SOLUTION ....... 7 Oracle Cloud InfrastructureのVMwareサービス Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
  6. VMware Softwareとインフラストラクチャの構成 Oracle Cloud VMware Solution Hypervisor – vSphere ストレージ

    – VSAN ネットワーク – NSX-T ベアメタル・サーバー 構成: 3 〜 64台 VM VM VM VM VM VM VM VM VM VMware Software構成 インフラストラクチャ構成 • VMware Cloud Foundation • vSphere : Enterprise Plus 6.5 U3 6.7 U3 7.0 U2 vSAN : Enterprise 6.5 U3 6.7 U3 7.0 U2 NSX-T : Data Center Enterprise 3.1.2 HCX: Advanced 3.5, 4.0 HCX: Enterprise オプション(別料⾦) • • 3 64 • CPU : 52コア メモリー : 768 GB ストレージ : 51 TB 内蔵 NVMe SSDストレージ ネットワーク : 25Gbps x 2 ノードあたりのスペック 8 8 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
  7. Oracle Cloud VMware Solutionを使⽤した場合の全体構成 9 Oracle Cloud リージョン Private Subnet

    Private Subnet コンピュート Public Subnet ログイン・ サーバー Private Subnet データベース 仮想クラウド・ネットワーク Service Gateway NAT/IG Gateway ベアメタル・サーバー 10’s to 1,000’s of VMs ORACLE CLOUD VMWARE SOLUTION Autonomous Database Exadata Cloud Virtual Machine Bare Metal Compute Load Balancer VMware環境もクラウド・サービスも、お客様の仮想ネットワーク内に配置。 レイヤー2 ネットワーク(VLAN)が使⽤でき、オンプレ同様の構成が可能。 Object Storage Logging Auditing DDoS Protection Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates レイヤー2 ネットワーク (VLAN)
  8. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 10 Oracle Cloud

    VMware Solutionで使⽤可能なリージョン Santiago France San Jose Toronto Phoenix Chicago Montreal Ashburn Sao Paulo London Italy Saudi 2 Jeddah Amsterdam Sweden Zurich Johannesburg Israel UAE 2 Dubai Mumbai Hyderabad Singapore Seoul Chuncheon Osaka Tokyo Melbourne Sydney Vinhedo Newport Frankfurt 2021年7⽉時点 30 リージョン提供中; 8+ 予定; 8 Azure 相互接続リージョン 全てのリージョンでOracle Cloud VMware Solutionを使⽤可能 Microsoft Interconnect Azure Commercial Commercial Planned Government ⽇本では東京と⼤阪の2リージョンで使⽤可能
  9. クラウド移⾏における7つのポイント Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 12 アプリ

    アプリ アプリ DB アプリ アプリ VLAN アプリ 既存アプリ アプリ アプリ DB DBサービス サービス 機能拡張 サービス 2) セキュリティ クラウドで稼働しても、セキュリティを確保できるか 3) 管理性 オンプレ同様に操作でき、また管理コストを削減できるか 4) 可⽤性 オンプレ同等以上の可⽤性を実現できるか 5) パフォーマンス オンプレ同様に安定したパフォーマンスで稼働できるか 6) 拡張性 負荷の変化に柔軟に、迅速に対応できるか 7) クラウド・サービスとの連携 クラウド・サービスの連携が容易に⾏えるか 1) アプリケーション アプリケーションの移⾏を少ないコストで迅速に⾏えるか
  10. クラウド移⾏における7つのポイント - 1) アプリケーション Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 13 アプリケーションの移⾏を少ないコストで迅速に⾏えるか • アプリケーションを変更することなくクラウドに移⾏可能か • IPアドレスを変更することなく移⾏可能か • ダウンタイム無く移⾏できるか • オンプレミスで使⽤しているソフトウェアやツールをクラウド でも使⽤可能か クラウド移⾏のおける アプリケーションのポイント Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • VMware上の仮想マシンの移⾏では、アプリケーションを変 更することなく、IPもそのまま移⾏可能 • アプリやDBをVMwareからPaaSに移⾏する場合は、使⽤ するサービスによってIPアドレスが変わる場合もあるため、ホ スト名での接続などの対応が必要 • VMware上の仮想マシンは、HCX(Hybrid Cloud Extension)や拡張リンク・モードにより、オンラインおよびオ フラインでの移⾏が可能 • Oracle Cloud VMware Solutionでは、オンプレミス同 様の構成が可能なため、様々なツールをそのまま稼働可能 • Windows OSやOfficeも持ち込み可能
  11. クラウド移⾏における7つのポイント - 2) セキュリティ Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 14 クラウドで稼働しても、セキュリティを確保できるか • サーバーなどのインフラを専有できるか • 管理者アクセスを完全に制御できるか • admin/rootのパスワードを保持・管理できるか • ネットワークのセキュリティなど、⾃社の要件を満たすよう に設定可能か • 標準のコンプライアンスに対応しているか Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • Oracle Cloudの強⼒に分離されたユーザー・テナント内で、 VMware vSphere環境も使⽤可能 • サーバーは完全にユーザーが専有でき、Oracle Cloudの 管理者もアクセス不可 • ストレージにはサーバーの内蔵ディスクを使⽤しているため、 ストレージも完全に専有 • ユーザーのみが完全なVMwareへのアクセス権を保持でき、 管理者ユーザーのパスワードもユーザーが保持・管理 • ユーザーのプライベート・ネットワーク内にVMware vSphere環境もデプロイされるため、包括的で柔軟なネッ トワークの制御が可能 • 様々なグローバルおよび⽇本のコンプライアンス標準に対応 クラウド移⾏のおける セキュリティのポイント
  12. クラウド移⾏における7つのポイント - 2) セキュリティ Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 15 クラウドで稼働しても、セキュリティを確保できるか Oracle Cloud リージョン Private Subnet Private Subnet コンピュート Public Subnet ログイン・ サーバー Private Subnet データベース 仮想クラウド・ネットワーク Service Gateway NAT/IG Gateway ベアメタル・サーバー 10’s to 1,000’s of VMs ORACLE CLOUD VMWARE SOLUTION Autonomous Database Exadata Cloud Virtual Machine Bare Metal Compute Load Balancer Object Storage Logging Auditing DDoS Protection レイヤー2 ネットワーク (VLAN) VMwareがデプロイされる、仮想クラウド・ ネットワークの設定が可能 VMwareがデプロイされるHW(サーバー、内蔵ス トレージ)をユーザーが専有 ユーザーが完全なVMware環境へのアクセス権 を保持し、管理
  13. クラウド移⾏における7つのポイント - 2) セキュリティ Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 16 クラウドで稼働しても、セキュリティを確保できるか ISMAP対応 各種コンプライアンス対応 27001 : 27017 : 27018 Level 1 BSI C5 3省3ガイドライン (⾦融機関) (政府機関) (医療機関) ⾃動化された セキュリティ管理 セキュリティポリシー⾃動有効化 リスクのある設定の⾃動検知 ⾃動化されたログ分析 セキュリティ バイ・デザイン 強⼒なテナント分離 強制的な暗号化 階層型権限管理 データの セキュリティ DBセキュリティ対策の⾃動化 ボット対策、WAF 多要素認証とリスクベース認証 Oracle Cloudの強⼒なセキュリティ機能 情報処理推進機構(IPA)に登録済み (Oracle Cloud VMware Solutionも対象範囲)
  14. クラウド移⾏における7つのポイント - 3) 管理性 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 17 オンプレ同様に操作でき、また管理コストを削減できるか • オンプレミスと同様の管理が可能か - オンプレミス同様の管理権限があるか - アフィニティなどの設定が可能か • オンプレミスで使⽤しているツールをクラウドでも使⽤可 能か • ネットワークなどをオンプレミス同様に制御できるか • VMware環境のライフサイクル(パッチ、アップグレード、 更新スケジュール)の制御が可能か︖ • 管理コストを下げられるか Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • Oracle Cloud VMware Solutionでは、オンプレミスと 全く同じVMware環境が動作 • ネットワーク、サーバー、ハイパーバイザ含め完全なアクセス 権限があるため、オンプレミスと同様に管理でき、同じツール が使⽤可能 • バックアップ・ツールはVeeamやCommvaultなどの3rd Partyのツールを使⽤する必要がある(オンプレミスでストレ ージの機能を使⽤したバックアップを取得している場合は、 考慮が必要) • パッチやアップグレードはユーザーが実施。そのため、タイミン グ制御が可能だが、⾃動では⾏われないため操作が必要 • VMware環境の作成や拡張・縮⼩は、クラウド・ポータル 画⾯から容易に⾏えるため、インフラの管理コストを⼤きく 削減可能 クラウド移⾏のおける 管理性のポイント
  15. クラウド移⾏における7つのポイント - 4) 可⽤性 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 18 オンプレ同等以上の可⽤性を実現できるか • HW(サーバー)障害が発⽣した場合に、可⽤性を確保 できるか • サイト障害(災害)が発⽣した場合に、可⽤性を確保で きるか Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • SDDCクラスタのホストは3つの障害ドメイン(FD)にまたがって 構成され、HWの同時障害確率を低減 • グローバルで30のリージョン、⽇本でも東京と⼤阪の2リージョ ンでVMwareが使⽤でき、災害対策(DR)構成が可能 クラウド移⾏のおける 可⽤性のポイント
  16. クラウド移⾏における7つのポイント - 4) 可⽤性 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 19 オンプレ同等以上の可⽤性を実現できるか • データ・センター内は、HWをグループ化した3つの障害ドメイン(FD)で構成 • 複数のFDに分散してVMwareのクラスタ(SDDC)を構成することで、HW障害に対する可⽤性を向上 • さらに複数リージョンによる災害対策(DR)サイト構成にすることで、⾮常に⾼い可⽤性の確保が可能 • リージョン間はバックボーンで接続されているため、セキュアで⾼速 • Site Recovery Manager VM VM VM VM VM VM VM VM Oracle Cloud Infrastructure 東京リージョン ⼤阪リージョン VM FD1 FD2 FD3 VM VM VM VM VM VM VM VM Oracle Cloud Infrastructure VM FD1 FD2 FD3 バックボーン DR構成
  17. クラウド移⾏における7つのポイント - 5) パフォーマンス Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 20 オンプレ同様に安定したパフォーマンスで稼働できるか • クラウドで使⽤するインフラ(サーバー、ストレージ、ネット ワーク)の性能は⼗分か • VMware上のアプリケーションから、クラウド・サービスへの アクセスは⾼速か (データベースやストレージなど) • オンプレミスからの接続パフォーマンスは⼗分か Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • Oracle Cloud VMware Solutionで使⽤しているサーバ ーは、多くのコア(52コア)を搭載し、ストレージも⾼速な NVMe SSDを51TB搭載して3百万IOPS以上の性能 • Oracle Cloud Infrastructureは、広帯域・低遅延のフラ ットネットワークを使⽤ • 同じ仮想ネットワーク内なのでVMwareからクラウド・サービス へ低遅延で安定してアクセス可能 (実測で、NSX-T経由で1msec以下、VDS(VLAN経由で 直接アクセス)では0.4msec以下でアクセス可能) クラウド移⾏のおける パフォーマンスのポイント
  18. クラウド移⾏における7つのポイント - 5) パフォーマンス Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 21 オンプレ同様に安定したパフォーマンスで稼働できるか Oracle Cloud リージョン Private Subnet Private Subnet Public Subnet ログイン・ サーバー Private Subnet 仮想クラウド・ネットワーク Service Gateway NAT/IG Gateway ベアメタル・サーバー 10’s to 1,000’s of VMs ORACLE CLOUD VMWARE SOLUTION Autonomous Database Exadata Cloud Virtual Machine Bare Metal Compute Load Balancer Object Storage Logging Auditing DDoS Protection レイヤー2 ネットワーク (VLAN) VLAN経由での、クラウド・サービスと の通信が可能
  19. クラウド移⾏における7つのポイント - 6) 拡張性 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 22 負荷の変化に柔軟に、迅速に対応できるか • 必要なサイズ(ノード数)のVMware環境を迅速に作 成可能か • VMware環境の拡張・縮⼩を迅速におこなえるか • 拡張・縮⼩した際に、従量課⾦でコストを抑えられるか Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 クラウド移⾏のおける 拡張性のポイント • Oracle Cloud VMware Solutionでは、最⼤64ノードの SDDCクラスタ(VMwareの最⼤ノード)の作成、拡張が可 能 • 新規のSDDC作成は約2.5時間、クラスタ拡張・縮⼩(ノード 追加、削除)は数⼗分(40分程度)で可能 • ⼀時的な拡張・縮⼩の場合に、時間または⽉単位の課⾦で 使⽤でき、コストの削減が可能
  20. クラウド移⾏における7つのポイント - 7) クラウド・サービスとの連携 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 23 クラウド・サービスの連携が容易に⾏えるか • 使⽤したいクラウド・サービスを提供しているか • クラウド・サービスとの連携は容易に⾏えるか • ネットワーク設定を柔軟に⾏え、構成やセキュリティの要 件をみたせるか • クラウド・サービスとの接続のパフォーマンスは⼗分か Oracle Cloud VMware Solutionによる対応 • IaaS、PaaS、SaaSと幅広いサービスを提供 • ⽤途に応じて様々なOracle Databaseのサービスを提供 • 同じプライベート・ネットワーク内で、クラウド・サービスと低遅 延で安定した接続が可能 (サービスによってはパブリックIPでの接続が必要な場合があ るが、基本的に同じデータセンター内での接続が可能) • プライベートIPで接続でき、ルーティング・テーブルやネットワ ーク・セキュリティにより柔軟な通信設定が可能 • 通常のプライベート・ネットワーク内に配置されるため、ピアリ ングによる複数プライベート・ネットワークや、複数リージョンで の構成も可能 クラウド移⾏のおける クラウド・サービス連携のポイント
  21. クラウド移⾏における7つのポイント - 7) クラウド・サービスとの連携 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 24 クラウド・サービスの連携が容易に⾏えるか VMware、クラウド・サービス間のネットワーク・ルールを 設定(通信可能なポートなど) ルーティング・テーグルでVMware環境へのルーティ ングを設定 VMwareとクラウド・サービスを同じ仮想ネットワーク(VCN)内に配置
  22. クラウド移⾏における7つのポイント - 7) クラウド・サービスとの連携 Copyright © 2021, Oracle and/or its

    affiliates 25 クラウド・サービスの連携が容易に⾏えるか クラウド・サービスへのネットワーク設定はポータルから簡単に⾏うことも可能
  23. クラウドへの移⾏ OCVSをクラウドへの最初の⼀歩して活⽤ VM VM VM VM VM VM VM VM

    VM VM VM VM VM VM VM VM オンプレミス インフラのモダナイゼーション • 迅速な構築、拡張・縮⼩ • インフラ・コストの最適化 • セキュリティの向上 • 最新/⾼性能のHW ITシステムのモダナイゼーション • クラウド・サービス活⽤による開 発スピードの向上 • より進んだ⾃動化/API化 Oracle Cloud Infrastructure Oracle Cloud VMware Solution Oracle Cloud Infrastructure クラウド・ネイティブ・サービス インプリが必要、⾼い移⾏コスト そのまま移⾏ 徐々に活⽤ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 26
  24. “Entelは、顧客エンゲージメント、ビジネスインテリジェンス、リスク管理シス テムなど、60を超えるミッションクリティカルな本番アプリケーションをOracle Cloud Infrastructureに移⾏しました。 Oracle Cloud VMware Solutionは、チームにデータセンターでの VMwareエクスペリエンスとまったく同じものを提供します。クラウドの弾⼒ 性とOracle

    Cloudのサービスへのアクセスにより、VMwareベースのアプリ ケーションをクラウドに移⾏するための、⾼速で容易、そして費⽤対効果の ⾼い⽅法を提供します 。 その結果、パフォーマンスが劇的に向上し、ダウンタイムはほぼゼロになりま した。” Helder Branco Head of IT Operations, Entel. • ミッション・クリティカル・システムのパフォーマンスを向上 • セキュリティ・リスクの軽減 • VMwareワークロードおよびミッション・クリティカル・アプリ ケーションを2つのリージョンのOracle Cloud Infrastructureで稼働 • Autonomous Databaseにより管理コストを削減 クリティカルなデータベース・アプリ ケーションのパフォーマンスを向上 3倍の向上 2つの国、4つのデータセンター、 610台の物理サーバーで稼働 した仮想サーバーをクラウドに 移⾏ 1,950VMを移⾏ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 27
  25. Oracle Cloud VMware Solution - 価格 - 時間課⾦ ⽉課⾦ 1年コミット

    3年コミット 主な⽤途 • ⼀時的な拡張 • 短期のテスト • DRでの⼀時的な拡張 • 開発およびテスト • ステージング • 本番環境 • DR環境 • 本番環境 • DR環境 価格 コア/時間 ¥29.244/時間 ¥24.372/時間 ¥19.500/時間 ¥15.840/時間 課⾦サイクル 1時間 1ヶ⽉ 1年 3年 1ホストあたりの⽉額コスト (24 x 31⽇) ¥1,131,392/⽉ ¥942,904/⽉ ¥754,416/⽉ ¥612,818/⽉ • 料⾦には以下が含まれます︓ • インフラストラクチャ (インスタンス / 内臓NVMe SSDストレージ) および サポート • VMware ソフトウェア・ライセンス および サポート (VMware Cloud Foundation(vSphere, vSAN, NSX)およびHCX Advanced) • 最⼩構成は、3ホスト(156コア)となります。 • 課⾦形態の組み合わせが可能です。(同じSDDC内での、3年コミットと⽉額課⾦のホストの混在など) • 課⾦形態の変更が可能です。(同じホストについて、⽉額課⾦終了後に1年コミットに変更など) • 時間課⾦の場合、最⼩課⾦時間が8時間になります。 8時間以上は、1時間毎に課⾦されます。 • HCX Advancedは、クラウドおよびオンプレのライセンスが含まれています。 (HCX Enterpriseについては、別途料⾦がかかりますが使⽤可能です。) Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 29
  26. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 30 実際のワークロードに応じた課⾦形態の選択 時間

    or ⽉課⾦ 3年課⾦ ¥ ¥ ¥ ¥ ¥ ¥ ¥ Oracle Cloud VMware Solution: • 常に使⽤している部分は⻑期契約により低コストで使⽤ • ⼀時的に使⽤する部分は時間・⽉課⾦で使⽤してコスト を削減 恒常的に使⽤ ⼀時的に 拡張・縮⼩ オンプレミス: • ワークロードに波があり、使⽤率が低い • オンプレの場合はピークに合わせてHWを購⼊ しているため、コストがかかる ワークロード、使⽤率に合わせて環境を拡張・縮⼩し、最適な課⾦形態を選択することで、 全体コストを低くすることが可能。
  27. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 31 集約率(1台のサーバーにどのくらいVMを載せるか)によって、必要なサーバー数(コア数)が変わる。 サーバーの性能を考慮して、最適な集約率で稼働することでコストの削減が可能。

    (CPUに加え、ストレージやメモリー・サイズを考慮することが必要) 集約率(オーバー・コミット)の考慮 VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM 集約無し 例: - 使⽤仮想vCPU: 624vCPU - 集約無し(集約率1倍): 624物理コア必要 = 12ノード (1 仮想コア = 1 物理コア) - 集約率4倍: 156物理コア必要 = 3ノード (4仮想コア = 1物理コア) ..... 15ノード 3ノード 集約率4倍
  28. 移⾏計画に応じた拡張 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 32 Oracle

    Cloud VMware Solution: ⼀度に全てのノードを稼働するのでは無く、移⾏計画に合わ せてノードを段階的に増やすことで、全体コストを抑える。 移⾏のフェーズやボリュームにあわせて、順次キャパシティを拡⼤することで、全体コストの削減が可能 フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3 初期3ノード ノード追加 ノード追加 段階的に新環境に移⾏
  29. ワークロードに波がある場合のコストの例 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 33 外部向けサイトをVMware上で稼働し、セール実施時にワークロードに波があるケース︓

    • 通常は3ノードで稼働可能 • プロモーション実施時には⼀時的に7ノード必要 • プロモーションは、年間4回 / 7⽇間実施 • ⽇本リージョンを使⽤ 恒久的に3年課⾦で使⽤する場合 10ノード x 1年(3年課⾦) $601K 合計(年間) $601K 3年課⾦と時間課⾦の組み合わせ 3ノード x 1年 (3年課⾦) $180K 7ノード x 7⽇ x 4回 (時間課⾦) $60K 合計(年間) $240K コスト削減 60%
  30. 災害対策(DR)で利⽤する場合のコストの例 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 34 災害対策(DR)で利⽤するケース:

    • 通常の運⽤では、10ノード必要 • ストレージは、4ノードで⼗分 • 年間2回のフェイル・オーバー、⼀回 7⽇間を予定 恒久的に3年課⾦で使⽤する場合 10ノード x 1年(3年課⾦) $601K 合計(年間) $601K 3年課⾦と時間課⾦の組み合わせ 4ノード x 1年 (3年課⾦) $240K 6ノード x 7⽇ x 2回 (時間課⾦) $26K 合計(年間) $266K コスト削減 56%
  31. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 35 データベース・サービスを使⽤する場合の構成例 Oracle

    Cloud Infrastructure (Region) VCN Fault Domain-1 Fault Domain-2 Fault Domain-3 ロード・バランサ(オプション) アプリケーション - OCVS データベース Load Balancer VMware (OCVS) アプリ アプリ アプリ アプリ アプリ Dynamic Routing Gateway オンプレミス アプリ アプリ DB FastConnect Virtual Cloud Network バックアップ用 ストレージ Object Storage
  32. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 36 サービス 説明

    Oracle Cloud VMware Solution VMwareサービス。 必要に応じて課⾦形態(時間、⽉、1年、3年)を選択。 Oracle Database Cloud Service ⽤途に応じてデータベース・サービスを選択。 Object Storage 低価格なストレージ・サービス。 バックアップなどで使⽤。 Outbound Data Transfer クラウドからオンプレへのデータ転送で発⽣する料⾦。 インターネット経由の場合は10TB/⽉未満は無料。 専⽤線接続では転送量にかかわらず無料。 オプション) HCX Enterprise - Monthly オンプレミスからの移⾏やハイブリッド構成で使⽤するソフトウェア。 OCVSには無料でHCX Advancedが含まれるが、 より⾼機能なHCX Enterpriseが必要な場合は、重量課⾦で使⽤可能。 オプション) FastConnect 専⽤線/閉域網での接続サービス。 (1Gbps - 18,972円/⽉, 10Gbps - 113,832円/⽉) オプション) Load Balancer ロード・バランサー・サービス。 VMware上でロードバランサ を構成することも可能。 ⼀般的な構成例: SKU
  33. アウトバウンド・データ転送コスト Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates 37 VM

    VM VM VM インターネット経由の場合、 ⽉10TBまでデータ転送料が 無料 10TB 3 /GB ( 1/3 ) ( : 1Gbps - 18,972/ ) Oracle Cloudの利点 1 Oracle Cloudの利点 2 Oracle Cloudの利点 3 データ転送料⾦ 予測しずらいデータ転送料⾦を分かりやすく低コストで提供
  34. お客様のクラウド移⾏をクラウドに精通したエンジニアが無償で⽀援。 クラウド移⾏に伴う課題の解決を⽀援し、早期⽴ち上げを実現。 Oracle Cloud Lift Services Copyright © 2021, Oracle

    and/or its affiliates 40 仮想化基盤(VMware) Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ VLAN VLAN アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB Web アプリ アプリ アプリ DB Web アプリ アプリ アプリ Web アプリ アプリ アプリ Web Web DB DB オンプレミス Oracle Cloud
  35. Oracle Cloud Lift Services クラウド移⾏に向けた “フィジビリティスタディ⽀援” 現⾏システムの評価を検証し、クラウド移⾏の課題とロードマップを可視化 クラウド移⾏に向けた “実機検証 (PoC)

    の⽀援” PoCを通じて、クラウド移⾏の問題やリスクに対するソリューションを検証 プロジェクト初期フェーズの “早期⽴ち上げ⽀援” クラウドサービスを利⽤して、検証・開発環境の導⼊、⽴ち上げをご⽀援 主なサービス内容 • お客様のクラウド移⾏をご⽀援する無償サービス • 現⾏システムのクラウドへの移⾏検討で妨げとなる課題 に直⾯しているお客様をご⽀援 サービス概要 1. クラウド移⾏に精通したオラクルの専任エンジニアが、 移⾏のご⽀援をいたします 2. OCIのノウハウがないお客様でも、環境を迅速に構築 し、ご利⽤頂くことができます 3. お客様がクラウド環境の準備に伴う初期費⽤や時間 を抑えることができます 4. 併せてお客様プロジェクトメンバーに対して、クラウド環 境の利⽤・運⽤するための知識を持てるよう、スキル トランスファーのご⽀援をさせていただきます お客様のベネフィット 主なワークロード High Performance Computing applications on Cloud Oracle Database On Exadata Cloud VMware on Cloud ※その他ワークロードに関しましては、担当営業にご相談ください クラウド移⾏に向けた “ケーススタディ⽀援” クラウドへの移⾏事例を共有し、新たな観点でのクラウドメリットを可視化 41 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates Oracle DBを OCI の ExaCS に移⾏する VMware環境を OCI の OCVS に移⾏する HPC アプリケーションを OCI の HPC環境に移⾏する
  36. Oracle Cloud Lift Services お客様のプロジェクト 準備段階 (プロジェクト開始前) 実⾏段階 (プロジェクト開始後) OCIへの移⾏実現性について、実際の移⾏事例や机上評価および

    実機検証での確認をもとに判断したい プロジェクト初期フェー ズの早期⽴ち上げ⽀援 本番環境の構築 お客様の 状況 ご提供 内容 お客様は、OCI 移⾏の成功事例を 理解するとともに、現⾏システムの移⾏ 実現性を評価し、クラウド移⾏の課題や ロードマップを可視化することができます。 お客様は、OCI 移⾏における課題や リスクに対するソリューションを確認 することで、移⾏実現性を判断し プロジェクト開始時期を決定すること ができます。 (クラウドのUC契約が必要です) 開発や検証環境など複数のクラウド環境を早期に⽴ち上げることにより プロジェクトの早期開始が実現でき、複数の環境を作ることで、プロジェク トメンバーやお客様は、検証や実装、テストのためにクラウドサービスを⾃ 由に利⽤でき、本番環境を安全に保つことができます。 (クラウドのUC契約が必要です) Oracle Cloud Lift Services ※プロジェクトを推進されているSIer様、弊社有償コンサルティングサービスとの棲み分けについては要相談 ケーススタディ ⽀援 フィジビリティスタディ ⽀援 実機検証 (PoC) ⽀援 プロジェクトの円滑かつ安全な進⾏のために、 検証・開発環境を 早期に⽴ち上げ、開発者/SIerも環境を⾃由に利⽤したい 42 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
  37. Oracle Cloud VMware Solutionを活⽤することで、 • アプリケーション変更が必要無く、迅速なクラウド移⾏ が可能 • 環境を専有でき、完全な管理権限を保持できるため、 オンプレミス同様のセキュリティと管理性が可能

    • インフラ管理のコストを削減でき、拡張・縮⼩も迅速 に従量課⾦で実施可能 • クラウド・サービスとの連携が容易に⾏え、低遅延で 安定した通信が可能 まとめ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 44 パートナー様およびOracle Cloud Lift Serviceにより、VMwareやデータベースを含むお 客様のシステムのクラウド移⾏を⽀援いたします。ぜひご活⽤ください。