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OCHaCafe Premium OCI Cache with Redis

OCHaCafe Premium OCI Cache with Redis

oracle4engineer

December 06, 2023
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  1. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 3 野中 恭大郎

    ソリューション・アーキテクト 日本オラクル株式会社 • AppDev/Messaging/NoSQL/Frontend • Oracle Cloud Hangout Caféメンバー/Oracle Groundbreakers Advocate • 某パッケージの開発者でした • Oracleにjoinしてもう4年半 • 趣味は釣りとかキャンプとか(最近行けてない) @non_kyon
  2. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 5 キャッシュ(Cache)とは… •

    ハードウェアまたはソフトウェアのコンポーネントで、データを保存しておくことで、そのデータに対するリクエスト をより速く処理できるようにするもの • キャッシュに保存されるデータは、以前の計算や処理の結果 リクエストに対し、キャッシュから提供できるデータが多ければ多いほど、システムは高速に動作する (英Wikipediaより) キャッシュとは?
  3. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 6 クライアントサイド •

    静的なアセット • 画像 • スタイルシート • スクリプト • 動的ウェブアプリのページ • ユーザー個別のコンフィグ サーバーサイド • データベースクエリの結果 • APIレスポンス • グローバルなコンフィグ • テナントなどで共有する設定など キャッシュの種類
  4. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 7 データベースやディスクではなく、RAMにデータを保存する •

    ディスクリードの回数を減らせる • アプリケーションのパフォーマンス向上が期待できる e.g.; ECサイトの商品リストなどをキャッシュしておくことでレスポンスタイムが向上し、UXの向上につながる インメモリ・キャッシュを利用する場合の注意点 • インメモリに保存することになるので、シャットダウンや再起動などでデータは揮発する • 障害が発生した場合にも同様にデータが消えるので、バックアップやレプリケーションの戦略は考慮が必要 • (インメモリに限らず)キャッシュの有無を考慮した実装が必要 • e.g.; ECサイトで商品を追加した場合はキャッシュ・クリアを必ず行うように実装 インメモリ・キャッシング
  5. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 8 ネットワーク内の複数のサーバーやノードにまたがって データを保存するキャッシング

    • 高い可用性とスケーラビリティを必要とするアプリ ケーションに有効 • 複数のサーバーがデータの保存と取得の作業負 荷を分担し、データ損失のリスクを軽減 • システムの管理は複雑で、複数のノード間で 一貫性を確保することは困難な場合がある 分散キャッシング
  6. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 9 アプリケーションがキャッシュを管理する責任を負う •

    データがリクエストされると、アプリケーションはまずキャッシュを チェック • データがキャッシュにある場合は、それを利用 • データがキャッシュにない場合は、データベースから取得 • 将来の使用のために取得したデータをキャッシュに保存 • キャッシュが常に最新であるように注意深く管理する必要あり キャッシュ戦略 Cache-Aside Cache 1. Cache check 2. Return cache or not 3. Get data 4. Store Cache Application
  7. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 10 キャッシュが主要なデータソースとして使用される •

    データが要求されると、まずキャッシュがチェックされる • データがキャッシュにない場合は、データベースから取得 • 将来の使用のためにキャッシュに保存 • データベースの処理速度が遅い場合や、データは頻繁 に読み込まれるが更新が少ない場合に有効 キャッシュ戦略 Read-Through Application 1. Read cache 2. Read and store from database Cache Engine Cache
  8. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 11 データはキャッシュとデータベースの両方に同時に書き込まれる •

    データが更新されると、キャッシュとデータベースに同時に書き 込まれる • キャッシュには常に最新のデータが格納されることになる • 書き込み処理が遅くなる可能性がある キャッシュ戦略 Write-Through Cache 1. Write to cache 2. Write to Database Application
  9. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 12 データはまずキャッシュに書き込まれ、その後でデータベースに 書き込まれる

    • 書き込み操作が高速化される • キャッシュが適切に管理されない場合、データの不整合 が発生する可能性がある キャッシュ戦略 Write-Behind 1. Write to cache 2. Write to Database Application Cache Engine Cache
  10. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 13 キャッシュヒットの割合 •

    バックエンドの代わりに キャッシュから処理され たリクエストの割合 • 高いヒット率は、キャッ シュ戦略がバックエンド の負荷を減らすのに効 果的であることを示す キャッシュ・イビクションの割合 • 有効期限切れやイビク ションによってキャッシュ から削除されたキャッ シュの割合 • この割合が高い場合は、 キャッシュの有効期限が 短すぎるか、キャッシュサ イズが小さすぎる可能 性がある キャッシュの失効 • キャッシュされたデータが キャッシュから削除され るまでの有効期限 • 有効期限を長くすると、 キャッシュのヒット率は向 上するが、データが古く なるリスクが高まる • キャッシュの有効期限を 短くすると、データが古く なるリスクは減るが、 キャッシュのヒット率は下 がる データの一貫性 • キャッシュされたデータが 古くなると、アプリケー ションの整合性が損な われる可能性があり • キャッシュされたデータを バックエンドのデータスト アにあるデータと比較す ることで、データの一貫 性を監視可能 キャッシュの効果測定
  11. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 14 キャッシュ置換ポリシー LRU(Least

    Recently Used) • 最近使用されていないアイテムを最初に破棄 • どのアイテムがいつ使われたかを追跡する必要がある MRU(Most Recently Used) • 最後に使用されたアイテムを最初に破棄 LFU(Least Frequently Used) • 使用頻度が最も低いアイテムを最初に破棄 • アクセスされた回数の値を保存する必要がある ARC(Adaptive Replacement Cache) • LRU と LFU を組み合わせる方式 新しいキャッシュのためのスペースを確保するため、どのキャッシュを破棄するかを選択するポリシー
  12. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 15 Redis 概要

    キャッシュエンジンのデファクト
  13. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 16 • オープンソースのインメモリKVS

    • データベース/キャッシュ/メッセージブローカー/ストリーミングエンジン • 様々なデータ構造に対応 • 文字列 • ハッシュ • リスト • セット etc. • レプリケーション/Luaスクリプト/LRUエビクション/トランザクション/ディスク 上の永続性 • Redis Sentinelによる高可用性 • Redis Clusterによる自動パーティショニング Redisって何?
  14. SQL(RDB)をやめようという意味ではなく、適材適所で 非関係型データストアを利用していこうという意味 「NoSQL」は「Not Only SQL」の略 • RDBMS以外のデータベースの総称 • RDBMS以外も使っていこうという運動の総称 RDBMS以外という意味で、RedisもNoSQLの一種と

    言える ※NoSQLについては以前OCHaCafeで取り扱っております ⇒ インメモリKVS = NoSQL? 「NoSQL」が表す意味 Document KVS カラム指向 グラフ key value key value key value ※JSON,XMLなど NoSQLが扱うデータ型 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 17
  15. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 18 Redisの特長 MULTI、EXEC、

    DISCARD、WATCH というコマンドを中心に 複数のコマンドを一度に 実行 Transacti ons SUBSCRIBE、 UNSUBSCRIBE、 PUBLISHコマンドによ るPub/Subの実装 Pub/Sub サーバにLuaスクリプト をアップロードして実行 可能、アプリケーションロ ジックの一部を移譲 Lua scripting KeyにTTL(有効期間) を設定可能、キャッシュな どのデータが古くなりすぎ ることを防ぐ Keys with a limited time-to-live 新しいデータを追加すると きに古いデータを自動的 に削除する LRU eviction of keys フェイルオーバープロセスを自 動開始、レプリカがマスターに 昇格され、他の追加レプリカ が新しいマスターを使用するよ うに再構成 Automatic failover
  16. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 19 String •

    最も基本的なデータ型 • Bitmaps/Bitfieldsと言ったStringsを拡張した データ型がある Lists • Stringのリスト • インサート順 Sets • 一意のStringのコレクション • 順序付けなし Sorted Sets • 順序ありのSets Hashes • フィールドと値のコレクション • JavaのHashMapやPythonのdictionaryに似 ている Streams • Append-only ログのように動作する • イベントの記録などに利用可能 Geospatial Indexes • 座標の保存と計算 HyperLogLogs • 大規模なセットのカーディナリティ(ユニークな値の 数)の確率的推定を提供 Redisのデータ型
  17. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 20 マスター・レプリカ型のシンプルなHAソリューション •

    マスターはRead/Write、レプリカはRead Only • レプリカは複数構成可能 レプリケーションは非同期 • マスターとレプリカがうまく接続されている場合 • マスターはレプリカにコマンドのストリームを送信 • マスター側で発生したデータセットへの影響を複製し、レプリカの更新を維持 • ネットワークの問題や、マスターやレプリカでタイムアウトを検知した場合 • マスターとレプリカの間のリンクが切断されると、レプリカは再接続して部分的な再同期を試みる • 部分的な再同期が不可能な場合 • レプリカは完全な再同期を要求する • マスターは全データのスナップショットを作成し、それをレプリカに送信 • データセットの変更に合わせてコマンドのストリームを送信し続ける、より複雑なプロセスが必要 Redisの可用性 Replication Client master replica
  18. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 21 人手を介さず、障害からの復旧を実現 •

    監視 • マスターとレプリカが期待通りに動作して いるかを常にチェック • 通知 • Redisインスタンスに問題があると、API を使ってシステム管理者などに通知 • 自動フェイルオーバー • フェイルオーバープロセスを開始 • マスターが期待通りに動作していない場合、 レプリカがマスターに昇格 • 他のレプリカは新しいマスターを利用するよ うに設定 • Redisサーバを使っているアプリケーションが 接続時に新しいアドレスを使うように通知 Redisの可用性 Sentinel Application Client master replica replica Sentinel Sentinel Sentinel 相互監視 通知 Application Client replica ⇒ master replica Sentinel Sentinel マスターと認識 アドレスを通知 自動フェイルオーバー
  19. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 22 マルチマスター構成による、より高度なクラスタ化 •

    拡張性 • 最大1000ノード • 非同期レプリケーション • 書き込み安全性 • マスターに接続されているクライアントからのすべての書き込みを保持 • ベストエフォート方式 • 可用性 • マスターノードに障害が発生した場合は、同一Shard内のレプリカがマスターに昇格 • レプリカ・マイグレーションによって、レプリカ・ノードをShard間でやり取り可能 Redisの可用性 Cluster Application Client master replica master master replica shard shard replica shard
  20. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 23 • RDB(Redisデータベース)

    • 指定した間隔でデータセットのポイントインタイム・スナップショットを実行 • AOF(Append Only File) • サーバーが受け取ったすべての書き込み操作をログに記録 • これらの操作は、サーバ起動時に再度再生され、元のデータセットを再構築 • Redisプロトコルそのものと同じフォーマットでログに記録 • 永続化なし • キャッシュを行う場合などに使用 • RDB + AOF • 同じインスタンスでAOFとRDBの両方を組み合わせる Redisのディスク永続化 さまざまな永続化オプション
  21. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 24 Redisのユースケース •事前定義の不正行為プロファイルとの比較

    •ユーザーのアクティビティ・データ •メタデータ •APIデータ リアルタイム不正検知 •RDBの負荷を軽減し、高速な応答時間を確保 •グラフィックス •画像 •音楽 モダン・ゲーミング •高速かつ柔軟なデータモデルによるリアルタイム在庫システム •商品 •顧客 •在庫/配送 オムニチャネルEC •バックエンドのコスト軽減とユーザーの応答時間の短縮 •ユーザコンフィグ •処理/計算の結果 •静的アセット キャッシング •Pub/Subプロトコル •マイクロサービス間のメッセージ •チャット •フィード/コメント チャット/メッセージング/キュー •セッションデータを管理、認証/ユーザープロファイル/ロギングのパフォーマンス向上 •ID •トークン •セッション・メタデータ セッションストア 引用: Redis Use Case Examples for Developers
  22. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 26 デフォルトではv5がインストールされるので、v6をインストール(後にOCI Redisと接続するため)

    Redisのインストールと起動 Oracle Linux 8 $ sudo yum module list redis Last metadata expiration check: 2:15:30 ago on Tue 05 Dec 2023 05:55:52 AM GMT. Oracle Linux 8 Application Stream (x86_64) Name Stream Profiles Summary redis 5 [d] common [d] Redis persistent key-value database redis 6 common [d] Redis persistent key-value database $ sudo yum module enable redis:6 === 中略 === Is this ok [y/N]: y Complete! $ sudo yum module install redis
  23. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 27 Redisの起動 redis-cliを使って起動確認

    停止時はSAVEかSHUTDOWNを利用 • SAVE: var/lib/redis(デフォルト)にdumpファイルを出力 • SHUTDOWN: Redisを終了 Redisのインストールと起動 $ sudo systemctl start redis $ redis-cli ping PONG $ redis-cli save $ redis-cli shutdown
  24. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 28 Redis CLIの起動

    SETコマンドでデータを保存 GETコマンドでデータを取得 Redisのデータ操作 Redis CLI $ redis-cli $ SET bike:1 "Process 134“ $ GET bike:1 "Process 134"
  25. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 29 Redis CLIでHashesを利用するのは分かりにくい・・・

    Redisのデータ操作 Redis CLI $ HSET bike:2 model Deimos brand Ergonom type 'Enduro bikes' price 4972 $ HGET bike:2 model "Deimos" $ HGETALL bike:2 1) "model" 2) "Deimos" 3) "brand" 4) "Ergonom" 5) "type" 6) "Enduro bikes" 7) "price" 8) "4972"
  26. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 30 Java Redisのデータ操作

    Jedis • RedisのJava Client • Redis本体がスポンサー
  27. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 33 Redisでは「foo」のような文字列から JPEG

    ファイルのコンテンツまで、任意のバイナリ シーケンスをキーとして使用可能 キー設計の上で考えるべきこと: • 長いキーは避けるべき • 長いキーは、キーの検索の観点で、キーの比較にコストがかかる • 短すぎるキーも避けるべき • 一例として、「user:1000:followers」を「u1000flw」と短くする意味はない • キーを短くすることでメモリの消費量は確かに減るが、可読性と実装のし易さとのバランスを考える • スキーマ(=キー空間)を利用する形がプラクティス • 「object-type:id」のような形 • 「.」や「-」を使って複数の単語はつなぐ • 最大キーサイズは512MB キー空間
  28. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 34 OCI Cache

    with Redis Redisベースの新サービス
  29. フルマネージド・キャッシングサービス OCI Cache with Redis Copyright © 2023, Oracle and/or

    its affiliates. 35 ▪ ユースケース • データをメモリにキャッシュし、低レイテンシでエンドユーザ にデータを提供 ▪ 特長 • Redis 7.0.5 ベースのフルマネージドサービス • メモリ量とノード数のみ指定のシンプルなプロビジョニング • 1クラスタあたり5ノードまで • 1ノードあたり2GBから500GBまで • オンラインスケーリング • メトリクスの収集 • 自動HA構成 ▪ 価格 • 1GBメモリ利用1時間ごとに¥2.716(10GBまで) • 1GBメモリ利用1時間ごとに¥1.904(10GB以降) OCI Cache with Redis User API Service Containers Virtual Machine API Gateway AD/FD AD/FD AD/FD OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis ユーザー アプリケーション /API キャッシュ層
  30. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 36 OCI Cache

    with Redis の主な特長 フルマネージド • 自動クラスタ構成 • OSレベルパッチ • モニタリング • フェイルオーバー • SLA 99.95% 圧倒的なシンプルさ • メモリ容量とノード数を指定する だけで、あとはすべてお任せ • ワークロードに合わせて正確な メモリ量を選択 • 過剰プロビジョニングの必要なし スケーラビリティ • ダウンタイムなしでオンライン 拡張 • 1ノードあたり2GBから最大 500GBまで、1クラスタあた り5ノードまで拡張可能 自動HA • 2台以上のノードをデプロイす ると、OCIが自動的に分散 • Multi-AD: AD分散 • Single-AD: FD分散 強力なインサイト •クラスタの健全性とパフォーマンス を監視するアウトオブボックス・メ トリクス •CPUとメモリの使用率にアクセス •ネットワーク・バイトの送受信を 確認
  31. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 40 現在(GA直後)の機能 Feature

    Description マルチノードクラスター 単一のプライマリノードと複数のリードレプリカノードを持つクラスタを導入可能 マルチAD/FD HAクラスタ パーティション・トレランスを持つ別ADのレプリカ・ノード 自動障害検出 クラスタ内の1つ以上のノードがダウンすると、それを補うために新しいノードが自動的にクラスタに参加 AD/FD停止時の 自動フェイルオーバー マルチAD/FDシナリオの場合、AD/FDがクラスタから失われると、リード・レプリカが新しいプライマリに昇格し、DNSが新しいプライマリを指すように更新 暗号化:in-transit ノード間通信のTLS暗号化とクライアント通信の暗号化をサポート リサイズ:クラスタサイズを小さくする オンデマンドでノードを削除 リサイズ:クラスタ容量の拡大 ノードを追加してクラスタ全体のインメモリ・ストレージ容量を追加 パフォーマンス:1ミリ秒の読み取り/ 書き込み動作 1ミリ秒の読み取り/書き込み動作 パッチ適用:ホストOSの自動パッチ 適用 顧客の操作なしでパッチを適用 Redis API、コンソール、SDK、 Terraformを介したクラスタとのイ ンターフェース Redis APIとの互換、標準的なRedis APIプロトコルをサポート、コンソール、SDK、TerraformからRedisにアクセス
  32. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 41 現在(GA直後)の機能 Feature

    Description インスタンスのヘルス・メトリクス OCI Monitoringとの統合 コンプライアンス すべてのOCI基準コンプライアンスプログラムに準拠: FIPS、PCI、HIPAA、GDPR、SOC、ISO
  33. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 42 シンプルで競争力のある価格設定で提供 •

    ユーザが支払うのはノードあたりのGBのみ • ノード内の最初の10GBについては、1GB/時間あたり ¥2.716 • 10GBを超える場合は、 • 最初の10GBに対して¥2.716 • そのノードの10GB以上のGBに対して¥1.904 価格設定 9GB Node 9GB x ¥2.716 / GB / hr -> Total per node/h ¥24.444 10GB Node 10GB x ¥2.716 / GB / hr -> Total per node/h ¥27.16 11GB Node 10GB x ¥2.716 / GB / hr -> Total per node/h ¥29.064 例: 1GB x ¥1.904 / GB / hr ->
  34. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 43 OCI Cache

    with Redis の使い方 Back End Users エンドユーザーは、アプリケーション・イ ンターフェースを通じてデータの要求 を開始 Application アプリケーションは入ってくるリクエスト を受け、ユーザーとバックエンド間の データの流れを処理 User API Service Application Virtual Machine Containers 1 高速な処理: データ・リクエストを高速に処理、データがイン メモリで操作されるため、アプリケーションの応答性が向上 2 適したデータ: 変更頻度が低く、頻繁に要求されるデータ、 またはミッションクリティカル度が低く、頻繁に更新されるデータ 3 データ・キャッシュ: データベースの負荷を軽減 Redisはインメモリの速度 を活用し、データベースや 他のアプリケーションなどの バックエンドの負荷を軽減 キャッシュヒット: Redisがデータを返す OCI Cache with Redis キャッシュミス:データベースなどを調べる Database etc.
  35. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 44 アーキテクチャ OCI

    Region Availability Domain 1 Fault Domain 1 Fault Domain 2 Fault Domain 3 VCN Subnet A 00.0.00.0/00 Subnet B 00.0.00.0/00 Browser Load Balancer Microservices Microservices OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis Cluster1 Cluster2
  36. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 45 プライマリ・エンドポイント •

    クラスタのプライマリ・ノードのエンドポイント • プライマリ・ノードとして構成されたインスタンスが変更された場合でも、常にプライマリとして構成されたノードに接続 レプリカ・エンドポイント • クラスタのレプリカ・ノードのエンドポイント • このエンドポイントは常にレプリカとして構成されたノードに接続される • 複数のレプリカ・ノードを持つクラスタの場合は、毎回同じレプリカではない場合がある ノード・エンドポイント • 各ノード・インスタンスへのエンドポイント • プライマリ・ノードとなるインスタンスが変更されていることがあり得るので、このエンドポイントを利用する場合は、接続先のノードのタイプ (プライマリ or レプリカ)に注意する必要がある • 確実にプライマリ・ノードに接続したい場合は、プライマリ・エンドポイントを使用 エンドポイント プライベート・エンドポイントを介してクラスタにアクセス
  37. 46 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. Business Challenge

    SmartVisit Solutions utilizes microservices architectures and need to enhance overall performance. By strategically caching frequently accessed data from diverse sources such as Oracle, MySQL, files, and other services, their solution effectively alleviates the burden on the backend database, resulting in substantial acceleration of read operations. With Redis acting as an intermediary layer between these disparate data sources and the microservices, SmartVisit Solutions optimizes data retrieval by storing commonly accessed information in memory. This approach eliminates the need for repetitive and potentially resource-intensive queries to the primary databases or file systems, thereby enhancing the speed and responsiveness of read operations. Results By implementing OCI Cache with Redis as a caching solution, SmartVisit Solutions empowers their microservices to efficiently serve data from the in-memory store, reducing latency and improving overall system performance. This caching strategy enables their solution to seamlessly handle a high volume of read requests while ensuring minimal strain on the backend infrastructure. - Enhanced Performance - Accelerated response times for read operations, elevating the overall application performance and enriching the user experience - Alleviated Database Burden: By efficiently delivering cached data from Redis, the strain on backend databases is substantially diminished. - Enhanced User Journey - Applications enjoy minimized waiting periods, resulting in a seamlessly responsive and exceptionally smooth user experience. Products Used OCI Cache with Redis serves as a reliable and high-performance caching layer within our microservices architecture at SmartVisit Solutions. By selectively caching frequently accessed data from diverse sources, we significantly optimize read operations, resulting in enhanced system efficiency and responsiveness. SmartVisit improves overall performance with OCI Cache with Redis Joon Daroy Development Manager – IT OCI Cache with Redis
  38. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 47 Appendix: ロードマップ

    Feature Description Network Security Group (NSG) 顧客がVNICのイングレスとイグレスのルールを設定できるため、サブネット・アーキテクチャとアプリケーション・セキュリティ要件を分離可能 Version 7.2 リリースノートを参照 シャーディング データベース・キーのサブセットを別々のシャードに分散することで、スケーラビリティとパフォーマンスが向上 Lua scriptのサポート luaスクリプト言語のサポートにより、Redisが実行可能な拡張機能を記述可能 データの永続性 ディスク上にデータを永続化 マイナーバージョンアップ 自動マイナーアップグレード 手動メジャーアップグレードと、メジャーアップグレードの前にテストが必要であることをお客様にお知らせ バックアップとパッチのための定期メンテナンス ウィンドウ バックアップとパッチのための顧客定義のメンテナンスウィンドウ Role-based Access Control (RBAC) ユーザーを作成し、特定のロールを割り当てることで、ユーザーグループによるクラスターアクセス制御が可能 自動バックアップ データ紛失を防ぐための自動バックアップ作成機能 ユーザーが選択したバックアップ頻度と保持期間で自動バックアップを作成 エクスポートとリストア 手動バックアップ データ紛失を防ぐための手動バックアップ作成機能 エクスポートとリストア カスタムコンフィグ 動的および静的コンフィグ(ノードのリブートなどの定義) エクスポートとリストア バックアップをエクスポートし、Redisのバックアップから新しいクラスタにリストア オートスケール 必要に応じてクラスタをスケールアップ/ダウン クロスリージョン・レプリケーション リージョンをまたいだレプリケーション ベクターサーチ ベクトル検索対応 サーバレスオプション ノードを意識しない構成オプション
  39. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 51 redis-cli Redis

    CLIの起動 SETコマンドでデータを保存 GETコマンドでデータを取得 python OCI Cache with Redisのデータ操作 $ redis-cli --tls -h <プライマリ・エンドポイント> $ SET bike:1 "Process 134" $ GET bike:1 "Process 134"