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スタートアップに選択肢を 〜生成AIを活用したセカンダリー事業への挑戦〜

スタートアップに選択肢を 〜生成AIを活用したセカンダリー事業への挑戦〜

2025年7月3日に開催された「開発生産性Conference 2025」で、セカンダリー事業エンジニア 田中, 佐野が発表した資料です。

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July 07, 2025
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Transcript

  1. 発表者 田中 清 - 前半担当 佐野 智章 - 後半担当 Nstock株式会社

    セカンダリー事業部 エンジニア 2024年8月入社 Nstock株式会社 セカンダリー事業部 エンジニア 2022年4月入社
  2. プロジェクトの制約と特徴 開発開始期 2024 年6-7 ⽉ スクラム導⼊ 透明性重視 プロセス変更期 2024 年8-11

    ⽉ オフサイト実施 開発体制転換 AI 活⽤期 2025 年1 ⽉以降 Devin ・Claude 導⼊ 全社展開 3つの主要制約 金融規制の厳格さ 金商法対応、システム監査、コンプライアンス体制の構築が必要 前例のないドメイン設計 非上場株式セカンダリー取引所の要件・仕様をゼロから構築 タイトなスケジュール 2025年夏〜秋頃のローンチを目指し、約1年での開発・業登録・体制構築
  3. スクラム実践の確かな成果 リファインメントの威力 レトロスペクティブの文化 「みんなで作っている感」が醸成された 透明性がもたらした価値(8-10月) バックログアイテムの詳細化 → 見積もり精度向上 → 優先順位の明確化

    2時間の枠内で認識のズレを その場で解消、スプリントプランニングを効率化 仕様の曖昧さを大幅に削減:後工程での仕様変更が約30%減少 プロセス改善の継続的な取り組み:月次で改善アイデアを収集・実装 チーム全体での振り返りと改善提案の検討 心理的安全性の確立:失敗を隠さず、改善の糧として共有する文化
  4. 流れを整える1: All Handsでのワークショップ => アイデアをもとに実運用へ 詳しくはPodcastで ワークショップの内容 現実の問題: 各職種が現実の問題を出す 問題の解き方:

    LLM試してる人がその場でプロトタイプ・やり方を示す Nstockのラジオ #99 生成AIをテーマにすごいAll Handsしてみた!
  5. 流れを整える2: 全社向け生成AIチャンネルの設置 背景 生成AIに関する情報キャッチアップが大変 流量が多い / 選別が必要 / 毎日状況が変わる 結局見ない、となるのは避けたい

    投稿に縛りを設けたSlackチャンネルを設置 試してみてよかったtipsを投稿 これはマジでタメになる、の情報シェア(tips溢れすぎへの対策) 困ってる内容の投稿 + そこへのサポート